短いシリーズを始めたら、いろんな言葉をメモしたくなってしまった。
今回はこの二つを!
Volume.150
「いてよし!」
先日、読了した本のこと。
『木皿食堂』という題をつけなかったら、おそらくこの一言になるかもしれない。木皿泉の脚本にあるセリフだ。そして本の第二章の小見出しとして挙げている。
「『いてよし!』って言ってあげられるようなドラマを!」
つまり、作家の願いが象徴されている。
自己肯定と流行りのことばとはちょっと違う気がしている。
これは、他者に対する声かけでもあるし、同時に自分への信頼でもある。
大きくなるが、排除しない世界の宣言でもある。
Volume.151
「おちつけ」
「落ち着け」である。
ごく普通に使われる日常会話の一つでもあるが、糸井重里はこの言葉を折にふれて口にし、「ほぼ日」でグッズまで売り出してしまった。
書家石川九楊の掛け軸なんか、すぐ売り切れてしまった。
商売のことはともかく、なぜ今「おちつけ」なのか。
みんな落ち着いていないから。
すぐに感情的になり、すぐにスピードを求め、すぐに決着をつけようとし…
みんないったいどこへ向かおうとしているのか。
「おちつけ、じぶん」
今回はこの二つを!
Volume.150
「いてよし!」
先日、読了した本のこと。
『木皿食堂』という題をつけなかったら、おそらくこの一言になるかもしれない。木皿泉の脚本にあるセリフだ。そして本の第二章の小見出しとして挙げている。
「『いてよし!』って言ってあげられるようなドラマを!」
つまり、作家の願いが象徴されている。
自己肯定と流行りのことばとはちょっと違う気がしている。
これは、他者に対する声かけでもあるし、同時に自分への信頼でもある。
大きくなるが、排除しない世界の宣言でもある。
Volume.151
「おちつけ」
「落ち着け」である。
ごく普通に使われる日常会話の一つでもあるが、糸井重里はこの言葉を折にふれて口にし、「ほぼ日」でグッズまで売り出してしまった。
書家石川九楊の掛け軸なんか、すぐ売り切れてしまった。
商売のことはともかく、なぜ今「おちつけ」なのか。
みんな落ち着いていないから。
すぐに感情的になり、すぐにスピードを求め、すぐに決着をつけようとし…
みんないったいどこへ向かおうとしているのか。
「おちつけ、じぶん」