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平成19年度試験「労災保険法」(択一式)

2007-09-03 05:35:49 | 試験情報・傾向と対策
労災保険法の問題、徴収法を含めて、最近は8~9ページ程度のボリューム
だったのですが、今年は11ページもありました。
ボリュームがあるからといって、単に難しいとは言えませんが、問題文が長文化
すれば、当然、読むのに時間がかかることになるし、論点も見つけにくいことに
なるので、内容面は別としても、問題を解くことが、例年より厄介になったと
いえるでしょう。


問1

久々に事例問題が含まれるなど正誤の判断がしにくい肢が含まれていました。
そのため、最後の1つを上手く絞り込めないという問題といえます。しかし、
通勤による疾病、業務上の疾病については択一・選択いずれにおいても出題
されている項目なので、取っておきたい問題です。


問2

B~D肢はかなり長文です。この文章の長さに惑わされなければ、これらに
ついて、基本的な知識で誤りと判断できるでしょう。時間を使わせるための
問題と言えるのではないでしょうか。


問3

これは基本中の基本なので、確実に取らなければならない問題です。


問4

A、C、Eは正しいと判断することは難しくなかったでしょうが、BとDで
迷われた方がいるのではないでしょうか。


問5

正答のC肢の内容は、平13―3―Cの応用といえる内容なので、この問題に
ある「6カ月」というのを確認できていれば、容易に正しいと判断できたで
しょう。もし、C肢の規定を知らなくても、他の肢が基本的な知識で誤りと判断
できるので、少なくとも消去法でC肢を選べるでしょう。


問6

問題文を長文にして惑わせようとしていますが、基本的な知識で正誤の判断が
できる問題です。


問7

基本的な知識で正答を選択できる問題です。



以上から少なくとも4~5点はとる必要があります。できれば、6点取って
おきたいところです。
徴収法の3問と合わせて7~8点を取りたいところです。6点では、他の科目
でかなり頑張らないと、厳しい状況になる可能性があります。
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労働基準法11-1-B

2007-09-03 05:32:48 | 今日の過去問
今日の過去問は「労働基準法11-1-B」です。

【 問 題 】

労働基準法上の使用者は、同法各条の義務について実質的に一定の権限
を与えられている者であり、たとえ名称が部長や課長等の管理職的な
名称であっても、このような権限が与えられておらず、単に上司の命令
の伝達者にすぎない場合は、同法上の使用者とはみなされない。

 
                              
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【 解 説 】

使用者であるか否かの判断は形式によらず、実態で判断するので、一定の権限が
与えられていない者は、使用者とはみなされません。


 正しい。 
  
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