思い込み。

労務管理用語に「論理誤差」という言葉があります。

これって、評定要素間に論理的な相関関係がある場合に、同一の評価や
類似の評価をしてしまうというものです。

で、私、受験生だった当時、この言葉を、ずっと「倫理誤差」って
思い込んでいました！

テキストに書かれているこの言葉を、読むというより、見るって感じで、
通り過ぎてしまったんですよね。
そこで、このとんでもない読み間違えをしていました。

試験には出なかったので、大したことではなかったのですが・・・・・
この読み間違え、講師になるまで気が付かないでいました。


１つの用語にしても、保険給付の額にしても、
最初に勘違いとか、読み間違えをしてしまうと、けっこう、その言葉が、
頭の中に残ってしまうんですよね。

ですので、何事も最初が肝心というように、
一番最初、テキストなどをあまりいい加減に読んでしまうと、
このような間違えを犯してしまうってことがあるので、気を付けましょう。

それと、保険給付額などで、けっこう頻繁に変わるもの、
これも、慌てて覚えないようにするって、重要なんですよね。

一度、頭に定着すると、その数字を消すのって、結構大変です。

ですので、そのようなものは、まずはおおよその額だけ見ておくようにしましょう。

労働基準法11－６－Ｃ

今日の過去問は「労働基準法11－６－Ｃ」です。

【 問 題 】

使用者は、試みの使用期間中の労働者を当該使用開始後10日後に
解雇する場合、解雇予告する必要はない。
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【 解　説 】

試みの使用期間中の労働者を解雇しようとする場合には、原則として解雇予告
を必要としませんが、14日を超えて引き続き使用されるに至ったときは、解雇
予告が必要となります。設問は10日後とあるので、解雇予告は必要ありません。


　正しい。