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日々是好日・スローライフ(寅さんの柴又から発信)

・日常・創る・彩る・考え・綴る
・フジノ会・探検団・かめの会(俳句)
・家庭菜園 ・ めばえ・成長・収獲

月遅れの総合雑誌を読む

2019年09月03日 | 文学  コラム・エッセイ

平成31年を作った31人
    (文芸春秋 4月号)

 

   

 



 平静が31年で幕を閉じた。

大きな災害やIT技術の進化により激動の平成時代でした。

やはり時代を動かしたのは人間でした。

彼らはなぜ時代の風運児となったのか、本人自らそしてそれを取り巻く第3者の人達が筆を走らせた。

内容は紙面の都合で掲載できません、図書館等で保管していますから是非お読みください。

≪年号・何を成したか❓・ 名前・人物評のトピックス≫の順に掲載した。


おことわり
雑誌には、年度別に31名の人が掲載されていました。
独断と偏見で23名とし、割愛しました。

 

平成元年 ・ 消費税導入
竹下 登      
     元号発表さえ「手柄は他人に」

平成2年 ・ トルネード旋風
野茂英雄       
     お前、ビビッてんちやうか

平成3年 ・ ダウンタウン大ブレイク
松本人志      
    「異能の人」の破滅を恐れた

平成5年 ・ Jリーグ開幕
三浦知良 サッカー選手 
     「引退する理由なんてないよ」

平成6年 ・ 史上最多210安打
イチロウ        
     1本芯が通った」研究者」

平成7年 ・ 地下鉄サリン事件
麻原彰晃      
    「空中遊泳」に憑かれた者たち

平成10年 ・ 衝撃の歌手デビュウ
宇多田ヒカル    
    「母娘三代」ミディアム」血脈

平成11年 ・ 山一証券破産宣告
野澤正平  
    「号泣社長」が封印したもなお

平静13年 ・「千と千尋の神隠し」歴代no1ヒット
宮崎 駿   
    お金の匂いがしない人

平成14年 ・ 拉致被害者5人帰国
横田めぐみ  
    姉にあって「ごめんね」を言いたい

平成15年 ・ 現役引退
貴乃花光司 65大横綱  
    純粋すぎる横砂を止められなかった

平成16年 ・ プロ野球球団買収
孫 正義  
    ジョウブズに見せたスマホのスケッチ

平成17年 ・ 郵政解散
小泉純一郎 
    痛快な宰相の偉大なるイエスマン

平成18年 ・ ライブドア事件
堀江貴文  実業家 
   「検察が勝手に打ち上げた花火だった」

平成19年 ・ IPS細胞作製に成功  
山中伸弥 京都大学教授  
    「父を亡くして私は研究者になった」


平成21年 ・ 民主党政権誕生

山由紀夫   
  「神輿は軽くてパー」ではよくない

平成22年 ・ バンクーバー5輪銀メダル

浅田真央   
   真央は白鳥、私は黒鳥(安藤美姫)


平成24年 ・ 第2次安倍政権発足
安倍晋三 内閣総理大臣 
    次の総理はあなたしかいない (菅官房長官)

平成25年 ・ 国民栄誉賞受賞
長嶋茂雄    
   ミスターが初めて受けた「日の丸」の重圧

平成26年 ・ 伝説「笑っていいとも!」最終回
タモリ   
   「目標」も「反省」もない美学


平成29年 ・ 都議選小池ブーム
小池百合子   
   「排除します」ですべてが終わった


平成30年 ・ 全米オープン制覇
大阪なおみ テニスプレイヤ 
    世界1位の新しい「日本らしさあ」


平成31年 ・ 天皇陛下ご退位
皇后美智子さま     
    平静を照らし続けた「灯」

 

 

 

 

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栗のイガ

2019年07月14日 | 文学  コラム・エッセイ

 栗のイガ3個を目にし、夢が膨らむ
物の数え方一覧表。

 

  栗のイガ蛇口の辺で色あせて  (縄)

  





葛飾『鎌倉野草園』には、車道に隣接する裏門から入った。

入口は3尺四方でチョイト縦が長い2枚の鉄製両開きドアーで、

両サイドへ開け放しになっていた。

両サイドは垣根で外と仕切られていた。

垣根にはめ込まれるように、木製の看板に

「鎌倉野草園」=開園時間10時~16時=と案内されていた。

入ると右側に御影石で作られた、高さ1mほどの水道の蛇口があり

その周りにゴムホースが丸められ輪状になって置かれていた。


写真を見て貰えるのが最も良く解る!画像は真実を映し出す  。

蛇口の傍に、栗のイガが色あせて3つ置かれていた。

この栗のイガと隣のカリンの見てハタと考えた。

2つの果物はどのように数えるのであろうか。

栗のイガは数え方は1果、1個、1鞠。いや1つ2つ・・何か心もとない。

今までに何回となく栗拾いに山に出かけたのに気にもしなかった。

カリンはやはり1個、2ヶ・・であろうか。

 

今はPC検索と言い便利なものがあります。

栗のイガ、カリンは1個、2個と数えることが分かりました。

 

  野菜の数え方1覧表。


ついでに

     物の数え方一覧表 


 

 

栗のイガが有るのなら、必ず園内に栗の木があるはず、

それを探し当て、そして確認してから園を出ようと思いを巡らせた。

入場者か?この園を管理する作業員の方が?拾い集めて来たに違いない。

  

 



 

 


栗の木を探し当てるのに至難の業。

いやいや園内は意外と狭い、野草園のどこかにあるはずです。

小さい堀に架かったコンクリ―の橋を渡りてなおも進む。

・・・・・・有りました、有りました。




青蔦の絡まったかなりの太い幹。

青空のもと緑のイガ栗が3つ4つと風に揺られていた。

きっと、青空の澄む秋空になる頃は、琥珀色した栗の実がポトリと落ちるかもしれない。

そんな秋を夢見て園を後にした。

 

 

山栗はとても甘い、里の栗はやや大味です。


 

  栗のイガ数え方知り視野広め  (縄)

 

 

 

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新茶の思い出

2019年06月12日 | 文学  コラム・エッセイ

   むかしの手紙 & 新聞紙上と俳句の・短歌コラボ

 

 およそ10年ほど前のことであった。

次のような手紙を添えて、新茶が送られてきました。

 

 新緑の心地よい季節になりました。

昨年はわざわざお出で下されて、何のお構いも出来なく今もって心苦しく思っています。

皆さんお変わりありませんか・・・・・・・・ 略・・・・・・・・。

 私どもは皆元気です。・・とは、申しても私ども二人は83才の超高齢に成りましたが、極めて体は元気です。この間もお茶摘みで裏山の畑でお茶の作業をいたしました。若い者はお昼に下まで降りに食事に行きましたが、老二人は弁当持ちでお茶摘みをいたしました。そのお茶が出来ましたので少々送ります。この辺のでは自分の家でお茶を作る人は皆無になり、我が家1軒だけになりました。製茶は自分の家では出来ませんから、近くの農協に依頼して作りました。

 熱湯は避けて、少し覚ましたお湯でゆっくりお飲みください。

後は、家族の様子や親戚関係の消息が綴られていた。

そして新聞切り抜きの「短歌」が同封されていた。

   

 50なかばの甥のいとしも髭面に
     手縫いの半纏頼むときょう来つ   埼玉   Y T

(評) 少し前の、寅さんモノの映画を見る様な懐かしさを感じさせる作。叔母    
    さんは裁縫の名人だから、と尋ねて来たのかもしれない。
    「半纏」と言うことで、その家の大方の暮らしも推測できる。

 

 YT氏は、娘時代ペンネームを持つほど文学に造詣が深く、少女時小説を読みあさり吉屋信子にあこがれ将来は女流作家になろうと甘い夢を抱いていたとの事であったとです。従って新聞の俳句・短歌投稿の常連で新聞紙上では何回となくお目に掛かり、紙上を通じて楽しませていただきました。
 自費出版歌集「野のすみれ」は第3集を数え今でもその文才は衰えず、「ちちぶ」市報文芸欄でお目に掛かっています。


市報 「ちちぶ」・最新作品

  ◎ 朝霧の白くたゆとう武甲嶺に
           始発電車は警笛鳴らす    Y    T  


            お茶の木


図書館で新聞を読んでいましたら

「毎日俳壇」にて次の句を見かけた。

 ◎    歳月のすっとんできし新茶かな    沼津市 三上八郎

(評)  待ちに待った新茶の到来である。ながい年月をすっとんでやってきた、
   と言う調べが実によい。

    この句の「すっとんで・・・・」と言う句を詠み、ふと前段の   
    YT家から送られてきた、10年前の新茶が思い出されました。


 ◎   新茶かな野こえ山こえ東京へ         (縄)

 ◎  つやつやと柔らか新茶摘み取りて

       囲炉裏とろ火で揉みし手黒く      (縄)

 

 俳句は、東京まで幾つ野や川を越えて届くのであろうか?
  自動車で積み替えられながら、郵便屋さんがバックに入れて配達される。

  短歌は、少年時代に製茶の手伝いをした。トタン板の箱に手製の和紙を何枚も何枚も
 張り付けた製茶箱。これに摘んできた新茶を蒸かし手もみをする。
 手撚りが大変でした。出来るだけ細く手撚りをした。

 

  

 

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一杯飲み屋

2019年01月15日 | 文学  コラム・エッセイ

 

 

「カウンターのある酒場」

 

 

先ずはこの「人生みな兄弟」 CMを
視聴ください。

 

『酒場に行くなら超一流の酒場に行きたまえ。一流というのは

”いわゆる銀座の酒場”ではない。

カウンターの無い酒場は失格だ!』

サントリーオールドの広告コピー、作家・山口瞳氏の言葉である。

 

  
サントリ―コピノ山口瞳氏                       

 

 

私の行く「都」は、高級などとは程遠い酒場ですが、カウンターがあるから、

作家・山口瞳さんの目に適うことでしょう。

庶民がこよなく愛しとても繁盛しているので、先ずは合格としておこう。

酒なら何でもあります。

地酒、焼酎、ビール、ウイスキー、無い酒はない。

客が選ぶのに目移りして定まらない。

お店を開けるのは、午前10時開店、夜は8時でとても早い。

ママさんは遠州の出身で愛嬌がよくいつも「イラッシャイ」と

愛層良く迎い入れてくれる。

マスターもやはり静岡で人情家で、まめに働く商売熱心なご夫婦である。

 

    
帰りの電車のなか、1
杯やろうかなぁ・・……頭をよぎる 


勤めの帰りや、山行帰りに立ち寄った。

JR小岩駅前だったので好都合、帰りにチョイト…と言うお店でした。

入口を入ると中は満員、奥へ奥へと徐々に詰めていく。

「何時もの下さい!」と言いながら、ワンコインを差し出すと、

「ハイよ…、チョット待って」と忙しい手でママさんがお酒を注いでくれる。

チーズ下さいと言えば、品物と酒代の合算でおつりが戻ってくる。

 
ママさんのハイどうぞ…


 

実に長のどかなカウンター上のやり取りです。 

ラフなスタイルの勤め帰りのサラリーマン、ニッカズボンの大工さん、

耳に鉛筆をはさんだ板金やなど多彩な人が出入りする。                  


一杯飲むと隣人は、みな友達となる。

仕事、政治、世の中の景気と話題は尽きない。

先般万馬券を取ったと言うおじさんがいてかなり盛り上がった。


「酒は友を呼ぶ」と言われるが「人類は、みな兄弟」になる酒場だ。

 



この酒場は、人の出入りが激しく騒々しい。でもその分、値段で勝負。

500円出すとビールにツマミが付いて、つり銭がもらえる。

何といっても仕事の手際よさです。「いつもの」といえば即座にグラスに

注がれる。そしてグ~イと喉に流しこむ。

入り口の開き戸は、いつもオープン出で入り自由。

庶民のうってつけの「早い、安い、入りやすい、そして愛嬌がいい」

このお店、おじさんたちが朝な夕な毎日出入りし、

こよなく愛する酒場は、『酒屋さんの店頭、立ち飲み酒場』でした

1~2杯飲み所要時間は15分、ママさんに別れを告げ店を後にする。

忘れてならないのは、カウンターの隅に募金箱がある。

ワンちゃんの募金箱で、

首に「恵まれない人にご寄付お願いします」…と、添え書きが一言。

小銭を箱に入れて、店を後にする。



                                   END               

                                 1997、10、1  記

      サラリーマン川柳

                   ・二日酔い帰る時には絶好調

                     発泡酒これが我が家の救世主

 

 

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秩父地方の古き正月風習を切り取る  

2019年01月02日 | 文学  コラム・エッセイ

 

『若水を汲む』 其の2

   

 

秩父の冬は厳しい。氷点下に在るのは日常茶飯事です。
山裾の井戸は、厚く氷が張る。若水汲みのために穴あけ作業をする。
これが実に勇ましい。チョットやソットで氷に穴が開かない。
20cm以上はあるだろう・・・か、氷の厚さ。


薪割り用の斧で打ち砕く。
最初の斧を頭上高く振り上げ氷に打ち込むと、張り詰めていた氷全体に
稲妻状に模様が入る。いわゆる氷りのヒビ・・・・稲妻です。


斧を振り落とす毎に、氷片が飛び散る。
3~5回と繰り返すうちにヤット氷に穴があく。
そしてドット水が、開けた穴から吹き上がる。
この作業は、暮れの大晦日に行われた。
翌日の若水汲みの為に、耕地の誰彼となく事前準備をしたのだった。


このようにして開けられていた氷穴から柄杓で若水を汲む。
いやいや前日に穴が開けられていたとて、外気は氷点下の温度、
風も吹けば雨も降る、その穴はすぐに氷が張り始める。

一晩の結氷厚さは、推して知るべし1cm程の厚さになります。
最初に到着した人は、
若水が汲めるように氷を砕いて穴を開けなくてはなりません。

 

元日の朝は、次から次へと若水汲む人が訪れ賑やかさを増した。
何回かすると手桶に一杯になる。次の人と交代する。
水が柄杓で水面が波で動いているときはよいが、僅かな交代時間でも
水面に氷が走る。
皆さんは、身震いしながら順番を待ち、汲み終えて足早に家にと急ぐのでした。



我が家では、母が帰りを待ち構えていた。
鉄瓶に移しお湯を沸かしたり、雑煮などの調理に利用した。


幼い頃でしたから山峡の各家には囲炉裏があり、
薪をくべて〔補給〕調理用のなべや鉄瓶を掛け手お湯を沸かした。

囲炉裏の周りでは四角の餅が鉄器の上に並べられ黄金色に焼かれる。
焼きすぎて黒くなることもしばしばでした。


お勝手では自家製の正月料理〔煮しめ、黒豆、キントン、コンニャクなど〕
が準備され、
食卓に並べられるのを待つ。

雑煮も出来上がる。
雑煮とお茶(神酒)を神仏に供え、お正月が迎えられたことを報告する。
『頂きます』で、家族揃って食事をする。




若水を汲み神仏に供え五穀豊穣、家内安全、健康長寿を願い、
こうして新しい年を迎えた。

= 正月3日間の朝は、家例で雑煮を頂きました。=

 

 
故郷の生家、
画像奥地の山は、美の山です。
この山裾に荒川が流れ、景勝地の長瀞があります。

 

新年にふさわしい「若水を汲む】の題材を取り上げまして、
其の1、其の2と長くなりました。
秩父地方山間の正月風景をお伝えしました。 

 

本年もよろしくお願いいたします。 

 

 

 

 

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国 語の時間

2018年12月25日 | 文学  コラム・エッセイ

己が長く曳きゆく冬遍路   (縄)

 

 

上のような句を作った。 

         「陰」「影」の判別が今まで実に不確実でした。  

陰・影の意味、使い方を調べてみよう。

           陰と影の言葉の意味、使い方
          【陰】光の当たらない所。目の届かない所。  
          「陰」は、「陽」の反対語で「日のあたらないところ」という意味。
.          ..山の陰。木陰で休む。日陰に入る。陰で支える。陰の声。陰口を利く。

  上のリンゴの「陰」で、ほぼ理解した。

 

            「影」とは、物体に太陽やライトなどの光が当たってできる、
          その物体の形
のことをいい、英語では “shadow” といいます。
 

 

       

    ・ 陰: 光の当たらない場所

   ・ 影: 光が当たって現れる物体の形

 

   

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一年が過ぎるのが早い

2018年12月08日 | 文学  コラム・エッセイ

 年の暮れ

 

ことしもあと20日余りとなった。
  手帳も残り少なくなり、「さて来年のものを」と言うことで、近くの書店に足を運んだ。あるわ、あるわ。大きい物から小さいもの、表紙の硬い物から柔らかいもの、横書きやら縦書き。1つのコーナーを設けて、書籍を押しのけんばかりに並んでいた。

  積まれたり手帳の数や年の暮れ  (縄)

 


 この時期になると、ビジネス雑種に「手帳術」の特集を組む。仕事がはかどる、仕事の整理が上手くいく、能率が上る、この手を使うと金運に恵まれる。
  
  カラフルなチャートが描かれできる人をさも満点人間の様に錯覚を思わせる。今までの過去の経験から、奥行やごみごみでなく日常のことが普通に書けることが一番です。

ことしは予定欄の充実した手帳を買い求めようと出かけた。

 

アッそうだ日経手帳を手配済み  (縄)

 
 書店に行きあれこれ見たが、あまりの多さに目移りして買わないで帰った。
その3日後、新聞屋さんのからの手帳が届いた。

 

 

冬の季語に「日記買う」があります。
   

 八十路なほ生き方上手の日記買う   田口俊子

 

敏子さんの生き方は手帳から!!に感銘、人生100年時代ガンバレ。
  縄文人、八十路の道をまっしぐら、まだまだ若い物には負けてはおられぬと意気込むことは
良いが、案外気合だけでつぶれる気配見え見えすらする。
 
 来年は、平成が改まり新元号になる。先ずは4~5月の10連休を如何に過ごすか、この辺がカギになるだろう。八十路の人間には連休はあまり関係ないですが、表紙が幾分手あかがついて、黒くにじんだころ、世の中はどうなっているやら、不安と期待が脳裏を掠めます。

先ずは健康であることをお願ってやまない。

     

       かめの会兼題「年の暮れ」 ≪12月宿題≫

            12/22(土)例会後・忘年会

 

    残り月買いたる手帳に書き移す  (来年は、来年はと八十路かな!)

     平成や三十年に謝念かな  (平成天皇お疲れさん)

       年の暮れ友の訃報や住所録   (喪中はがき)

        餅つきを何時にしようか暦見る  (田舎時代の事)

        年の暮れ心の垢を洗いけり  (寒風摩擦のたわしを買った…)

            

さまざまな思い出を伴いながら、今年もあと3週間程で暮れようとしています。
皆様方には、どんな思い出の年で有ったでしょうか?
 
 俳人・高浜虚子は「去年(こぞ)今年 つらぬく棒の ごときもの」という、

まことに意義深い一句を残しております。

  

   

 

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社会科見学・産業展

2018年11月06日 | 文学  コラム・エッセイ

 小学生の感想文は、
どう感じどう綴ったであろう・・か!

 

画面は、前回UPした小学生の「産業展」の様子です。
B画面は、ある場所で見かけた感想文です。

社会見学をした小学生は、学校に帰り1~2日の内に「産業展について」
先生から感想文を書くことを言われるでしょう。Aの「産業展」の感想文を知ることは出来ないが、

Bのある場所で見かけた、4つの感想文を見て心洗わて感心した。

 

 

 

A画面 小学生の社会見学
(第34回葛飾区産業展を見学する様子)

 

 
伝統工芸士、彫金

 
伝統産業・江戸押絵羽子板

 

 


 

 

B画面 小学生の綴った作文(産業展とは無関係)

 
        1                                                2

   

 

  
         3                                          4

 

 

1、強く生きようとする自分の覚悟・・・・・

      2、男の度胸を寅さんの口上に準えて、自分を主張・・・

     3、心が清純なのであろう、清き流れ、冷たい水……

   4、父・母親がいて、灯かりの下に家族・生活

 

(2、の詳細)
♪俺がいたんじゃお嫁にゃ行けぬ わかあっちゃいるんだ妹よ
いつかお前が喜ぶような 偉い兄貴になりたくて
奮闘努力の甲斐もなく 今日も涙の
今日も涙の陽が落ちる 陽が落ちる♪

 

これ等の感想文を見て縄文人が3人の子供等に何を授け与えたか、
ただ仕事の忙しさにかこつけて、何一つ此れと言う
心の糧を与えてやれなかった。

仕事が有るの1点張りで、Y婦に任せていたことは確かである。
八十路の道を下りかかった今、老い爺さんが、しきりに思うこの頃です。

「子は親の背中を見て育つ」

 

 

 

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コラム 『筆が止まったとき』

2018年09月05日 | 文学  コラム・エッセイ

『悪魔の辞典』 ピアス著  西川正身編訳

 

 

題名は怖そうですが、

この本は「コラムの書き方」を受講しているときに講師に

勧められた単行本です。

風刺と機知に富んだ社会時評で、アメリカのジャーナリストが、

筆を練った『戯言警句集・冷笑家用語集』です。

文を綴っているとき筆が進まなくなったり、

思考能力が停止、考えが纏まらない時など

1つの語彙から、思わぬ発想・展開になり筆運びが順調になる案内本です。

本棚から取り出して15年ぶりに、開いて見た。

 



モニメントは、東京金町の東京理科大学の正門に在ります。

 

 語彙別、あ・い・う・え・お順に編纂されています。

     1、安 心・・・隣人が不安を覚えているとき、そのさまを眺め
            ている心の状態。

     2、自惚れ・・こちらが嫌がって居る野郎に、見られる自尊心。

     3、会 話・・・二流どころの連中が、お互いに自分の頭脳の中
              身を陳列し合う共進会。

     4、食 欲・・・労働問題に対する 解決策として、神様が 
             思慮深く植え付けて置かれた生き物の本能。

     5、忠 告・・・現在世の中で流通している、最小単位の貨幣。

     6、伝 記・・・小物が大物に捧げる文学上の賛辞。         

     7、美 貌・・・女がそれによって情人の心をトロかす一方、
             亭主の心胆を寒からしめる力。

 

Aさんが、Bさんに悪口雑言をいうので、私は忠告した。

≪駄目だよ・・Aさんそんなにイジメたら如何!!俺があんたに忠告できることは、世の中で流行っている言葉では言えないが、“太郎”という新しい

貨幣なんだ、世界で最小単位の貨幣を見つめ、悪口雑言を反省してくれないか。
貴方の言っていることは世界の片隅のつまらないこと・・・・≫


また同じような語彙を見比べながら、思考の転換を図ることです。
講師は適切な例ではないが、と言いながら
筆が進まなくなったら、こんな一案(解決策の糸口)
有るのだ・・・と
教えてくれた。

 

語彙の機知・風刺から思わぬヒントが出て来て、進まなかった
筆が少しづつ動き出すと言うものです。

 

コメ欄は閉めています。

 

 

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方  言

2018年06月30日 | 文学  コラム・エッセイ

 訛(なまり)り言葉

地方には独特の言い回しが有ります。

 

 

 「しろみて」とは「苗代の苗が無くなる=田植えが終わる」

これは、方言と言いますか、地方の風俗・習慣と言うのでしょう。

日本人の早苗植えに関する様子、農作業の大変さがよく分かります。

この「しろみて」は=トンちゃんの記事です。

このブログを書くきっかけになりました。

 


秩父両神山、いつも背中に背負って生活した。


東京、上野駅
昭和34年に東京人になるべく上京した。。

高崎線に乗って不安な上野駅に着きました。チッキの荷物を受け取った。
半世紀余の月日が流れた。

ああ上野駅


竹ペンで書いてみました。

 

言とは

共通語・標準語に対して、ある地方で用いられる特有の言葉。里人の言葉。

父言葉

  そう でしょ ⇔ そうだんべえ

やって、みよう ⇔ やってんべぇ

        食べる ⇔ 食うけぇーんねー

      帰る  ⇔ けぇーる

    帰らない ⇔ けぇーんねー

まだまだ限りなくありますがこのくらいで…。

 

々の生活の中で聞き覚えた近隣集落の方言である。


意味はわかるが、使うとなるとちと厄介だ。


無理をすることはないので、普段は標準語だが、


いつまでたっても”よそ者”という感じが消えないもどかしさ・・・・。

言葉のイントネイションや語尾に「だんべェ」をつけることが有る。


役時代に多くの地方の方々と交ったが、

北海道は標準語に近く、福島県出身のTさんは、どうしても"ズウズウベン”が

抜け切れなく苦労したようでした。

言には、独特の優しさと言うか、言葉に愛嬌が有ります。

標準語は、どうしてもイントネーションが平坦になるけど

方言は感情の起伏がよく表れて、嘘が感じられない独特の言葉でしょう。

秩父弁講座 

 

 

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