名主屋敷内部の様子
重厚な作り、床や柱は黒く輝きて
平成元年~4年の間に大掛かりな改修を行いました。
経年劣化のため不同沈下や劣化の損傷の修復、屋敷林の景観の整備など、
茅葺に至っては全面改修をしました。
囲炉裏の年間の日常使用に改めました。
平成18年に全面葺き替え(静岡県御殿場のススキ)を実施。
葺き替えにはなんと5000束、約30tもの茅を使用したそうです。
「台所とカマド」
土間の大黒柱。
伝統的な日本の民家建築で,土間と床上との境目の中央にある柱をいう。 けやき材などを使った最も太い柱で,念入りに磨き上げることが多い。
「板の間」。「イロリ」が復元され「自在鉤」、「火棚(ほだな)」を設置。毎日、囲炉裏で薪を燻しています。
板の間の黒光りが印象的です。
太陽の光が差し込んでいます。
普通囲炉裏近くまで差し込みは珍しい。
天戸、障子を全面的に開け放し、風通しを良く、
家屋全体の乾燥に努めているのでしょう。
天上の横柱の頑丈な材料!目を見張るばかり。
「槍掛け」飛び道具
玄関上に掛かっていました。
水場、台所
カマド 薪で煮炊きするカマド
土間の「マス(穀物の収納庫)」。
主屋(曲がり家)は、住まい部分と土間部分に分けられますが、土間は脱穀などの農作業をしたり、用具の置き場に使っていました。
3月3日の雛祭りの節句でした。7段飾りです。
締めています