安野光雅・半藤一利・中村愿の鼎談「『史記』と日本人」(平凡社)の、第二章「『遊侠列伝』『刺客列伝』」のなかで、安野さんが語っておりました。
「日本には侠客がいないのかという話で、ふと、中村哲さんの存在を思い出しました。アフガニスタンに行ってから25年ぐらいたち、一人減り、二人減りして、最近は一人になって残っていて、これからも帰らないと言っているんです。
アフガニスタンの状況の真相を伝えられるのはあの人しかいないのに、日本の代議士たちは彼を国会にまで呼んで話をさせながら、100パーセント聞く耳をもたない。中村さんは、それでも仕方がないと言ってやって来る。澤地久枝さんとの対談の本(「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る ―― アフガンとの約束」2010年)を読んで、やはりあの人は侠客だと思いました」(p108)
最後の安藤さんのあとがき「金もいらなきゃ名もいらぬ」にも中村さんのことが登場しておりました。さて、こういうとき、ネットの古本屋で「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」が、あったりすると、やっぱり買ってしまいます。
ということで、その本が届きました。
あとですね。
半藤】 今われわれが手軽に読める『史記』の訳に、岩波文庫と徳間文庫がある・・・
中村】 現代人には徳間の訳の方が、『史記』そのものに近づきやすいということでしょうが・・・・
安野】 ・・・ただ私は、徳間の訳し方はうまいと思いました。ふつう、原文をそのまま訳すとおかしくなるケースが多いけど、これは読むと乗っていくんです。
以上(p68~69)
う~ん。ネットの古本屋で、今日になって、徳間書店の『史記』を注文。
うん。棒ほど願えば針ほどかなう。
全集を買って、一冊でも読むぞ。
掛け声かけ声。
「日本には侠客がいないのかという話で、ふと、中村哲さんの存在を思い出しました。アフガニスタンに行ってから25年ぐらいたち、一人減り、二人減りして、最近は一人になって残っていて、これからも帰らないと言っているんです。
アフガニスタンの状況の真相を伝えられるのはあの人しかいないのに、日本の代議士たちは彼を国会にまで呼んで話をさせながら、100パーセント聞く耳をもたない。中村さんは、それでも仕方がないと言ってやって来る。澤地久枝さんとの対談の本(「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る ―― アフガンとの約束」2010年)を読んで、やはりあの人は侠客だと思いました」(p108)
最後の安藤さんのあとがき「金もいらなきゃ名もいらぬ」にも中村さんのことが登場しておりました。さて、こういうとき、ネットの古本屋で「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る」が、あったりすると、やっぱり買ってしまいます。
ということで、その本が届きました。
あとですね。
半藤】 今われわれが手軽に読める『史記』の訳に、岩波文庫と徳間文庫がある・・・
中村】 現代人には徳間の訳の方が、『史記』そのものに近づきやすいということでしょうが・・・・
安野】 ・・・ただ私は、徳間の訳し方はうまいと思いました。ふつう、原文をそのまま訳すとおかしくなるケースが多いけど、これは読むと乗っていくんです。
以上(p68~69)
う~ん。ネットの古本屋で、今日になって、徳間書店の『史記』を注文。
うん。棒ほど願えば針ほどかなう。
全集を買って、一冊でも読むぞ。
掛け声かけ声。