和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

あら、そう。

2011-03-04 | 短文紹介
雑誌「WILL」2011年4月号の対談・田母神俊雄・一色正春。
そこに、こんな箇所(p44~45)。


編集部】 奥様はなんと言われましたか。
一色】  ビデオをYouTubeにアップした翌朝に報告しました。広がるまえまでにはもう少し時間がかかるかなと思っていたんですが、朝起きたらもうテレビで流れていました。『あれ、早いな。これはいい調子だ』と思いました。そして意を決して、『これ、わしやから』と言ったんです。一番先に言っておかないと、『どうして先に言わないの』と言われますし、一番大切な人ですからね。その時、彼女は子供の弁当を作るのが忙しく、事態を理解してなかったのか『あら、そう』なんていわれて、軽く流されました。ただ、事態を詳しく理解した後も、一度も責めませんでしたね。責められないのもつらいんですが。ただ、自分の選択は間違っていなかった、と思いました。
田母神】 そこはうちの女房とは違うね。うちは、『あなたがちゃんとしていれば退職金がもらえたのに。どうしてくれるんだ』と言ってましたから(笑)。ところが、講演や出版依頼が殺到するようになったら、『はっきり物を言ってよかったわね』と(笑)。


これを引用しながら、
ああ、そういえば。
竹内政明著「名セリフどろぼう」(文春新書)にこんな箇所があった。


「渡辺和博さんが著書『金魂巻(きんこんかん)』(主婦の友社)で語った名言を思い出す。

  『主張と収入の和は一定である』

会社勤めをやめて心の自由度を百パーセントまで高めつつ、収入を零パーセントまで落とした俳人の転変流浪を思うとき、誰もがうなずく定理だろう。」(p166)


         
コメント
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