産経新聞2011年3月17日の国際欄(p6)に米メディアの記事が取り上げられております。
見出しが「自己犠牲『50人』最後の防御」とあり、「米メディア原発作業員を称賛」。
すこし記事にふれます。
「米メディアのあいだで、相次ぐ爆発と深刻な放射性物質(放射能)漏れに苦しむ福島第1原発に残って作業を続けている50人の作業員への注目が急激に高まっている。16日付米紙ニューヨーク・タイムズは『最後の防御』と題して50人を特集したが、驚くべき自己犠牲の精神に対する称賛の裏側には、この国家的危機に際しても他の電力会社や国際社会の総力を結集できずに手厚い作業体制を敷くことができない日本の対応への疑問やいらだちも透けてみえる。 【ニューヨーク=松尾理也】」
具体的な記事のはじまりには、こうもあります。
「『日本の核の大惨事から救う最後の頼みの綱』。ニューヨーク・タイムズは50人をこう表現した上で、『彼らは迷宮のように機器が入り組み、停電で真っ暗になった施設内を、懐中電灯だけを頼りに、防護服とマスクに身を包んではいずり回り、海水注入などの作業にあたっている』と・・・・」
「日本時間の16日に枝野幸男官房長官が会見で作業員の一時退避を発表した際には、米CNNのコメンテーターが『通訳ミスであってほしい。現場から立ち去るなどあってはならない』と取り乱した様子をみせるなど、すでに世界が息をのんで見守る対象になっている。だが、『50人』の自己犠牲に限界があるのは明らかだ。・・・」
記事の最後は、
「米CBSテレビは『死をも恐れぬ50人』と勇気をたたえつつも、『作業が長引けば、現在の50人に代わってリスクに向き合う覚悟を持った次のチームを見つけるのはきわめて難しくなる』と指摘している。」
こういう彼ら50人への注視が、テレビを見ている限り、日本ではおざなりになっているような気がしてくるのでした。産経新聞のこの記事の縦て見出しは
『総力結集できぬ日本には疑問符』とあります。
毎日刻々と変わる、福島第一原発についてのテレビ報道から、目がはなせない私です。けれども国際欄の視点は、どうも日本のテレビにはない発想のようです。こういうテレビに視線をうばわれる近視眼的な恐ろしさ。というのがあります。
昨日の福島原発の発表では、消防や自治体への連絡をしている、との言葉がありました。どうも、国や自衛隊では直通連絡は受け付けておらなかったようでもあります。今日になって、自衛隊のヘリコプターも作業開始し、警察からのポンプ車も活動しはじめてたようです。この危険を乗り越えていただきたいと祈るばかり。
見出しが「自己犠牲『50人』最後の防御」とあり、「米メディア原発作業員を称賛」。
すこし記事にふれます。
「米メディアのあいだで、相次ぐ爆発と深刻な放射性物質(放射能)漏れに苦しむ福島第1原発に残って作業を続けている50人の作業員への注目が急激に高まっている。16日付米紙ニューヨーク・タイムズは『最後の防御』と題して50人を特集したが、驚くべき自己犠牲の精神に対する称賛の裏側には、この国家的危機に際しても他の電力会社や国際社会の総力を結集できずに手厚い作業体制を敷くことができない日本の対応への疑問やいらだちも透けてみえる。 【ニューヨーク=松尾理也】」
具体的な記事のはじまりには、こうもあります。
「『日本の核の大惨事から救う最後の頼みの綱』。ニューヨーク・タイムズは50人をこう表現した上で、『彼らは迷宮のように機器が入り組み、停電で真っ暗になった施設内を、懐中電灯だけを頼りに、防護服とマスクに身を包んではいずり回り、海水注入などの作業にあたっている』と・・・・」
「日本時間の16日に枝野幸男官房長官が会見で作業員の一時退避を発表した際には、米CNNのコメンテーターが『通訳ミスであってほしい。現場から立ち去るなどあってはならない』と取り乱した様子をみせるなど、すでに世界が息をのんで見守る対象になっている。だが、『50人』の自己犠牲に限界があるのは明らかだ。・・・」
記事の最後は、
「米CBSテレビは『死をも恐れぬ50人』と勇気をたたえつつも、『作業が長引けば、現在の50人に代わってリスクに向き合う覚悟を持った次のチームを見つけるのはきわめて難しくなる』と指摘している。」
こういう彼ら50人への注視が、テレビを見ている限り、日本ではおざなりになっているような気がしてくるのでした。産経新聞のこの記事の縦て見出しは
『総力結集できぬ日本には疑問符』とあります。
毎日刻々と変わる、福島第一原発についてのテレビ報道から、目がはなせない私です。けれども国際欄の視点は、どうも日本のテレビにはない発想のようです。こういうテレビに視線をうばわれる近視眼的な恐ろしさ。というのがあります。
昨日の福島原発の発表では、消防や自治体への連絡をしている、との言葉がありました。どうも、国や自衛隊では直通連絡は受け付けておらなかったようでもあります。今日になって、自衛隊のヘリコプターも作業開始し、警察からのポンプ車も活動しはじめてたようです。この危険を乗り越えていただきたいと祈るばかり。