和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

自粛。

2011-04-21 | 短文紹介
いつもは週刊誌などご法度なのに、今回は特別。
ということで、今日発売の
「週刊新潮」4月28日号を買ってきました。
気になったのが、最後のページ「週刊鳥頭ニュース」。
上半分が西原理恵子の漫画。
下の活字は、佐藤優。
二人が「今週の御題」、「自粛」を描いて語っております。
その佐藤優氏の文のはじまりは、
「自粛にも合理的なものとそうでないものがある。」
つぎに9行とばして10行目から
「・・当面、自粛が必要な分野もある。政治だ。
東北の被災地域では統一地方選挙も実施できなかった。
近未来に総選挙を行うことは不可能だ。
それにあぐらをかいて菅直人首相と
その取り巻きたちが権力を握り続けているのは不愉快だ。
徹底的に叩き潰してやろうという気持ちが
ときどき筆者の心の底から湧いてくるが、
激しい表現で政権批判をすることは自粛している。
福島第一原発の冷却が軌道に乗るまでは、
国家非常事態であると筆者が認識しているからだ。
筆者と同じような気持ちで、菅首相批判を自粛している
政治家、マスコミ関係者、有識者はかなりいると思う。
われわれは合理的自粛をしているつもりなのだが・・・」

つぎに気になったのが
高山正之連載の「変見自在」。
題は「復興の邪魔」。戦後のどさくさを描写(うん。ここも引用したいのですが)したあとに、最後にこうしめくくっていました。
「・・・・今回の復興ではかつての障害だった米国も台湾、韓国も協力してくれた。ただ政府はいけない。在日から違法献金を受けた菅はこのどさくさを利用して逃げ、復興を口実に反自衛隊の辻元を返り咲かせ、まともな日本人なら大嫌いな五百旗頭(いおきべ)まで担ぎ出す。国民に喧嘩売っているのかみたいな人事だ。天下の大事、どんなに嫌いでも菅の下に結集をという高邁な意見はよく聞く。しかし前は国を当てにせず復興した。菅など当てにしたら末代までの恥になる。」
コメント
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