和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

未読再読山下文男。

2011-06-03 | 短文紹介
山下文男(やましたふみお)氏の「津波てんでんこ 近代日本の津波史」(新日本出版社)をひらいているのですが(今日は読んでない)。本の最後の紹介文に
「1924年岩手県三陸海岸生まれ。現在、大船渡市綾里地区在住(ちなみに、この本は2008年初版となっております)。明治の三陸津波で一族9人が溺死。自らも少年時代に津波や東北大凶作を体験。」とあります。

いま読む本だと思いました。
ちなみに、本棚を見ると、山下文男氏の著作が数冊ありました。

  「君子未然に防ぐ  地震予知の先駆者今村明恒の生涯」(東北大学出版会)
  「津波の恐怖 三陸津波伝承録」(東北大学出版会)

だいぶ以前に読んで、忘れておりました。
ほかに未読本では

  「津波と防災 三陸津波始末 」(古今書院)
     ( シリーズ繰り返す自然災害を知る・防ぐ 第2巻 )
  「津波ものがたり」(童心社)


東日本大震災の映像が鮮やかな残像としてある、
この時期に、読むとより理解がすすむ本として山下文男の著作あり。
そう「津波てんでんこ」をひらきながら思うのでした。
ということで、未読再読山下文男。 
コメント
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