地震津波の心得ということで、私に思い浮かぶ3冊。
山下文男著「津波てんでんこ」(新日本出版社)にでてくる、この箇所(p138~140)。それは1990年11月第一回全国沿岸市町村津波サミットでの、津村建四朗氏の言葉の引用箇所(以前ここで紹介しました)。
吉村昭著「三陸海岸大津波」(文春文庫)のp151~152に
「県庁から『地震津波の心得』というパンフレットが一般に配布された」とあり、その紹介が箇条書きに並んでおります。
あと一冊は、畑村洋太郎編著「続々・実際の設計」(日刊工業新聞社・1996年)のp53~54。今回は、こちらをすこし引用。
「地震があり、そこが津波の危険地帯であれば、何をおいても、近くの標高の高い場所に避難する。時間的な猶予はない、警報を待つな、家族を探さずめいめいが勝手に逃げろ、ものを持って逃げるな、1時間は戻るな、というのが生き延びるための、先人が残した知識である。
津波のような自然災害と、設計の失敗による事故被害とには、共通点がある、予期できずにある日突然に起こる、人の心構えや対処がまずいと被害が大きくなるという点である、我々は、未知のことについて、常に謙虚に仮想演習をしておかなければならない。」(p54)
山下文男著「津波てんでんこ」(新日本出版社)にでてくる、この箇所(p138~140)。それは1990年11月第一回全国沿岸市町村津波サミットでの、津村建四朗氏の言葉の引用箇所(以前ここで紹介しました)。
吉村昭著「三陸海岸大津波」(文春文庫)のp151~152に
「県庁から『地震津波の心得』というパンフレットが一般に配布された」とあり、その紹介が箇条書きに並んでおります。
あと一冊は、畑村洋太郎編著「続々・実際の設計」(日刊工業新聞社・1996年)のp53~54。今回は、こちらをすこし引用。
「地震があり、そこが津波の危険地帯であれば、何をおいても、近くの標高の高い場所に避難する。時間的な猶予はない、警報を待つな、家族を探さずめいめいが勝手に逃げろ、ものを持って逃げるな、1時間は戻るな、というのが生き延びるための、先人が残した知識である。
津波のような自然災害と、設計の失敗による事故被害とには、共通点がある、予期できずにある日突然に起こる、人の心構えや対処がまずいと被害が大きくなるという点である、我々は、未知のことについて、常に謙虚に仮想演習をしておかなければならない。」(p54)