佐藤優著「3・11クライシス!」(マガジンハウス・2011年4月28日発行)に、ある言葉を思い浮かべます。
「菅氏は特許事務所に勤務した後、市民運動家になり国会議員になった。海江田氏は新左翼系の小さな雑誌の編集部に勤務した後、経済評論家を経て国会議員に当選した。官庁や企業などの組織で働いたことがないので、どうすれば組織が動くかという内在的論理が皮膚感覚としてわからないのだ。危機に直面したときに、書類と携帯電話を持って走り回り、現場視察にこだわることがどれだけ危険であるかということがわからないのである。」(p216)
これは、2011年3月28日脱稿とあります。
ちなみに、この7ページほどの文「危機を乗り切るための指導者の技法とは」の最後は、
「菅首相の福島第一原発視察、東電本社への怒鳴り込み、政府関係者による東京消防庁職員への『速やかにやらなければ処分する』という恫喝などは、統帥の基本に反する異常行動だ。菅首相、海江田経産相のような、官庁や大企業で勤務した経験のない人でも、問題意識をもって『統帥綱領』や『統帥参考』・・などを勉強すればわかるはずだ。将来、日本のエリートになることを志す新社会人には、ぜひこの機会に指導者の技法について本をひもといてみてほしい。」(p219)
うん。この佐藤優氏の本をあらためて読んでみます。
「菅氏は特許事務所に勤務した後、市民運動家になり国会議員になった。海江田氏は新左翼系の小さな雑誌の編集部に勤務した後、経済評論家を経て国会議員に当選した。官庁や企業などの組織で働いたことがないので、どうすれば組織が動くかという内在的論理が皮膚感覚としてわからないのだ。危機に直面したときに、書類と携帯電話を持って走り回り、現場視察にこだわることがどれだけ危険であるかということがわからないのである。」(p216)
これは、2011年3月28日脱稿とあります。
ちなみに、この7ページほどの文「危機を乗り切るための指導者の技法とは」の最後は、
「菅首相の福島第一原発視察、東電本社への怒鳴り込み、政府関係者による東京消防庁職員への『速やかにやらなければ処分する』という恫喝などは、統帥の基本に反する異常行動だ。菅首相、海江田経産相のような、官庁や大企業で勤務した経験のない人でも、問題意識をもって『統帥綱領』や『統帥参考』・・などを勉強すればわかるはずだ。将来、日本のエリートになることを志す新社会人には、ぜひこの機会に指導者の技法について本をひもといてみてほしい。」(p219)
うん。この佐藤優氏の本をあらためて読んでみます。