和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

「周五郎伝」の序章。

2013-07-02 | 前書・後書。
齋藤愼爾著「周五郎伝」(白水社)の序章は
まず、吉本隆明「マチウ書試論」の引用をしたあとに
こうはじまっておりました。

「学恩という言葉がある。
手元の辞書を引くと、
『師と仰ぐ人から受けた学問上の恩』とある。
書物を読んで、魂を根柢から揺るがされ、
決定的な転位を予感したということで、
私にとって山本周五郎の作品こそが、
学恩の意味するものに最もふさわしい気がしてならない。」

こうしてはじまる500頁ほど。
コメント
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