アキレス腱を切って、
今日で2回目の病院。
一回目は、ギブスをまく。
今回は、ギブスの取りかえ。
2週間たつと、隙間ができるとこのと。
次は、7月31日。
ハイヒール式の補助器具になるそう。
とりあえず。
病院にゆくとき、
ショルダーバッグに2冊。
竹山道雄著「ビルマの竪琴」(新潮文庫)
KAWADE夢ムック「山田太一」
を入れてゆく。
文庫は第二話を読む。
「ハハハ、風にただよう竪琴の三つか四つの絃の組みあわせ方――。それで、死んだ人が生きているとは! これは面白い。なかなか詩的だ。きみは夢をみているね」(p103)
夢ムックはパラパラひろげる。
山田太一氏へのインタビュー。
その最後に
「・・・乗り切りますよ。戦中戦後世代は少なくなったとはいえ、みんなあの敗戦、あの貧乏に耐えた人たちの直系なんだから。」(p19)
山田太一氏のエッセイ「向田さんのこと」からも
引用。
「・・その頃私は向田さんのエッセイを『発見』した気になっていた。『銀座百景』に連載していたエッセイが実に素晴しく、どうして人々の話題にならないのだろうと口惜しいような思いでいた。人の作品にそういう思いを抱くのは普通ではないが、半分わが身に重ねていたところがあったのである。テレビライターの書くものだから、とみんな本気で読もうとしていないのではないか、という気持があった。」(p94)
田辺聖子さんの、新潮文庫「異人たちとの夏」の解説文も載っていました。
そのはじまりは、
「小説は何をどう書くべきか、というキマリなどないのであって、小説作法なんて本は往々あるけれど、あれは読んだらすぐ忘れるべきものだ。テクニックのさまざまは否定されるためにある。自由に書けばいい。ただ、読んだあと心に残る結晶が、真実の美しさや、愛であればいい。山田ワールド、ともいうべき、山田太一氏の小説は、まさしくそういうものだと思う。」(p201)
今日で2回目の病院。
一回目は、ギブスをまく。
今回は、ギブスの取りかえ。
2週間たつと、隙間ができるとこのと。
次は、7月31日。
ハイヒール式の補助器具になるそう。
とりあえず。
病院にゆくとき、
ショルダーバッグに2冊。
竹山道雄著「ビルマの竪琴」(新潮文庫)
KAWADE夢ムック「山田太一」
を入れてゆく。
文庫は第二話を読む。
「ハハハ、風にただよう竪琴の三つか四つの絃の組みあわせ方――。それで、死んだ人が生きているとは! これは面白い。なかなか詩的だ。きみは夢をみているね」(p103)
夢ムックはパラパラひろげる。
山田太一氏へのインタビュー。
その最後に
「・・・乗り切りますよ。戦中戦後世代は少なくなったとはいえ、みんなあの敗戦、あの貧乏に耐えた人たちの直系なんだから。」(p19)
山田太一氏のエッセイ「向田さんのこと」からも
引用。
「・・その頃私は向田さんのエッセイを『発見』した気になっていた。『銀座百景』に連載していたエッセイが実に素晴しく、どうして人々の話題にならないのだろうと口惜しいような思いでいた。人の作品にそういう思いを抱くのは普通ではないが、半分わが身に重ねていたところがあったのである。テレビライターの書くものだから、とみんな本気で読もうとしていないのではないか、という気持があった。」(p94)
田辺聖子さんの、新潮文庫「異人たちとの夏」の解説文も載っていました。
そのはじまりは、
「小説は何をどう書くべきか、というキマリなどないのであって、小説作法なんて本は往々あるけれど、あれは読んだらすぐ忘れるべきものだ。テクニックのさまざまは否定されるためにある。自由に書けばいい。ただ、読んだあと心に残る結晶が、真実の美しさや、愛であればいい。山田ワールド、ともいうべき、山田太一氏の小説は、まさしくそういうものだと思う。」(p201)