KAWADE夢ムック「山田太一」に
荒川洋治氏のエッセイ「文章と生き方」が掲載されておりました。
そのはじまりは、
「先ごろ新聞で、山田太一さんはこんなことを述べていた。一軒にテレビは何台もある。ビデオの普及もめざましい。だからこれからは視聴率だけではなく、録画率というものも考えなくてはならないだろうと。山田さんのテレビドラマは録画率の高いものだ。くり返し見て、楽しめる。ためになる。そのエッセイについても同じことがいえる。・・・・だが書物というのは録画率である。」(p152)
まあ、こうはじまるのでした。
そういえば、今日のフジテレビで山田太一のドラマがあるそうな。
さっそく録画することに。
ちなみに、「録画率」の前をすこし引用。
「そのエッセイについても同じことがいえる。はじめてエッセイ集を出したとき、山田さんは売れゆきが心配で、あちこちの本屋を歩き回ったとある本で読んだが、即効、即売性を問うなら、たしかに視聴率ということになる。一、二冊目の売れ行きはかんばしくなかったらしい。だが書物というのは録画率である。」
うん。録画率というのは、こと、本についてなら古本購入率ともいえそうだなあ(笑)。汝、新刊の視聴率に惑わされることなかれ。
荒川洋治氏のエッセイ「文章と生き方」が掲載されておりました。
そのはじまりは、
「先ごろ新聞で、山田太一さんはこんなことを述べていた。一軒にテレビは何台もある。ビデオの普及もめざましい。だからこれからは視聴率だけではなく、録画率というものも考えなくてはならないだろうと。山田さんのテレビドラマは録画率の高いものだ。くり返し見て、楽しめる。ためになる。そのエッセイについても同じことがいえる。・・・・だが書物というのは録画率である。」(p152)
まあ、こうはじまるのでした。
そういえば、今日のフジテレビで山田太一のドラマがあるそうな。
さっそく録画することに。
ちなみに、「録画率」の前をすこし引用。
「そのエッセイについても同じことがいえる。はじめてエッセイ集を出したとき、山田さんは売れゆきが心配で、あちこちの本屋を歩き回ったとある本で読んだが、即効、即売性を問うなら、たしかに視聴率ということになる。一、二冊目の売れ行きはかんばしくなかったらしい。だが書物というのは録画率である。」
うん。録画率というのは、こと、本についてなら古本購入率ともいえそうだなあ(笑)。汝、新刊の視聴率に惑わされることなかれ。