和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

あっぱれ。

2013-07-16 | 朝日新聞
産経新聞を購読していると、
むしょうに朝日新聞を読みたくなる時がある。

今日7月16日の産経抄は
ブータンの「今月初めから価格が2倍以上も値上がりした家庭用ガス料金」から、話題がはじまって、「現在50基ある国内の原子力発電所のうち稼働しているのは、関西電力の2基だけ」と指摘しながら、参院選にふれているのですが、
一面コラムの最後の段に「あっぱれ」が登場するのでした。
そのコラムの終りを引用。

「・・確かに『節電』も、電力不足対策のひとつである。先週の朝日新聞で、論説委員がコラムで紹介している実践例には驚いた。暖房には火鉢を使い、夜はほとんど暗闇で過ごす生活で、震災後の電気代が千円を超える月はないそうだ。あっぱれ、というしかない。連日の猛暑を電気なしで乗り越える方法もぜひ、伝授してもらいたいものだ。ただ、本人も書いているように、すべてのユーザーが節電すれば原発は不要というのは、あまりに『子供じみた発想』だ。」

ありがたいことに、朝日の古新聞が今日とどきました。
その7月11日をひらくと、
社説の下にある「社説余滴」という署名文。
稲垣えみ子(社会社説担当)とあり、
題して『電気さん、ありがとう』。

うん。「あっぱれ」の中身を読みました。

こんな箇所があります。
「震災前、月の電気代は2千円台だった。そして今、千円を超える月はない。最低記録は702円。独身ならではの数字だが、大成功。」

うん。この「あっぱれ」が継続して、
本物の「あっぱれ」になることを期待したくなるなあ。
電気代はわかりましたが、ガス代については触れておられない。
ああそうか、ガス代は、原発依存とは関係ないのか。


それにしては、
「独身ならでは」とか
「進行中である」とか
「まずは自分が挑戦してみようと思った」とか
「私、日本を取り戻しました!と言いたい。」とか
最後は、
「そう考えるところから出発したい。」とあります。

うん。まだまだ出発前夜の民主党マニフェスト段階にあるように読めます。
これから、みごとな「あっぱれ」の継続を楽しめるでしょうか。

稲垣えみ子さんの、「あっぱれ」なこれからが気になります。
コメント
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