風媒社から川名澄訳の
新刊「新編イソップ寓話」が出ておりました。
絵はアーサー・ラッカム。
うん。楽しめます。
最後の解説も川名澄です。
楽しい本は解説もまた楽しい(笑)。
ということで、解説から引用。
「もともと、イソップ寓話はおとなのための
民間説話でした。いたるところに機智と諷刺が、
諧謔と冷笑がひそんでいます。弱肉強食の
人間社会のきびしい現実にたいして、
あたりまえの庶民の立場から冷やかな視線を
投げかけ、たとえ話の皮肉な笑いでまぎらせながら、
ひとすじなわではいかない処世術をつたえるもの
でもあったのです。・・・」(p172)
解説の最後の方も引用すれば、
もう私はそれで満足(笑)。
「イソップ寓話の世界は、おびただしい異本や
類話によってかたちづくられている、
なつかしい説話の森です。クラシック音楽の
愛好家がお気に入りの楽曲をさまざまな演奏家の
解釈で聴きくらべて愛(め)でるように、
世にあまたある『イソップ寓話集』の簡素な
テキストを読みくらべながら散策のひとときを
過ごすのは、ささやかだけど極上の愉しみ
といえるでしょう。」(p176)
新編の新刊イソップ寓話に乾杯(笑)。
新刊「新編イソップ寓話」が出ておりました。
絵はアーサー・ラッカム。
うん。楽しめます。
最後の解説も川名澄です。
楽しい本は解説もまた楽しい(笑)。
ということで、解説から引用。
「もともと、イソップ寓話はおとなのための
民間説話でした。いたるところに機智と諷刺が、
諧謔と冷笑がひそんでいます。弱肉強食の
人間社会のきびしい現実にたいして、
あたりまえの庶民の立場から冷やかな視線を
投げかけ、たとえ話の皮肉な笑いでまぎらせながら、
ひとすじなわではいかない処世術をつたえるもの
でもあったのです。・・・」(p172)
解説の最後の方も引用すれば、
もう私はそれで満足(笑)。
「イソップ寓話の世界は、おびただしい異本や
類話によってかたちづくられている、
なつかしい説話の森です。クラシック音楽の
愛好家がお気に入りの楽曲をさまざまな演奏家の
解釈で聴きくらべて愛(め)でるように、
世にあまたある『イソップ寓話集』の簡素な
テキストを読みくらべながら散策のひとときを
過ごすのは、ささやかだけど極上の愉しみ
といえるでしょう。」(p176)
新編の新刊イソップ寓話に乾杯(笑)。