和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

戦犯扱いされる。

2014-05-30 | 短文紹介
上原浩治著「覚悟の決め方」(PHP新書)のはじまりに、
こうありました。

「いまの私はクローザー、抑え役という立場にある。
マウンドに上がるのは主に最終回、
チームの勝利がかかった大事な場面だ。
周囲は『抑えて当たり前』と信じて疑わない。
もし打たれて逆転されたりするものなら、
ボロクソに非難され、戦犯扱いされる。
メディアも、抑えた時はほとんど取材に来ないが、
打たれるとこぞってやってくる。

失敗は許されないから、
たとえ格下と思われるバッターが相手でも
一球たりとも力を抜くことはできない。
先発の場合は、すべて全力で投げたら
もたないから、どこかでいわゆる
《抜く》ことが必要だけれど、
クローザーはそうはいかない。
私は1イニングの投球数を15球と
考えているが、そのすべてを全力で
集中して投げることが要求される。」(p19)

うん。パラリと、
第一章をとりあえずひらく(笑)。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする