読みおわると、
すっかり内容を忘れるのは、
私の特技(笑)。
山折哲雄著「義理と人情」(新潮選書)。
副題が「長谷川伸と日本人のこころ」。
読みおわって、
パソコン近辺に置きっ放しにしてあったのを
何の気なしに、手にとってみる。
第八章「日本捕虜志」をひらく。
黄色い線を引いた中から引用。
「長谷川伸は小説家であり劇作家であったから、
フィクションの名手とされてきたが、しかし
この『日本捕虜志』は私の目には
たぐい稀なドキュメントとして映っている。
小説仕立てのノンフィクション、
といってもいいのではないか。あえていえば、
たんなるドキュメタリーの域にとどまっていない
ところがじつに魅力的である。
いかにもそれらしいノンフィクション、といった
見方を打ち砕く発想と迫力にみちみちている
ところがこたえられない。・・・・
それが私の怯懦(きょうだ)の心を撃ち、
ものを書くときの姿勢に活を入れてくれる。
真似のできない仕事だ、といつも感歎の声を
あげている。」(p130)
うん。
長谷川伸著「日本捕虜志」を
身近に置くことに。
すっかり内容を忘れるのは、
私の特技(笑)。
山折哲雄著「義理と人情」(新潮選書)。
副題が「長谷川伸と日本人のこころ」。
読みおわって、
パソコン近辺に置きっ放しにしてあったのを
何の気なしに、手にとってみる。
第八章「日本捕虜志」をひらく。
黄色い線を引いた中から引用。
「長谷川伸は小説家であり劇作家であったから、
フィクションの名手とされてきたが、しかし
この『日本捕虜志』は私の目には
たぐい稀なドキュメントとして映っている。
小説仕立てのノンフィクション、
といってもいいのではないか。あえていえば、
たんなるドキュメタリーの域にとどまっていない
ところがじつに魅力的である。
いかにもそれらしいノンフィクション、といった
見方を打ち砕く発想と迫力にみちみちている
ところがこたえられない。・・・・
それが私の怯懦(きょうだ)の心を撃ち、
ものを書くときの姿勢に活を入れてくれる。
真似のできない仕事だ、といつも感歎の声を
あげている。」(p130)
うん。
長谷川伸著「日本捕虜志」を
身近に置くことに。