中国発の新型コロナウイルス感染では、
まずは、情報を聞けないのが、不安材料となります。
さてっと、最近はユーチューブにて、
文化人放送局を毎日見ております。
情報の材料にはこと欠かず(笑)、
情報弱者の不安は解消されるような、
そんな気になります。
う~ん。思いついて
板坂元著「考える技術・書く技術」(講談社現代新書)
をひらく。そこに『材料あつめの段階』という箇所がある。
その箇所を引用。
「料理のコツというものは、けっきょくは、
包丁さばきとか味つけではなく、
よい材料を使うということにある。
おそらく、料理のよしあしの80パーセントは
材料によって決まる、といってさしつかえは
あるまい。ものを考えたり書いたりする頭の活動も、
料理とおなじように、材料のよしあしが
半分以上は決定的な力をもっている。
どんな分野でも、できるだけ立派な資料を、
できるだけ豊富に仕入れることが成功の秘訣である。」
(p48)
うん。あとは、この情報をどう選んで
料理していくかを考えます。
はい。私はときどき、ブログをアップされる方々の
料理をつくったり、お店の料理を写したりする
ブログをひらいては、見させてもらってます(笑)。
さらに、私自身が60歳を過ぎてからは、若い方よりも、
60歳以上の方々のブログを励みとして見ております。
ということで、今度読み直した板坂さんのこの新書に
『六十の手習い、年よりの冷や水』という言葉があった
ので、最後にそこを引用しておきます。
「できるなら楽器やタイプライターを与えて、
符号と道具を使って目と耳と指を同時に
働かせる訓練をすれば、頭のはたらきの
スピードは、ますます早くなる。
・・・・あつかうことによって脳の老化は防げるようだ。
六十の手習い、年よりの冷や水とはいうけれど・・・・
くり返していうが、頭のよしあしなどというものは、
つねに変化するもので、自分の身辺にいくらでも
トレーニングの手段は転がっている。よしあしは、
その手段を見つけてトレーニングをマメに実行するか
老朽化にまかせるかによる。
学歴とか教師の差などというものは、
九割がた関係はない。・・・・・
学校教育も信じられているほどには
役に立つものではない。ただ、
とりえといえばそれぞれの才能が伸びて行くのを、
応援団のようにはげましてくれる点だけだろう。
平凡な結論になるが、つまるところは、
自主トレーニング次第ということになろうか。」
(p33~34)
はい。このGOOブログで、
「いいね」「応援」「続き希望」「役立った」という欄があって、
そこに、数字が加算されるたび、なんだか、
応援団に、励まされるような気分になる、この頃です(笑)。