和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

墨でぬったところには。

2020-12-19 | 本棚並べ
テレビより、ネットでトークを見聞きしています。

ネットでは、米国の大統領選の話題が沸騰して、
何だか、寅さん・梅ちゃん・狩人なんて言葉が、
出てくる。それにあとはピーと言葉が途切れる。
そうして、見ている途中で画面が真っ暗になる。

うん。まっ黒といえば墨を塗りつぶしたような
イメージがまず浮びます。ネットの画面の黒と、
敗戦後の教科書の墨ぬりつぶしと。

今日本棚から取り出したのは、
鶴見俊輔と中学生たち「大切にしたいものな何?」(晶文社)。
絵が南伸坊。この絵がたのしく印象に残ります。

鶴見】 ・・・1945年の8月15日で、日本が降伏したでしょう
・・・使っていた学校の教科書を『まちがっていました』という
ことで墨をぬった。・・・・

隣りのページ(p119)には、南伸坊さんの絵が印象的です。
平家物語の那須与一(なすのよいち)が馬上から海に乗り出し
弓を引き絞っている図です。
『昔の教科書(敗戦直後)の一頁』とあります。
教科書の文字は
『与一、目を閉ぢ あの扇の真中を射させたまへ。と、
●●●●●見開けば風やや静まり、扇も少しくおちつきて』

この●の箇所が、墨をぬった箇所で
注として
『スミでぬったところには
【一心に神に祈りて】と入ってたそうです
なーんかヘンだよね、どこがイケないの?』

と与一の絵の脇にコメントがありました。


うん。このページには、
すっかり忘れていたのですが、
新聞の切り抜きがはさんでありました。

その新聞切抜きも紹介することに。
2014年3月6日の朝日新聞に掲載された
週刊文春の広告でした。その広告左の見出し。

『「慰安婦問題」A級戦犯 ●●新聞を断罪する
火付け役記者の韓国人義母は詐欺罪で起訴されていた』

はい。●●にはいる新聞名は何でしょうか?
その「火付け役の記者」が、逆切れして、
櫻井よしこさんを、起訴していたのですが、
最近になってやっと最高裁で、却下されており、
皆が忘れた頃に、おくればせながら、おおやけに、
「火付け役の記者」の犯罪性が白日のもとに、示されたことになります。

う~ん。
敗戦後の黒塗りの教科書から、●●新聞、
そして、いまは米国大統領選の、情報黒塗りつぶしと、
墨ぬりはつづきます。


コメント
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