私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

新感染半島 ファイナル・ステージ

2021-07-05 20:58:18 | 映画鑑賞

感染するとゾンビ化する病が蔓延する韓国から脱出するも、姉と甥を守れなかった事から、たどり着いた香港でその日暮らしをする元軍人。そんな彼の元に、再び韓国に戻り、大金を載せたトラックを見つけてきたらその半分の分け前がもらえるという怪しい大仕事が舞い込む。

ミッションに与えられた期間は3日間。妻と息子を救えなかった義兄と共にミッションに加わる元軍人だが、寄せ集めのミッションメンバーからは「誰かを助けようとした時点で自分が殺されるだけ」と義兄と一緒にミッションに参加することが足を引っ張ると嫌がられる。

嫌がれるのも仕方がない。4年間の間に感染したゾンビたちは更に増殖し、感染を免れている者は武装化する無法地帯になっていたのだ。

暗い間にトラックを港まで運べばいいはずだったのに、夜は活動しないはずだったゾンビ達は夜でもお構いなく集団で大移動だ。基本的に個別行動のはずなのに、それが一瞬で団体行動になり制御が利かなくなる怖さ。もう地獄絵図でルールもなにもない。更に生き延びている人間たちも同じようにルールがない。

そんな中、とてつもないドライビングテクニックを見せる少女に助けられる元軍人は、母と妹と暮らす彼女たちと一緒に、大金を載せたトラックを見つけて韓国を脱出しようと試みる。

世捨て人のような元軍人と違い、母と一緒に暮らす姉妹は、家族が一緒なら楽しいと屈託がない。しかし地獄のような現実の前にはギアチェンジの技を炸裂させてゾンビ達を蹴散らす術も持っているのだ。その生存能力が半端ない。姉妹二人に生きる術を伝える母の強さも同じように半端ない。この母娘の強さがあったから、最後まで諦めずにこの映画を見続ける事が出来たのだ。

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コロナ禍の今、パンデミックの後で見捨てられ苦しむ世界は、映画とは分かっていても、ただの映画とは思えない怖さがある。そしてストーリーだけでなく、ゾンビの動きがなんとも恐ろしい。閉塞された空間でゾンビに襲われるのも怖いが、廃墟となった街中でどこから襲ってくるか分からない怖さと、時に個別に時に集団になり、決してあきらめることのないその動きは映画と判っていても空恐ろしい。

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母親役は、チェ・ジウと一緒に美しき日々に出演していたイ・ジョンヒョン。親子を支える元軍人は、冬ソナでキム次長を演じたクォン・ヘヒョ。韓国ドラマを見始めて、随分長い時間が経ったんだな・・・・と思う。

 

映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』予告編

 

 

 



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