チャン・ヒョク主演映画「FLU 運命の36時間」、来月7年ぶりに台湾公開…新型肺炎により再注目
今朝ネットニュースでこの記事を見て、7年前に見たこの映画の事を思い出した。
以下、当時の感想のまま・・・
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FLUという文字を見て、一瞬「FLU?って」と思うが、発音してみると問題解決だ。フルー・・・インフルエンザの事じゃないか。
密航者と一緒に海を渡ってきた鳥インフルエンザが突然変異とともに凄い勢いで広がっていく。
ウィルスが凄い勢いで広がっていく様、患者を一か所に隔離することで逆に危険が増す様、姿が見えない恐怖故、皆がエキセントリックいになる様・・・・ウィルスパニック映画なので、患者数の面で非常に大きく大きく描かれているが、10分の一いや100分の一位に考えると、それはそれで結構現実的な話に思えてくる。
助けるという行為が仕事である救急隊員と女医というコンビも、足りないところを補い合うという意味では話のバランスもいい。
ただ、時間との闘いというウィルスパニック映画なので、ちょっと必要以上にエキセントリックな感じがしないでもない。
更に見えない敵だけではと、防衛のために見える敵を作るというのもこれまたエキセントリックな感じで・・・・・
「他人が僕のことを救急隊員だと知らずとも、逃げずに助けたい。自分が救急隊員でいることを自分が一番よく知っているから・・・」という救急隊員を演じるチャン・ヒョク。
格好いい役ではないか。
小さい娘を一人で守りきろうとする女医を演じるスエも、非常に気が強い感じがぴったりだ。
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7年前は、『ウィルスパニック映画なので、患者数の面で非常に大きく大きく描かれているが、10分の一いや100分の一位に考えると、それはそれで結構現実的な話に思えてくる。』などと書いているが、今の事を考えると100分の1になどせずに100倍にしても現実的に思えてくる。
更に、短い文章の中に「エキセントリック」という単語を何度も使っている浅はかな自分に驚く。。。もっと真剣に考えて観ればよかったと思う。非常に他人事感がある書き方だ・・・・
『患者を一か所に隔離することで逆に危険が増す様』という場面は、確か、感染を抑える為に衛生状況の悪いテントのような中に感染が疑われる人を押し込める場面だったと思う。
改めて観たいような気にもなるが、ちょっと怖い。今見たら、全く別の感想を持つことだろう。少なくともこんな他人事のような感想は書けないに違いない。