私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

無人島のディーバ 第11,12話

2023-12-11 21:33:23 | 無人島のディーバ 韓国ドラマ

ギホ達家族の事も心配だが、ソモクとランジュは芸能界の暴露報道に巻き込まれ記者会見を開く事になる。どこまでが本当でどこまでが嘘かは関係なく、報道されてしまえばそれが真実のように独り歩きするのは、世界どこでも一緒のようだ。15年という月日を自然の真理の中で生きて来たソモクは、小手先の駆け引きなどせず、ここでも正面突破というスタイルは変わらず。同じように15年間、他人として隠れて生きて来たギホ達家族も何があっても変わる事のないギホ達の父親と正面から対決する事になるのだ。審判は逃げる事を止めて正面から向き合う事にしたギホ達家族に味方するのだが、最後まで変わる事のなかったギホの父親が選んだのは最悪の選択。しかし、その最低最悪の選択を家族愛で乗り切ろうとするギホ達家族。

夢に向かって迷う事なく進もうとするソモクの姿に元気を貰えるドラマにも関わらず、その一方で虐待という逃げる事の出来ない現実もあり。バランスを取るのが難しいストーリー展開なのではと思ったのだが、パク・ウンビン演じるソモクのキャラクターがどこまでも真っすぐで、彼女の存在を軸に必要以上に暗い雰囲気になることもなく、辛い現実とファンタジー要素を上手く取りまとめてハッピーエンドな展開に・・・

30歳を過ぎてデビューするという難しい設定も、変に流行に走る事なくフォーク調の歌で明るく前向きという、これもファンタジーと現実が上手くミックスされていていた。何よりもパク・ウンビンの歌声に説得力があり、それがこのドラマの一番の成功要因だったと思う。


無人島のディーバ 第9,10話

2023-12-05 20:58:48 | 無人島のディーバ 韓国ドラマ

突然ソモクが姿を消した事で深く傷つくランジュ。期待した後輩達に裏切られたという過去の辛い思い出が蘇り簡単に彼女を許す事は出来ないのだ。

そうは言っても番組効果は絶大で、ソモクの元には沢山のデビュー話が舞い込む。芸能は水物。鉄は熱いうちに打てだ。無人島で経験した事がすべての判断基準とも言えるソモクは、ランジュから事務所を奪った代表の元でデビューを目指すという、敢えて敵の懐に潜りこむような選択をする。(いろんな意味で逆張りか・・・)

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かつての後輩にギホの指紋照合までを頼もうとするなど、自分を捨てた家族に異常な執着を見せるギホの父親はとどまる事がない。

しかし、身分を偽造する事でギホ達家族を助けた元公務員の現在の父親は、もう逃げきれないと悟ったのだろう。家族に内緒で自ら出頭して調査を受けていたのだ。更に彼らが身分を偽るのに使った家族の遺体が見つかった事から、あっという間にボゴル達家族の身分偽装は公になってしまう。

ギホの父親はいつまでも自分の非を認めず、ウハクとボゴル兄弟は事が事だけに放送局での勤務は難しく、ランジュはソモクに兄弟と距離を置くように厳しい言葉をソモクに告げる。

自分の行動を疑わないギホの父親以外は全員厳しい人生の岐路に立たされるのだ。

無人島での経験則で今までの難局を乗り切って来たソモク。今回はどんな風にしてこの難局を乗り切るんだろうか・・・

 


無人島のディーバ 第7,8話

2023-11-26 18:39:21 | 無人島のディーバ 韓国ドラマ

生歌挑戦に悩むランジュが下した結論は、その舞台をソモカの舞台にする事だった。番組的には「15年間無人島にいた事で歌手になる夢が遠のいてしまったソモカにチャンスを与える為に彼女が自分の替わりに歌っていた」という設定を作り出し、苦しい思いでソモカの背中を押すランジュ。

ランジュが苦しい決断をした事で、予想通り、ソモカに注目が集まるのだが、その様子を見たギホの父親は当然ソモカに接近。ソモカはギホを守る為に姿を隠すのだが、何も言わずに姿を消したソモカの行動をランジュが裏切りと思うのは当然だ。。。

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無人島から生還したソモカの人生も波瀾万丈だが、ウハクとボゴルの両親もびっくりするような15年間を過ごしていたのだ。

父親の虐待から姿を隠す為に彼らが選んだのは、自分たちと同じような家庭環境だった家族になり座す事。勿論違法故、すべてを明らかにしてしまったら家族崩壊だ。父親からの暴力で怪我をし記憶を失った兄のウハク。そんなウハクに嘘の説明をし、身を隠していた家族。

ソモカが歌手になってしまったら、ソモカを通じて自分たちの居場所がばれてしまうかもと恐れる兄弟の母親だが、ギホだったボゴルはびっくりする位に堂々と、ソモカも家族も守る事を選択するのだ。

15年の月日がそうさせるのか、それとも、逃げても解決しないと全面対決を決心したのか・・・とにかく、自分が囮となって父親との対決を計画するボゴル。

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辛い思いを抱えていたのは、母を施設に入居させていたランジュも一緒だ。娘の成功をいつまでも望み、自分と娘を一心同体と思い込んでいるランジュの母。しかし、この母親が今後のドラマのキーパーソンになりそうな雰囲気だ・・・

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ボゴルに少年時代のギホの面影はなく、どちらかというと、ウハクにその面影があったのは、それを狙ってのキャスティングだったのだろう。「多分ドラマ的にはそういう狙いがあるのかも・・・」と思いつつ、でも「筋が通らない」と、「ウハクがギホ」と思う事にしていたのだが、そこはドラマ的偶然が色々重なっている事になっており、ちゃんと説明がつくようになっているのだ。弟のボゴルがギホというのは、やっぱりドラマ的な定番の展開か・・・


無人島のディーバ 第5,6話

2023-11-14 21:10:01 | 無人島のディーバ 韓国ドラマ

ギホからのメッセージに喜び、約束の場所に一人向かうソモカだが、呼び出したのは、息子ギホの告発で警察官の職を辞した後もギホの行方を捜している彼の父親だったのだ。

気づいて追いかけて来たゴルプに助けられ、ウハクは車で追いかけギホの父親の家を確定するのだ。危機一髪なソモカだが「私を呼び出すということは、ギホを見つけられていないということ」とどこまでも前向きなソモカ。

ソモカのおかげで次々と危機を脱するランジュだが、イ代表は、ランジュが話題になっても彼女の音源が売れないように売り場から全てを引き上げる。
彼女が立ち上げ、今は自分の物になっている会社を彼女から守ろうと必死なのだ。

更にランジュは、一番最初の所属事務所の社長に連絡し、イ代表が手出しを出来ない音源だけでも再販をと考えるも、「娘の結婚式で祝歌を歌ってくれたら考えてもいい」と声が出ない彼女につらい条件を差し出すのだ。そんなランジュをどこまでも親身に応援するソモカは、私が一緒に歌うから、キーを下げればいいから・・・とどこまでも彼女に優しく接するのだ。泣けてくる・・・


ギホを探す元警官の父親の執念はどこまでも恐ろしいが、ソモカが襲われた事の原因を追究する為、ギホの父親の家に侵入するウハク。
しつこくギホの行方を捜し、盗聴からカメラのチェックも怠らないギホの父親が自分の家の保安に一つも関心がないのは、ある意味分かり易い行動パターンかもしれない。自分は他人の行動をチェックする人間で、チェックされる人間ではないと思っているのだろう。

過去の記憶がフラッシュバックし、更にはギホの父親の家に母親、自分そしてボゴルが映った家族写真が飾られていた事で、自分がギホであることを確信するウハク。

父親の暴力から逃れる為に仕方なかった事、今からでも父親を告発し、他人として生きて来た自分たちの身分の復活を望むウハクだが、それをボゴルはそれを拒否するのだ。
美容院を営む二人の母が、「ギホを知っていますか?」というソモカの言葉に怯えるのは、命からがら逃げてきた過去があるのだろう。

ギホの同級生を、蜂による運転トラブルで意識不明に追い込む位に徹底した行動をするギホの父親の事だ。全ては分からずとも切迫した理由があった事は想像出来る。

切迫しているのは、ランジュに会社を乗っ取られまいとするイ代表も同じだ。ソモカの替わりにランジュがスカウトし、今、歌姫として君臨しているウン・モレを、番組のコンセプトも無視してランジュへの刺客として送り込む位なのだから・・・

生対決がコンセプトの番組に、口パク(韓国的には事前録音か・・)で乗り込もうとするウン・モレだが、代理PDとして番組に臨むボゴルは、それを拒否。更にランジュとソモカにも正々堂々と歌うようにと生歌挑戦を告げるのだ。

ウハクがギホであることは確定なんだろうが、ボゴルにもソモカとの思い出があるんだろう。
辛い思い出も良い思い出も15年後に時間をさかのぼって復活なのか・・・


無人島のディーバ 第3,4話

2023-11-06 21:10:21 | 無人島のディーバ 韓国ドラマ

イベントはソモカが舞台袖で歌ってくれたことで乗り切れたランジュ。事務所の代表にも言わずこっそり受けた喉の手術の回復が思わしくなく昔のように歌えなくなった彼女にとって、観客の前で再び歌が歌えた事は何よりもうれしい事だったのだが、夢のような時間はあっという間に終わってしまう。
ファンクラブの元会員から都合をつけて住んでいた半地下の家にも住めなくなり、ソウルに戻る足も無くなってしまった彼女は、ウハクの運転する車に乗り込み、結局ソモカ共々ウハク達家族の家に転がり込む事になるのだ。

手術の前は、彼女が自分で若い歌手をオーディションするなど、精力的に活動していた彼女。結局は当時のマネージャーだった今のイ代表に事務所が乗っ取られたと本気で怒るソモカと、ソモカがトラブルでソウルに来られなくなり無人島で15年過ごした事を知ると、自分の事のように彼女の境遇を残念がるランジュ。ランジュとソモカ、15年の時を経て愛にあふれたビジネスパートナーの誕生だ。ソモカが事務所のオーディションを受けられるように手配するランジュだが、イ代表は年齢を持ち出して彼女にランジュのマネージャーに付く事を提案。ソモクは、まずはマネージャーとしてランジュの手助けをしながら自分もギハを探し、更にデビューを目指すという驚く程前向きな道を選択。

ランジュが事務所の株の半分を持てるように彼女の売り上げをプッシュすることを目標に掲げるソモカ、ソモカがデビュー出来る事を望むランジュ、そんな二人の最初の仕事先は、ボゴルの勤める放送局。過去のスターが復活を目指すリアリティー番組に、ソモカの歌声で挑戦しようとするランジュ。田舎でのイベント同様、マイクを入れ替える事で乗り切る二人は、過去の自分と対決するというリアリティ番組で最高得点をたたき出し、番組も話題になるのだが、イ代表は店頭でもネットでもランジュの音源を購入できないように商品を回収。彼女が事務所の株を手に入れられないように裏で手を回していたのだ。彼女が作った事務所を自分の物にしたイ代表にとってそんな事位、朝飯前らしい。何も知らないソモカは、番組を目にしたギハから連絡を貰い彼に会いに出かけるのだが、待っていたのは息子ギハから児童虐待の告発を受けてたギハの父親。ウハクが現場に駆け付けるのは分かるが、何故ウハクの弟であるボゴルも現場に駆け付けるんだろうか・・・ウハクの中学時代の記憶がない事にも何か秘密がある様子。


無人島のディーバ 第1,2話

2023-11-03 20:25:53 | 無人島のディーバ 韓国ドラマ

無人島で沢山の流れ着くゴミを再利用して15年間も一人生きて来た女子中学生が、15年後31歳になって現実世界に戻って来るのだ。ファンタジーにしても無理な設定かと思ったら、演じるパク・ウンビンがびっくりするほど自然に、無垢なようで人生を達観している31歳の女性の姿で現実世界に戻って来る。

中学時代、お互いに父からの虐待に悩み、新しく生まれ変わる為に故郷の島を出る事にしたソモクとギハ。

ギハがソモクが憧れの歌手ユン・ランジュに見せる為のビデオ制作を手伝ってくれた事と二人が同じ悩みを抱えている事から「強く願えば夢はかなう」と思い、島を出る事にした二人だが、ソモクの父が追いかけて来た事で計画は大きく狂い、ソモクは一人無人島に、島に戻ったギハは、父を告発し姿を消してしまうのだ。

15年の歳月を一人過ごして戻って来たソモクは、15年を無駄にしたくないと、生きる為に逃げ出した島に戻る事なく、今はすっかり落ち目の歌手になっている歌手のユン・ランジュに会う事を選ぶ。自分を見つけてくれた放送局の記者のウハクから「見る影もない」と聞かされても15年前の自分の思いを信じ、口パクでしか歌えなくなった彼女を助けるソモク。

視聴者には過去の記憶がないウハクがギハである事も案外あっさりと明かされる展開。ドラマは過去の思いを大事にしながらも、前に向かって進む展開のようだ。最近は「来世でやり直そう」という転生物のドラマを続けてみていたせいか、「今の人生でやり直す」という展開に温かい気持ちになる。やっぱり生きているうちにやり直さないと・・・と思う。