私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

パボ ふたたび

2008-03-31 22:07:20 | なんということはない日常
恋のヘキサゴンを歌っているユニットの名前がPaboだというのをさっき知る。
家に帰ってテレビをつけると、丁度この三人組が特番の生番組で歌っていたのだ。
(アルファベトで書くと、なんだか随分可愛らしく見える)

韓国語のパボという言葉がどれ位世間に浸透しているのか、確認したことはない。知っている人は知っているし、一体なんのことやら分からない人も沢山いると思う。まずこの三人はどういう意味か知っているのか?
(知っているだろうな~多分。でも明るく歌っているのだろう。ヘキサゴン出身だし・・・)


恋のヘキサゴン
Pabo,島田紳助,斎藤文護,岩室晶子
R and C Ltd.

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パボ(チャ・テヒョン)

2008-03-31 20:18:49 | 映画鑑賞
先日、赤坂サカスに行った時、ポスターが飾ってあるのを見て、猟奇的な彼女のドラマリメークがTBSで放送されることを初めて知った。ドラマも楽しみだが、やっぱり猟奇的といえば、チャ・テヒョンだ。そんなことを考えていて、先日のソウルで見た彼の映画の感想を書いていないことを思い出した。
初恋の彼女、(演・ハ・ジウォン)の事を十年もじっと待ち続けるスンリョイが出来る事といえば、毎日学生相手にトーストを焼く事と、たった一人の妹の事を誰よりも愛する事だ。
スンリョイには名台詞あり。

僕はジインのお兄さんだ。
痛かったら、ワセリン、お腹が空いたらトースト、お金は缶へ、千ウォン!
こんな風に笑えばいいよ、へへ(笑)

名台詞というより、語彙が少ないので、いつも同じ言葉の繰り返しなのだ。しかし、その厳選された言葉には嘘がない。だから誰からも好かれるスンリョイ。
台詞が少ない分、チャ・テヒョンの笑顔で物語が進んで行くとも言えるのだが、その笑顔に笑い、その笑顔に最後は泣かされるのだ。
私の隣に座っていたカップルの女性は、嘘をついた事のないスンリョイが生まれて初めてついた嘘に号泣していた。言葉が少なくても気持ちは伝わるのだ。

快刀洪吉童(ホン・ギルドン)最終回

2008-03-30 18:43:58 | 韓国ドラマ か行
「一緒の道を進むって言っていたのに・・・」というイノクに「二人が一緒の道を歩むことは出来ないことです」と現実の姿を諭す尚宮。しかし「ギルドンに逃げるように伝えなきゃ・・・」尚宮が止めるのも聞かず、ギルドンの元に行くイノク。

「前も俺に逃げろって言ったな」おお、そういえばそんなことがあった。あの時はギルドンが死んだと思い、イノクは毎日泣いて暮らしていたのだ。しかし今度は違うらしい。
イノクが自分の元に再び戻って来たことを受け入れるギルドン。
そして「お前にしか頼めない」とチャンフィへの手紙をイノクに託すのだ。
しかし義賊団のギルドンと王位に就いたチャンフィ。世の中を変えるために戦うギルドンと、国を守るために戦うチャンフィの進む道はもう交わることはなく・・・

未来を託す者は逃がし、杯を交わし、ギルドン達も最後に向けて身辺整理だ。
流れ星のように降って来る弓矢の中、手を握りあって消えてゆくギルドンとイノク。

***
「ギルドン達は永遠に生きている。あの本の中に。皆の中に・・・100年後にも500年後にも、強い人間もいれば弱い人間もいる。いつでも一緒だそしていつの時代にもギルドンはいるんだ・・・」(多分こんな感じのナレーションだった)

ー終ー

時代劇は苦手なのだが(多分今も苦手)、最後まで見られたのはギルドンのキャラクターがきっちりと出来上がったものだったからだろう。
何年も語られたキャラクターには、やっぱり長年語られるだけの魅力があるものらしい。
ギルドンを演じたカン・ジファンも好印象だった。ギルドンとイノクの虎退治ネタと蒸しパンネタも楽しかったし。最後の最後まで「蒸しパンのたわわになる木を植えたい」などと言っていたイノク。イノクを演じたソン・ユリ最初はどうなることかと思ったが、最後にはいつものお姫様然とした感じはなく、あのイノクのキャラクターを楽しんでいた様子だったし。
出演者の息の白さから、ロケの過酷さも伝わってくるドラマだったが、24回最後まで楽しめてよかった。

***
NHKの好きそうな題材だと思う。(私の勝手な推測)
チャン・グンソクが出演するファン・ジニも放送するらしいから、是非チャン・グンソクつながりで、秋頃放送などしてくれたらいいのにと思う。蒸しパンネタと虎退治ネタの内容を再度確認したい・・・

Sweet Rain 死神の精度

2008-03-30 12:19:07 | 映画鑑賞
地上に降りてきて、死神の仕事をする時は千葉と名乗る男(演 金城武)と三人の対象者の物語。

光石研が演じるヤクザのパートが面白かった。映画としては、このパートを挟むことによって前後の二人の女性の物語が浮き上がるようになっているのだろうけれど、金城武が演じる死神の軽さと、ヤクザのパートのなんとも軽い感じが上手くあっていて、私はこのパートを一番面白く見た。

「死」というものが特別でなく、ふわふわとしたものとして描かれているが、そのふわふわさと金城武のどこかデラシネ的なところと合っていて、不思議な2時間だった。

***
黒目の大きいキュートな死神の金城武が好印象。



死神の精度 (文春文庫 (い70-1))
伊坂 幸太郎
文芸春秋

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ブルーフィッシュ

2008-03-29 13:46:02 | 韓国ドラマ・映画
愛し合った二人が、ある障害のために離れ離れになり・・・そして数年後偶然の再会。

あらすじだけ読むと、10年前位のドラマではと思うのだが、これは最近のドラマ。
愛の形に古いも新しいもないと、クラシックなスタイルで運命の愛を描きたかったのだろうが、それが上手くマッチしなかったのだと思う。

バイオリニストの女性と、カーデザイナーの男性。
お洒落な職業を持った二人でありながら、画面からも二人のたたずまいからもそんな雰囲気は感じられないし、また二人が別れることになる障害の内容が分かっても、「えっ そんな」という感想しか出てこない。
別々の道を歩んでいる二人の心の痛みを、ずっと描いているにも関わらず、二人に同情する気持ちもなかなか湧かない。

バイオリニストの女性をコ・ソヨンが演じているのだが、彼女のキャラクターが伝わってこないのが、一番の難点だろう。(彼女の演技云々というより、彼女をどんな女性として描きたいのかその辺りが今ひとつ曖昧模糊な感じで)




ブルーフィッシュ DVD-BOX

CCRE株式会社

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ミスターQ

2008-03-29 13:38:10 | 韓国ドラマ・映画
ララファッションという下着会社に、新入社員として入社したキム・ミンジョンの奮闘記。
派閥争い、主人公を挟み、女性二人(キム・ヒソンとソン・ユナ)の三角関係など・・普通のコメディなのだが、10年近く前の作品なので、ドラマのつくりが今のコメディとはやっぱり違う。
スピード感はのんびり目だし、脇を固める登場人物のエピソードも典型的で、先が読めるもの。更にコメディ色が強いので見ている間はそのまま流してしまったが、社内の権力争いなど、よく考えたら結構陰湿ではないか。
ソン・ユナ演じるファッション室長の処世術も非常に気に障る感じで。。キム・ミンジョンは非常に好青年役だったが、古さと処世術のせいで、楽しむとまではいかないドラマだった。





ミスターQ DVD-BOX

コリア・エンターテインメント

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快刀洪吉童(ホン・ギルドン)第22,23話

2008-03-28 21:00:00 | 韓国ドラマ か行
アイラブユーという二人にしか分からない言葉を叫び、ギルドンに気をつけるように促すイノク。
「二人で虎を捕まえた時のように・・・」男装をして危険を知らせに来てくれたイノクにギルドンがかける言葉はやっぱり虎の話だ。
(どこまでも虎退治がついて回る二人の仲だが、虎退治も二人の大切な思い出だから仕方なし)

王の企みも不発に終わり、無事に王に即位するチャンフィ公子。
ギルドン達も自分達の立てた王の下でいい国を作ろうと意気込むが・・・・
(義賊団と王が手を組むなど、そんなに上手く行くはずがない)
更にギルドンには、自分を受け入れてくれなかったことに今更ながらショックを受けたウネの傷心という別の問題もある。


チャンフィは元王から、自分が持っていた刀が贋物だったこと、そしてそれをギルドンも知っていたこと、さらに自分を王位につけるために亡くなった母親がしたことを明かされ非常なショックを受けるのだ・・・
強力なブレーンが尚宮だけというチャンフィの苦悩は王になっても続く。

「私は王になったのだ」というチャンフィと、いい国を作るために頑張りたいというギルドンの思いはどんどん離れていく。
(権力を手に入れていないものは、やっぱり理想をうたうし、実際に権力を手にした者は失脚を恐れるものだ)
「いい国が出来なければ、私をも倒すのか?」というチャンフィの疑心は、民衆に読まれる流行本「ギルドンを王様に」というフィクション本の出現さえ、問題視するようになるのだ。

「イノクにずっとそばに居てもらいたい」というチャンフィの思いは結局実らず、イノクを自分の下から解放しようとするチャンフィ。
遠くに旅立つ前に「少しでいいからギルドンに会いたい」というイノクを止める尚宮。
「今行ったら死にます・・・王が義賊団を襲撃するのです・・・」
チャンフィが義賊団を襲撃することを選択したことに衝撃を受けるイノク。

**
ギルドン一筋だったイノクには、権力と愛に悩むチャンフィの苦悩は分からないだろう。しかし最後の最後に優しいところを見せてくれた尚宮。





どなたですか?第7,8話

2008-03-27 23:06:56 | 韓国ドラマ た行

6話はソウルで見ていたのだが、いつの間にか眠ってしまっており、全然ストーリーを覚えておらず。あの秘書の人が、スンヒョに一生懸命冬ソナの説明をしていたところは覚えているのだが・・・
で、どうしようかと思ったのだが、これから謎解きで面白くなりそうだったので、とりあえず、見られるところまで・・・・
(どうやら、ただ憑依したスンヒョを面白がるだけの流れからはちょっと脱した様子・・・)

事故現場に来たヨンインとスンヒョ。崖の下に下りていくところをいやいや手助けするスンヒョだが、潔癖症ゆえ素手ではなく、白いハンカチを間に介しての手助けだ。
そしてスンヒョが持っている父親の遺書を受け取りに彼の家に行くヨンイン。父親が乗り移ったおかげで沢山のご馳走とお酒のせいで彼の家に泊まることになるヨンイン。勿論朝になると当然のように追い出されるのだが・・・

そしてスンヒョにとうとうヨンインの父親の姿が見えるようになる。
が、声は聞こえないという設定。(笑)
そうそう簡単にヨンイン父の素性は明かせないのだ。「ヨンイン父は本当は死んでないのでは?」と思いスンヒョが取る行動の数々は、周りの人には理解されず、逆にどんどん彼が怪しく思われるばかり。(それにヨンイン父に憑依されている間は仕事も出来ないので、部下にもどんどん疑われるばかりだ。)


ヨンインがあの美術商の世話になっているのを心配するスンヒョは、彼の家から出るように言うなど、だんだん二人の中は近づいて行き、ヨンインからもその潔癖症は直す努力をしなきゃと忠告を受けるようになるが・・・

ヨンイン父が殺されたのか、それとも・・・という謎解きが中心になるのか、それとも潔癖症のスンヒョとヨンインの恋物


水の迷宮

2008-03-27 21:08:13 | たまに読んだ本
ソウルの空の下で読んだ一冊。

ある夏の一日。東京の水族館での出来事。
それは、三年前のある事件を彷彿とさせるようでもあり、それとは全く違う展開を見せるようでもあり。

一幕目で登場人物が全員登場といった感じなので、最初は誰が誰やらわからずだ。
おぼろげながら人間関係が把握出来たところで、殺人事件が起こりという展開。
しかし、殺人事件が起こりながらも、行間からは生々しい感じがひとつも漂ってこない。
登場人物も、とても殺人事件が起こったとは思えない対応だ。

殺人事件が起きているはずなのに、事件はここで起こっているはずなのに、誰もが努めて冷静さを装って物事に対処していこうとする。
わさわさしていない文章は落ち着いてさくさくと読めるが、「人が一人死んだはずなのに・・・」という緊張感は全然感じられない。
それがこの本の持ち味であり、好みの分かれるところだと思う。

***
結末は更に好みの分かれるところ。私は決して嫌いではない。むしろ好きともいえるだろう。この結末に異を唱えるのは嫌だという思いもある。
それでも「こんな結末が許されると思うのか!」と強い口調で問いただされたら、小さくなってしまう。

なんとなく、歯切れが悪くなってしまうのは、登場人物の誰かの気持ちになって、全力応援という気持ちになりきれないところ。
(特に探偵役ともいえる登場人物の魅力がいまひとつリアルに感じられなかった)
水の迷宮というタイトル通り、水の流れに流され最後までさらさらと読み進め、ふと気が付くと最後までたどり着いていた感じだ。




水の迷宮 (光文社文庫 い 35-3)
石持 浅海
光文社

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まだしつこく宿命について

2008-03-26 22:15:04 | ソン・スンホン(宋承憲)
監督のインタビュー記事。
いろいろ興味深いのだが、その中で@当初は若い男性の話でなく、中年男性の宿命の話を考えていたというくだりあり。
(やっぱり宿命というからには、中年以降を連想するのは同じらしい)

それに対する監督の答えがびっくりだった。

「最近の彼らの話を聞いてみたら、23,24で皆現役を引退して、26を越えたらビジネスをすると言っていて。
宿命を語るのに、ソン・スンホン,クォン・サンウなどの俳優らが若くないかと考えたけれど、若い時の未来に対する不安とか激しさとかが出るだろうと。。。40も過ぎると皆いろいろ経験して老練になる。そうなると激しい衝突などもないだろうと・・・」

なるほどと思うと同時に、26を越えたら現役引退でビジネスとは。
マネーゲームというより、小金を稼いでいる姿が想像される。
私が想像するような、ノワール映画の中の男のロマンは存在しないのだろうか?

シングルパパは熱愛中 第12話

2008-03-26 22:11:03 | 韓国ドラマ さ行
プンホの携帯に元妻の番号が登録されているのを知り、ショックを受けるハリ。
(とうとうサニの本当の母親が、プンホの元妻が自分の継母になる人だと気づくハリ。)
「私にはいいけれど、お父さんにだけは言わなくちゃいけないことじゃないの?」と継母に思いを告げ、一人で考えたいからと家を出るハリ。
そういえばという場面が頭の中をグルグルするし、何も手に付かなくなるハリ。

結局自分で確かめなければとプンホをいつものコンビニに呼び出し、自分から問いただすハリ。
「私のこと好き?」と涙ながらに問い詰めるハリに「好きだった」と過去形で答え、そのことで更にハリを傷つけるプンホ。

過去形で答える→卑怯よ!と涙ぐみ立ち去るハリ
国は違えども、年齢は違えども、このあたりの展開は頷ける。
男子としては、大人としては、過去形で答える以外なし・・・・
女子としては。。。。。

衝撃を受けたのはハリだけでない。
乳飲み子を置いて家出した自分の過去がばれてしまい、医師仲間の奥様たちから白い目で見られる元妻。
自分だけでなく、未来の夫の苦悩、更にはハリがアフリカに研修に行くと決心したことを知り、家を出る決心をする元妻。

元妻は家を出、ハリはアフリカ行きを決め、プンホはソウルを離れ、サニを環境のいい島に送ろうとするが

****
なんと、プンホに病気の兆候が・・・鼻血だけでなくなんとめまいまで・・・
ただの疲れでなく、プンホまで不治の病だったら・・・最初に思っていた展開とはどんどん違う展開に進むドラマだ。

シングルパパは熱愛中 第11話

2008-03-25 21:04:37 | 韓国ドラマ さ行
プンホと継母が一緒にいるところを見ても、結局は二人の本当の仲を気付かないハリ。
(もうちょっと引っ張るのか・・・)
何も知らないハリは、サニを連れて元妻のピアノ発表会へ。
「綺麗なおばさん!!」と何も知らないサニは元妻のもとへ駆け寄り、一緒にマスコミの写真に写ったりしているのだ。
サニとハリは何も知らずに楽しい時間を過ごすが。。。

しかしとうとうハリの父親が本当のことを知ってしまうのだ。
プンホを呼び出すハリの父親。
そしてプンホは元妻に連絡を取る・・・
(これで事実を知らないのは、ハリとサニだけになってしまった。)

「ごめんなさい。許して。。。貴方にいえなかったの。好きになって欲しかったの・・・」という彼女の涙ながらの告白。
あと少しで結婚式だった大人のカップルに忍び寄る危機だ。

(プンホ元妻のドラマの中での立場がいまひとつ納得出来ないものなので、この涙の告白もなんとなく?なのだが、確かにこんな場合どんな風に真実を打ち明けても、ハリの父親のショックはなくならないだろう。)

「ハリ ゆっくり食べろよ」彼女が元気よく食事をする姿を見ながら、彼女の名前を優しく呼ぶプンホ。
デートをしようと彼女を誘って外出し、気の乗らないペアルックもし、デートコースの定番と思われるNタワーにも二人で出かけるのだ。
何も知らないハリは本当に元気なのだが、プンホはハリに優しくしつつ、少しずつ別れの準備を始めるのだ。

プンホ 本当にいい人だ。
***
プンホに名前を呼ばれたハリは「名前を呼ばれる時が一番好きなの。詩にもあるでしょ?名前を呼ばれて彼の元に行き、花になったって・・・私はどんな花になるのかしら?」などと夢見心地。そんな風にロマンティックな言葉を口にするかと思ったら、「花より団子
よね?」といいながら、デートではまず一番にお弁当と、プンホと一緒にすっかりピクニック気分だ。若いな~と思いながらも、あまりにも幼すぎるデートに付き合うプンホの優しさに感動。

言葉の問題

2008-03-24 22:22:11 | ソン・スンホン(宋承憲)
韓国ドラマと韓国映画で一番違うのは言葉の問題だと思う。
テレビは家族みんなで一緒に楽しむと娯楽というのが、いまだに浸透しているらしい韓国ではテレビで汚い言葉(下品な言葉)を遣うのは日本では想像出来ない位厳しいらしい。
(これはこの番組は若者向き、これは年配の人向きと番組の区分けがはっきりしている日本では考えられないことだだろう)

映画ではNGワードに対する基準がゆるいようだが、それが観覧基準にきっちり現れるらしい。

宿命の観覧基準が公開直前に青少年以上になったことが話題になっていたが、今回映画を見、私はそれが暴力シーンの描き方の問題というより、言葉の問題も大きかったのではと思った。

「けっ せっき」
「のむ」
「しっばる」
この3つの単語は、テレビドラマでは聞くことの出来ない乱暴な単語の王様だと勝手に思っているのだが、(意味は、相手を罵る時の言葉を連想してもらえばいいと思う)
裏切る役を演じているクォン・サンウは、口を開くたびにこの言葉を連発していた。この言葉が口癖のように出てくる役というのは、かなりなものだ。
本当の悪者(腹黒いと言う意味)なら、涼しい顔をして陰で汚いことをする者だと思うのだが、この言葉を簡単に口にする悪者というのは、それだけ思慮が足りない軽い若者だという風にも言えると思う。クォン・サンウの演じていた役柄はそういうものだったから、彼の口からこれらの単語が何度も出てくるというのは、ある意味当然だろう。

そうは言ってもこんなに連発するとは・・・と思う位だった。
追撃者がその内容と残虐なシーンから青少年以上の観覧ということになったのだとしたら、宿命は言葉の問題もあって青少年以上の観覧ということになったのではと勝手に考えたりしている。