私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

社長をロック解除 第11,12話

2023-04-08 20:36:28 | 社長をロック解除 韓国ドラマ

百戦錬磨だったはずの取り立て屋は亡くなってしまい、彼を慕っていたミナにその死を告げる事の出来ないインソンとチョン秘書。専務は誰かをコントロールしようとする時はその人の一番大事な人を人質にするという、一番確実で一番いやらしい方法を取る人間だ。当初は拒否していた執事もそうやって取り込まれていったのだ。二人はそれを逆手に取り、バグがあるからと社長が公開を拒んでいたプログラムが完成したとの偽情報を流し、専務と取引する事を画策。副会長と手を組んでいると思われた警察が専務たちを捜査している事を知ると、警察と手を組むことで保険をかけてなんとか社長の身体を奪還しようとするのだ。

何としてもプログラムが欲しい専務が取引場所に指定したのは、グループの巨大なサーバー基地。そこでの攻防戦から、社長が失踪前、自分の開発したプログラムを自らの携帯にダウンロードしていた事が判る。自らプログラム開発の為に提供していた個人情報によって、AIはまるで社長かのように考え、答え、そしてコミュニケーションまで完璧にこなしていたのだ。

それを知りショックを受けたはずのインソンだが、初めてはなんでも携帯の社長から指示を受けていた人間とは思えないインソンの行動力。AIの学習能力よりもスピードが速いではないか・・・警察と手を組むだけでなく、専務の為に社長を活かす事に尽力していた医師と接触し、専務が悪事に手を染めている証拠の品を手に入れる。更に自分で全てをコントロールしたい専務の卑劣な人心掌握術を逆手に取り、専務に驚く程の忠誠心を見せていた軍隊出身の運転手の弱点をも見つけ出すだ。

そして「AIを使った自動運転、ちょっとしたバグがあっても自分の会社の株価さえ高騰すればいい」と欲に目がくらんだ専務はインソン達の掛けた罠に自ら入っていくのだ。

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ここ最近、メディアで取り上げられない日がない位話題の「ChatGPT」。「ChatGPT」同様、チャット形式で対話ができるAIツールが主役のこのドラマ。主人公を演じるチェ・ジョンヒョプの明るい感じがドラマ全体に浸透しており、「携帯に閉じ込められた」などと、かなりコメディチックに演出されてはいるものの、冷静に考えるとさらっと殺されている登場人物もおり、描きようによってはかなりミステリアスな内容にも出来るストーリーだった。

これからはきっと、AIとのかかわりを重く描くドラマも出てくる事だろう。

 


社長をロック解除 第9,10話

2023-04-03 21:26:01 | 社長をロック解除 韓国ドラマ

消えた社長が病院で拉致されていることを知り、その場に駆けつけるインソン、チョン秘書そして取り立て屋トリオだが、副会長の運転手はインソンから取り上げた社長の携帯で追跡されていることを知ると携帯も捨て、あっという間に病院からの脱出を決行。手掛かりが無くなってしまうのだ。
ドラマの中では、何か悪だくみが行われる際に、精神科病院の医師が悪い輩と結託しているというのはなぜかかなり定番の流れ。今回、社長が拉致されていた精神科病院の院長は、専務の実の兄が医療事故で亡くなった際の主治医だったのだ。自分の立志伝に兄が邪魔だった常務にとっては、医師はまさに救世主。敵と味方はオセロの裏表だ。副会長の運転手が実は専務の手下であることも知る事になる3人。
チョン秘書は、母親の身柄を人質にされて脅されている事を2人に告白し、インソンと取り立て屋は、自動運転システムのバグが許せない社長と、バグ等はあとからいくらでもなんとかなると手柄を急いだ常務の間の諍いが今回のトラブルの理由だと確信。そのトラブルに副会長が乗っかった事が今回の全貌だと狙いをつけ、株主総会を開く事で一気に専務と副会長をリングから引きずり下ろす事を計画するのだが、一週回って専務と副会長が後ろで手を組み、インソンが社長職から引きずり降ろされる事になってしまうのだ。

専務が事を急ごうとしている理由が分からない中で、副会長が打った次なる手は「元社長のインソンのパワハラ疑惑」。イメージ戦略にやられてしまうインソンだが、ここで突然フォーカスされるのは、これまでのおせっかいインソンの心遣いの数々。いい話はネットであっという間に広まり、再びインソン派が盛り返すのだが、好事魔多し。

父親が恋しいミナの為に足を使って社長を探していた取り立て屋は、社長を見つけるのだが、専務が送り込んだ多数の部下に囲まれることになってしまうのだ。


社長をロック解除 第7,8話

2023-03-27 21:22:13 | 社長をロック解除 韓国ドラマ

「社長の行方が分からなくなった日の事を全部話す」と常務からの電話を受けて飛び出すインソンだが、常務と話すことは出来ずに常務が練炭自殺をしている現場に出くわしてしまうのだ。
名もない俳優の頃の経験から「自殺に見せかけた他殺」と判断するインソンだが、「だから君が犯人」ということになってしまう。
ボミョングループの副会長に助けられるも、(というか、彼がインソンをはめたに決まっている)身の危険を感じたインソンは実家に戻ってしまうのだ。

売れない俳優時代、セクハラを告発したことで俳優の仕事を失ったインソンの失意を知っている両親は彼を受け入れるのだが、インソンは社長の娘ミナの幼稚園のイベントの事を思い出し、ミナを思い再び戻る決心をするのだ。
自分にキチンと向き合ってくれるインソンに心を許しているようなミナ。そして子どもらしい本能を発揮し、強面の運転手兼ボディーガードにも心を許している彼女。

再び社長奪還に向き合うインソンは、常務の事件に副会長の運転手が関与していることに気づくも、副会長の運転手はインソンが持っていた社長の携帯電話を奪い、謎を解明しようとするのだ。
敢えて敵の懐に入って謎を解明することに決めたインソンと社長は、副会長の運転手を泳がせる事で証拠を掴もうとあれこれ画策。

しかし、その事で社長から四六時中アドバイスを受ける事が出来る機会を逸してしまったインソン。「ウェアラブルメガネ部門が赤字なので業務撤退」という厳しい現実に判断を下さなくてはならなくなるのだが、チョー・ヨンピルファンの父親があんなに喜んでいたウェアラブルメガネを手放す事は出来ないインソン。真の社長として役員を前に堂々のプレゼンをして業務継続を提案するのだ。

常務が自分に見せようとしていた資料が副会長の元にあると踏んだインソン達はなんとか資料を手に入れようと、コメディサスペンスらしい計画で副会長室に潜入。資料を手に入れるのだが、その流れで社長が病院で拘束されていることを知ってしまうのだ・・・

やっぱり社長の声はAIで再現されていたのか?もしそうなら誰が再現していたのか?ここにコメディサスペンスらしい要素はあるんだろうか?


社長をロック解除 第5,6話

2023-03-25 19:21:04 | 社長をロック解除 韓国ドラマ

見ている私は、「多分閉じ込められていないのに閉じ込められているフリをしている社長がいろんな意味で一番怪しい」と思っているのだが、ドラマの流れは当然「大事な一人娘を残し拘束されている社長を助ける為に犯人を捜す」という事になっている。

社長を尾行していた男が社内に居た事が判ると「どうやってシルバーラーニングに就職出来たのか?」が問題になる。身分から学歴から全部を偽って会社に乗り込んだ男だが、社内での履歴には偽造がない。分かるのは、社内にいる見えない敵から手引きがあるということだけ。仮の社長であるインソンは、敵対勢力からのスパイでない事がはっきりしている怖い物知らずの借金取りの男をドライバーに、社内から犯人を捜しだす事にするのだ。借金取りに追われ苦労しているチョン秘書にとっては3人でチームになる事はこれ以上ない迷惑な話だが、チョン秘書に対してだけでなくこの借金取りの男に対してもかなりニュートラルな態度でフランクに接するインソン。

周りは全部敵のはずなのに、強く出るでもなくゴマをするでもなく、社長の娘の誕生日にキャンプに行き、父親不在で不安がる彼女に優しく接するなど緊急事態の中でもどこかノンビリしてる雰囲気だ。

財閥の中で対立している叔父と姪、更に髪はないけれど欲はある常務たちからしたら、突然やって来たインソンは存在も思考も想定外。コメディミステリー故、インソンの先入観の無さがうまい具合に転がるように出来ており、犯人とコンタクトを取っていたらしい常務の口を割らせる事に成功するのだが、敵はかなり本気だ。「レディーアクション」の一言で難局を乗り切っていたインソンを常務殺害で拘束する位の事は朝飯前らしい。

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インソンの父が愛してやまない大御所歌手のチョー・ヨンピル。今はコンサートに重きを置いた活動をしているとの事だが、各地の会場はインソンの父のような熱狂的なファンで大盛り上がりらしい。

 


社長をロック解除 第3,4話

2023-03-22 21:17:50 | 社長をロック解除 韓国ドラマ

無線イヤホンの力を借りて、割と無難に社長職の仕事を乗り切るインソン。

携帯の中に閉じ込められているソンジェ曰く「髪はないけれど、欲は人一倍ある」という常務も表面上はインソンの一挙手一投足に注目しつつも、表面上は大人しく服従だ。

敵も多いと思われるソンジェの後任ゆえ、風当りは強いに決まっているのだが、就活時代を考えれば天国と思っているようなインソン。失うものがないだけにその行動もなかなかフットワーク軽し。
面接の日に自分にワイシャツを貸してくれた秘書も残れるように調整し、「自分の事で精一杯で人の事を気遣っている暇などない」とやや切れたような彼女の物言いにも、ワイシャツを貸してくれたやさしさをさりげなく指摘。無線イヤホンの力で大きな失言もなく、いざとなったら俳優を目指していた時代の演技力を発揮して乗り越えるインソン。

怪しんでいるにボミョングループの副会長にイヤホンを水没させられるという受難にも、四六時中耳にしていたするソンジェの言葉を思い出し、無事に乗り切るのだ。
(啖呵を切るまでにはいかないのが、それなりのスッキリ感はあり)

閉じ込められたソンジェの秘密もチョン秘書と共有することになり、更に失踪当日の秘密を探る事になる仮の社長と秘書コンビ。

ソンジェが行方不明になった日の秘密を解明すべく、常務の車に追突し、インソンがソンジェの携帯を拾った現場も検証する。

ただ、こっそりやっているつもりでも、二人のこそこそした行動の殆どはソンジェを失脚させたいボミョングループの副会長達には筒抜けなのだ。

ソンジェを尾行している車を探す仮の社長と秘書コンビだが、自分たちも尾行されている事に気づくのだ。果たして誰が一番怪しいのか・・・今のところ、誰が一番怪しいかといえば、やっぱり携帯の中に閉じ込められているソンジェその人なのだが・・・大体、閉じ込めれれていないだろう。それなのに、何故閉じ込められている風を装うんだろうか?


社長をロック解除 第1,2話

2023-03-19 19:51:18 | 社長をロック解除 韓国ドラマ

就活生の厳しい状況が描かれる韓国ドラマは色々ある。このドラマも主人公が就活に悩むドラマだ。

チェ・ジョンヒョプ演じる就活生は、俳優で身を立てようとするもののなかなか目が出ず、両親にも面目が経たない事から就活にシフトチェンジするもののそれもなかなか厳しい。就職試験も何度も落ち、今回も大手IT企業の面接を受けるものの面接前のトラブルで敢え無く撃沈。

田舎でリンゴ農園を営む両親の元に里帰りする際の手土産にも困る状況だ。

インソンの就職が決まらなければ、リンゴ園を営む父親と息子インソンの間にある「俳優の夢をあきらめさせたVS父の言うことをきいて夢をあきらめた」というわだかまりが消える事がないのだが、インソンが一発逆転で就職できるとも思えない。

しかし、そんな奇跡のような事が山の中で拾った携帯電話をきっかけにインソンの元に転がり込むのだ。大手IT企業のCEOが携帯電話の中からSOSを出して、そのSOSに答える形でインソンが携帯電話の指示に従ってCEOとして会社に乗り込むというありえない展開。

さすがIT企業だ。社内で通信状況が途切れる事はなく、インソンは常時通話状態でCEOのソンジュの指示とアドバイスを受けながら30代になったばかりの「出来るビジネスマンの役」を演じる事になるのだ。

最初は「ちょっとこじんまりした感じのドラマかな?」と思ったのだが、「社長役を演じればいいんだ」とインソンが割とノリノリで社長役を演じ始めた事でちょっと面白くなってきた。

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CEOのソンジュには当然のように敵が多い。大体携帯の中に人が閉じ込められるわけもない。自動音声でCEOのフリをする事など朝飯前の事のはずだ。俳優志望だったインソンが自主的にどんな社長を演じるのかが、今後のドラマの楽しさを左右するかと思われる。