私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

気象庁の人々 第15,16話

2022-04-05 21:43:05 | 気象庁の人々(韓国ドラマ)

シウの父親の体調が悪いことを彼よりも先に知ってしまうハギョン。放って置けないハギョンは入院の手続きを行うも、彼の父親に口止めされてしまいシウに打ち明けることもできない。職場では出した予報を訂正することになるが、先輩としてチーム員であるシウを守ろうとするハギョン。

そんな風に、お互いの負担にならないように、愛しているから別れようという二人の行動を「一番バカみたいな別れ方よ。人生は短いんだから。そんな事をしている暇はない」と諌める上のは、なんとかしてハギョンをいい条件でお嫁に行かせたかった彼女の母親だ。

このドラマ、結局のところ、本当の悪人は出てこないドラマだった。女性記者と結婚したハギョンの元婚約者のギジュンも「恋人としては失格だったけれど、いい友人でいたい」とハギョンにシウと別れない様にと説得し、半ばやけくそ気味に生きていたシウの父親も「俺のタイプじゃないが、息子の方が女性を見る目がある」と最後にはハギョンのことを認めてくれる。さらにギジュンと結婚した彼女も、母になるとわかると急に真剣な態度を見せ始める。

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地形状況などの条件により予報が難しいと言われているらしい韓国で、なんとか国民のためにきちんととした気象予報を行おうとする気象庁の人々を描くドラマの中、気象と向き合いながらも恋に悩むパートはシウとハギョンが担い、恋に溺れてアップアップしてしまう姿で笑わせるパートはハギョンの姉とシウの先輩が担うという役割分担。典型的かもしれないが、スッキリしていてよかったと思う。


気象庁の人々 第13、14話

2022-03-30 18:53:36 | 気象庁の人々(韓国ドラマ)

台風が続けてやってくる事が分かり、それが収まるまで済州島に残る事になるハギョン。
「予報は予報だ。正確性にこだわる事はな」とアドバイスを受けるも、最善を尽くしたいと嵐の中海に出ていく事にこだわるハギョン。そうした事でかなり正確な判断を下す事が出来るようになったにも関わらず、「予報は皆の安全の為」と最悪のケースを想定した予報を出す判断を下すハギョン。どうやらこの判断、誰かが責任を取るような大きな判断らしいのだが、それでもそんな判断を下すのだ。そして、この嵐の中で、シウの意思を尊重し別れる事を決めるハギョン。

しかし、情報には伝わるまでのタイムラグあり。別れを決めた後に気象庁内では二人が付き合っている事が皆の噂になり、「もう別れました」などと言えない状況になってしまう。
そんな様子を見て「前の社内恋愛では僕が悪者になった。今度も男性に振られたなんて彼女が言われるのは見たくない」とシウにハギョンの事を考えた行動を取るように諭すギジュン。彼も妻との信頼関係が揺らぎ、更には予定外の妻の妊娠にグタグタの態度を取り、妻からの信頼度を回復することは不可能にも思えるのだが、そんな中でもハギョンの事をいたわる彼。当初はどうしようもない男性だと思っていたが、ハギョンのいう通り、優しい所もある人だったのだ。

ギジュンのアドバイスもあり、「温かい目で見守っていてください」と庁内で挨拶をしてハギョンを庇うシウ。更に二人の関係は母も知る所となり、別れたのに分かれていませんという、なんだか良く分からない芝居を続ける事になった二人・・・・

そんな中、シウの父親の体調が良くない事が発覚するのだ・・・


ギジュン夫婦は結婚式を挙げ、周囲にも結婚しましたと報告しているにも関わらず、まだキチンと入籍していない。韓国では、挙式をすることで世間的には結婚しましたという報告をし、実際に入籍はあとからゆっくりというのがごくごく普通に行われているらしい。もちろん同時にしてもいいとの事らしいのだが、「皆に結婚したと報告したのだから・・・法的な手続きは落ち着いてからゆっくりすればいい」という考え方がどうやらかなり一般的らしい・・・


気象庁の人々 第11,12話

2022-03-25 19:18:54 | 気象庁の人々(韓国ドラマ)

「独身主義者」「彼女は結婚を前提に考えていなければ付き合わないはず」という言葉に心惑わされる二人。

更にハギョンの「公私混同はしたくない」という態度が、シウの心にボディブローのように効いてくるのだ。

ハギョンの「社内恋愛でまた再び失敗したくないという思い」が、シウには元彼であるギジュンが基準にあっての言葉だと思えてしまうらしい。「自分は自分で比べられる対象ではない」という思いと、公私混同はしないというハギョンの態度に傷つくシウ。

ちょっと前ならこの関係は男女逆が定番のスタイルだったと思うのだが、それが今は男女逆。というか、今は年下の男性と年上の女性を描くドラマが割と人気なので、このドラマのようなパターンも多いが、きっともう少し経つと、ドラマによって、色々なパターンがあるという風に変わっていくのだろう。

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台風の時期には、済州島の支部に応援要員を送るようになっているようで、公私混同はなくシウを送り込むことにしたハギョンの指示で、あっという間に済州島に向かうシウ。

台風が近づき風が強くなっている中での作業で怪我をしたシウ。彼の熱い気持ちを知りながらも、自分がコントロールできなくなる事が怖くて彼につらく当たった事を後悔しているハギョンの前に現れるのは、「息子が仕事で怪我をしたなら補償金が出るはず」と思い気象庁に怒鳴り込んできたシウの父親だ。

シウを心配し、更には父親の態度を諫める為に、シウの父親と一緒に済州島に向かうハギョンだが、息子の容態も確認せずに補償金の事しか頭にない自分の父親の様子を見て、シウはハギョンに別れを告げる決心をするのだ。時分の気持ちではコントロール出来ない肉親の問題に、そんな風に決着をつけようとする彼・・・・

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終わった恋についてはゆっくりと自分の気持ちを話して誤解を解く事が出来たハギョンだが、現在進行形の気持ちは、自分でコントロールしようとしても、相手の気持ちの動きは分からずに予測不能だ。

 


気象庁の人々 第9,10話

2022-03-18 20:34:26 | 気象庁の人々(韓国ドラマ)

ハギョンとシウが付き合っている事を信じられないハギョンの元彼ギジュンは、妻が不安を感じていることにちっとも気づく事なく、彼女が結婚後初めてのギジュンの母の誕生日の祝いの席に行くことを嫁の務めと思っている事に気づきもせずに、ハギョンとシウのデートを追跡するというどうしようもない行動に出るのだ。

見始めた頃は「最低な奴だな・・・」という思いだったが、ここまでやってくれると逆に面白くなってくる。見ている私は面白くていいが、同棲していた彼と別れ、幸せになるためにギジュンと結婚したはずなのに、お金に困っている夫に不安になり、ハギョンとの話し合いにも失敗する頼りない夫に妻としては、(彼女のやや自己中心的な思い込みを差し引いても)不満爆発なのも良く分かる。

妻の思いを何にも分かっていないギジュンは、シウに何だか良く分からない対抗心を燃やし、それにシウも我慢できずに応戦するという・・・笑ってしまうが、これが韓国語のサブタイトルが「社内恋愛 残酷史編」となっている理由だろう。

邪魔するギジュンがいても二人の交際が上手くいけばいいのだが、「社内恋愛 残酷史編」故、そんな展開になるわけもない。

ハギョンは「私がシウと別れたのは彼が独身主義者だから」とギジュンの妻から聞いて心が揺れ、シウもギジュンから「彼女は結婚も考えずに男性と付き合う事はしない」と聞きやはり心が揺れる。(ギジュン夫婦は、夫婦ともども黙っていられない性格のようだ。)

そこにハギョンの破談に心を痛め、なんとしても彼女に良縁を準備してあげたいハギョンの母が何も知らずに参戦。とにかく前のめりに娘の幸せを望む母の態度に悩み、更に新しい恋愛の先に結婚というゴールが無い事に悩み、その上チームとして仕事上の責任を取るという事に悩むハギョン・・・

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特ダネを求めて気象庁に乗り込んでくる一人の記者。どこの世界にも自分の利益だけを考えるハイエナのような輩がいるのだ・・・

 


気象庁の人々 第7,8話

2022-03-09 21:09:58 | 気象庁の人々(韓国ドラマ)

「一緒に住もう」というハギョンの提案をなんとソフトに、しかしはっきりと拒絶するシウ。パートナーとしてキチンとやっていけるか見極めたいという彼女に、そんな理由で同棲したくはないというシウ。二度と失敗したくないからと言う彼女に、傷つきたくないのは僕も一緒というシウ。年上のハギョンが主導権を持ちがちになるのはなんとなく想像がつくが、そんな彼女に自分の意見をはっきりいうシウ。お互いはっきり言いあった方が誤解がないというあまりにもストレートな理由に、ハギョンだけでなく見ている私もなんだか苦笑してしまう。

この青年、駆け引きがないと見た。父親に悩まされながらも素直に育っているのが素晴らしい。あんな息子が居たらどんなに頼もしいだろうと思ってしまう。

しかしオム予報官を見習って、二人で庁内の宿直室を占領していることにクレームが殺到し、結局ハギョンの家にオム予報官と一緒に下宿することになるシウ。

いつまでも立ち止まっていないシウとハギョンと違って、自分の妻が結婚前にイ・シウと同棲していた事を知ってしまい、ショックを受けるギジュン。

このギジュン、自分勝手なのかと思ったが、それよりなによりまだ子どもなのだ。勝手にショックを受けていればいいと思ってしまうが、今更のように「元カノハギョンに悪い事をした」と反省するあたり、悪だくみの出来る人ではないのだ。

自分を裏切った元彼ギジュンよりも、一歩も二歩も先に進んでいるハギョンが、そんな彼の姿を情けなく思うのも良く分かる。

更にそんな彼がハギョンを頼ってくるのをシウが快く思わないのも良く分かる。相手の過去をシツコク問いただす事はしないのだが、過去をいつまでも引きづっていられるのは嫌だというシウの思いは非常に分かり易い。元彼ギジュンとシウが公衆の面前でつかみ合いの喧嘩をしても、シウの事を許せるのは、駆け引きのない彼の気持ちが分かるからだろう。。。

しかしハギョンの元彼ギジュンは、ハギョンとシウが付き合っている事を知ってしまうと、それを妻にあっさりと打ち明けてしまうのだ。なぜ黙っていられないのか・・・やっぱりこのギジュン、どこまでも大人になれないらしい。。。

 


気象庁の人々 第5,6話

2022-03-03 21:17:49 | 気象庁の人々(韓国ドラマ)

同期での出世も早く、女性としてチーム長を任されるハギョンの責任感はやや空回りしてしまう。
社内恋愛の失敗で挽回したいという気持ちからの空回りというより、単純に経験不足からの勇み足に見える。
(そもそも、元カレのギジュンより彼女の方が仕事が出来るという共通認識が庁内にあるのだ。)
もっと年齢を重ね、人生経験があった上でのチーム長抜擢なら問題ないのだろうが、尊敬する先輩が早期退職で席が空いての昇進。空回りしても仕方ない。また前回の社内恋愛から時期を置かずして次の社内恋愛が始まっているのだ。秘密にするために、妙な力が入ってしまうのは仕方ない事だ。

同じように私生活の悩みが仕事に出てしまうオム予報官。10数年近く家庭を顧みなかったのだ。ギクシャクしても仕方ないが、本人に顧みなかったという自覚がなかったのだ。家族との距離感にショックを受けすぎだと思うのだが、それも仕方ない。

そんな中、賭博に入れ込み金の無心が続くシウの父、そしてハギョンの破談を心配する彼女の母。
お互いに家族の問題を抱える事になる二人は、付き合い始めていくらも経っていない事もあり、簡単に心がすれ違ってしまうのだ。

特にシウが上席であるハギョンと付き合っている事に気づき、職場に押し掛けなんとも簡単に彼女に金の無心をする父親の事をシウが恥ずかしく思うのは当然だ。
しかし、そんなシウの事情を知ったハギョンは、逆にシウと更に真剣に付き合おうとするとするのだから、何がきっかけになるかは分からないものだ。

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社内結婚の夫が、公務員5級試験受験の為に休職しようとするエピソード。韓国語を教えてくれているSさんによると、韓国での公務員人気は日本の比ではないとの事。(上の職位を目指すべく、休職するというのも多くはないがあり得る事らしい)チェ・ガンヒとチュウォン主演の7級公務員というタイトルのドラマがあるように、新入りの公務員のランクが7級というのも共通認識なんだという。

そして、就職の為非常に競争が厳しい韓国では、厳しい就活を乗り越えて入社した新人たちは、英語やPCスキル等、自分達のスペックに及ばない中高年社員へのあたりがなかなか激しいらしい。そのあたりに人生の先輩だから・・・という遠慮はないらしく、『あなたたちがいつまでも会社にいるから僕たち若者が就職に苦労するんだ。』という態度をはっきり示す為、殺伐とした雰囲気になることもよくある事との事。これは韓国人同僚からの情報だ・・・


気象庁の人々 第3,4話

2022-02-24 21:23:02 | 気象庁の人々(韓国ドラマ)

お互い恋人に裏切られた形となった気象庁統括2課の課長のハギョンと、特別警報の担当としてハギョンの部下として働く事になったイ・シウ。

「お互い大人だから、クールに行きましょう」と盛り上がり過ぎた一夜の出来事に予防線を張り、なんでもなかったポーズを取るハギョンだが、もう失うもののないシウにそのポーズの裏にある心理を読み取られてしまうのだ。

「僕の事気になっていますよね?」とソフトながらもグイグイと彼女の懐に飛び込んでいくのだ。

彼女に殆どのお金を出させておきながら、「二人名義だから、権利は半々で」となかなか図々しい交渉をしてくる元婚約者ギジュンの面の皮の厚さに悩み、娘の行く末を悲しむ母の思いを負担に感じ、統括2チームの課長としての職責の重さに悩むハギョン。そんな彼女とは正反対に、望んだ職場に異動出来、更に上司はハギョンということで、失恋の傷はどこかに消えて、ソウルで新たに始まった生活を楽しみ始めているシウ。

勿論、偶然と突然により始まった新しい社内恋愛に悩みつつも、気象庁として予報にも悩む二人。

霧が発生しやすい地形と気象条件に寄り、濃霧による交通事故が多発するソウル。突然の変化が起こりやすい地形等により予測が難しい事から特別警報が出せない事を、ギジュンの妻であるユジンに「職務放棄では?」というニュアンスの記事にされてしまうハギョン。

しかし、反論記事が出せない気象庁としては、気象庁の見解という形でレポートを出す事で世論に納得してもらう事を選び、ハギョンとシウはその作成に二人で取り掛かる。社内恋愛のいいところは一緒に仕事をしていくことでお互いの真面目さを感じ、同じ仕事を仕上げる事で一緒に達成感を感じる事が出来る事だ。

すっかり意気投合した二人は、ハギョンの言葉通り、「もう二度と公開社内恋愛で苦労したくない。社内にばれたら、それが恋愛の終わり」と決めて本格的に付き合い始める事になるのだ。

それ故、韓国語のサブタイトルは「社内恋愛 残酷史編」なんだろうが、その明るい雰囲気故、邦題のサブタイトルは「社内恋愛は予測不能?!」となっているのだろう。


気象庁の人々 第1,2話

2022-02-17 21:38:33 | 気象庁の人々(韓国ドラマ)

ドラマのタイトルが気象庁の人々で「社内恋愛は予測不能?!」というサブタイトルがついているのは、舞台となる気象庁にかけての事だと思うのだが、これが、こんなにもストレートなサブタイトルをつけてもっとひねりがないのかと言いたくなる位のストーリーだ。

予報官として仕事をする三十代半ばの女性。学生時代からの付き合いで職場も同じ気象庁という男性と無事結婚が決まったものの、その男性が新居として二人で購入したマンションに気象庁付の記者として働くマスコミの女性を連れ込んでいるのを知ってしまうのだ。絵に描いたような好事魔多し。10年も付き合った上でのトラブルに、当然結婚は破談となるのだが、男性はその後すぐに浮気相手と結婚して幸せになり、彼女はあっという間に社内恋愛に失敗して職場でも噂の人物となってしまうのだ。

慰謝料としてもらうはずだったマンションも、別れた元婚約者からは「お金がないから共有財産として二人で分け合おう」とケチな相談を持ち掛けられ、更には「二人一緒の職場に残るのは気まずいよね」と、新婚の自分はこの職場に残るからと、彼女に職場を変わるように持ち掛けるだの、なかなかの下種野郎。ここまで徹底したダメ男だと逆に気持ちがいい位だ。

そんな踏んだり蹴ったりな中、仕事に生きようと思っていた彼女の前に、微妙に年下でありながら、気象予報士としての腕もあり。。。という新しい同僚が現れる。

別れた元彼と結婚した記者の元彼というその同僚。「二人の結婚式を邪魔してやると思っていたんだけれど、案外ショックを受けていない自分に気づいた」という彼。

踏んだり蹴ったりだったはずの二人が、偶然にも出会ってしまう・・・というエピソードだけを考えると、なんだか往年のトレンディドラマを思い起こさせるのだが、気象庁の仕事を描いたpartもなかなかのボリュームだ。

韓国は天気予報があまり当たらないのが有名だったはず。多分それを払しょくさせる位の気象庁のあれこれが描かれるドラマなんだろうな・・・と予測。