私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

エリック・クラプトン ジャパンツアー2009

2009-02-28 20:00:14 | なんということはない日常
ジャパンツアーの最終日だったせいだろう。
非常に気合いが入っており、オペラグラスで見ると、顔が真っ赤になっているのがよくわかった。
ドラムが素晴らしく、演奏全体が凄くしまった感じで好印象だった。

MCはいつもと同様短く「サンキュー、どうも」だったのだが、最終日だったせいか、アンコールが終わった後、「この数週間楽しかったです。」と話したのでびっくりしてしまった。
何回かコンサートに足を運んでいるが、フルセンテンスで話しているのを聞いたのは、初めてのような気がする。
土曜日の午後5時始まりだったので、ビールを片手に楽しんでいる人も多し。私の前にいた女性二人組は、曲が始まるたびにビールで乾杯していたし、周りには心の中のエアギターを掻き鳴らしていると思われる壮年男性が多数見受けられた。

南東 二階席、前から二列目で鑑賞。

おくりびと

2009-02-28 15:45:36 | 映画鑑賞
公開の時には時間があわなくて見逃した作品。
今回アカデミー賞外国語映画賞受賞で、近所の映画館でまた上映されたので見ることができた。

チェロ奏者だった主人公は、オーケストラが解散し帰って来た田舎で偶然納棺の仕事につくことになる。
仕事の適性などということを考えるまもなく、納棺の仕事につく男性。

師匠ともいえる男性は何か構えている風でもなく、飄々とした様子で納棺の仕事をこなしている。
師匠の姿を間近にみつつ、仕事を覚えていく男性。
納棺師という仕事が葬儀社とは別になっているとは知らなかった。
静かに旅立ちの手助けをすることになる仕事。
その所作の美しさが、旅立つ人へのお別れの儀式だということも知らなかった。

美味しいものを食べながら、仕事に向かい、そしてまた美味しい物を食べながら仕事に向かう男性。
食べること。仕事をすること。そうやって毎日が過ぎていく。それが生活だと気づかせてくるし、その中に死というものが必ずあるということを普通にやさしく描いた映画だ。

私も仕事に誇りを持ちたい。仕事は生活の一部なのだ。

***
広末涼子が納棺師の妻を演じている。
妻が夫の仕事を受け入れるようになる様子を自然に演じている彼女。
昔はあまり好きでなかったのだが、この映画やドラマのトライアングルの感じは非常に好印象だ。彼女が変わったのか、私の見方が変わったのかは不明。



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怒涛の日々

2009-02-27 22:48:11 | なんということはない日常
ソウル旅行から帰ってきてからは、非常に厳しいRの嵐にさらされている。
「毎日遅くまで仕事大変だね~ご苦労様」
両親は「この厳しい時期に、仕事が順調で忙しいのはありがたいこと」と思っているようだ。そうではなく、別の意味で忙しいなどとはとても言えない。。。

一週間の疲れをビールで癒す。

H.I.T. [ヒット] -女性特別捜査官-

2009-02-26 22:34:32 | 韓国ドラマ・映画
このドラマを見ながらストロベリーナイトを読んだりしていたので、コ・ヒョンジョン演じる女刑事とストロベリーナイトの姫川刑事がごっちゃになったりしたが、ドラマの方は連続殺人犯を追うという内容であっても、新米検事との女刑事の話にもちゃんと(というか、やや多いくらい)スポットが当たっており、シンプルな警察物というわけでもない。

サスペンスアクション的なドラマが少ない中で見る、カーチェイスやヘリコプターを使った追跡、更には香港のロケと結構動きが激しいのは目を引く。このまま行くのかと思ったが、勿論そんなことはなく、後半は恋物語だの、心理戦だの急にスケールが小さくなってしまうのだ。
登場人物のキャラクターがはっきりしてからなので、前半は動きの多さを楽しみ、後半はキャラクターを楽しみという見方をした方ががっかりしないかもしれない。

コ・ヒョンジョン演じる女刑事とハ・ジョンウ演じる新米検事のエピソード。
どう考えても女刑事の方が年上なのだが、ドラマの中ではそれは取り立てて問題にならず。新米検事の考えの浅はかさを女刑事が諭す場面も多々あるのだが、それも取り立てて歳の差を強調したものではない。
ベテランと新米という差はあるものの、お互い刑事と検察というプロの視線で話が進む場面が多く、立場の差がお互いの障害になることはあっても、歳の差が障害になるということがなかったのが、よかった。
何かあるたびに一々「歳の差、歳の差」などといわれながらラブストーリーを見ても面白くないし・・・

見始めの頃はハ・ジョンウを見るたびに「おおつるぎたんにそっくり」と思ったが、最後には「おおつるぎたんがハ・ジョンウに似ているかも」と思うくらいになった。慣れというものは怖い。20話も続けてみていると、誰が誰に似ているのかと一々気にするのも面倒になるものなのだ。


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ストロベリーナイト

2009-02-26 22:33:22 | なんということはない日常
犯罪場面の描写が凄い。普段「グロい」という表現を使うことはないけれど、多分こういうことに対して「グロい」という言葉を使うのだろう。
こういうグロい場面も含めてこの作品なのだろうけれど、正直ちょっと辛いものもあり、やや薄目で読み飛ばした部分もあり。

姫川玲子という主人公や、裏金作りにせいを出しながら彼女を目の敵にする男性刑事など、出てくる登場人物はかなりあくが強い。スピード感があり、犯罪の内容そのものは非常に重苦しいのに、場面、場面の映像が想像しやすいところもあり。
そんなところから、本であるのに、漫画なのかもと思わせる雰囲気もあり。
重いのに、軽さを思わせる雰囲気があるのはそんなところからやってくるのかもしれない。

特に裏金作りにせいを出す刑事の物言いは、正直耳を塞ぎたくなるものもあり。勿論それが必要悪であるというのも読んでいるうちに伝わってくる。
また、過去を語る場面で出て来る敬礼シーンも、その映像が見えるかのような臨場感あり。
この本が不思議なのは、今の物語よりも、彼らの過去の物語の部分が面白いところだ。

***
警察はこんなにセクショナリズムに冒されているのか?
身内の争いがこんなに激しいものなのか?

ストロベリーナイト (光文社文庫)
誉田 哲也
光文社

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エデンの東 第52話

2009-02-25 07:00:00 | エデンの東(韓国ドラマ)
(昨日は疲れて寝てしまったので、先に52話の視聴日記)

検察に事情聴取されることになるジヒョン。
どうやらジヒョンは弁護士もつけずに一人事情聴取に望むらしい。
(しかし検察シーンは単語も難しくすべて?ではという推測だ。
これであっているのかは、非常に不安・・・)
「お父様はテオ、テオっていいますが。。。。。」と自分とテオの存在をいいように使っているのではと、シン・テファンに今までの不満をぶちまけるジヒョン。

神父さんからはミョンフンを許すように諭されるジヒョンだが、「私をこの家に連れてきたのはミョンフンです。」とかたくななジヒョンだ。
(しかし「許そうと思っているはずだ・・・しかしそんな自分の気持ちを認めるのが嫌なだけだ。」と痛いところを衝かれるジヒョン)

ジヒョンは、ホテルがソウルオリンピックの時に本部として使用されることになったことについての賄賂で疑われているらしい。。。
(そういえば、会食の時にネクタイピンを使って接待したことがあった・・・
事情聴取も「知らないといえばいい」とシン・テファンから言われたらしいが、どうやら、ジヒョンが考えていたのと、事情聴取は全然違う風に進んでいる様子?・・・)

検察の手は勿論病気のクク会長にまで伸びているのだ。
ドンチョルが差し出したシン・テファンの会話が録音されたカセットテープも引きちぎり、「会長を病院に連れて行くんだ」というドンチョルの言葉を聞き入れず、無理に検察へ同行しようとするドンウク。
そしてその途中でなんと「愛してるぞ、ごめん、ありがとう」という言葉をドンチョルに残し、息絶えるクク会長。そんな会長の死を信じず、「逃げるためのうそでは?」と疑うドンウクに思わずドンチョルの鉄拳が飛ぶのだ。
「大韓民国の検事を殴るのか!!!」というドンウク。昔はナイスカップルだったイ兄弟。ずっとこのままいがみ合うままなのか・・・

更にクク会長の葬儀の場にも関わらず、ドンウクがやって来たのは、ヨンランを取調べしようとしているからだ。
(もう誰も大韓民国検事を止められず・・・)
シン・テファンもやって来て、身の危険を感じたドンチョルは、なんと喪服姿のヨンランをバイクに乗せて逃げるのだ。そしてなんと逃げた先は教会だ。
喪服姿でバイクを駆るドンチョル。教会。そしてクク会長が想像する二人の挙式・・・二人の幸せな笑顔・・韓国式の喪服と教会・・・なんともミスマッチな感じで52話終了。。。
****
4話延長だったらしいのだが、更に2話延長らしいが本当か?
52話の終了後には、後続番組@内助の女王の予告編も放送されていたが。。。

携帯電話

2009-02-24 21:57:50 | 映画鑑賞
ある芸能プロダクションの社長スンミン(演オム・テウン)
洒落たスーツを着てはいるが、実は金の工面に困っているのだ。
しかし希望の光もないわけではない。
育てている新人女優の仕事も順調に行っているのだ。化粧品のコマーシャルも決まりそうだ。
芸能界は一発当たれば大きい世界。
これでなんとかなるだろうと思っていたスンミンの携帯に、あってはならないものが送られてきた。
女優のあられもない姿を映した画像が送られてきたのだ。
知らないうちに流出したのではない。新人女優の恋人であるモデルの男が金欲しさに送ってきたのだ。

金の匂いがするところにゆすりあり。
金を渡し、男を痛めつけ、秘密裏に物事を解決できたはずだったのに・・・・
カフェのテーブルの上に無造作に置いた携帯を忘れてしまったのだ。

自分の携帯に電話をし、「携帯を返せ!」と息巻くスンミン。
普通ならそれで解決するはずだった。
何事も力で押し切るスンミンは多分そうやって芸能界を生き抜いて来たに違いない。

しかし電話を拾った相手は違ったのだ。
「丁寧に電話に出ろ。丁寧な言葉で俺に対応しろ。。。。。」

そして、どうしても携帯を返して欲しいスンミンが「何でもするから、あなたが望むことを何でもするから」と懇願すると、電話の相手はとんでもないことを要求し始めるのだ。

****
「携帯電話一つでそんなことが起こるのか?」
終盤、刑事がこんな台詞を言うのだが、物語の大半はその携帯一つを返してもらいたいがために、スンミンが次々と理不尽な要求をこなしていくことに焦点が当てられる。
たった一つの携帯のせいで・・・という思いと、あの画像が流れたら、金も返せずおしまいだというスンミンの状況が見ている方にストレートに伝わってくる。
なんとかしたいと、興奮し声を荒げて走り回るスンミン。
そんなスンミンをあざ笑うかのように、理不尽な要求を次々と持ち出す男。
それだけでもスピード感が感じられる映画なのに、携帯スリラーだと思っていた映画が、まるでオセロゲームのように白黒が入れ替わるようになると益々スピード感が増してくる。

ゆすっている男の日常。
いつも怒鳴り散らし声を荒げている男の家庭生活。

黒だと思っていたものが、白。
白だと思っていたものが、黒。

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携帯電話スリラーだと思っていた映画が、スンミンの愛の物語だと分かった時の衝撃は大きい。
芸能プロダクションの社長スンミン。いつも怒鳴り散らしているスンミンの心の闇。求める愛情。

スリラーなので、これ以上上手く書けないのが歯がゆいが、オム・テウンファンとしては、満足度高し。
勿論ゆする男を演じたパク・ヨンウも凄い。
イエスマンだった男が超えてしまう一線。その悲しみも見ている方に痛いほど伝わってくるのだ。

スンミンが愛情を注ぐ妻を演じているのは、パク・ソルミ。
映画を見るまでキャスティングをされていることも知らなかった。