何とかしてバウを助けようとするファイン翁主たちは、住職とバウがデヨプの父が書いた謀反について明の承諾を得ようとする文書を使い起死回生を考えていた事を知るのだが、バウはデヨプによって拉致されているのだ。
危険を覚悟でバウの元に忍び込んだファイン翁主たちは、その文書を受け取りなんとかして住職に手渡そうとするものの、住職とは行き違い・・・
(ああ、ここで伝書鳩でも飛ばせれば・・・と思うのは時間差なく情報の伝達が出来る現代人の考える事か・・・)
更にデヨプの父が自分たちの仲間の名前を消した禁書の貸し出しリストで有利になるように計画している事を知ると、なんとかしてオリジナルのリストをデヨプの兄の家から盗み出す事を計画。(お互いの派閥の者の名前があれば、大ごとにはならないと踏んだファイン翁主の決断だ・・)
少し前まで、「何も出来ないファイン翁主」だったとは思えぬ大活躍だが・・・、当然計画は上手くいかず・・・しかし、誰かがオリジナルの貸し出しリストをバウの息子に託していたのだ・・・
デヨプがバウを禁書の件で拘束していることを黙っていた事で、王による聞き取りの際のトラブルを回避し、更にはデヨプの父たちの一派に打撃を与える事に成功したバウ。
自分の娘であるファイン翁主の生死さえも政敵との権力争いに使う光海君だ。バウが身分復活を持ちかけると、それを叶えつつも、更に武術での科挙試験合格を命じるのだ。
(駆け引きの持ち掛け方に権力闘争の厳しさを感じる。。。少ない手数で最大限の効果を発揮させるようにする話の持って行く方が何とも巧妙だ・・・)
デヨプはデヨプで兄と父に「まずは信書を回収することを選んだ」と苦しい言い訳で難局を乗り切ろうとするのだが、デヨプ本人の出生の秘密がこれからの駆け引きに影響してきそうだ。
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光海君から家を守ってもらう約束を貰ったファイン翁主。これでデヨプの父からのあれやこれやから距離を置く事が出来る。
スギョンとして一人の女性として生きる事を選んだ彼女と、キム・ジェナムの孫として生きる事になるバウことデソク。
尚宮とチュンベ、スギョンとデソクの4人で秘密を共有し、デソクの母と妹との同居を乗り切る事が出来るんだろうか。特に嫁に高いスペックを望む母の思いが二人にはかなりな障害だ。
「お母さんと私のトラブルは私がなんとかするので安心してください」とのスギョンの言葉。普通なら「お母さんの味方でなく、私の味方になって」と喧嘩になるところを、本当に結婚しているのでもないのになんとも良妻賢母の対応ではないか・・・
デソクの武術での科挙試験の準備にまで心痛めるスギョンだが、デヨプの父はデソクを仕留める手を緩めようとはせず。科挙の武術試験中に誤発で彼を殺そうとするのだ。権力争いにタブーはないらしい・・・