分析官と一緒に男が車の中で亡くなった際の映像を確認するカン検事は、明るい光が走る痕跡に何か得体のしれない力が関係しているのではと疑念を抱くのだ。
事務官(元刑事だったのか?)の娘であるプロファイラーのセヨンも死体を吊り下げるという異常な行動に「犯人はこの事件をもっと人に知ってほしいようだ」と不安そうに説明。(とにかく超能力的な力が支配している怪しい事件なのだ。。。)
自宅そばであの怪しい力を発揮するブレスレットを最初に持っていた男コ・デスを目撃するカン検事。それを影からそっと見つめるのはあの各種アイテムを自宅に隠し持ち、ピンク色のカメラで何かを見ることが出来るあのチュ会長だ。
コ・デスを追いかけたカン検事は、屋上でコ・デスを攻撃する神父を目撃するも、逆に彼の超能力で吊り下げられてしまうのだ。
この神父がなぜ次々と超能力で人を殺めるのかも謎だし、ただ目撃しただけのカン検事にまで超能力を向けるのも不思議だが、もっと不思議なのは、自分で手を下さないのに、すべてを支配するような態度を示し、さらに次々と人の心をコントロールするようなチョ会長の存在だ。
カン検事の姪のダインがブレスレットを持っていることに気づいただけでなく、駆け付けた警察に助けられたコ・デスが運び込まれた病室にこっそりと入り込み、命に別状はなかったはずの彼の魂(!!)を抜き取りなんと彼を昏睡状態の陥れるのだ。(どうやったら一瞬のうちに植物人間にさせられるのか・・とにかく怪しい超能力を使うチュ会長・・・)
ブレスレットを手にしてしまったためにチュ会長に狙われてしまったダインは、自宅の衣装ダンスの中から意識を失った状態で発見されるのだが、どこにも外傷はないのに、意識は戻らないままなのだ・・・・
姪の手首にコ・デスと同じハートの形の入れ墨を見つけて驚くカン検事は、注射も嫌いで入れ墨など決して入れないはずのコ・デスの家で、一枚の写真を見つけ、さらに驚くことになる。
写真はテーマパークのドリームワールドで撮られた写真なのだが、その写真を見て、入場の際に手首に押されるハートのスタンプなど昔の記憶が突然甦るような状況に陥ってしまうのだ。
15年程前、ドリームワールドでは多数の死傷者が出た大きな火災事故があったようで、その事故の際の担当刑事がプロファイラーであるセヨンの父でもあるシン事務官だったのだ。
突然、姪であるダインの手首に浮き上がったハートの入れ墨のため、いきなり登場人物すべてがドリームワールドの事件と関連づいているらしことが分かり始める。
*****
突然の怪しい電話で、建設中の新しい駅に呼び出されたカン検事は、男の死体を発見するのだが、その男の死体からも聖書の一節が書かれた紙片が発見されるのだ。
そしてその男が亡くなる前に残した「悪魔」という一言。。。
*****
ドリームワールドで何があったのか、なぜドリームワールドの遺品がアイテムとして不思議な力を持つようになったのか。
そして「君のおじさんがきっとアイテムを全部探してくれるはずだから・・・」と眠ったままのダインに語り掛けるチュ会長の笑顔が恐ろしい。
****
超能力という不思議なテーマのドラマだ。毛色が変わった感じで私は面白く見ている。とにかくキーワードは各種超能力アイテムとドリームワールドだ。