二階堂ふみ演じる目を見ると心の声が聞こえてしまう女性ユリとチェ・ジョンヒョプ演じる韓国人留学生のラブストーリー@Eye Love You はどうやら「エナジーチャージ」という言葉がキーワードらしい。
二階堂ふみ演じる女性は、自分の特性を生かしてビジネスを順調に進めようとするも、どうやら空腹が続くとストレス過多になるようで、バイトで彼女の元に食事を届けていたチェ・ジョンヒョプ演じる韓国人留学生は、そんな彼女の様子を感じて「エナジーチャージ」と書いたポストイットを食事と一緒に届けるという気遣いを見せる。
留学生のテオの心の声は韓国語故、ユリはそれを理解することが出来ずにいるという、ファンタジーモードのラブストーリーだが、留学生のテオは優しい青年だ。韓国語の心の声も「なんだかとっても怒っているみたいだ」と、空腹故怒りがちな彼女の様子を心配するもので、どこにも冷たさはない。多分、心の声が聞こえる不安を抱える彼女だが、心の声が読めても優しい心根を持つテオの言葉には傷つく事はない・・・というファンタジーで甘い展開になるんだろうな・・・と想像できるものだ。
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テオが教授と一緒に呪文のように唱える「エナジーチュンジョン」と言う言葉。
チュンジョンは、充電や充填という漢字が当てはまる韓国語。充電器はチュンジョンキだし、交通系のICカードにお金を入金したい時に、コンビニのレジで「チュンジョン(充填)ヘジュセヨ」と頼んだりも出来る。
チュンジョンと言う言葉を初めて聞いたのは、『彼(彼女)は私の充電器です』という言葉をネットで見たのがきっかけだった。携帯が必須になるのと同時に、恋人と一緒に居ると元気になるという意味で、恋人を充電器に見立ててそんな言い回しが流行り始めたらしかった。
エナジーチャージ(充電いや充填?)という言葉で彼女をいたわり、更に「食事は補薬です」という韓国語まで添える。名字の種類が少ない韓国出身らしく「(名字でなく)下の名前はなんですか?」とさりげなくたずねる。
火曜日の夜の地上波ドラマでこんな場面が見られるとは思ってもみなかった。