私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

チョンイル電子ミス・リー 第15,16話

2019-11-20 21:42:02 | チョンイル電子ミス・リー 韓国ドラマ

部長は自分の義理に兄であるTM電子の常務に、辞めた課長から渡されたUSBメモリを手渡し「もうこんなことは止めよう」と言われ、更に、「パクチーム長は昔のあなたの様に見える。彼をあなたのようにしないで欲しい」と言われたにも関わらず、もう後戻りは出来ない常務。

結局パクチーム長は「僕は大企業に就職出来れば輝かしい未来が待っていると思っていたのに・・・そうでなかった」と常務に辞表を提出し、TM電子を去ることを決めるのだ・・・

チョンイル電子のために尽力してくれたことを分かっている社員たちの優しい言葉に触れ、TM電子から送られてきた訴状の手続きに困っているミス・リーを手助けするパクチーム長。

彼がチョンイル電子を助けようとするのと違い、チョンイル電子の買収の話をうまくまとめられず再就職先から首を切られるジナは、まだあきらめきれない様子だ。

しかし、通販番組に出した掃除機は完売し、新しい掃除機の開発の目途も経った。研究室にこもりっきりだった元社長の息子も職場になじみ、元社長も職場復帰。

チョンイル電子の新しい出発はうまく行っているように思えたのだが・・・

TM電子の新製品が自分達の新製品とほぼ同じ仕上がりに驚くチョンイル電子のメンバー。

しかしそこで浮足立つことはなく「私たちはTM電子の競争相手にもならない。でも自分達の製品の品質に自信があるし、自分達なりに出来ることをすればいい。」と中小企業としてのゴールを目指すことにするのだ。量販店のコーナーに足を運び、ちょっとでも自分達の商品を知ってもらおうとし、試してもらって製品の良さを感じて貰おうとし、しかしネームバリューのなさに付け込まれて安売りを強要されれば、自分達だけでなく自分達に部品を供給してくれているメーカーに迷惑がかかると断固として拒否。

ちょっとした不良品には気を遣わずに売り上げだけを伸ばすTM電子とは違い、地道な活動を続けるチョンイル電子。(口コミだけでなく、製品の良さに注目してくれるのが、人気ユーチューバーという今時の展開もあり。)

そうして最後には、TM電子が自ら墓穴を掘ることになるのだ。

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池井戸作品だったりすると、男性社員たちが熱く語り合い@打倒大企業!を心に誓う場面があるかもしれないが、こちらの主人公は経験もない若い女性。

その彼女が社員を信じて、更には自分の出来ることを一生懸命やる。ちょっとソフトな展開だが、その分だけ私生活のあれこれに共感したり切なさを感じたりと、別のスタイルの会社員ドラマがそこにはあった。

 

 


チョンイル電子ミス・リー 第13,14話

2019-11-14 21:45:48 | チョンイル電子ミス・リー 韓国ドラマ

TM電子の息のかかったライバル会社はチョンイル電子に合併話を持ち掛けるも、「私たちは自分達だけで最後まで頑張りたい」と社員の総意を堂々と宣言するミス・リー。

皆の気持ちを代弁しなければという気持ち、部長から「ジナを乗り越えろ」と後押しされたこと、姉からかけられた言葉。。。全部が彼女を後押ししたのだ。パクチーム長からは「何を考えているんだ・・・」と詰め寄られるも、ミス・リーの気持ちは揺るぐことはない。

パクチーム長も気持ちはチョンイル電子にあっても、TM電子が相手ではどうすることも出来ないことが分かっているからこその苦しい提案。

無料の試供品返品も7%とかなりいい数字も出る。営業の頑張りで通販番組の枠も獲得することが出来た。品質に自信のあるチョンイル電子としては、皆に製品の良さを分かってもらえたら何とかなるということだけが拠り所だ。

その一点にかける社員の頑張りだけでなく、社員のプライベートの辛さが一緒に語られるのがこのドラマ。離婚して別れて暮らす娘のためになんとか生活費をキチンと送金したい社員・・・受験生の娘を塾に通わせることも出来ずに苦しい思いを抱える生産チームの班長。

仕事もなかなか好転しない中、プライベートもなかなか厳しいもの。そんな気持ちを隠したり隠さなかったりの会社員生活の悲哀は、ちょっと切なくもなんだか頑張ろうと背中を押される気持ちにもなる。

 


チョンイル電子ミス・リー 第11,12話

2019-11-13 21:34:00 | チョンイル電子ミス・リー 韓国ドラマ

部長が戻って来たチョンイル電子だが、起死回生の方法はなかなか見つからない。
部長が顔の広さで掃除機の注文を取ったり、広告も打っていないのに、機能の良さから口コミで注文は入るものの大ヒットとはいかない。

なんとか方法を考えろ!と檄を飛ばす部長だが「認知度のない中小メーカーが生き残るのは難しい」という固定概念から抜け出すことの出来ない社員たち・・・

更にパクチーム長がメンバー達に示す再建策は、TM電子に息のかかったライバルメーカーとの合併案だ。全員が合併先に移れるわけでもない。結局のところ吸収合併なのだ。何かあったらよそ者の自分達が首を切られるに決まっている。

社長として呼び出されたミス・リーは、その会社で役職についているジナから、そもそも自分が株を買いたいって言ったんでしょ?自分が儲けたいから株を買ったくせに他人のせいにするの?などと罵られてきたのだ・・・
長は義理の兄であるTM電子の常務が入社のおぜん立てをしてくれたにも関わらず、その会社への入社を断ったのだが、それだって先方が移籍を望んでいたわけでもない。

結局合併話に明るい話題などあるわけもない。。。。

明るい話があるとするなら、元社長の息子である研究室長のフィリップが、部長に復帰を頼んだことと、新製品の試作がうまく行きそうなことだろうか・・・・


自分を訪ねてきたミス・リーことソンシムに「私の事を誤解するのは分かるが、そもそもあなたが儲け心をだしたからこんなことになったんだ」と再び自分の行動を正当化し、保身に走るジナだが「今日は自分の話をしに来た。」というミス・リーは「人は親しい人に裏切られたら傷つく。私にとってはあなたがそんな存在だったのに・・・でも人を信じてはいけないということを私に教えてくれて感謝している」」とジナに決別を宣言だ。

決別を宣言するものの問題は山積みだ。現状の商品を売りつつ、フィリップが赤いスポーツカーを売って作ったお金を開発費に充てた新しい商品を売るために、無料で試供品を貸し出しすることにするチョンイル電子。
CM代を捻出出来ないため、口コミにかける作戦に出たのだ。

製造チームの班長は夫とも姑ともうまく行かず、タクシー運転手の夫が弟に資金援助をするために商売道具である車を売ってしまったことが許せないし、ミス・リーは家の補償金を工面できない姉夫婦を手伝うことも出来ない自分が情けなくてしかたない。
離婚した課長は別れた妻に生活費を渡せないため、娘が祖父母の家に一人預けられそうになることに心を痛める。
更にチョンイル電子の命運を握っているはずのTM電子の常務も家電部門の売り上げが上がらず苦境に立たされている。

皆、そんな風にプライベートの悩みを抱えつつ、なんとか中小企業の心意気を見せるべく、起死回生の道を探そうとするのだ。

「自分が勤務する会社が業務を引き継げば、看板が変わるだけで仕事も継続できるし、ソンシムが持っているチョンイル電子の株も紙切れにならない」と何度も甘い誘いをかけてくるジナに、社長として堂々と対峙するミス・リー・・・


チョンイル電子ミス・リー 第9,10話

2019-11-05 21:25:09 | チョンイル電子ミス・リー 韓国ドラマ

返済を迫られているブルー銀行への対応がうまくいかず、打開策が見えないチョンイル電子。
差し押さえの紙をはがすことは出来ないが、在庫はあるので紙が貼られたまま製造を開始しようとする社員たち。(おばあさんも留置所に入ったのだ。私も人生経験だ・・・といいながら製造を手伝うミス・リー)
しかしそんな社員にパクチーム長は「TM電子は協力関係を解消しようとしているので、製造を続けても意味がない・・・」と告げるのだ。
今までやって来たことは何だったんだ・・・と怒る社員に寂しそうに頭を下げる彼・・・
(誰も彼が「もう少し時間が欲しい」とTM電子を説得しようとしていたことは知らないのだ。)「今までいろいろ気を遣ってくださってありがとうございました」・・・と頭を下げるのはミス・リーのみ。

息子に自宅だけでも残したかった元社長だが、「僕は全部終わったらアメリカに戻る」と言い、親子関係は修復出来ない。
チョンイル電子の仕事を受けてくれていた社長たちを呼び出し、「TM電子の言いなりではだめだと、皆と一緒に新しい商品を作りたいと思って中国販路を開拓したのに、チョンイル電子の商品を取り扱うならTM電子の商品を全部引き上げると圧力がかかり、結局チョンイル電子の掃除機が全部返品されてきたんだ・・・」と今までの経緯を語る元社長・・・
社長たちも元社長の苦しい胸の内を理解するものの、TM電子には太刀打ちすることが出来ないのだ。

TM電子の常務からの圧力でチョンイル電子に貸付を継続しないと圧力をかけていたブルー銀行だが、元社長は接待の状況などを細かくメモした手帳を手にし「これを表に出したらどうなると思う?」と最後の方法でなんとかブルー銀行の問題だけでも解決しようとする。

元社長が持ってきた2億ウォンで社員への給与支払いを済ませるミス・リーだが、今後の展望は立たないままだ。元社長と話し合おうとするパクチーム長に「社長はミス・リーだから彼女と話しあって欲しい」と穏やかに語る元社長。

耳の遠いおばあさんにさりげなく優しい態度を取り、更にはミス・リーの告発を恐れるグナをかばう元社長・・・うまくいかずにこんな事になってしまったが、いい人なのだ・・・

しかし問題は山積みだ。協力金の名目で現物の機械を提供したにも関わらず、それを当時の機械価格そのままの金銭返還を求めるTM電子。現金はないし、そもそも機械も劣化しているのだ。返済できるわけもない・・・

自分の家を売り、皆に給与を出すことは出来たものの、これ以上はTM電子に対抗は出来ないと決心した元社長は、なんとかして従業員を助けるべく、会社を売り渡そうと一人で動く。
上手くいくかと思ったものの、思わぬ横やりが入る。訴えられることを恐れていたジナを庇ったにもかかわらず、ジナはさらなる保身のため、TM電子の家電部次長に近づき、自分と手を組まないかと持ち掛けるのだ・・・社長と一緒に過剰な接待をしたことを持ち出して、脅迫まがいの言葉を笑顔で語る彼女に「元社長が進めているチョンイル電子の売却話を止められたら、手を組むのもやぶさかではない」と持ち帰る家電部次長。
チョンイル電子に来る前も、同じような詐欺まがいの事をしてきた彼女。母親に捨てられた事がトラウマになっているらしい彼女は、自分の事を語らず、行く先々で小さい悪事を働いて来たのだ。書類の数字を偽造し、まとまりかけた買収話をなかったことにさせてしまう彼女。そしてショックを受けて倒れてしまう元社長。

病院に駆け付けた部長は、父親への不信感がぬぐえない彼に家族だからこそお互いを心配するんだ・・・・と自分の家庭の話をしながらも、父親に対して素直になれないフィリップを静かに諭す・・・

彼自身も妻の入院費を工面するために代理運転までしていることを、義理の兄でもあるTM電子の常務に叱責され、チョンイル電子のライバル会社への就職を進められているにも関わらず、元社長親子のために親身になっているのだ。。。(ユ部長・・・見え透いたやさしさでないのが、逆に心の染みる)

家電部次長がジナを使って会社売却契約をつぶしたのは、自社と関係ないところで売却契約が進んでしまえば、現物投資した分の金銭返還が望めなくなってしまうからという理由から。TM電子の中でも家電部門は成績が悪いため、体裁を保つためなんでもやるつもりらしい。

*****
元社長の息子フィリップは、一日中研究室にこもり掃除機の性能実験を続ける。ドラマの人物紹介のサイトでは「研究室のヒキコモリ」と日本語の引きこもりという単語を使って紹介されている。(イメージの良く無い日本語は排除されないらしい・・・)


チョンイル電子ミス・リー 第7,8話

2019-11-02 19:08:21 | チョンイル電子ミス・リー 韓国ドラマ
部長の奥さんの具合が心配で病院に立ち寄っただけなのに、会社を辞めてもなお必要以上に頼られていることが負担になりつい彼女にきつい口調で言い返してしまう部長。・・・
彼以外に頼る人がいないミス・リーには、彼から拒否されることが一番つらいことだ。
甘えている自分もいやだが、もうどうすることもできない彼女は、姉からの激励も耳に入らず、とうとう会社を辞めることを決意。
最後に社食で皆の食事を作るミス・リーだが、彼女が休んでいる間に、TM電子の指示を受けた営業部長は内部で小さなトラブルを発生させていたのだ。
わざと管理部と工場メンバーが諍いを起こすように仕向け、更には「内部告発をした裏切り者だ」とパクチーム長の噂を流す。さらには下請け企業に「チョンイル電子はもうだめだ」と噂を流し、彼らが資金回収に動くように仕向ける。さらにはTM電子の常務は銀行に勤務する友人にさりげなくチョンイル電子の融資を早々に引き上げるようにアドバイス。
チョンイル電子が閉鎖になるようにどんどん周りから固めていくのだ。


社食で食事の準備をしている最中に工場に差し押さえが入る。赤紙が張られ業務活動が出来なくなり大騒ぎになっている中、差し押さえメンバーの一人の頭を殴り、警察に拘束される食堂のおばあちゃん・・・・


トラブルが起きた時こそ食事だという工場の班長の言葉に「なぜおばあちゃんが拘束されるのを黙ってみていたんだ」と思わず声荒げるパクチーム長。周りに味方のいない中、食堂のおばあちゃんだけは、彼のオフィスに特別な弁当を届けていたのだ。彼女の温かさをありがたく思ってこその怒りなのだが、何も知らない会社のメンバーとの溝はますます大きくなるばかり・・・


おばあちゃんは「相手方と48時間以内に示談にならなければ、拘置所に送られる」とパクチーム長から聞かされたミス・リーは身寄りのないおばあちゃんを助けるべく、相手が入院している病院を探し出そうとする。
耳の悪いおばあちゃんは事情が分からず、我が家のように思っている工場に何かあったらとの思いで差し押さえメンバーの頭を殴っただけだと訴えるも、相手方の心証は当然よくない。


そんな中、社長はコンテナボックスでの隠れた生活が身体にこたえたのか倒れてしまう。
病院にも来ない社長の息子に、彼が知らない社長の姿を教えようとする部長だが、家庭を顧みず仕事だけの生活だったのに、結局会社も守れず、自分だけ逃げた父親がどうしても許せない息子の心が簡単に変わるわけもない。父の生死を心配していたにも関わらず、社長が連絡を取っていたのは一緒に会社を売り払おうとしていた経理部長だけだったのだから・・・(出してもらった学費を返すだけが息子として出来る事という彼の気持ちも良く分かる・・・)


おばあちゃんを助けるべく、こっそりと動くパクチーム長だが、相手の心を動かしたのは、おばあちゃんとミス・リーが書いた手紙だった。「私たちにはこの工場が最初の職場で、最後の職場になるかもしれません・・・」と工場を守りたい気持ちが強すぎて迷惑をかけてしまった・・・と拙い言葉の手紙が相手の気持ちを動かしたのだ・・・(相手も闘病後、職場復帰してすぐの現場でこのようなトラブルに巻き込まれたので、やや硬くなになっていたとの事・・・このドラマ、こういうエピソードがあちこちにあり、ちょっと泣かせる・・・)


リヤカーを引き、ごみ集めをしている最中に社長の車にぶつかり、「車の修理代替わりに会社で働け」と社長に言われたことがきっかけで会社で働くことになったおばあちゃん。社長も耳の遠いおばあちゃんの身体を心配して工場に連れてきたのだ。
この社長もなかなかの苦労人で悪い人ではないのだ・・・


チョンイル電子ミス・リー 第5,6話

2019-10-30 19:20:14 | チョンイル電子ミス・リー 韓国ドラマ
酔った勢いで「部長は会社に必要な人です」とTM電子からきたパクチーム長に詰め寄るミス・リー。


なけなしの金を出してくれた姉に、両親の墓地を抵当にしてお金を借りたことがばれてしまったミス・リー。姉にお金を返すためにも、更に会社のためにも、部長はなくてはならない人だ。
ミス・リーが自分を庇おうとしているのを知り、「人の事より自分の仕事をしろ!」という部長だが、ミス・リーのいう通り会社は彼がいなくては回らないのだ。


ただ、病弱の妻には入院費を作るために車を売ったともいえず、今でも運転代行のバイトを続ける部長。


なんとかして行方不お明の社長と話をしたい部長だが、そんな彼の気持ちも知らず社長いはジナと一緒に会社を売りに出そうとするも、すでに会社の社長はミス・リーになっているのだ。
そんな詐欺まがいの事が出来るはずもない。


部長は会社を救うのは自分ではなく社長だとどうしても直接社長に伝えたかったのだ。
(妻の入院費を工面するのに困っている時に助けてくれた社長だ。根っからの悪人ではないのだ・・・)


そんな二人の密会はあっという間に社内の噂になり、皆疑心暗鬼になってしまう。


パクチーム長も部長がいなければ会社が立ち行かないことなど百も承知なのだ。
彼から「無責任だ」と言われながらも、自分が出ていくから皆を助けて欲しいと言い残し、チョンイル電子を辞める部長・・・・


部長がいなくなり、更にトラブルに見舞われるチョンイル電子。
チョンイル電子をつぶすために、TM電子は、トラブル解決人の部長がいないことを見越して、
部品の供給もおぼつかないのに、掃除機の納品をせかすなど、無理難題を押し付けてくる。


今までトラブルがあれば部長が何かしら方法を見つけていたのだが、その方法を見つける人もいないのだ。
ミス・リーに出来るのは彼に電話をして指示を仰ぐことのみ。




自分達を辞めさせないために彼が会社を辞めた事を知ったミス・リーは、社員の皆から給与減額の同意書を取り、部長の人件費を捻出しようとする。
給与を減額されたくないメンバー達は首を縦に振らないが、パクチーム長のTM出身者とは思えない一言にメンバーは奮起。


みなから同意書を貰えたことと合わせて、部長の奥さんが病気がちなことを知ったミス・リーは病院を訪ねるのだが、彼女のまっすぐな行動は逆に部長の心にさざ波を立ててしまうのだ。


元社長・・・ラーメンを食べてしょぼくれている場合ではない。自分の興した会社じゃないか。奮起を望む。


チョンイル電子ミス・リー 第3,4話

2019-10-26 20:59:43 | チョンイル電子ミス・リー 韓国ドラマ
社長の息子である検査室室長が部屋に落ちていた小切手(行方不明中の社長が部屋で落としたものだ)を拾ったことで、とりあえず金策の目途がついたチョンイル電子。
ただ、在庫の掃除機を売って作った売上はわずかだ。手形の決済に回した残額を残っている正社員のメンバーで分けて会社を清算しようという雰囲気になる社内。


社長となったミス・リー的にはなんとか会社存続の道を探したいが、なにも方策はないのだ。
皆の勢いに気おされ、会社維持か解散かで結局投票を始めることになるが、そこにやってきたのは部長だ。
製造の派遣社員もいるのに、何を自分たちだけで決めようとしているんだ!関連会社にも存続にも関わることなのに。。。
会社をどうにかする方向で考えるべきだろう?社長はどうなんだ?とすごい剣幕でまくしたてる部長だが、ミス・リーも同じように考えていたのだ。
部長の言葉に後押しされて業務を続けることになるチョンイル電子。


そこにやってきたのはTM電子から送り込まれたパクチーム長。
「協力して道を探しましょう!」という言葉をそのまま素直に信じるミス・リーとメンバー達だが、パクが早速手掛けるのは社内の見直しだ。財務状況のチェックから、人事考課の見直しまで畳みかけるように行うパク。
気弱な代理君はパクに解雇を言い渡されるも、「解雇を一方的に告げるのは法違反だ!代理!席に戻れ!」という部長の一言でこれも翻るのだが・・・・


財務状況の確認のため、ミス・リーと一緒に銀行に出向く○○
そこで降ってわいたように起こるトラブルは、ミス・リーの着服疑惑だ。
防犯カメラに映るのはATM機で現金を引き出すミス・リーらしき姿。


身に覚えのないミス・リーは弁明する術もないのだ・・・


パクから「時間を少し上げます」と言われ、言い訳いや理由説明か・・・を準備する日程を数日貰うものの、彼女が出来るのは、みんなのためにと、食堂のおばあちゃんが病院に行く変わりに自分が皆の昼食を作ること位。。。
彼女が信頼するユ部長だけは彼女の作った食事を口にしてくれたものの、思い当たる事のないミス・リーとしてはなにもすることが出来ずに、パクチーム長が決めた期限が来てしまう。


ユ部長は「ミス・リーは凄い能力の持ち主だ」と言いながら、彼女が会社の口座からお金を引き出した時間に、全く別の場所で会社の備品を購入したり、ファームバンキングで送金が出来なくなってしまったためにユ部長に言われて、別の銀行の支店で振り込みをこなしていたことを次々と明かしていく。
さらに社長の息子であるフィリップは、彼女の先輩である経理部長のジナが「私がやった」と言っている録音をユ部長に手渡していたのだ。


ただ、横領の容疑が晴れても「私も先輩に誘われて美味しい食事を食べたり、備品と一緒に私物を購入したり、慶弔金を出金する際にへそくりを作ったりしていた。横領していたことに変わりはないんです。」と自分が今までなんの気なしにしていたことが会社に損害を与えていたと告白するのだ。
それを「聖人君子なんていないんだ。誰にもミス・リーを責める資格なんてない」とはっきり言ってくれるのだ。




そんな中、資金繰りが苦しいため、TM電子からやって来たパクはリストラを提案。
「ユ部長がいなければ、このチョンイル電子はダメだと思うんです。」というミス・リーの言葉の通りだと思うのだが、彼はチョンイル電子で一番の高給取りだ。(しかし、そんな彼も妻の入院費も払えず、車を手放すしかない苦しい状況だ)


さらにTM電子とつながっている営業部課長は、何やら騒ぎを起こすように指示されたようだ・・・・


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パクチーム長もミス・リーらの前では強い口調だが、TMに帰れば「チョンイル電子にある技術力を生かして再建したい」などと提案しているのだ。しかし・・・


チョンイル電子ミス・リー 第1,2話

2019-10-24 21:49:54 | チョンイル電子ミス・リー 韓国ドラマ
中堅家電会社の経理の平社員であっても、ミス・リーと呼ばれ皆の雑用を押し付けられる立場であっても、先輩であるジナの家に居候する身であっても、アルバイト生活が長かったソンシムにとっては今の生活はそれなりに幸せなもの。


今、作っている掃除機が無事中国に向けて輸出することが出来れば、低迷している株価も上がると言われているのだ。社員になってから1年に満たない彼女は、皆が株を購入できるのがうらやましくて仕方ない。
経理部長のジナから、「社長から譲られたという株を全部分けてあげる」と声を掛けられれば、姉の身分証明書を持ち出して借金をし、お金を作る位なのだ。
無事、掃除機も出荷されてなんの問題もないと思っていたのだが。。。。


社長は社員の知らないところで、TM電子から圧をかけられており、銀行対応担当者からは危ない橋を渡るなと進言されていたにも関わらず、中国向けの商品輸出に踏み切ったのだ。
しかし、商品は中国側で受け取り拒否され戻ってきてしまった。
社長は行方不明になり、社長の息子の検査室長と警察に向かったソンシムは、「死体は見つかっていないが・・・」と社長の身分証明書を見せられるのだ。


社長もいない。ソンシムからお金を受け取った後、休暇を取ると言っていた経理部長であるジナとは連絡が取れない。
給料も振り込まれない・・・八方ふさがりだ。社長の息子が後を継がないとなった今、誰かが会社の代表にならなければならない。
ジナから「会社は株主のものよ」と教えられていたソンシム・・・


結局「自分が社長になる!」と宣言し、それは朝起きても変わらず、結局社長の息子のフィリップも「僕はやらない」と宣言したため、ミス・リーことソンシムが社長だ。
当然資金繰りは苦しい。


まずは10日後にある決済を乗り切らなければならない。中国から戻って来た掃除機を売り少しでも現金化したいが、いくら性能がいいといっても中小企業である会社の掃除機がそう簡単に売れるわけがない。
仕事を受けてくれていた会社に売り込むものの、状況が変われば力関係も一変。そんななか掃除機製造のために機械を新しくした会社の社長が飲酒運転の事故で亡くなるのだ。
事故とはいっても、ソンシム達の会社から圧力をかけられて機械を一新してすぐの事故。下請け仲間たちは納得で出来ない。


ソンシムは、葬儀場に部長が出席すれば資金繰りを考えてもいいという言葉を下請け会社の社長から引き出すものの、部長は、自分自身も生活が辛く、葬儀場に顔を出すのを拒むのだ。
自分の家にまでやってきたソンシムの一生懸命さに押され、(期間を延長しても決済出来ないのに嘘はつけないという彼女のまっすぐさに何か感じたのかもしれない)葬儀場に顔を出す部長だが、それだけでは何も解決しないのだ。


TM電子は、内部告発し、社内に居場所が無くなった社員にどうやらチョンイル電子に関係ある仕事をさせるようだ。大きい会社の例にもれず、弱みに付け込んで大きくなってきたのだろう。


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チョンイル電子の社長はやっぱり経理部長のジナと手を組んでいたのだ。