私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

師任堂(サイムダン)、色の日記 第29,30話

2017-05-11 21:26:39 | 師任堂(サイムダン)、色の日記 韓国ドラマ
王が自分の命を狙っていると知り、自ら出頭し拘束されるイ・ギョムは、刑が執行されるのを待つのみ・・・・
(こんな風に書くと死刑が執行されるようだが、そこは王族の一人、島流しのようだ)

そんな時、サイムダンの生まれ変わりでもある現代のジユンは、時空を飛び越えサイムダンにイ・ギョムを救う術を彼女に伝授するのだ。
(まぁこれもすべて輪廻のなせる業か・・・ジユンが命を落としそうになるのは、この時間旅行のためだったのか・・・・)

サイムダンは、王の息子である世子に助けを求め、更にはイ・ギョムを慕う者たちの熱意で中国行の船に乗ることが出来るイ・ギョムだが、ここでも当然サイムダンは一緒に船に乗るはずもない。


結局賢母は賢母のままなのだ。当然と言えば当然なのだが。。。。。


中国から遠くイタリアに渡ったイ・ギョムと現代のジユン、そして生まれ変わった現代のイ・ギョムと韓国から魂だけが飛んで来たようなサイムダン・・・・・

最後に、綺麗な景色の中で出会う4人の姿はそれはそれで幻想的なのだが・・・・・・

ああ 景色が美しく幻想的なだけに、もう少しサイムダンに熱いパッションのような者があったらよかったのにと思う。
賢母にパッションを追い求めてはいけないのかも知れないが・・・



師任堂(サイムダン)、色の日記 第27,28話

2017-05-04 20:49:08 | 師任堂(サイムダン)、色の日記 韓国ドラマ
王はイ・ギョムをファイムダンの夫を使ってイ・ギョムを殺そうとし、王の息子はそれを止めようとする。
イ・ギョムは王座に興味を示さないことで王との関係を保っていたのに、王は最後の最後でそれを信じられなかったのだ。

世の中を良くしたいとイ・ギョムが意を決して王に反旗を翻したわけでもなく、芸術を愛する者として、出来る範囲でソフトな忠告をしていただけなのだ。
まぁ、ドラマを見ていると、無念というよりも、王様の一人相撲的なことにイ・ギョムが巻き込まれた感が強い。

サイムダンもまぁそれにしっかりと巻き込まれてしまい、紙工場の存続も危うくなる。
そんな風に王の一人相撲に巻き込まれたイ・ギョムとサイムダンは金剛山で再会し、約束の地で二人一緒に絵筆を取るものの、賢母であるサイムダンはイ・ギョムとともに逃げることを選択できない。

結局、子どもたちが待つ(そして夫と愛人がなぜか居座っている)自分の家に一人戻るのだ。
賄賂の疑いも晴れ、紙工場を再開することが出来るようになるが、それはイ・ギョムが捕えられている事だと気付き、彼を殺さないでくれと懇願するサイムダン。

号泣しながらイ・ギョムを助けてくれと懇願することがサイムダンの出来る愛情表現のすべてなのが悲しいが、このドラマはずっとこのもどかしさがキーワードなのだから仕方ない。







師任堂(サイムダン)、色の日記 第25,26話の続き

2017-04-27 21:16:29 | 師任堂(サイムダン)、色の日記 韓国ドラマ
昨日は時間もなく、更にドラマの展開にややうーんというところだったので、.....でごまかしている所が多いが、まぁ簡単に言えば、展開になんとなくもやもやしているということだ。

王の肖像画を描く職員を選ぶ実技試験に女性であることを隠して受験したサイムダンの娘だが、トップで合格しても女性には職員になる道もなく、そもそも受験資格さえもなかったのだ。
娘の思いを受け止めたいサイムダンと、サイムダンにこそ肖像画を描くにふさわしいというイ・ギョムの思いが合致し、サイムダンが王の肖像画を描くことになるのだが、当然反対意見が出る。
いくら彼女の描いた絵に高値がつこうとも、人々が称賛しようとも、今は良家の妻でもなく、紙工場を経営する女性でしかないのだ。

今でいったらシングルマザーの彼女を認めるわけにはいかないのだが、そこはイ・ギョムの力で案外あっさり宮廷で絵を描けることになる。

案外あっさりと書いてはみたが、王の思いは複雑だ。以前はあんなにイ・ギョムを寵愛していたのに、体力も気力も衰え、何もかもを憂うようになると、そのイ・ギョムが人々から称賛を浴びている事さえも疎ましくなる。
自分の後を継ぐ息子がイ・ギョムに傾倒しているのだから、なおさらだ。
素晴らしい肖像画が出来上がったもの、その憂いは晴れることはない

妻であるファイムダンのおかげで復帰は出来たものの、ぱっとしないファイムダンの夫はなんとかして起死回生を狙う。
王の憂いと捨て身にファイムダンの夫の思いが一致してしまう。
非常に屈折した思いが、イ・ギョム暗殺命令につながっていくのだ。。。。。

******
過去の王も現代のミン教授も、持てるもの以上の物を望もうとする欲望をコントロールできずに悩んでいるのか。権力を手に入れたはずなのに、その権力を失うという恐れに翻弄されるという無限ループに入り込んでいる二人の姿。
この二人の思いがどうもよくわからない。。。分からないままとうとうゴール近くまで来てしまった。




師任堂(サイムダン)、色の日記 第25,26話

2017-04-26 21:49:08 | 師任堂(サイムダン)、色の日記 韓国ドラマ
スンホン演じるイ・ギョムが自分の財産を皆に分け与える場面など、感慨深い場面もあるが、基本的には王様の行動に一喜一憂する場面がややもどかしい。歴史的にも珍しいことではないんだろうが・・・・・

現代もミン教授の横暴ぶりがこれももどかしい・・・・・

他にも書きたいことが色々あるが、続きは明日にでも・・・・・・

ドラマの中の悪役は、やっぱりどこか天晴なところがないと、見ていてもどかしいものだ。

師任堂(サイムダン)、色の日記 第23,24話

2017-04-18 21:26:53 | 師任堂(サイムダン)、色の日記 韓国ドラマ
追放された夫を黙って待っているわけがないファイムダンだが、追放された夫を復権させるためには時間がかかる。

しかしなんとしてもサイムダンに復讐をしたいファイムダンが諦めるはずはない。

王の娘が絵を学びたいとお付きの者を引き連れて遠出をするのを知ると、その一行を狙って男たちを送り込むのだ。
お付きの者をすべて殺し、皇女だけを助け、彼女に絵の指南をするファイムダン。

「サイムダンの絵をたいしたことない!」と言い放つ世間知らずの皇女の気持ちを自分に向かせことなど、ファイムダンにはたやすいこと。
自分で王のもとに送り届けると、あっさりと王の心を掴み、夫の復権を認めさせるのだ。
こんなことでファイムダンの夫があっさりと復権してしまうのだ。

落胆するイ・ギョムを慕うのは、王の後を継ぐことを決心している世子。
外の世界について学ぼうとする彼の若さを見守るイ・ギョムだが、王はそんなイ・ギョムの態度さえ、快く思わないほど、疑心暗鬼に陥っているのだ。

しかし、息子である世子は、そんな王に少しでも元気になって欲しく、王の凛々しい姿を肖像画として残したいと、イ・ギョムにその勤めを果たしてもらうように強く要請・・・・王族としての務めにつくイ・ギョムだが、演じるスンホンの眉間のしわからも分かるように、なかなかすっきりした展開にはならず・・・・

*****
サイムダンも元夫にあっさりと絵を売られてしまったり、子どもたちに父の帰らないことを悟らせまいとするも、利発な子供たちは逆に彼女を思いやったりと、こちらもなかなかすっきりした展開にならず。

イ・ギョムも売られてしまった絵を買い戻す位しか彼女にしてあげられないのだ。これももどかしいばかり・・・・


師任堂(サイムダン)、色の日記 第21,22話

2017-04-14 22:21:33 | 師任堂(サイムダン)、色の日記 韓国ドラマ
ファイムダンのたくらみで、サイムダンの紙工場は火事ですべて焼け出されたはずだったのに、サイムダンは工場の代表者として品評会に姿を見せる。
(ファイムダンの悪巧みなどお見通しということだったらしい)

雲平寺に伝わる秘伝の方法を手に入れていたファイムダンとサイムダンの二人の紙が最後に残り最後の決戦は実際の紙を使って戦いとなるが、当然ここでもファイムダン達の小細工にサイムダンは窮地に追い込まれる。

紙に絵を描いた際の鮮やかさを競おうとするのに、絵の具に細工がしてあれば絵も描けない。会場に飾られた木の枝についた鮮やかな実を遣い、コントラストの利いた絵をかき上げるサイムダン。

最高の紙を作るためにと一時的に裁きを受けるのが延期されていただけのファイムダンの夫は、あっという間に罪人になってしまうのだ。

サイムダンを遠くから見守るだけのイ・ギョムは、再び放浪の旅に出、賢母サイムダンは紙工場の他に、学びの場を提供しと、ファイムダン夫婦が反撃に転じない限り、穏やかな日が続きそうな感じだ。

ただ、これで終わりではないのが時代劇が長くなる所以・・・・
嫉妬の炎が消えることのないファイムダンがこれで諦めるわけなどないのだ。
更に賢母サイムダンが負担らしい彼女の夫は酒場の女主人の所に入り浸りろくに家にも戻ってこない。


********
現代版のミン教授は実在の人物でないせいだろうか。アンギョンの「金剛山図」を焼いても、自分の身を守ろうと非常にいやらしい姿を見せているが、しかしサイムダンの悲しみは良妻賢母故、非常に慎み深く、それがやや物足りなくも思える。
このあたりが実在の人物を題材にしているドラマの難しいところだろう・・・・

スンホン ネイバー記事検索(ドラマは30話から28話に・・・)

2017-04-13 21:23:21 | 師任堂(サイムダン)、色の日記 韓国ドラマ
師任堂(サイムダン)、色の日記は、当初30話の予定だったものが、28話の編成で放送することが確定したという記事
スンホン演じる韓国版華麗なるギャッピーを楽しめるのもあと少しになってしまった。

この記事の写真は撮影中の雰囲気が伝わる写真だ・・・・

師任堂(サイムダン)、色の日記 第19,20話

2017-04-04 21:38:32 | 師任堂(サイムダン)、色の日記 韓国ドラマ
雲平寺の生き残りである老人の手引きの下、高麗紙の再現を目指すサイムダン達だが、あと一歩のところで何か足りない様子だが、とにかく最高級の紙を作って何とか納税をしなければならない。
更に問題はそれだけにとどまらず。
明の国から「紙の質が落ちている」と王の使者までやってくるのだ。
ただそれだけのためにやって来たとも思えないが、これをきっかけに争いごとが起きてもこまる。
イ・ギョムはこれをきっかけにファイムダンの夫の不正を正すことが出来ると、明の使者と直接交渉し、期限を定めて再び品質の高い紙を作ることを約束。更にファイムダンの夫の不正を暴こうと彼を拘束する。
ファイムダンの夫を足止めできれば、その間に雲平寺で紙の再現のヒントをサイムダン達が探すのに時間稼ぎが出来るし、これは一石二鳥だ。

しかしここでイ・ギョムよりも数段人の心を揺さぶることに長けている歴代王の側室だった女性登場。
「部下は競い合わせてこそ・・役に立つもの 」とさりげない助言をし、ファイムダンの夫を釈放させ、王に彼をイ・ギョムと競わせるようにするのだ。

紙の製法のヒントをつかもうと寺に向かうサイムダンを黒牡丹の装束で追いかけるファイムダン。嫉妬に駆られた彼女は人を殺めることもいとわない。イ・ギョムがサイムダンを庇うと狂ったようにサイムダンの首に刃物を当てる。一つ歯車が狂うとこんな風になってしまうのだ。

**********
殺し合いをしようとも、とにかく紙を作る話は続く・・・

サイムダンは紙の再現に力を注ぎ、イ・ギョムは王が「一番大事なのは自分の地位を守ること」とファイムダンの夫の不正を見逃すような行動を取ることに失望し、ファイムダンは黒牡丹として夜な夜なイ・ギョムが主催する会に通っていたことが夫にばれてしまう。

寺で見つけた詩に隠された暗号を解き、紙を作ることに成功したサイムダンとファイムダンはそれぞれその紙をもって品評会に臨むのだが・・・・

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サイムダンを遠くから見守ることしか出来ず、更には王から聞いた言葉にも失望するイ・ギョム。一人報われない感じだ。
そんなイ・ギョムを演じる今回のスンホンの見せ場はファイムダンの夫との殺陣のシーンだろうか。それとも雪の中をサイムダンと歩くシーンか・・・

師任堂(サイムダン)、色の日記 第17,18話

2017-03-30 21:21:35 | 師任堂(サイムダン)、色の日記 韓国ドラマ
ファイムダンが取り仕切る集いに嫌気がさし、嫌がらせのとばっちりを受けた母親のチマに墨汁で綺麗なブドウの絵を描いたのを最後に息子を退学させることを決断するサイムダン。

サイムダンを追い出そうとしてやったことが逆にサイムダンの画才と聡明さを皆に知らしめることになってしまうのだ。
皆が一目見たいというそのブドウの絵を破格の値段で買い取るも、嫉妬の炎でチマを燃やすファイムダン。

20年の歳月が経ても衰えることのない彼女の画力に感動し、野に咲く花で花束を作り、さらには頼りない彼女の夫に仕事まで与え、無償の愛を彼女にそそぐイ・ギョムだが、彼女にとって今一番の関心事は最高の紙を作ることだ。

紙の質が落ちたことで明が不満を見せる状況故、王もすっかり疑心暗鬼になっている。
彼女の幸せが自分の幸せでもあるイ・ギョムだが、今、この状況で彼女が最高品質の紙を作ることは、王の信頼を得ているイ・ギョムにとっても重要なことだ。さらにはファインダムの夫の息の根を止めることも出来る。


雲平寺に最高級の紙を作る秘伝の技が残されているに違いないと、老人と二人雲平寺に向かうサイムダンを捕まえるべく追手を送るファイムダンの夫。
もちろんファイムダン本人も黒牡丹に姿を変え、サイムダンが紙作りの秘宝を手に入れることを阻止しようとするのだ。

ファイムダンの悪あがきがは見ていてやや切なくなるが、ファイムダンの夫の金と権力にしがみつく姿は非常にふてぶてしい。
そして決して受け入れられることのない愛情をサイムダンに向けるイ・ギョムには同情を感じるが、自分の周りでみながそんな風に感じていることも知らずに、中年になっても少女のような純粋な心で行動するサイムダン・・・・

確実に逆恨みでしかないのだが・・・・ファイムダンはそんなサイムダンの純粋さが鼻につくのだろう。
まぁサイムダンがあまりにも賢母故、そんな逆恨みに苦しむファイムダンの様子にちょっとだけ同情してしまう。






師任堂(サイムダン)、色の日記 第15,16話

2017-03-23 21:14:54 | 師任堂(サイムダン)、色の日記 韓国ドラマ
20年前のサイムダンの苦しみを知り、馬を駆って彼女の元に駆け付け、こっそりファイムダンの夫が見ているとも知らず彼女を抱きしめるイ・ギョム。

今度は僕が君を守る番だというイ・ギョムだが、こういう軽率な行動が彼女および自分を危険に追いやることに気づかないのは、育ちの良さと今まで自分が権力争いに加わってこなかったせいだろう。
いつ殺されるかいつ裏切られるか・・・とびくびくしている王と違うのはこのあたりか・・・・
借金をしてまで流民をかばい、紙漉きを生業としようとしているサイムダンにとって、夫があまりにも頼りないとはいっても、逆にイ・ギョムが魅力的に映るのかどうかは不明・・・・・
彼女が賢母故、イ・ギョムに心変わりすることはありえない。このあたりの筋書きが読めてしまうのが、このドラマの特徴でもあるのだが、ドラマに刺激を求める私としてはやや物足りない所・・・・

ドラマの刺激といえば、なんとしてもサイムダンに勝ちたいファイムダンの飽くことなき嫉妬心なのだが、これがPTAの内紛のようで面白くもあり、既視感もあり・・・・
サイムダンが主人公故、この対決にスポットが当たってはいるのだが、悪事に関してはファイムダンの夫の方が何枚も上手だ。

高級紙である高麗紙の作り方を手に入れながらも、見た目は高級品、使ってみたら二流品というせこい方法で利益を増やし、更には役人の弱みを握って権力を手に入れのし上がるという古典的でありながらも、手堅い方法でポジション確保だ。
イ・ギョムがその粗悪品の紙に絵を描き、王にその紙の質の悪さをさりげなく伝える場面や、狩りの最中にファイムダンの夫がイ・ギョムに矢を向ける場面など、時代劇らしい心理戦で、スンホンの本格時代劇を楽しみたいファンとしては、奥様同士の対決よりも見どころが多いような気もする。


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スンホンファンとしては、馬に乗っての狩りのシーンや弓矢を操るシーン等が見どころを思われる・・・・・

現代のシーンでは金剛山図を巡って、ミン教授の違法暴走が続く・・・・

師任堂(サイムダン)、色の日記 第13,14話

2017-03-15 21:22:58 | 師任堂(サイムダン)、色の日記 韓国ドラマ
5千枚の色紙の発注をファイムダンが裏で操っているとも知らずに、流民たちと一緒に紙漉きを行うサイムダン。
当然契約の際に店主だった男はおらず、紙も引き取ってもらえない。一介の主婦であるサイムダンに出来ることは位だが、それさえもままならず・・・・

ファイムダンの勝ちのようにも思えるが、ある男がファイムダンの店の裏帳簿を持ち出し、ファイムダンの夫の事を調べているイ・ギョムの元に持ち込むのだ。
しがない田舎役人だったはずのファイムダンの夫があれだけの地位を手に入れたのか、男の口から役人の子供の弱点を握り、それをネタに上り詰めたらしいことが分かるものの、ファイムダンの夫は抜け目のない男。
紙の質が落ちていることを彼女の機転で切り抜けたにも関わらず、妻ファイムダンの管理の甘さをなじる彼。
自分の身を守るため、さらには権力を手に入れるため、そしてイ・ギョムを見返すために生きてきたファイムダンだが、夫は彼女に偽の家系図を与えるも、あとは彼女の思いを搾取するのみだ。


紙が売れずとも紙漉きで生計を立てるしかないサイムダンは、あの寺での出来事が紙の作り方を手に入れたいがためにファイムダンの夫によって事前に企てられていたことを20年経ってから知ることになる。
彼女が絵に描かずとも、彼女が絵に詩を添えなくとも寺の流民たちは一人残らず殺されることになっていたのだ。
結局ファイムダンの夫は最上級の紙の漉き方を手に入れ、権力も手に入れた。
今は見かけ倒しの紙を作り、私腹を肥やしているのだ。

こんな百戦錬磨の男と対峙してイ・ギョムに勝ち目があるのかどうか分からない。
20年経ち、いい大人になっているにも関わらず、大叔母に彼女と自分を守るためには知らないことが一番と諭され、王と対立しないようにと注意されるような男性なのだ・・・・・

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そうは言っても14話の後半の苦悩のイ・ギョムの姿は、スンホンファンにとっては、プロモーションビデオ的な素敵な場面の連続かと思われる・・・・

師任堂(サイムダン)、色の日記 第11,12話

2017-03-10 22:02:27 | 師任堂(サイムダン)、色の日記 韓国ドラマ
息子と一緒に参加した学校行事のお題に、ファイムダンが選んだのは「雲平」。忌まわしい事件のあった雲平寺を思い出させるその言葉にいたたまれなくなり席を立つサイムダンを満足そうに見送るファイムダンのしてやったりのドヤ顔が非常に怖い。
自分を置いて席を立ってしまった母の行動に動揺するサイムダンの次男を慰め、子どもの未来を助けたいと支援を申し出るイ・ギョム。しかしそんなイ・ギョムの申し出をサイムダンが受け入れるはずはない。20年も絵筆をとらずに居る位だし、さらに賢母としてはどんな形でもイ・ギョムの申し出を受け入れるわけにはいかないのだろう。

20年間、何故サイムダンが自分の元を突然去ったのか何も知らなかったイ・ギョムも、ファイムダンとサイムダンの様子からやっと雲平寺で何かあったらしいことに気づくのだ。
どんな小さな情報でもあっという間に広がってしまう現代とは全く違う時間の流れに、時代劇らしさを感じたりするが、これがまたもどかしい・・・・

サイムダンへのファイムダンの嫌がらせはとどまることはない。
紙を作って生計を立てようとするサイムダンの邪魔をするなど序の口なんだろう。
有り得ない量の発注をサイムダンが無理やり受けるように仕向けて、満足しているようだが、サイムダンの紙漉きをイ・ギョムが手伝ったりしているのだ。

20年経っても彼に助けてもらえなかった恨みを忘れないファイムダンにしてみれば、ますます嫉妬の炎が燃え上がるようなイ・ギョムのあしながおじさん活動はさぞかし腹立たしい事に違いない。

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取りあえずは時代劇バージョンにしか出演していないスンホンに比べて、現代バージョンで金剛山図贋作問題に向き合っているイ・ヨンエは@親切なクムジャさんのパロディを自ら演じたりしていて、非常に忙しい様子。
スンホンにも今後何等かの形で現代バージョンにも出演してほしいものだ。たとえば、ブログで贋作問題に切り込む謎の男ラドとか・・・・・

師任堂(サイムダン)、色の日記 第9,10話

2017-03-02 21:34:48 | 師任堂(サイムダン)、色の日記 韓国ドラマ
貧しいながらも先生の支援もあり息子が学校に通えることになり喜ぶサイムダンだが、それはつまりあのミン・チヒョンの妻であるフィムダンと再会することでもある。

過去を隠し、ミン・チヒョンの妻として各種実権を握るフィムダン。
彼女を中心にした上流階級の妻たちは、今で言ったらPTAのお母様たちだろうか。
ママ友づきあいとママ友間の格付けは今の時代にもきっちり通じるもの。

「学校の格が落ちます」なんて先生を下にした物言いも、今のモンスターペアレンツに通じるものがあるかも知れない。とにかく、ゆがんだライバル心と、自分を忘れてしまっているギョムへの屈折した愛情等も相まって、サイムダンを敵視するファイダン。。。

サイムダンも薄ら不安を感じているようだが、夫を頼りに出来ない彼女にとっては、それよりも日々の生活の方が大変なのだ。
楮で紙を作り、生計を立てようとしてもそれをこっそり邪魔しようとするファイムダン。
とにかくなんとしてもサイムダンを陥れたいのだが、彼女が色々やったとしてもギョムはファイムダンの存在に何の関心も持っていないのだ。
しかしむなしければむなしいほど、ファイムダンのライバル心は燃え上がっている様子。

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サイムダンが賢母故、いろいろ突っ込みどころがないのが寂しい。
今後はファイムダンのゆがんだライバル心がどこに行くのか見届けたい・・・



師任堂(サイムダン)、色の日記 第7,8話

2017-02-23 21:31:11 | 師任堂(サイムダン)、色の日記 韓国ドラマ
サイムダンに一喝されたことで昔の絵心を思い出すギョムは、王から命を受け、芸術の振興に取り組むことに・・・・

もちろんそんな彼の行動に何か怪しいものを感じるミン・チヒョン...
自分のやましい所がある者は人の行動も気になるものらしい。ましてや20年ぶりに都に帰ってくるなり王の寵愛を受け、さらに20年の間ぶらぶらと放浪をしていたなど、にわかに信じられる者でもない。
(このミン・ヒチョンを演じるチェ・チョルホ・・・眉毛の感じがスンホンに似ており、同じタイプの容貌だ。時代劇の扮装だとより似ているように思える・・・もうちょっと容貌で差別化できればいいのにと余計なお世話なことを思う。。。)

ギョムも王の命を受けミン・チヒョンの行動を探るが、サイムダンもミン・チヒョンの存在におののき、ギョムに匿名の手紙を送らずにはいられない。
とにかく、金と権力の両方を手に入れたいミン・チヒョンの存在がサイムダンとギョムを再び近づけるのだ・・・・
(しかし、サイムダンは賢母だ。間違った道には進まない。あくまでもギョムの安否を気遣っての事・・・・)



サイムダンの次男はお金のために学校に通えないが、そんな彼を先生が学校の通わせようとしたことで、ミン・チヒョンの妻であるフィムダン、サイムダン、そしてギョムの三人が再会・・・・
サイムダン、ギョムが知る由もなかった三角関係の復活だ。。。。

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ちょっと面白くなってきたとは思うが、サイムダンが賢母故、どうも道徳の教科書を思い出す感じになってしまう。
賢母であることとドラマの楽しさの両立は難しいんだろうか・・・・

スンホン ネイバー記事検索(スンホンの陰からの愛し方が期待できる理由)

2017-02-20 21:44:32 | 師任堂(サイムダン)、色の日記 韓国ドラマ
スンホンをキーワードに記事を検索しているので、誉めている記事が沢山ヒットする。
これもそんな誉めている記事の一つ。

ドラマが大ヒットという記事がヒットしないのは、寂しいが、誉めている記事がヒットするだけでもいいことだろう。

陰からサイムダン親子を見守るスンホン演じるイ・ギョムの活躍に期待できるという記事