私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

今日のスンホン facebookより

2012-02-29 23:13:02 | ソン・スンホン(宋承憲)
スンホンのfacebook・・・
スンホンのところに届けられたらしいたくさんのお菓子。
Xmasのイベントの際に紹介された話はニュースにもなっていたので、スンホンが好きで撮影合間によく食べているというのは、ファンの中では当然話題に上ることだろう。

サツマイモ菓子という単語で画像検索してみたら、たくさんのサツマイモ菓子の画像が出てきた。
壮観・・・・


私はこんなサツマイモ菓子が好きだ。スンホンの好きな菓子とは随分食感が違うと思われる。。。

【さつまいも お菓子】 いも松葉
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雪 その後・・・・

2012-02-29 21:31:45 | なんということはない日常
大雪、峠越えた…1日の都心は最高気温14度も(読売新聞) - goo ニュース


出勤する6時過ぎにも結構積もっていた雪。雨になったので少し解けたかと思っていたが、そんなことは当然なく、20時過ぎに帰ってきた時にも結構な量で残っていた。


しかし、夜の8時過ぎから雪かきする余力も気力もなく、明日の暖かい陽気にちょっとお願いするしかないと思う。その暖かさでたくさん溶かして欲しい。

この雪は春の暖かさを呼ぶ雪だという。
暖かい春が待ち遠しい・・・・色々な意味で・・・
明日からは3月。職場では決算とか、来期とか年度末らしい言葉が聞こえる季節になった。



震える牛

2012-02-28 21:29:01 | なんということはない日常
2年前の未解決事件を新たに洗いなおすことになった刑事。
居酒屋で殺害された二人は獣医と産業廃棄物業者。物取り目的の犯行で、接点などないと思われた二人の接点はある大きなSCだったのだ。

推理物として考えるならごくごく普通の展開とも思えるが、「地方に次々に出店するSCがもたらしたものは?」という点にスポットを当てており、これがかなりセンシティブな話になっているので、その部分には非常に興味をそそられるし、面白い。

シャッター通りになってしまっている商店街は、地方だけでなく東京の小さい町にも出現しているはずだ。(私も実際に目にすることがある。)そういうものは皆簡単に想像できるはずだ。イメージしやすいし、肉の問題についてはニュースになることも多かったせいで、皆興味を持っている点だ。
そういう点をセットにしているところはとても面白いし、読みやすいのも、問題になっていることをイメージしやすいせいだと思う。

しかし「平成の砂の器」という宣伝文句はやり過ぎだし、逆効果だと思う。
売る側が自らハードルを上げてどうすると突っ込みを入れたい。

*****


以前読んだ「デフレの正体 経済は「人口の波」で動く」のことを思い出した。
個人的な思いだが、この2冊の本は一対を成すといってもいい点を持っていると思う。
それだけこの本が小説というよりルポルタージュという雰囲気を持っているせいかもしれないが。



震える牛
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太陽を抱いた月 第16話

2012-02-27 21:24:37 | 韓国ドラマ た行
ウォルを呼びつけたフォンの正妻だが、彼女が亡くなったはずのヨヌにそっくりなことに衝撃を受けるのだ。
自分が優位に立ちたくて、亡くなったはずのヨヌがこの世にいないことを確認したくて彼女を呼びつけたはずなのに、死んだはずの彼女がいるのかわからずに混乱する正妻。

混乱しているのはフォンの妹でありヨヌの兄の妻となったミンファも一緒だ。
8年前、ただただヨヌの兄が好きだった彼女が取った行動が、ヨヌを見殺しにし、さらには義理の父が自決するきっかけになってしまったことに気づく世間知らずのミンファ。
何も知らず、自分をお姫様扱いする夫にただただ申し訳なく涙ぐむ彼女だが、夫にはどうしても打ち明けることはできず。

ウォルがヨヌだと気づいたヤンミョンは「あなたは何も出来ないが、私は彼女を守ることが出来る。」とフォンに対して強気の態度を取るのは、これもやっぱり優位に立ちたいからこそ。
正妻もおり、王という立場ではどうすることも出来ないフォンも、決して手をこまねいているわけではない。
巫女を問い詰め、とうとう(否やっとか・・・)ウォルが8年前に亡くなった彼女と知り、号泣。

*****
ドラマは毎回楽しみに見ているのだが、どうしてもヨヌ役のハン・ガインとフォン役のキム・スヒョンの歳の差が気になってしまう。
ハン・ガインも十二分に若いと思うのだが、かなり若いキム・スヒョンと並ぶとお姉様な感じがしてしまうのだ。
ドラマ的に違和感なく楽しむには、見た目の歳の差も感じさせない方がいいと思うのだが・・・

ジョージ・・・

2012-02-27 21:18:18 | なんということはない日常
フランス映画の受賞は初の快挙!作品賞は「アーティスト」、「ヒューゴ」は主要部門逃すも最多5冠でタイ(ハリウッドチャンネル) - goo ニュース

ファミリー・ツリー(ジョージ・クルーニー主演、第69回ゴールデングローブ賞受賞) [Blu-ray]
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アカデミー賞最有力という文字がややさびしい・・・・

G・クルーニーが主演男優賞を取ったら、飲酒は週末のみという個人ルールを破り、一人ビールで乾杯しようと思っていたのだが、残念だ。
残念だけれど、G・クルーニーがステキな俳優だということには変わりなし。


特捜部Q ―檻の中の女―

2012-02-26 18:48:32 | たまに読んだ本
捜査中の事故で同僚を失い、自分も瀕死の重傷を負った警部補。
復帰後は自分とシリア人移民の助手一人という特捜部を任される警部補。
結局のところは、上層部による厄介払いと補助金目当ての人事なのだが、ミッションとして課された未解決事件の調査にあたる警部補。

2002年と2007年を行き来する展開から事件の謎の一角はすぐに分かる。
しかし事件の謎もさることながら、何とかして助かりたいという2002年の女性の思いと、2007年の今、何を糧に生きていけばいいのか毎日悩み悩みながらも捜査するしか生きる術を持たない警部補の痛みが交互に感じられる展開に思わず引きずり込まれてしまう。
読み飛ばしたくなる位凄惨な表現が続いても、読み続けてしまうのは、助かると思えない状況でもあきらめない2002年の女性に敬意を感じずにはいられないからだ。

2007年に未解決事件を捜査する警部補も強面なところがあるかと思えば、シリア人の助手のプライベートを尊重しつつ、距離を取りつつ付き合おうと苦心する。そしてカウンセラーの女性に必要以上に興味を覚えたりする。
強面の警部補というだけでない顔がちょっとずつ見えてくるのが非常にリアルで、次はどんな顔を見せてくれるのだろうと読み続けてしまうのだ。

デンマークの作品だが、ドイツでも多大な人気を集めているとのころで、この作品もドイツ語からの翻訳らしい。

****



特捜部Q ―檻の中の女― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1848)
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早川書房

三国志英傑伝 関羽

2012-02-25 20:20:22 | 映画鑑賞
時代的には「赤壁の戦い」の前の話になるのだという。
曹操は捕虜にした関羽が義を重んじることに目を付け、自分と一緒に戦うように誘うも、関羽は劉備の元に帰ることを選ぶのだ。
関羽の選択を尊重する曹操。これが三国志で有名なエピソード@千里行らしいのだが、映画はその千里行というより、曹操と関羽の交流(いや駆け引きだろうか)と関羽の恋(いや横恋慕だろう)が中心なのだ。
私は三国志の知識がほとんどないので、三国志のあるエピソードにスポットを当てた映画という感じでかなりニュートラルな立場で映画を楽しんだと思うのだが、そんな私でもやや首をかしげるところがあった。
そもそも関羽が主人公であるはずの映画なのに、役柄としての見せ場は圧倒的に曹操に軍配が上がっているのだ。
もちろん曹操を演じたチアン・ウェンが巧者ということもあるのだろうが、義を重んじる関羽のそばに劉備の妻(第三夫人らしい)が常にいるため、どうも気が散ってしまうのだ。曹操が義を重んじる関羽を見込むきっかけになったであろう白馬の戦いのことも、後半の劉備の妻のエピソードですっかり印象が薄れてしまう感じなのだ。
もちろん義を重んじる関羽に恋物語があってもいいのだが、それで義を重んじるエピソードが薄れてしまっては魅力半減だ。それよりも、種々策略を練っているであろう曹操の方が乱世に生き抜く技を持っているような気がするのだ。さらに献帝のエピソードもあまり後味のいい感じはせず。


城内での刀を使ったシーン、室内のシーン、牛車で逃げるシーン等々、ドニー・イェンのアクションシーンは数々あるのだが、あまり空間の大きさを感じられるシーンがない。一対一の場面だけでなく、関羽1人対大勢の敵というシーンもあまり空間の大きさが感じられないのだ。

三国志門外漢の私がそんな風に評価するのはやや不遜な感じもするが、やや消化不良な感あり。



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太陽を抱いた月 第15話

2012-02-23 21:10:29 | 韓国ドラマ た行
ヨヌとして生きていたことを思い出したウォルは、自分の護衛をしてくれていたソルに嘘をついていたことを問いただす。
自分を助けるために父親が薬を飲ませて仮死状態にしたこと。自分が生きていることが分かれば、周囲の人間まで危なくなると、兄も母も自分が生きていることを知らないこと、そして8年経った今でもヨヌが生きていることが分かれば、また彼女の命が危ないとソルが強く口止めされていることを知るヨヌ。中途半端に身分を明かせば、残された兄や母の身が危ないという彼女。自分で自分の死の調査を始めることにしたらしい。

自分の頭の中に浮かぶ数々の出来事が本当だったことを知り、とりあえずは安心するものの、謎は残るばかりだ。
しかし、もう自分が誰なのかに悩む必要もない。そんなちょっとした心持の違いが行動にも表れるようだ。目端が利くヤンミョンは彼女が誰なのかに、かなり確信を持った様子。
しかしここで問題ありだ。
彼女がウォルならばヤンミョンにはなんの問題もない。彼女につくし、彼女の愛と信頼を得れば、ヤンミョンには幸せな未来があるのだ。しかし彼女がヨヌだということがはっきりするということは、ヤンミョンには不利な状況。ヤンミョンの悩みは続き、どんどんフォンとの溝は深まるようだ。

フォンは相変わらず正妻には冷ややかなままだ。妻からのお茶の誘いもあっさりことわり、散歩に一緒に行ったかと思えば、見ているのは妻の姿でなく自分のアタマの中の着飾ったヨヌの笑顔だ。
しかしそんな正妻もただ夫の愛を得るために黙って待っているわけではない。
ヨヌの死に秘密があったことに気付いた彼女はウォルを宮廷に呼びつけるのだ。
殺された元妻と夫の愛を得られない現在の妻。権力争いの犠牲になった女性二人だ。

******
こっそりと行った父の墓参りでも、兄と母が来ればこっそり隠れるしかないヨヌ。そこで初めて父が死んだのは病ではなく、自決だと知るのだ。彼女が生きていることを隠すために、秘密を知るものは一人でも少ない方がいいと自決したのだろうか?

この間街で見かけた女性がヨヌを思い出させると言いながら涙ぐむ母。
そんな母の姿を影から見ながら、泣き声が漏れないように、必死に耐える娘のヨヌ。
権力争いに敗れたならまだ話は分かるが、ヨヌ親子に落ち度などあるわけもなし。
ただただ可哀そうなばかりだ。


キム・ギョンホ 

2012-02-22 21:17:03 | なんということはない日常
2月22日の今日は、ごろ合わせで猫の日だ。
最近「猫を飼いたい。」と真剣に思うようになっているので、今日の猫の日は一日猫のことをあれこれ考えながら過ごす。

*****
最近、猫を思い出させる人だなと思っているのは、韓国の歌手@キム・ギョンホ。
金曜日の深夜、加入しているケーブルテレビで放送される@私は歌手だを毎週見ているのだが、それに出演している出演者の一人だ。
7人の歌手が持ち歌を含め、他人の歌を歌ったり、自分が歌いたかった歌を歌ったりする。それを聞いている一般の視聴者が順位をつけ、ビリになった人が脱落するという歌番組なのだが、これが結構真剣勝負らしく面白い。
順位をつけて脱落というシステムにどの出演者も戸惑いを感じながら歌うその姿。
「脱落はいやだが、お客さんの前で全力で歌いたい。」という思いが結構伝わってくるのだ。
そしてはっきりは言わないけれど「最近のK-POPにはない聴かせる歌を歌いたい。昔の歌の良い歌を聴いて欲しいし、知ってほしい。」という思いも結構伝わってくるのだ。

オリジナルの歌を全然違う編曲で聴かせたり、元歌の良さを生かした編曲だったりと、毎回趣向をこらし、飽きさせずに、新しい姿を見せることが望まれているかと思えば、あんまり奇抜なことをやったりすると、年配のお客さんたちに受け入れられなかったりと結構バランス感覚も大事らしい。

そもそもオリジナルの歌がどんなものかも知らないので、元歌の良さを生かした編曲も、観客たちが感じる懐かしさも感じることは出来ないのだが、それでも案外自分の感じた採点と韓国のお客さんたちの採点は同じようなものになっているのだ。
そういう感じは知らなくとも伝わってくるものらしい。

このキム・ギョンホは長い髪の毛が印象的な有名なロック歌手(というかヘビメタ系なんだろうか)らしいのだが、ロック歌手なのに、非常に礼儀正しく、そしていつも常に緊張しているのだ。
ロック歌手なのに礼儀正しいというのは、韓国の人にも受けがいいらしい。

ロックというわが道を進むところから、マイペースな猫を連想したのだが、彼はマイペースというより非常に礼儀正しい。礼儀正しい猫と言った方がいいんだろうか。そもそも猫ではないので、猫に置き換えることが間違いなのかもしれないが・・・・




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太陽を抱いた月 第14話

2012-02-21 21:13:53 | 韓国ドラマ た行
ウォルをこのままでは救うことが出来ないと悟ったフォン。
「自分がお前の中に亡くなった妻を見ていただけ。」といいウォルへの執着をあきらめるのだ。
彼女が宮廷から連れ出されるのをお忍び姿で遠くから見つめるフォン。王である彼にできることはこんなことだけなのだ。それもあの人の好さそうな家臣が「私が最後に作る雪だるまです。」と以前フォンがお忍びでこっそりと出かけた時の話をさらっと持ち出して、フォンにウォルを見送るチャンスを作ってあげたからこそ。フォンの立場ではそれ以上のことはできず。

しかしウォルは男たちに連れまわされてまた宮廷に逆戻り。
(影の首謀者はあの正妻の父親なんだろうか?)

なんとあのヨヌが最後に過ごした部屋(多分)に監禁されてしまうのだ。
正妻達が亡くなったヨヌの泣き声を聞くのはヨヌの呪いがあるからと、彼女を監禁したうえで、あわよけば、厄払いまでやってしまえというたくらみだったのか・・・・・
しかし逆に自分の過去を思い出すヨヌ。
思い出してしまえば逆にもう涙を流すことなどないのだ。
すべてを思い出したヨヌがどんな決心をしたのか気になる。

****
ヨヌの存在がヤンミョンとフォンの間に波風を立て、ずっと黙ってヨヌを見守っていたソルは、悲しい運命のヨヌのために怒らずにはいられない。

ヨヌが自ら運命を変えるんだろうか。それとも過去を思い出したことでさらに辛い目に遭うんだろうか?
こんな時、時代劇には定番ともいえる展開があるんだろうか?


スンホンのドラマ

2012-02-20 21:59:25 | ソン・スンホン(宋承憲)
スンホンの新しいドラマが決まったというニュース。

あのタイムスリップ医療ドラマのJIN -仁-のリメイクとのこと。
日本の舞台を韓国に置き換えての話なので、坂本竜馬は出てこないだろうが、韓国でも近代化に向けて激動の時代だったことに変わりはないのだろうから、色々と脚色に腕を揮えるところはあるのだろう。

制服のある職業というのは、ドラマ的にはとても面白いと思う。
制服という制限のあるなかでの葛藤もあるだろうし、制服を脱いだ時に見せる別の顔を描く面白さもあるだろう。
さらにこのドラマはタイムスリップ物だから、白衣から時代を超えた衣装替えもあることだし、たくさんのギャップが感じられることだろうと期待。

****
ファンになって間もない頃、大沢たかおが出演した解夏のような作品にスンホンが出演すればいいのにと思っていた時があった。
スンホンと大沢たかおに何か共通点があるかはわからないが、なんとなくうれしく思う。



日曜劇場 JIN -仁- オフィシャルガイドブック
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今日のスンホン face book

2012-02-19 18:52:56 | ソン・スンホン(宋承憲)
韓国の芸能ニュースでも本業の話題はなく、ちょっと前には「持っているビルのおかげで財テク成功」などという記事が出たりしていた。
多分、30代の成人男性としては、普通に忙しい日々(フランチャイズの店の事だとか、今後の仕事の打ち合わせだとか)を送っているのだろうが、そういうことは俳優ソン・スンホンのファンである私にはかなり遠い世界の出来事だ。
「新しいドラマが!」とか「新しい映画が!」とかファンに身近な話が聞けると嬉しい。

***
スンホンの公式facebookが出来たそうだ。

コメントに書き込むことは考えてしまうが、いいねのボタンは押せるかもしれない。
今度チャンスがあったら、いいねを押そう。。。。。

****
송승헌 - Song Seung heon facebookと検索してみたら、二つ程ヒット。
一つ目二つ目。。。

勤務先でもfacebookが非常に浸透している様子。
私も知人の写真をみるために、登録してみたが、ほとんど使っていない。
書きたいことはほとんどここで書いているし、勤務先の人とは直接会って話せばいいのだからと思うと、どうしても活用できず。

この本も買ってはみたが、世界につなげたいネットワークなどいう大それたものは私にはなく、結局よくわからないままだ。

これ1冊で完全理解facebook (日経BPパソコンベストムック)
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

2012-02-18 20:18:27 | 映画鑑賞
物事にこだわりすぎる一面を持つ自分のことを優しく見守っていてくれた父。
自分たち家族を養うために、科学者になることをあきらめ、宝石店を営んでいる父が大好きだった少年。
しかし少年の父は9月11日の朝に出かけたまま戻ることはなかった。9.11テロの犠牲者となってしまった父は、遺体すら見つかることはなかった。

父は「太陽が爆発しても地球に届くまで8日間かかる。その間地球に住む自分たちは太陽が爆発したことも気づかずに過ごすんだ。」と教えてくれた。
父の死を受け入れることが出来ず、自分はまだ父が教えてくれた8日間にいると思いたい少年。
父の遺品の中から見つけた鍵に、何か自分に向けたメッセージがあると思い込み、自分なりのルールを組み立て鍵の秘密を探し出そうとする少年。

鍵の秘密を探ろうする日々は、他人とのコミュニケーションをとるように仕向けた父からの贈り物のようにも思えるが、自分のルールにこだわるばかりの少年にとっては、それは他人とのコミュニケーションにはならないだ。
鍵の秘密を探ろうとする日々が他人との繋がりに変わっていくのは、間借り人である老人と外に出るようになってから。
言葉を発しない老人との日々なのに、その言葉がない繋がりの中で、少しずつ父の死について考えることが出来るようになる少年。

父の死を受け入れることが出来ない少年を見守る母と間借り人の老人。
方法は違っても少年に死を受け入れて欲しいという思いは一緒だ。
遠回りをし、答えのない思いを受け入れようとする少年の一途さが伝わってくる。
答えのない人生を歩んでいかなければならない、勇気を持ってその道を歩いていかなければならないということを際立たせるのなら、一番最後のブランコのエピソードはなくてもよかったかなとも思ったりする。
ブランコに答えがなくとも、十分に少年は父の死を受け入れることが出来たと思うのだが。

間借り人である老人を演じるのは、あのマックス・フォン・シドー。
(あのと書いたのは私の中で彼はやっぱりエクソシストの神父だからなのだが・・・)
助演男優賞にノミネートされているとのこと。


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