私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

調査官 ク・ギョンイ 第11,12話

2021-12-16 21:42:47 | 調査官 ク・ギョンイ (韓国ドラマ)

壮大な計画を立ててイギョンの行く手を阻もうとするク・ギョンイ。

そもそもイギョンは自分の「悪者を成敗したい」という気持ちをコントロール出来ず、ク・ギョンイの考え方や彼女が言った「絶対裏切らない協力者を探す事」という事を実践して来たのだ。イギョンにとってはク・ギョンイは目の上のたん瘤でもありながら、越えるべき憧れの人でもあったのだ。

いわばイギョンの師匠はク・ギョンイとも言える。一人でコントロールするイギョンと違い、彼女には仲間がいる。亡き夫の声に耳を傾け、彼女の壮大な反撃がやっと始まるのだ。

イ・ヨンエ演じるク・ギョンイの名前が付いたドラマでありながらも、ドラマを引っ張っていったのは、頭の良さを全て成敗という間違った方向に使う事に喜びを感じるKことイギョンと、そのイギョンの若くてぶれない間違ったパワーを、自分の権力欲と息子の成功に使おうとしたヨン局長の存在。

自分の脳内を覗くかのように自分の思考を全部先回りするク・ギョンイの行動にシンパシーを感じ、それ故暴走が止まらなくなるイギョン。

下半身が非常にフリーな次男の暴走の為に長男の政治家生命が絶たれる事を恐れるがあまり、こちらも暴走が止まらなくなるヨン局長。

二人の暴走があまりにも特異な状況になっているため、イ・ヨンエ演じるク・ギョンイのキャラクターが最後まで力負けしている感じがしたのは私だけだろうか・・・・

ヨン局長を演じるキム・ヘスクは、ごくごく普通のお母さん役とは全く違った、黒キム・ヘスクとでも呼びたい怪演。イギョンことKを演じるキム・ヘジュンもキム・ヘスクやイ・ヨンエに恐縮することなく、最後までスピードを落とす事なく、自分の本能に疑いを持たないサイコパスを演じていた。

勿論主人公はイ・ヨンエなのだが、この二人を前にすると、ゲーム兼アルコール中毒の引きこもりなど、大した事無いという気がしてしまったのは、ちょっと残念だった。髪の毛だけボサボサにしても、その透き通るような綺麗な白い肌はどうしても隠しきれなかった・・・・

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このドラマ、JTBCの週末ドラマだったのだが、ケーブルテレビでも視聴率の良いドラマが沢山ある中、視聴率はずっと2%台と振るわなかったようだ。


調査官 ク・ギョンイ 第9,10話

2021-12-14 21:18:53 | 調査官 ク・ギョンイ (韓国ドラマ)

ヨン会長の元を訪れるク・ギョンイだが、同じようにイギョンも、ジェヒが首の傷を隠すために巻いていたスカーフを手にヨン会長の元に現れるのだ。
ジェヒを殺されたと勘違いし混乱するク・ギョンイはヨン会長にあっさり捨てられ、ヨン会長はイギョンを選ぶのだが・・・・

自分を裏切らないはずだったゴヌクに裏切られたイギョンは最大の協力者を得てご満悦だったのだが、人生の酸いも甘いも分かっているヨン会長の方が何倍も上手だった。
ヨン会長の手で幽閉されるイギョン。

ヨン会長の右腕に殺されそこなったク・ギョンイはサンウ達に助けられ、ジェヒがヨン会長の誘いにのって会長サイドについた事を知るのだが、子どもと父親を人質に取られたような状況では仕方ない。
あの弁護士でIT会社の社長で選挙にも出馬する予定だった弁護士の命をなぜヨン会長は狙っていたのか・・・そしてなぜク・ギョンイ達に近づき、ケイことイギョンの行方を探させていたのか・・・・

イギョンの元を去り、自分の愛に生きようとしたゴヌクの話から、保険詐欺の事件としてク・ギョンイ達が一番最初に話を聞いた港での事故の話が全ての発端だったことが分かってくる。。
何も知らずに悪い奴らを成敗しようとしたイギョンの行動が、下半身があまりにも自由過ぎ、一家の前途に暗雲をもたらしている事を案じ、なんとか港での事故をなかった事にしようとしたヨン会長の思惑と結びつく。
そして、有力者のスキャンダルを手に入れる事で自分が生き残る保険にしようとしていた弁護士。全部が微妙にリンクし、結局は皆ヨン会長の手の上で転がされていたのだ・・・

ただ次男の自由な下半身は母であるヨン会長でもコントロール出来ず、そしてイギョンの本能による行動を甘く見ていた事からその計画にほころびが生じ始めるのだ・・・


調査官 ク・ギョンイ 第7,8話

2021-12-08 21:43:59 | 調査官 ク・ギョンイ (韓国ドラマ)

イギョンが弁護士を狙うのは彼が行うイベントの場とあたりをつけたク・ギョンイ達。会場の下見を行い、イギョンの計画の隙を突きたい彼女たち。

イギョンが殺人を犯していないと信じたい彼女の叔母もイベントに参加し、その場で様子を見守る事にするのだが、イギョンの協力者であるゴヌクはしっかりとイベント会場に入り込み、遠く離れた場所から見守る彼女に会場の様子を伝えるという、いままでのスタイルで計画を遂行しようとする。これが彼ら二人のスタイルだ。しかしそのスタイルはイギョンが会場に叔母がいる事を知った事からほころびはじめ、ク・ギョンイと一緒に行動していたはずのジェヒがあの福祉財団の理事であるヨン局長サイドに取り込まれてしまった事で全く違う方向に進み始めるのだ。

イベント会場での爆発の時点では生きていた弁護士。しかしヨン局長達が手を下し彼は死亡。そしてイギョンの叔母もその騒ぎの中銃殺されるのだ。

ジェヒは娘との生活のためにヨン局長の下で働く事を選び、ミッションに失敗したク・ギョンイ達のチームは解散。自分の計画以外の事が起こった事を理解出来ないイギョンは叔母の葬儀の立ち合いも協力者であるゴヌクに託し、自分は全く計画性なく人を殺め始めるのだ。

全ては出馬する息子を当選させるために、権力を手に入れるために、最初から計画された事だったのだ。じわじわと追いつめられたジェヒは選挙参謀としてヨン局長のそばに残る。「シングルマザーとして事務所のイメージアップに貢献しろ」と指示されても言い返す事も出来ない彼女。真綿で首を締めるように人を操る天才のヨン局長の手の上で転がされるように、ク・ギョンイ達の元を離れる彼女。

しかし諦めきれないク・ギョンイ達と、叔母を殺された事が信じられないイギョン。結局二人ともヨン局長の元にたどり着く事になるのだ。

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硬軟合わせ技で結局人を手玉に取るヨン局長。笑って人を切るタイプだと思ったのだが、その目は当然笑ってはおらず・・・


調査官 ク・ギョンイ 第5,6話

2021-12-06 21:19:19 | 調査官 ク・ギョンイ (韓国ドラマ)

イギョンのかく乱作戦にまんまとはまってしまい、コンテナに入れられ干潟に放置されることになるジェヒ達。偶然イギョンの変装を見かけた老人たちの証言から彼女の策略だとわかるものの、イギョンは裏切らないはずの共犯者のちょっとした反乱によって、麻薬所持容疑で留置所にいるのだ。猜疑心の強いク・ギョンイの推理により間一髪のところで休出できるも、イギョンの恐ろしさを再確認するメンバー達。

幼い頃、カナダで父と母が亡くなった事によって叔母に育てられたイギョン。叔母も薄らと彼女の癖に気づいているものの、その疑いを打ち消して彼女を溺愛しているのだ。

高校生時代のイギョンに「誰にも知られずに人を殺すには、絶対に裏切らない共犯者が必要」という話を聞かせてしまった事を反省するク・ギョンイ。今回自分に近づいてきたのも全部計算だったのだ。

彼女が叔母と一緒に出国するのを知ったメンバー達は、早朝の金浦空港であの財団の理事長の恐ろしい権力を利用しケイことイギョンを確保しようとするものの失敗。ただ、ク・ギョンイはコンテナ事件の際の出来事を思い出し、彼女のアジトを発見することには成功する。

残された沢山の台本に何か答えが隠されているのではと読み込むク・ギョンイ。

財団の理事長の意向にこたえるべく、次のターゲットを予測しようとするチーム員たち。
イギョンが共犯者たちに配っている黒いマスコット人形に謎があるとにらんだ彼ら。黒い人形は、イギョンが彼らの代わりに成敗してくれるという印だ。喜びのあまり思わず秘密の人形についてSNSにアップしている人間がいるのでは?と睨み、次のターゲットを予測するのだ。そして、売れっ子弁護士であり、自分で会社を経営し、更には政界進出を狙っている男性が、自分の会社でとんでもないパワハラを行っている証拠を掴んだ彼女たち。


底知れない財力で彼女たちを援助する財団の理事長。彼女の狙いがだんだんと分かってくる。イギョンの力を利用し、邪魔な人間を抹殺しようとしているのではないか・・・


調査官 ク・ギョンイ 第3,4話

2021-12-01 20:38:32 | 調査官 ク・ギョンイ (韓国ドラマ)

保険調査の先で、夫の事件があった当時に高校生だったソン・イギョンと再会することになるク・ギョンイだが、イギョンは気づいていながらも全く初対面のふりをするのだ。ク・ギョンイがそれを指摘すると「ああ 先生の奥さんだった警察官の方ですね!」とかなり白々しい挨拶だ。過去のトラウマにパニックを起こすク・ギョンイ。(この事件はク・ギョンイだけでなく彼女の後輩のジェヒにも暗い影を落としているのだ)

薄っすらとした疑惑を彼女に感じながらも、表の顔は保険調査Bチーム、裏の顔は福祉財団の理事長との契約により、保険会社の地下7階の倉庫のような部屋に移り、連続殺人犯ケイの調査に取り掛かるク・ギョンイ達。

ケイことソン・イギョンは、叔母の言葉にヒントを得て、女性を食い物にしながらも大した刑罰も与えられず、再び好き勝手している若い男性をターゲットに選定。
携帯をハッキングし、彼が狩場に選んだ学園祭で犯行を実施すべく準備に入るイギョン。売店でポテトを揚げる油、イベントとして行う水風船投げ、そして彼女を絶対に裏切らない共犯者として働く警備員。一つ一つは意味がない事が、一緒になった事で意味を成すのだ。そして犯行が成功したところで、既に事切れた彼をナイフで刺す傷ついた女性の登場。ソン・イギョンは、突然の映像を公開することで「殺害したと思われる彼女は犯人ではない」というアピールを世間に見せるのだ。
決して自分を裏切らない共犯者をおびえさせながらも「被害者に恨みを持つ人を犯人にさせない。」という彼女のポリシーを守るために、犯人は別にいるという画像が公開された事で、これがケイの仕業と確信するク・ギョンイ。
そしてク・ギョンイを挑発するかのように叔母のセキュリティカードを持ってB7にある倉庫のようなアジトに忍び込むイギョン。

自分を決して裏切らない複数の共犯者をどうやって選んでいるのか、共犯者たちは次々とバトンを受け取り、自分のやるべき事だけを成し遂げ、次のメンバーに繋いでいくのだ。何故共犯者たちはソン・イギョンの意のままに動くのか・・
ハンドメイドの黒い人形が目印と気づきながらも、結局はソン・イギョンに裏をかかれるク・ギョンイ達・・・

生命保険会社のビルの地下7階にこっそりとアジトを作るク・ギョンイ達。日本のビルの地下駐車場はせいぜい地下3階が限度ではないだろうか?韓国人の知人は「日本もビルの地下駐車場を沢山作って駐車場を確保すればいいのに」と言っていたが、地震の多い日本では地下7階に駐車場と倉庫を作ることは、決して裏切らない共犯者を探す事と同じくらい難しい事だろう・・・


調査官 ク・ギョンイ 第1,2話

2021-11-26 21:48:22 | 調査官 ク・ギョンイ (韓国ドラマ)

生命保険株式会社の調査チームに勤務するジェヒが、潰されそうな自分のチームの起死回生の為に手伝い要員として声を掛けたのは、警察時代の先輩であるク・ギョンイ。

引き籠ってゲーム三昧の彼女を引きずり出し、会社の経費でゴミ屋敷となった部屋を綺麗にし、PCのバージョンアップも行い、それを餌に保険請求が怪しい案件の調査に彼女にさせようとする。家から出ずに部屋番号も部屋の暗証番号も忘れるようなク・ギョンイだが、ジェヒは彼女のあり得ない程の猜疑心と刑事の勘にかけ、ク・ギョンイと彼女のゲーム友達でありドライバー役のサンタにすべてを託すのだ。

妻と娘を残して失踪した男性。家族に対して支払われる保険金も、夫が自殺だったら支払いはせずに済むという案件は、簡単かと思われたのだが、失踪した男の周りで次々と人が死んでいる事が分かり、ク・ギョンイの猜疑心に火が付くのだ。街を見張り、ホテルへ出入りする配達員の動きをみただけで、隠れているはずの夫の行動を把握。追いつめ、あと一歩と言うところで、彼女の目の前で亡くなる夫。追いつめられた夫はまるで吸い込まれえるかのように事故が起こった場所に逃げ込んだのだ。

それを遠くから笑顔で見つめる一人の若い女性 ソン・イギョン。

演劇部に所属してた女子高生だったソン・イギョンの周りではなぜか妙な事故が多発。刑事だったク・ギョンイは演劇部の顧問だった夫のと共に学生達に聞き込みを行っていたのだ。

夫が自殺した事から刑事を辞めて引きこもり、ゲームに明け暮れていたク・ギョンイの事情は良く分かるが、「死ねばいいのに・・・」という他人の何気ない一言を聞き逃さずに、大きなお世話で他人の代わりに何故か殺人を証拠を残さずにこやかにやり遂げるソン・イギョンの状況は良く分からず。

そんな若い笑顔の殺人鬼をケイと呼び、警察は役に立たないとク・ギョンイに調査を依頼するのは韓国屈指の福祉財団の理事だ。

一体どんな理由で福祉財団の理事がソン・イギョンことケイを捕まえようとしているのか・・・・

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リンスとシャンプーの順番も忘れるようなだらしない生活を送っているという設定。髪の毛はぼさぼさでも、演じるイ・ヨンエのお肌はいつも通りに透き通るように綺麗なのだ。