私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

世子が消えた 第5,6話

2024-06-27 21:33:12 | 世子が消えた 韓国ドラマ

大妃と御医が何を目標にしているのかは何とかなく分かりそうでもあり、若い者達を相手に驚く程真剣に復讐を考えているようでもあり非常に恐ろしいのだが、王と王妃に更なる圧力をかけるべく、王妃が準備した王の食事に毒を盛り王妃を追い込む大妃。
イ・ゴンの異母弟であるトソン大君は、弟らしい猪突猛進な態度で王妃の元に乗り込むも、イ・ゴンよりもトソン大君を自分たちのサイドに引き込んで王妃と王妃の父親を自分の味方にする予定の大妃もひるむ事はない。
結局の所、イ・ゴンが毒を盛った事になり、捉えられるのだ。
イ・ゴンも、トソン大君が裏切ったとは思っていないものの、二手、三手先を見て行動できない弟に忠告する位しか手立てはない。

更にトソンはイ・ゴンを脱獄させる為に権力を握ろうとしている王妃の父サイドの人間を自らの側近にすると秋風を送り、イ・ゴンを脱獄させる手引きを彼に依頼するのだ。

目的を選ばずに危ない橋を渡るトソン大君。イ・ゴンは「次の会う時は戦いたくなくともお互いに刀を向けるしかない」と言い、ミュンユンの父である御医も、自分の娘であるミュンユンの配偶者に考えているトソン大君の計り知れない危ないポテンシャルに驚いている様子。簡単に言ってしまうと自由な弟気質なのか・・・

お互いの出自を中途半端に理解し、誤解一杯ながらも、お互いを大事に思い始めるミュンユンとイ・ゴン。
危ない橋を渡り続けている事に替わりはなく、更に国印が消えた事で更なるトラブルは続く。


世子が消えた 第3,4話

2024-06-24 21:36:15 | 世子が消えた 韓国ドラマ
王への警告の意味も込め、イ・ゴンを襲わせる大妃。ここまでアクティブな大妃の行動に驚きもするが、そんなイ・ゴンは再び宮廷の医師の娘ミョンユンに助けられる事に・・・

お互いの出自は分からないままでも、助けてくれるミョンユンに恩義を感じるイ・ゴンと、自分の父親が黒幕ではと思うミョンユンも献身的にイ・ゴンを看病する。トラブルが二人をどんどん近づけるも、二人の出自が二人の前に立ちはだかるトラブルになるという定番の展開。
 
ただ、非常にスピーディな展開で面白い。変に引っ張る事なく、案外あっさり、大妃とミョンユンの父が情を交わしていた事が分かるのだ。
大妃の行動が妙に現役感たっぷりだったのは、これが原因だったのだ。御医であるミョンユンの父と大妃の行動は、長い間待っていたからなのか、飛んでもなく大胆だ。
 
ミョンユンの父は自分の悪事がばれないように部下を自殺に見せかけて毒殺し、なんとかして王を孤立させようとする大妃は王妃を脅し自分の味方にするため、目の前で味見役を簡単に毒殺する。もうどちらも自分が犯人というのを隠すつもりがない大胆な行動だ。更に異母兄弟でありながら強い絆で結ばれた世子であるイ・ゴンとトソン大君の仲を引き裂くという、自分たちの子供世代を利用して、自分たちに有利に事を勧めようとするのだ。
 
スピーディに描かれているし、イ・ゴンとミョンユンのエピソードがコミカルに若者らしく描かれているので楽しく見ているが、冷静に考えると内容は結構ドロドロしているじゃないか。

世子が消えた 第1,2話

2024-06-21 21:40:35 | 世子が消えた 韓国ドラマ

王の跡継ぎとしてそろそろ婚姻の話も出ているイ・ゴン。王である父のとの関係も良好、異母兄弟であるトソン大君との関係も実の兄弟のように良好。

韓国時代劇では王族の異母兄弟というのは、後継者問題と相まってなかなか関係が難しいというのが定番。異母兄弟なら血は繋がっているから兄弟に違いはないと思うのだが、ドラマのセリフでも「本当の兄弟のようだ」と感嘆するセリフがある事からも、もめるというが前提の間柄らしい。

そして、王よりも大妃(デビママ)と呼ばれる先の王の妃が影の実力者というのも韓国時代劇の定番なのだが、このドラマはまさにその定番をきっちり守り、演じるミョン・セビンも笑顔を見せながらも、初回から王にさりげなく圧を掛ける様子が非常に怖い。

偶然その大妃の裏の顔を知ってしまい、ショックを受けているイ・ゴンは、寡婦が再婚出来る裏技の拉致(ポッサム)の男性バージョンで間違えてポッサムされてしまうのだ。自分のお妃候補、宮廷の医師の娘ミョンユンの厄払いの為に謝って拉致されてしまうという、人違いが更に大きなトラブルを生みそうな予感なのだが、逆に医師の娘であるミョンユンに助けて貰えるという展開に繋がるトラブルらしい。

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イ・ゴンの父である王の反対勢力は虎視眈々と自らの勢力の逆転を狙っており(これも定番だ。反対勢力が謀反を企てない時代劇は無いに等しい。)大妃もその力に乗っかりそうな勢いだ。

大妃というと王の親世代だからもう結構な年齢と思いがちだが、平均寿命が短かった為か、新しい妃を迎えるというのは当然の事らしく、大妃も先代の妃とはいいながらも現役感が半端ない。全然枯れておらず宮廷内で王よりも権力を握っているのだ。王の跡継ぎ息子であるイ・ゴンの命を狙う事もいとわないギラギラした権力志向・・・