私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

イカゲーム 第9話

2021-10-22 21:25:44 | イカゲーム 韓国ドラマ

ドラマのタイトルは@イカゲーム。当然、最後のゲームはこのイカゲームに決まっている。

サンウがゲームに関係なくセビョクを殺めた事で、防御でなく攻撃を選ぶギフン。

近所の仲間として子どもの頃やったゲーム。違う道を歩み、大人になりまた再びゲームに興じる事になった二人。しかしゲームの終わりに待っているのは楽しさだけでなく虚しさだけだ。

大金を手に入れても、そのお金を手渡す母はもういない。サンウの母にも会わせる顔がない。お金を手に入れたら幸せが待っているはずだったのに、一つも幸せでないのだ。

そんな風に腑抜けになって日々過ごし、皆が幸せに過ごすというクリスマスに衝撃の事実を知る事になるギフン。

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ギフンは一番最後の参加者として456のゼッケンをつけてゲームに興じた。ゼッケン001をつけたおじいちゃんを、一緒にゲームに参加しているだけなのだから、ただのおじいちゃん(ハラボジ)と呼んでもよかったのに、「ヨンガンニン(韓国語で血の繋がりの無い老年の男性に対する尊敬語だ。)」と呼び、最後まで敬意を表していたギフン。

そしてこのおじいちゃんは、病気を患い余命いくばくもないと分かっていても、どこか突き抜けたようにニュートラルにゲームを楽しんでいた。なぜそんな風に楽しんでいるように見えたのか?なぜおじいちゃんは001だったのか。それには意味があったのだ。

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衝撃の001の意味が、シーズン2に繋がっていくんだろうか・・・・

 


イカゲーム 第8話

2021-10-20 21:02:48 | イカゲーム 韓国ドラマ

3人が渡り切ったガラスの橋は粉々に砕け散り、残った3人が最後のゲームに進む事になる。

ギフンはサンウが最後まで残った参加者を突き飛ばした事を責め立てるも、以前の彼とは全く違った様子を見せるサンウ。

「勝ち抜くためにここまできた」という彼に「そもそもソウル大を出ているのに何でこんなところまで来たんだ!」と核心を突くギフン。そうなのだ・・・ギフンがここに来ることになったのは分かる。務めていた自動車会社の工場が閉鎖された事ですべてがうまく行かなくなり、やり直すチャンスがつかめなかったギフン。一度転落してしまったらリカバリーする事が難しかったであろう人生がなんとなく想像出来る。

エリートだったサンウは勝つ人生に固執しすぎたのかしれない。欲を出さなければうまく行っていたのかもしれないが、一度失敗した後は、ギフンと同じように取り返す事が出来ず、結局負債を増やし行きついた場所がこのイカゲーム会場だったのだ。

(このあたりのエピソードがもっとあったらよかったのにと思うが、ゲームに興じる場面が中心のドラマゆえ、台詞のやり取りから想像するのは、この程度で限界だ・・・)

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その後、まるで最後の晩餐かのようにステーキが用意されるも、ガラスの欠片が下腹に刺さったセビョクは殆ど食事を摂る事が出来ない。すべて食べ終わった後に各々の前に置かれたのは一本のナイフ。ゲーム中に勝敗を決めるだけでなく、いわゆる寝首を搔く方式まで取り入れているこのイカゲーム。

眠ったらサンウに殺される事を確信し、セビョクを守ろうとするギフン。「一緒にここを出よう。もしどちらかが負けたら、お互いの家族の面倒を見よう」とセビョクを元気づけようとするも、怪我をしたセビョクには約束する力も残っておらず。

更に怪我に気づいたギフンが助けを求めている間に、セビョクはサンウにとどめを刺される事になるのだ。

キャスティングを見れば、この二人が最後に残る事は最初から分かっていた。それでもこんな形で直接対決になるとは・・・・

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殺人ゲームの様子を携帯で撮影し、島を抜け出す警察官だが、電波の届かない場所からでは証拠の映像を送る事は出来ない。そして追いかけて来たスタッフ達に崖の前で追いつめられる彼。

兄を探しに来たはずだった彼は、黒いマスクを着けた男がゲームに参加して姿を消した自分の兄だと気づくものの、その兄は弟を手にかけてまでもゲーム会場の秘密を守ろうとするのだ。

本当のゲームの主催者ならそれも分かる。ただ、彼は言ってみれば雇われ元締めではないか・・なぜ雇われの身でそこまで・・・

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追記:

このドラマを見て、しばらくしてから「韓国で23年ぶり完成車工場」という新聞記事を目にする。労働組合なしで「賃金半額」を実現し、安価に受託生産を行うことを実現させたのだという。

韓国の自動車業界は労使対決が激しいのだという。ドラマの中でも自動車業界に限らず、労使が激しく対立し労働者側が苦境に立たされ、それがきっかけで生活が破綻し、家族が散り散りになるという場面が良く出てくる。とにかく労働組合の闘争は、日本では想像できない程激しく描かれ、そしてそれは不幸の始まりとして描かれるのだ・・・


イカゲーム 第7話

2021-10-16 20:54:27 | イカゲーム 韓国ドラマ

前回のビー玉遊びも人生ゲームだと思ったが、次のゲームもそれ以上の人生ゲームだった。

妻とビー玉遊びをして勝ち残ってしまった夫は後悔の念に駆られ、Tシャツで首を吊り自殺。そんな姿を見ながら、参加者たちは、ガラスで出来た橋を渡り切るという次のゲームに挑む。

強化ガラスと普通のガラスを交互に組み合わせて出来た橋を、自ら選んだゼッケン順に渡るというゲーム。

逡巡しゼッケンを選ぶ事が出来なかったギフンは、「今まで人生で主人公になった事がなかった。周りの目を気にして遠慮して生きて来た」という男性に一番のゼッケンを渡す事になり、自分は結局最後のゼッケンをつけてゲームに臨む。

ゼッケンの番号順にガラスの橋に臨む参加者たちだが、全部を正しく選んで渡り切る確率は奇跡のようなものだ。前の人物が失敗して墜落すれば別のガラスを踏めばいい。ただし、緊張して前に進めず、あるいは緊張のあまり前のメンバーがどちらの踏んだか忘れてしまえば、あっという間に墜落だ。(緊張のあまり、橋の上でお祈りを始める男性も出てくる。このドラマ殆どの参加者の名前は不明だ。このお祈りをしていた男性、クレジットでは「祈る人」と表示されていたようだった)

そして今回のゲームが今までと違うのは、酒を手にしながらVIPたちが楽しそうにその様子を鑑賞していることだ。マスクを被り、非日常の最高のエンターテインメントとして、殺人ゲームを楽しんでいるVIPたち。そしてそんな見世物になっているとは知らずに、人生をかけてガラスの橋を時間内に渡り切ろうとする参加者。

最後まで渡り切れたのはサンウ、脱北女性のセビョク、そして一番最後だったギフン。微妙な表情の3人のゲームはまだ続く・・・

そして、離島でこっそりと行われているゲームの全容を掴むためにこっそりと島に潜入し、警察官としてのスキルを使い、更には兄を探すという復讐心でそれをやり遂げようとする男・・・

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サバイバル系のドラマがやや苦手な私は、主人公を演じるイ・ジョンジェを見るというモチベーションだけでこのドラマを見続けている。それでもイ・ジョンジェ演じるギフンが、おじいさんが来ていたゼッケンが001のジャージを着てゲームに臨むというキャラクターでなかったら、この回位で見るのを断念していたかもしれない。

 


イカゲーム 第6話

2021-10-15 21:40:35 | イカゲーム 韓国ドラマ

こっそりやっていた臓器売買でなく、平等なゲーム運営を汚した事でゲームから脱落した参加者とスタッフをさらし者にした中で4つ目のゲームが始まる。

二人一組になって行うゲームの組み分けは、当然気の合う者同士で助け合うつもりで相手を選ぶのだが、なんと今度のゲームは渡されたビー玉で自分達の好きなゲームをして勝者を決めることだったのだ。

どちらかが脱落する事が分かっている中で始まる真剣勝負なのに、皆が幼い頃ビー玉遊びをしたであろう街角が再現された場所で(日本ならさしずめ三丁目の夕日といったところか・・・)それぞれゲームに興じる事になる参加者たち。

このドラマのいやらしいところは、極限の状況をビジュアルと懐かしさでオブラートに包もうとすることだ。懐かしさで一瞬なにをやっているのか忘れそうになるのだが、途中でそれに気づく事で、観ている方もなんだかバツの悪い思いだ。

しかも、今回は二人一組のゲーム故、いつもよりも更に人生色々という雰囲気が強い。

自分を兄さんと慕うアリを騙す事になるサンウと、綱引きで人生の先輩として皆にアドバイスをしてくれた老人とビー玉遊びをすることになるギフン。そして「30分間ゲームをしても仕方ないから、最後の最後にゲームをすればいい」とそれまで脱北女性のセビョクと話をして過ごす女性。

今日ばかりはイカゲームでなく人生ゲームそのものだ。

 


イカゲーム 第5話

2021-10-14 21:41:48 | イカゲーム 韓国ドラマ

あの老人の知識、サンウの判断力、そして先頭に立ったギフンらの活躍により、パワーでは劣るものの無事に勝ち抜く事が出来た10人。しかし、あのヤクザを長に据えた10人も勝ち残っているのだ。消灯後の乱闘が危険な事には変わりない。いざという時のためにバリケードを築くギフン達をあざ笑うヤクザだが「一番強いお前がやられる」とギフンに指摘され、急にトーンダウンだ。百戦錬磨のヤクザのはずなのに、ギフンに諭されるとは・・・

交代で寝ずの番をすることにするギフン達だが、同じ頃、臓器売買の手伝いをする替わりにゲームの内容を教えて貰っていた医師は、スタッフからせかされていくつもの遺体から臓器を取り出す作業に追われているのだ。臓器を取り出すスタッフ、秘密の作業を隠蔽するスタッフ、そして取り出した臓器を島にやってくる船に売り渡すスタッフ。奇妙な連携プレーだ。

しかし、もともと常軌を逸した連携プレーなのだ。プレーが破綻するのも一瞬だ。

医師は寝る間も惜しんで臓器を取り出したにも関わらず、ゲームの内容を教えて貰えない事に腹をたて、スタッフにナイフを向ける。サバイバルゲームをし、臓器を取り出し、そして何も見返りがない・・・暴走する医師を止める手立てはない。そしてとうとう悪だくみは、一人違ったマスクを被ったリーダーの知るところとなる。当然関係者に待っているのは抹殺だ。

「臓器売買で小銭を稼ぐのは勝手だ。私が許せないのは、彼らにやり直すチャンスをあげたいと、平等な立場で生死を賭けているゲームを主催しようとしているのに、その平等性を汚した事が許せない」なんだか立派な台詞で彼らを断罪するマスクの男。

そんな中、兄を探す為、スタッフとして潜入していた警察官は、一歩ずつゲームのシステムの秘密に近づいていく。

VIPが秘密裏に通る通路、立派な照明と皮張りの椅子が用意された部屋、そして歴代参加者のリストが保管されている秘密の部屋。

あれだけシステマチックにゲームは進行されているのに、参加者リストがすべて紙媒体で保管されているはずはないと思うのだが、大量のファイルの中から自分の兄の資料を見つけだす警察官・・・

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今回はゲームの無い代わりに参加者の人生が垣間見れる。長年勤めた会社をリストラされた事が転落の始まりだったギフン。自分に交通費を出してくれたサンウを信用する外国人労働者のアリ。そして自分に腎臓をくれた兄を探す警察官・・・

イカゲームの裏に参加者一人一人の人生ありだ。

 


イカゲームに関する各種考察に関する考察・・・

2021-10-12 21:52:52 | イカゲーム 韓国ドラマ

NETFLIXで配信されているイカゲームがヒットしているということで、イカゲームに関するネット記事を沢山見かける。

『イカゲーム』はなぜ世界中の人々の心を掴んだのか デスゲームとしての新たなアプローチ

全世界で話題沸騰中の韓国「イカゲーム」で指摘されるパクリ度

『イカゲーム』は単なるデスゲーム作品ではない 韓国社会を反映させた監督の手腕

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私もドラマを見ている事もあり、目に付いた記事をチェックしてみる。

私は映画@カイジや同じNETFLIXの@今際の国のアリスも未見。いわゆるサバイバル系の作品はあまり興味がない。それでもこのドラマを見ようと思ったのは、主人公がイ・ジョンジェだからだ。

ドラマ補佐官シリーズや映画@新しき世界等重い題材への出演も多いが、日韓合作の映画@純愛譜での情けない青年役や、オー!ブラザーズのようなコメディも面白い。コメディ演技もどこかおっとりした感じで人の良さを感じさせるものがある。

イ・ジョンジェが出るなら私もサバイバル系のドラマを見る事が出来るかもしれないと見始め、今ドラマを見続けているモチベーションも、イ・ジョンジェが出演しているという事だけなので、同じようなテンションでこのドラマの考察は書けない。

ただ、感じるのは、暴力的なシーンに重さを感じる事だ。肉体を痛めつけるシーンに手加減はない。同じ緑のジャージを着た参加者、赤いユニフォームの沢山のスタッフ達。刑務所のような寝床と、綺麗に彩られたゲーム会場・・・内容とは裏腹に、ビジュアルが綺麗で妙に整理整頓されているのだ。やっている事は残虐なのだが、そのビジュアルに騙されてしまう。

そして、汚い言葉を使った台詞が何気に沢山ある。年長者を敬い、尊敬語が多い韓国語ではあるが、コインの裏と表のように汚い言葉もとても多いのだ。

私は、ゲームに参加しているメンバーの中で一番綺麗で丁寧な言葉を話しているのは外国人労働者の彼だと思っている。自分をグループに入れてくれたメンバーを感謝を込めて「社長」と呼んでいる。本当なら韓国式に親し気にお兄さんと呼びたいをところなのだろうが、それでは失礼だと思い、敬意をもって社長と呼んでいるのが伝わってくる。一番年長者のおじいさんの事は「お年寄りの社長さん」と呼んでいる。日本語に丁度いい言葉がないので、なんとももどかしいのだが、年長者を敬う気持ちを自分の韓国語レベルに合わせた呼び方で表しているのだ。汚い言葉も使わず、友達口調の言葉も使わない。

ゲームに参加している女性たちの言葉の荒さと比べると、彼が異国の地、韓国で苦労し真面目に仕事に励んでいたにも関わらず、このゲームに参加せざるを得なかった不幸を感じてしまうのだ。

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ドラマの本質的な考察にはなっていないし、まだドラマも途中までしか見ていないのだが、とりあえず、各種考察を読みながら思った私なりのドラマ考察だ。

 


イカゲーム 第4話

2021-10-09 20:46:36 | イカゲーム 韓国ドラマ

「舐めて型からはずす」というシンプルな方法で時間内にゲームを突破するギフンと、ギフンの方法を真似て突破する1番の老人。しかし、喜んでいる暇などない。夕食に出された一人1本のサイダーと1つのゆで卵を横取りした輩がいた事で諍い勃発。

カジノで作った借金からこのゲームに参加することになったヤクザは、その食べ物横取りを指摘されると謝ることなく、相手の殺すのだが、恐ろしいのは、スタッフ達は殺したヤクザを咎める事なく、被害者の方をゲームから脱落したとみなし、その分だけ賞金を上積するのだ。

どんな形にせよ、参加者が死ねば賞金が上積されることに気づいた参加者たちに激震が走る。ギフン達は「暗くなったら無法地帯になる。何かあったら助け合おう」と心配するのだが、消灯と同時に心配事は的中する。ヤクザたちが騒ぎ出した事から収集がつかなくなった宿泊所内。照明を点滅させて不安を増長させるスタッフ。結局サイダーとゆで卵一つの夕食も騒ぎを騒ぎを起こさせるきっかけの一つだったのだ。

騒ぎの中、女性ならではの武器を使いヤクザに取り入る女もいれば、優しく声をかけるギフンにも心を許さないスリの脱北女性もいる。そして一致団結などという事とは程遠い参加者たちに提示されるゲームのルールは、団体戦のため10人のチームを作る事。

どんな勝負になっても大丈夫なように、男性中心にメンバーを集める事が勝因と思われたが、ギフン達は3人の女性に1名の老人だ。更に団体戦ゲームはなんと綱引き。

圧倒的に不利と思われた中で、あの老人が「闇雲に綱を引いても負けるだけだ。戦略が大事なんだ」と熱く綱引きの極意を語りだすのだ。一筋縄ではいかないゲーム攻略が続く。

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パターン化された動きやユニフォームや仮面で個人の印象を消して、生々しさを感じさせない画面作りになってはいるものの、やっている事は結構な事だ。

更に一部のスタッフが、ゲーム参加者の中にいた医師を取り込み、臓器売買らしき事をやっている事が判明する。ゲーム参加者だけでなく、スタッフにもなにか恐ろしい闇が隠されているようなのだが・・・・

 


イカゲーム 第3話

2021-10-04 21:41:26 | イカゲーム 韓国ドラマ

ギフン達が睡眠ガスがかがされ車に乗せられ、どこかに向かうのをこっそりと追跡する刑事。埠頭から船に載せられるのを確認した彼はこっそりと車に乗り込み、スタッフの一人を海に突き落とし、自分がこっそりとスタッフに紛れて無人島に潜入するのだ。こっそりと様子を伺っているのは彼だけではない。あのスリで生計を立てていた脱北女性もガスを吸わず、様子を伺っている。(危機管理能力が他の誰よりも優れている・・・)

結局殆どのメンバーが無人島に戻り、結局ゲームに参加することになっているのだが、怖いのは再参加していないメンバーもゲームの主催者によって監視が続いている事だ。

昔の遊びからゲームが選ばれているらしい事を推察したメンバー達はお互いにグループを作って「一緒に難局を乗り切ろう」とし、ギフンは後輩のサンウやおじいさんそして自分を助けてくれたあの外国人労働者に声を掛ける。このギフン・・・やっぱり人がいいのだ。

男性たちがそんな風に和やかに過ごしているのとは反対に脱北女性たちは、トイレの換気口から様子を伺うという事をやってのけ、次のゲームのヒントを手に入れるのだ。

でんぷんと砂糖を固めた薄い板状の物にクッキー型のようなもので薄い模様が入っており、外側をちょっとずつ崩さずに割って、中の絵だけを残すという@型抜きが次のゲームだったのだ。

砂糖を溶かしていたのは、この材料を作っていたからなのだが、何も知らないギフンは一番難しい雨傘の模様を選んでしまう。前回同様10分間しかないなかで、三角や丸を選んだメンバーが次々と成功するなかで、汗を流しながら型抜きに挑戦するギフンは、自分の汗で砂糖が溶ける事に気づくと、舐めて型を抜くという小学生でもやらない方法で難局を乗り切ろうとするのだ・・・・

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ゲームを見張る赤いユニフォームのメンバー達も見張られている事が分かる。更に捨て身のゲーム参加者から銃を向けられたスタッフがマスクを取って顔を見せると、そのスタッフもその場で銃殺されるのだ。

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このドラマ、同じ緑のジャージを着た参加者、赤いユニフォームの沢山のスタッフ達。刑務所のような寝床と、綺麗に彩られたゲーム会場・・・内容とは裏腹に、ビジュアルが綺麗で妙に整理整頓されているのだ。やっている事は残虐なのだが、そのビジュアルに騙されてしまう。


イカゲーム 第2話

2021-10-01 21:29:07 | イカゲーム 韓国ドラマ

韓国式だるまさん転んだゲームで456名いた参加者が半減した事に衝撃を受ける残った参加者たち。

「脱落です」などと機械的に宣言されるも、ゲームに負けた参加者たちは、あっという間に銃殺され、棺桶に詰められて火葬されるという恐ろしい結末が待っているのだ。

当然沸き起こる「お金はいらないから出させてくれ」という声に「ゲームに参加すれば賞金を差し上げるというシンプルなお約束ですよ。別に皆さんの借金とは関係ない」というクールな回答だ。

赤いユニフォームに身を包みゲームを進行するスタッフ沢山のスタッフと、マスクで顔を隠したリーダーらしき男。何が目的かは分からないが、借金に苦しむ彼らから更にむしり取ろうというわけでもないらしい。(胴元のように賭博場を開帳しているわけでもないようだ。)

契約書にゲームを中断させる条項が入っている事に気づいたギフンの後輩であるサンウの提案で、残ったメンバーでゲームを続けるかどうか多数決を取る事になるのだが、「出ても地獄、残っても地獄」である参加者たちは逡巡する。

結局、どこだか分からないゲーム場から放り出される事になるメンバー達だが、やっぱり外に出ても地獄だったのだ。

事業の失敗と離婚の痛手から抜け出せず、賭博に走り、糖尿病の母の手術代さえも工面できないギフン。ソウル大出身で母の自慢の息子だったはずのサンウの借金は仕事の失敗から。脱北の為ブローカーに支払ったお金を持ち逃げされ、何としてもお金を工面したいスリの女もいれば、悪徳雇い主に労働搾取されている心優しい外国人労働者もいる。更にはカジノで作った借金を返せず、組の手下にも馬鹿にされるヤクザもおり、そして「この先長くないから」とすべてを達観している老人まで。

みな、それぞれの理由で借金があり、皆それぞれの理由でやり直したいと思っているのだ。借金の後ろの彼らの人生あり。。。

そんな彼らの様子をこっそりと見張り、また再び彼らの元に自分達の電話番号が入った名刺を配る怪しい彼ら。ちゃんと彼らが又戻ってくるであろうことが分かっているところが恐ろしい・・・)

そしてギフンの話を聞き、失踪した兄を探す手がかりがその集団ゲームにあると睨んで、バスに乗り込んだ彼らの後を追う一人の刑事。

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お金に踊らされる理由は人それぞれ。ちょっとの運の悪さと気弱さのせいで、やり直しの出来ないギフン。私はイ・ジョンジェファンなので、彼の演じるギフンに親近感を感じながらドラマを見ている。

 

 


イカゲーム 第1話

2021-09-25 20:55:00 | イカゲーム 韓国ドラマ

早期退職し、退職金で商売を始めるも次々と失敗。結局妻とも離婚し、今は仕事もせずに、老いた母親から娘の誕生日祝いの為に小遣いを貰うような生活をしている中年男性ギフン。

そんな中でもギャンブルを止められない、どうしようもない生活を送る彼。

競馬で一山充てるもののそれも掏られ、高利貸しには返済できなかったら臓器を売れと脅されて、別れた妻の元で暮らす娘にトッポキしか食べさせられないような中、突然声を掛けてきた男性。

「めんこで勝負しましょう」と地下鉄のホームで自分に妙な提案をする男性から貰った名刺。

その名刺をきっかけに一発逆転を狙ったゲームに参加する事になったギフン。

大きな会場に集められた456名は、皆同じような境遇で皆一発逆転を狙い、高額賞金を狙っているのだ。

日本のだるまさん転んだと同じルールの「ムグンファ コッチ ピオスムニダ(むくげの花が咲きました)」ゲームに興じ、ゲームにから脱落すると銃殺されるという恐ろしいゲームに参加する事になるギフン。

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私は映画@カイジや同じNETFLIXの@今際の国のアリスも未見。いわゆるサバイバル系の作品はあまり興味がない。それでもこのドラマを見ようと思ったのは、主人公がイ・ジョンジェだからだ。

ドラマ補佐官シリーズや映画@新しき世界等重い題材への出演も多いが、日韓合作の映画@純愛譜での情けない青年役や、オー!ブラザーズのようなコメディも面白い。コメディ演技もどこかおっとりした感じで人の良さを感じさせるものがある。

イ・ジョンジェの新しい姿を見たいと思う。イ・ジョンジェが出るなら私もサバイバル系のドラマを見る事が出来るかもしれない。

全部一遍にNETFLIXで配信されているようだが、適度に見つつ感想をアップしていきたい・・・

取り敢えず、1話目では賭け事を指すノルムという単語を覚えた・・・

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ドラマのタイトルにもなっている韓国の懐かしの子ども遊び@イカゲーム。

私は子どもの頃公園でよくやった@案山子(ケンパとも呼んでいた)という石を投げゲームや、相手チームの宝を奪うエスケンンを思い出した。各地でアレンジは色々あっても、基本的には子どもの遊びはどこでも似たようなものが多いのだろう。