私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

シーシュポス:the myth 第15,16話

2021-04-10 20:43:38 | シーシュポス:the myth(韓国ドラマ)

タイムトリップドラマは、未来と現在と過去が複雑に絡み合うのでぼーっと見ているとあっという間に混乱の渦に巻き込まれてしまう。

更にこのタイプのドラマはタイムパラドックスも大事なポイント。更にタイムパラドックスもドラマ的都合である時は大きく影響したり、そうでなかったりと色々変化があるのでこれも侮れない。

ソヘをシェルターに閉じ込め、彼女の安全を確保してからシグマと対決すべく自分の会社に向かうテスル。シグマも急に絶対悪のような存在になったのではないのだ。どんな悪者にも過去があり理由がある。更にタイムトリップドラマなのだから、その過去を描くのはとても需要だ。シグマの「僕はずっと君のそばにいた」という言葉がここで明らかになるのだ。彼の会社で清掃員として誰からも気づかれずに毎日を過ごしていた彼。

同じようにテスルのそばにいながら彼の影に隠れてしたのは、スンボクことエディ・キムも一緒だ。テスルのように天才にはなれず、会社での地位も恋人であるソジンも結局は全部テスルの後を追いかけていただけの事。

テスルは自ら意図したわけではないものの、こんな風に周囲の人間の人生を大きく変えてしまっていたのだ。

*****

そしてテスル自身も、遺灰を手にした事で自分の未来を知る事になり、戦争が起こる前の短い時間の中でどうやって戦争を回避するか、計画を立てるのだが・・・・

アップローダーと呼ばれるタイムマシンを使い戦争を回避しようとする計画。先回りしての手はずは、同じ場所にタイムパラドックスにならない程度の距離に自分がいるという、どっちが主体になって、どの状態なら救われたといわれる状況なのか分からない状況だ。

未来を変える事が出来るのは分かったが、どの程度まで変わったら現在の自分が救われるのか、未来が変わった事によってアップロードした人間が居なくなることは、救われるという意味なのか、そもそもアップローダーあったから生まれた問題なら、アップローダーが無ければよかったのでは・・・と鶏が先か卵が先か問題と併せて、テスルとソヘの感情が絡み合って、何が正解で何が本当の二人のハッピーエンドなのか、最後まで混乱の渦は続く。

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神の怒りを買い、岩を運ぶという罰を受けたシーシュポス。何度岩を運んでも、岩は再び崩れ落ち、また再び岩を運ぶしかない。何度やっても結果は同じにも関わらず、岩を運び続けねばならないシーシュポス。

最後までドラマを見て、このドラマのタイトルのシーシュポスでなければならなかった事をやっと理解する。結果は同じではないかもしれないが、繰り返す事はシーシュポスと一緒なのだ。


シーシュポス:the myth 第13,14話

2021-04-07 21:23:41 | シーシュポス:the myth(韓国ドラマ)

未来を知っているシグマたちはテスルとソヘの行動をすっかりお見通しだ。
二人が小学校に行き資料を確認するのも知っていれば、二人が資料室に逃げ込む事も分かっている。ただ、過去が変わり、未来が変わってしまっては困るので、先に手出しは出来ない。二人が資料室から飛び出してくるまで待つしかないのだ。
テスルは、待っている時間にホーキンス博士の話をしながら、日付と自分たちが危機に瀕していることを壁に書きこむ。
「これを見た未来の人間がタイムマシン(ドラマ的にはアップローダーか・・・)に乗って自分たちを助けに来るかもしれない」と思いながら書き込んだ文章を見て助けに来たのは、テスルの運転手だった男性。
プサンでの会議で銃弾に倒れた彼は、テスルが行った延命措置で生き延びていたものの、目覚めたのはあの戦争のあと。一人生き延びた彼は、プサンでテスルを助けたソヘを2020年に送り込めるように尽力してくれたのだ。

放射線に侵された地上でなく、地下に優雅な楽園を作り出したシグマたち。
2020年の今、未来から戻った彼らが政権の要職、さらには経済界の要職についているのは、戦争が起こった2020年の秋に皆収監されていた事で被害を受けなかった者ばかりな事が分かる。

テスル無き後、アップローダーの実験に失敗し続けたエディは、あの精神科医ソジンに頼み込み、彼らが集う禁断の集まりに参加してしまうのだ。(こうなったらもう後戻りは出来ず・・・)

逃げ延びることが出来たテスルとソヘは、シグマになる前の彼が描いた絵を落札するという手法で、彼の元を訪ねる事に・・・シグマになる前の彼を殺害すれば、未来が変わると思ったテスル達だが、未来が変わればソヘも存在しなくなる事をシグマに指摘され、更には兄テソンの肉体がシグマの手元にあると分かり彼を殺害することが出来なくなってしまう。替わりにシグマに銃口を向けるのは未来で父が殺された事を知ったソヘだ。

家族や友人を人質にソヘとテスルを追いつめようとするシグマ。(家族を人質にするのはシグマの常とう手段のようだ。)

万策尽き未来から自分を助けにやって来てくれた運転手から貰った自分の遺灰を手にし、未来を見てしまった事でタイムパラドックス(矛盾の事か・・)の渦に入りこんだテスル。シグマが想像できないような出来事を起こすことで一人未来を変える事を試みる彼は、ソヘのために幼いソヘが父と一緒に逃げ込んだシェルターを完璧に調整。彼女から銃の手ほどきを受けた後、彼女がシェルターの中から出られないようにし、ひとり未来を変えるべく自分が作った会社に乗り込みシグマと対峙しようとするのだ。

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富を手に入れたシグマたちと違い、海外にも逃げる事の出来ないアジアマートの面々のような人々は、パク社長のように、妻を苛める自分自身を殺めようとしたり、逆に何もできず諦めの境地で戦争が始まるのを待つ等、何とも切ない展開が待っている、


シーシュポス:the myth 第11,12話

2021-04-03 19:56:54 | シーシュポス:the myth(韓国ドラマ)

毒薬には解毒剤が付き物だ。

「結局皆世界を救うことを考えずに、自分や自分の家族を助けようとするんだ」と、妙に格好をつけて自分のやっている事の正当性をとうとうと述べるシグマだが、ソヘを助けたいテスルに神経質そうなシグマに付き合っている暇はない。(なんと取締局の局長もシグマの言いなり。あの元警察官がソヘを逆恨みするように仕向けたのも、このシグマの指示だったことが分かる。)

ソジンことアグネスを連れ出し、解毒剤の処方を確認するテスルは、眠った状態の彼女に解毒剤を打っても効き目はないという事で、時空間を彷徨っているソヘを助けるために自分も同じように時空間に行くこととなる。

2020年に戻った状況で注射をするのが効果があるということらしいのだが、なぜかなかなか2020年にたどり着かない。ソヘの過去だけでなく、交通事故の救助作業中に亡くなった両親。兄弟二人残されるも、一番身近な親戚から詐欺まがいの行為を受け、兄がアルバイトをすることで幼いテスルは勉強を続ける事が出来たのだ。しかし兄が「ここには俺たちが知らない人間がこっそり忍び込んでいる」と言い出した事で、兄を疎ましく思うようになるテスル。

自分が兄にどんな仕打ちをしたのか、ソヘを助け出しに来たはずなのに、自分の辛い過去を思い出す旅をすることになるテスル。

更にいよいよ時空間から抜け出す段になって、2本あった注射の内1本が破損してしまっている事に気づくのだ。ソヘだけに注射を打ち、彼女だけを本来の2020年に戻したテスルの前に現れたのは兄のテソン。。。

「俺は見つからないところにいる」とテソンが言っていたのは、彼も時空間を彷徨っていたからなのだ。

兄のおかげで戻って来た事を喜んでいる場合ではない。

シグマが、「覚えているか?」と自分に問いかけた事から自分とシグマの接点を探そうとするテスルは、発明家らしく最新機器を駆使してシグマの描いた絵を検証。壊滅的なソウルの様子を描いた下に隠された画を見つけた彼は、その絵を自分の小学校のアルバムの中で見た事があるのを思い出すのだ。

自分の通っていた小学校でシグマになる前の彼、同級生だった彼の事を思い出すテスル。

苛めの対象になっていたシグマは、テスルが自分を助けてくれた事から彼に憧れ、更にはテスルがいじめっ子を退治するのに使ったナトリウムと水の化学反応を使い、自分を苛める父親を亡き者にするという小学生とは思えない行動をとっていたのだ・・・「僕が絵に描いた事は本当になるんだ」と未来を預言するような言葉を発していた彼・・・・

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「未来は変えられる」というソヘの言葉を聞きながらも、自分にはそれが出来ないことを悔やむパク社長。ソヘが未来をそして過去を変えられたのは、彼女が直接手を下した事ではないことばかりだ。第三者に手を下された事を阻止すべく行動した事によって、出来事が変わっていったのだが、パク社長の場合は、過去の自分が行ってきた事を後悔しているのだ。自分で自分の行動を変えることは出来ない。過去の自分に近づきすぎればねじれが起こる・・・彼に出来ることは少ないのだ・・・

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テスルの運転手を演じていた、大きな身体のテ・ウォンソク。彼が戦争後の未来を生き抜いていた事が分かる。あれだけの出番では残念だと思っていたのだ。どんな風にして生き延びたのか。

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私は面白く見ているが、韓国のネットでは「ストーリーに蓋然性がない(韓国ネチズン達はこのフレーズが割と好きなようだ)」や「主役の二人の演技を見たいから、とりあえず見続ける」と言うニュアンスの書き込みが目に付く。


シーシュポス:the myth 第9,10話

2021-03-20 20:49:55 | シーシュポス:the myth(韓国ドラマ)

シグマを探さねばならないが、「誕生日位はゆっくりしてもいいだろう」とソヘを行きたいと言っていた遊園地に連れ出すテスル。幼い頃、誕生日に遊園地に行ったが、身長が足りずにバイキングに乗れなかった話を覚えていたテスルの粋な計らいだ。

そんなソヘは自分の母親と遊園地で出会い、懐かしい思い出に心揺れるも、シグマは手を緩めることはない。取締局にソヘを拉致させ、「社会を救うか彼女を救うか選択しろ」とテスルに究極の選択を強いるのだ。

ソンと二人でソヘの救出計画を練るテスルは、バイトの経験からソウル中の地理を把握しているソンの手助けもあり、自分が取締局に拉致された際に運び込まれた場所は、自分の会社が所有し、あの精神科医のソジンが勤務していた病院であることを突き止める。スンボクの虹彩を複写(!)してソンをスンボクに仕立て上げ、病院の地下にある取締局のアジトからソヘを救出しようとするテスル。

取締局長から怪しい注射を打たれ、既に息も絶え絶えのソヘを救出しようとするテスルだが、取締局の追及はしつこい。それに取締局が拘束している未来からの移住者も暴れ出し混乱の極みだ。更に精神科医のソジンも助けるふりをしながらも、母に渡す薬と引き換えにテスルを差し出すのだ・・・しかし、そこにはあのパク社長達も拘束されており、パク社長と取引することでソヘを助けようとするテスル。

取締局がソヘに打った注射は、タイムトリップで身体にかかった負担を更に増長させる薬のようで、身体が分解されるという本当なのか嘘なのかなんだか分からない話だ。とにかく分子レベルで分解され、消えてなくなるらしいのだが、そんな薬を作ったのはパク社長と一緒に未来から一緒にタイムトリップしてきたアグネスという女性だという。

「自分で作った機械なのだから、どうすればいいかはわかっている」と、アジアマートの中にあるあの巨大な機械の電源を落とし、パク社長からアグネスの話を聞き出そうとするテスル。

知っていながらも細かい事を教えないパク社長を脅すには、こんな風に彼が命よりも大事にしているダウンロードの機械を人質にするしかない。そうやって注射の解毒剤を求めて探し当てたアグネスは、なんとあの精神科医のソジンだったのだ。

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結局、現在、未来の人間は皆なんらかの因縁があることが分かる。ソヘの父親は取締局の局長を容疑者として追いかけている中で、彼が存在しない部署の所属である事を知り、更に自分の娘と同じ名前の女性を取締局が追っていることも知ることになる・・・・

未来のソヘが過去に戻る事に強く反対したのは、こんな過去があったからだったのだ。

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過去と未来の間を移動できる事を、誰かが私利私欲に使ったことが、全てのトラブルの始まりのようだ。

 

 

 


シーシュポス:the myth 第7,8話

2021-03-14 19:34:08 | シーシュポス:the myth(韓国ドラマ)

未来でも現在でも信じられる人間はソヘしかいないと彼女に助けを求める電話をかけるテスル。もちろんテスルを助けるために未来からタイムスリップしてやって来た彼女が彼を助けないわけがない。

しかし、そんな彼女が助けを求めた相手はあのスーツケースに入っていた鍵を狙っているあのアジアマートのパク社長。

ひとり忍び込んだパーティで取締局のメンバーに狙われたソヘを助けたのは、ソヘに貰った宝くじがあたり母と妹を助けることが出来た元アイドル練習生で中国料理店でアルバイトをしていたソン。彼女を助けたい彼はずっとソヘとテスルの動向を見張っていたのだ。

パーティでテスルの兄テサンに逢ったソヘは、金庫の中にはアップローダーことタイムマシンの図面はないと確信。パク社長が図面を欲しがっている事に目をつけ、鍵を引き渡す代わりに、テスルを助けるための武器の手配や、自分のために取締局に目をつけられることになったソンを海外へ逃がす手はずも彼に頼むのだ。

あの精神科医のソジンに拉致されているテスルの元に、自分が助けに行くという知らせをタイムマシンで送るという壮大な計画で彼を助けるソヘ。更に金庫の中に何もないことを見越し、アジアマーケットの事を取締局に事前に通報。パク社長を囮にして自分とテスルが逃げるというこれまた壮大な計画を実行するのだ。

金庫に入っていた手紙と写真から、自分を狙うシグマがずっと自分のそばにいたことを確信するテスル。更にソジンの父が病気の妻の薬を未来から手にいれるためにシグマの言いなりになっていた事、同じようにソジンも自分が薬漬けになるように仕向けていた事を知るのだ。

父と二人、戦争で荒廃したソウルで暮らすソヘが、戦争を止めるために、シグマから彼を守るために2020年のテスルの元にやって来たソヘ。

何年も前からシグマに狙われ、兄を奪われ、今も自分を狙っているシグマに復讐する事が生きる目的となったテスル。

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そんなシグマも情報を持ち20年程前に未来からやって来て、株やギャンブルでひと財産作り、ソジンの父親に近づき、ソジンの父親を解してテスルの事をずっと見張っていたのだ。

シグマ・・・その容貌から極悪人というよりも非常に神経質な感じがする・・・・

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タイムトリップ物が混乱するのは、同一人物が過去にも未来にも現在にもおり、同じ人生を生きているということ。自分の書いた日記を見つけた事がきっかけでテスルを助けに来ることになるソヘは、その日記帳をテスルが買ってくれた事を知り一人感動したりしているし、テスルは自分がまだ作ってもいないアップローダーのために戦争が起こり自分が死ぬということを早々に知る事になる。こんな風にメモを残しておかないと混乱する事必至だ。

テスルとソヘのサバイバルも見ごたえがあるが、アジアマートのパク社長(ソン・ドンイル)と取締局局長(チェ・チョンウ)の直接対決もなかなか渋いものあり。


シーシュポス:the myth 第5,6話

2021-03-10 21:18:40 | シーシュポス:the myth(韓国ドラマ)

取締局に建設中の橋に追い詰められ、結局海に飛び込むしかない二人。
逃げる際中に撃たれたソヘの傷の手当の為、元彼女であり今は自分の主治医である精神科医の元に駆け込むしかないテスル。

二人で逃げてはお互いの負担になるだけと、ソヘに現金を渡し、別々の行動を取ることを選択するテスルだが、再び独りぼっちになり混乱をきたすソヘ。
結局そんな彼女を見捨てることが出来ず、一晩をヘルスセンターで過ごす二人。

謎はあのスーツケースの中にあった金庫の鍵にあると、鍵を取りに結局テスルの家に戻ることになる。
「なぜ 大事な物を一番危ない場所に・・・」というソヘだが、「それが大事だとは知らなかった・・」と返すしかないテスル。

二人が逃げる中で明らかになるソヘが暮らしていた世界の惨状。
生き残っている者は、残った商店の棚から生活用品を強奪するしかなく、残り少ない商品をお互い奪い合うしかないのだ。生き残った者が刹那的な行動に出るのは仕方のないことか・・・・

パク社長の元で二人がタイムスリップして来た姿を見たあの警察官。
彼がどんな風に取締局の局長に説得されて取締局で勤務するようになったのかも明らかになる。
「君のお母さんが亡くなったのは、あのテロリスト(ソヘの事だ!)のせいだ。
未来からやって来た彼女のような人間を取り締まるのが我々の任務・・・そんな風に説得されたら、母の最後を見とれなかった後悔から取締局に入るに決まっている。

射撃の腕を買われて順調に昇進していた警察官だったにも関わらず、タイムスリップの現場を目撃したがために運命が変わってしまった男性。
事切れる前に「二人は理事の家で行われるレセプションに参加する。その時僕はとても酷い事をするけれど許して欲しい」と二人に言い残したことから、そのレセプションに潜り込むことを決めるテスルとソヘ。
顔が割れているテスルは「兄さんを探すだけだ。それ以外は何もするな」とソヘの勇み足を心配するも、命を懸けて未来からやって来た彼女にそれは無理な話だ。

テソンを見つけたソヘは、「テスルに近づくな。君が近づいたら彼は死ぬだろう。」と警告を受け、更にテスルの後継者として理事から指名を受けたスンボク(英語名はエリックだか、エディだか・・・そんな洒落た名前だ)は、ソヘがプサンの会議で騒ぎを起こした女性だと気づいてしまう。逃げ切るソヘと捕まるテスル。


理事の娘で元テスルの恋人であり今はスンボクの恋人である精神科医。
エディには「テスルは混乱しているから・・・」と服薬による治療が必要といい、プサンの会議から時間が経っていないように偽装工作し、テスルに何も起こっていないかのように信じ込ませようとする。

彼女がそんな大がかりなトラップをテスルにかけるのは、テスルが持っている鍵(金庫の鍵であり、アップローダーの鍵を握る書類がその中に保管されている)を父である理事と一緒に狙っているからだったのだ。母の治療のために、未来から薬を持ってきたい父娘と、理事からテスルの後任に指名され権利欲によりその企みに気づかないエディ。

彼女に薬漬けにされた事で意識が混濁するテスルだが、ソヘの幻影がくれたアドバイスにより、月の満ち欠けから正しい日にちを確認する彼。
2020年の韓国でテスルしか知り合いのいないソヘと、周り全員が自分をはめようとしていることを察し、同じようにソヘしか信じられないことを改めて確認するテスル。

電車の整備士として働く兄のテソンと兄弟二人仲良く暮らしていたはずのテスル。しかし20年近くも前から今回の出来事のきっかけは存在していたのだ・・・

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自分の研究にしか興味がないように見えるテスルだが、キーを持たずに車を運転し、拾った受話器で電話をかけ、コーラの瓶を飛ばして取締局メンバー達を撃破する。そのサバイバル能力の高さは半端ない。


シーシュポス:the myth 第3,4話

2021-03-04 21:13:29 | シーシュポス:the myth(韓国ドラマ)

釜山でのカンファレンスに出席するため、KTXでソウルを出るテスルを安いムグンファ号で追いかけるソヘ。

突然登壇し、「未来はあなたの横にあるんです」と観客を盛り上げる講演をするテスルに向かい「逃げて」というソヘの出現と、観客の中に兄テソンの姿を見たことでテスルが混乱。更には会場に潜り込みテスルの命を狙う男の存在により会場にいる観客は逃げ惑う。銃を撃ち、屋上からロープを使って滑り降りる等、かなりのテクニックを使ってテスルを助けようとするソヘだが、待ち構えていたようなパク社長の登場で二人は拉致され連れ去られることに・・・

(監視隊の見立てによれば、アジアマーケットという怪しい雑貨店を営んでいるパク社長はどうやらブローカーらしい)

パク社長は「私は民間の大使館のような事をやっているんだ」と大口をたたき、「自分が手にしたものは自分の物」と言い、更には「テスルが持っている鍵は俺のものだから返せ」というのだ。監視隊と違って手荒な事はしないと言いながらも、テスルの手から鍵を取り上げることが出来れば彼を殺すつもりなのははっきりしている。

事情が分からないテスルが「ここはどこだ?」と何度も尋ねると「場所が重要なんじゃない。重要なのはいつかということだ」というパク社長とソヘ。

パク社長の口から語られるのは、未来からのタイムトリップの方法とそのからくり
(ブローカーに手数料は払うものの、実際の成功率は低く更に成功したとしても取締局に捕まることも多く、実際に未来からやってきても自由に活動できる人数は非常にわずかなのだ・・・そうやってメンバーは通番管理をされているようだ。)

パク社長達はそのように苦労して2020年にやって来たメンバー達を捕獲しようとしているようなのだが、テスルとソヘは、未来からやって来たその彼と一緒にパク社長のところから逃げ出すことに成功。
パク社長が追いかけてこないのは、取締局の登場によるものだ。取締局の締め付けは未来からやって来たメンバーを永遠に追いかけるようになっているらしく、一度逃げ切ればそれで終わりではないのだ。

後悔があり未来からやって来た男性は、テスルの兄がどこにいるか知っているといい、それを交換条件としてテスルは彼を連れてパク社長の元を逃げ出すのだが・・・・

取締局の攻撃の最中、傷を負った彼は「自分は取締局のメンバーとして活動していた。。。これから君たちに酷い仕打ちをするけれど、許して欲しい。でもそれに負けなければ君たちに勝ち目はある・・・」と謎の言葉を残し亡くなるのだ。
警察官だった彼は、未来からやって来た人間を見たことから、取締局のメンバーとなり、(どうやら秘密保持の為、取締局のメンバーはそんな風に抜擢されているようだ)

見かけは国家情報院のメンバーのように見せかけて、その実は取締局のメンバーとして活動している彼ら。未来の情報を入手出来るのだから、逃げる彼らを捕まえることなど簡単な事なのだ。

テスルは、何故自分が追われるのかが分からない。大体自分が作った技術では人間をタイムスリップさせるには無理があるのだ。そんなソヘは取締局よりももっと気をつけなければならない連中がいると、テスルを更に混乱させるのだが・・・

ソヘは、未来の自分が残した日記に書かれた言葉に導かれ、テスルを助けることが世界を救うことになると信じ、2020年にやって来たのだ。テスルが1千万円を出してパク社長から買い戻した日記にはそんな秘密があったのだ・・・

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パク・シネとチョ・スンウの二人は熱演なのだが、ネチズンの感想を読むと「主演二人は熱演だが、演出が・・・」と演出に駄目だししている人が多い。


シーシュポス:the myth 第1,2話の続き

2021-03-01 21:21:32 | シーシュポス:the myth(韓国ドラマ)

前回書いた時、長くなってしまったので、途中でアップしてしまったが、本当はもっと怒涛の展開だったのだ。

自分の手に入った鍵がなんの鍵なのかを解明するために、兄と一緒に立ち上げた工場に立ち寄ったテスルは、兄が生きているらしいことを知り、監視隊には襲われ、脅迫まがいの協力を依頼されるも拒否。

そして兄の残したフィルムに、自分と一緒に映っていた女性が、何かこの出来事に関係あることを知るのだ。

しかし、その全貌は不明。そして自分がKTXで釜山に向かう際に、とうとう写真でない生身の彼女ソヘを見かけることになるのだ。

謎の展開だ。そして、どんな事があったか書いておかないと、忘れてしまう情報量の多さ。


シーシュポス:the myth 第1,2話

2021-02-23 19:50:49 | シーシュポス:the myth(韓国ドラマ)

仲が良かったはずのテサンとテスルの兄弟。弟テスルは工学者として成功するものの、兄であるテソンが「あいつらが僕らを見張っている。ここには俺たちだけではないんだ・・・」などと謎の言葉を発するようになり、自分の経営する会社にも後先考えずに乗り込んでくるようになってから兄弟仲は疎遠に・・・・

その後世界を駆けまわる工学者となったテスルは、技術者らしく自分の作った会社は大事だが会社の経営には興味がない様子。そんな普段の行いのせいで、飛行機事故のトラブルに巻き込まれ会社の会議に出席が遅れることも、共同経営者(?)である友人には信用されない。

その時彼の乗った飛行機は怪しい物体?(いや未確認飛行物体?)との衝突で墜落の危機に陥っていたのだ。パイロットの技術はなくとも工学者の技術を使って墜落事故を防ぐテスル。

しかし、事故の際の映像に、既に亡くなったはずの兄が空中を飛ぶ姿を見たことから、更に大きな謎の中に入り込むテスル。

助かったはずの副機長の怪しい行動。事故の調査の際に叢から見つけた亡き兄のスーツケース。スーツケースに残された兄の携帯電話を立ち上げるや否やパクという男からの怪しい電話。

その上、スーツケースの中で見つけた兄の残したカメラから取り出したフィルムには、過去の写真だけでなく、まだ起きていない未来の出来事が映し出されているのだ。

スタートから脈絡のない情報の渦に巻き込まれ、得体のしれない男たちが宇宙人かと思ったが、そんなことはないらしい・・・ただ、現像した写真の中で、テスルと結婚式を挙げている女性は、テスルの会社に「スーツケースを開けてはいけない。あなたを監視する男たちは恐ろしい奴ら」と警告の電話をかけていた女性ソヘはどうやら未来からテスルを助ける為にやって来た様子。

「ここの人間ではない怪しい奴らが監視している」などというので、すっかり宇宙人VS地球人かと思ってしまったではないか・・・

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チョ・スンウ演じるテスルの運転手を演じるのは、大きな身体のテ・ウォンソク。長い下積みの後、スンホンと共演したプレイヤーで名前を知られるようになった彼。誰も知らないの役柄も印象的だったし、何よりあの体格だ。一度見たらなかなか忘れられないインパクトだ。チョ・スンウに憧れミュージカル俳優を目指していたとの事。

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コロナ禍で韓国でもドラマ撮影が滞っているようだが、Netflix が絡んでいるドラマは順調な様子。このドラマもケーブルテレビで放送後すぐにNetflix で全世界で見られるとの事。

私もNetflix で視聴。ただし日本語字幕で見てしまっては韓国語の聴き取り練習にならない。今のところ、韓国語字幕で聴き取り練習を行いつつ鑑賞を続ける予定。。。

『シーシュポス: The Myth』予告編 - Netflix