3泊4日の短い旅の途中でチャングムことイ・ヨンエ主演の新作親切なクムジャさん(친절한 금자씨)を観る。
ソウルは27日の夜更けから大雨と雷が酷かった。
翌日の28日も一日雨が止まなかったので、景福宮へ行くのを変更し、江南にあるショッピングモールCOEXモールへ行く。
29日公開と聞いていたイ・ヨンエ主演の@チンチョラン クムジャッシ(親切なクムジャさん)が上映されていたので、母と一緒に鑑賞する。
「言葉が分からないから眠ることにする」と言っていた母は、後ろの観客が椅子を蹴飛ばすのが気になって眠れなかったのだという。
「あの主役の人 つかまった時、キム・ヒョンヒにそっくりだったね。おまけに人殺しの話なのに、見ている人が笑っているし。」
普段映画を見慣れていない上に、韓国語での映画鑑賞は辛かったと思う。
こんな短い感想でも、怒らずに感想を語ってくれただけでも良しとしよう。
****************
@復讐者に憐みを@オールドボーイに続くパク・チャヌク監督の復讐劇と言われているこの作品だが、前2作に比べたらグロテスクな場面は
かなり少ない。(勿論これはあくまでも比較の問題だ)
赤いハイヒールを履いた親切なクムジャさんが後ろを振り返るポスターは@グロリアを連想させるが、グロリアほどハードボイルドではない。
清めの豆腐を拒み、自ら左手の小指を切り落として復讐に臨む姿は確かにハードボイルドではあるが、クムジャさんの心の中はすさんでいても、死んだような目をしながらも、外見はどこまでも綺麗なままだ。そしてうつろな眼差しを赤紫のアイシャドーで隠し、綺麗なまま自分の過去の清算に挑んでいくのだ。
母もいっていたように、復讐のクライマックスの場面では、観客席から笑い声も聞こえてきたりした。
復讐の対象@ペク先生が救いようもない悪徳な奴なので、同情の余地がないのも一因だし、前2作に比べたら目を覆うような場面の残虐さをソフトに抑えているせいだろう。
この映画でイ・ヨンエの別の面が観られたと韓国の観客は納得したのだろうか?映画の前半 犯罪場面の再現だけでもファンには衝撃だったのだろうか。
綺麗な女優さんは綺麗さが武器だし、綺麗さが弱点でもあるはずだ。だからシャリーズ・セロンは何キロも太り、入れ歯をつけ@モンスターの主演をしたのだろう。誰もイ・ヨンエにそんなことは望まないし、する必要もないだろうが、ケーキ店の若い店員との場面も、結局その場面を写さずに終わってしまったのはちょっと残念だった。白いケーキに顔を埋めるシーンを見ながら、イ・ヨンエ自身によるグロテスクなシーンをもっと増やしても良かったのではないかと思う。私にとってはイ・ヨンエはまだまだ綺麗な女優さんのままだ。
************
短い旅行中 CMでもイ・ヨンエの顔は何度も目にした。ホテルで受信できるHKBSではチャングムの総集編まで放送されていたので、俳優に何の興味もない母でさえ「雑誌の表紙にも出てるし人気があるのね。」と感心していた。
しかし「もっと綺麗な人もいると思うけど」と小声で辛口コメントを付け加えることも忘れていなかった。母にしてみたら、韓国を代表する女優さんだろうがなかろうが、そんな事は一つも関係ないらしい。
2005年韓国への旅
ソウルは27日の夜更けから大雨と雷が酷かった。
翌日の28日も一日雨が止まなかったので、景福宮へ行くのを変更し、江南にあるショッピングモールCOEXモールへ行く。
29日公開と聞いていたイ・ヨンエ主演の@チンチョラン クムジャッシ(親切なクムジャさん)が上映されていたので、母と一緒に鑑賞する。
「言葉が分からないから眠ることにする」と言っていた母は、後ろの観客が椅子を蹴飛ばすのが気になって眠れなかったのだという。
「あの主役の人 つかまった時、キム・ヒョンヒにそっくりだったね。おまけに人殺しの話なのに、見ている人が笑っているし。」
普段映画を見慣れていない上に、韓国語での映画鑑賞は辛かったと思う。
こんな短い感想でも、怒らずに感想を語ってくれただけでも良しとしよう。
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@復讐者に憐みを@オールドボーイに続くパク・チャヌク監督の復讐劇と言われているこの作品だが、前2作に比べたらグロテスクな場面は
かなり少ない。(勿論これはあくまでも比較の問題だ)
赤いハイヒールを履いた親切なクムジャさんが後ろを振り返るポスターは@グロリアを連想させるが、グロリアほどハードボイルドではない。
清めの豆腐を拒み、自ら左手の小指を切り落として復讐に臨む姿は確かにハードボイルドではあるが、クムジャさんの心の中はすさんでいても、死んだような目をしながらも、外見はどこまでも綺麗なままだ。そしてうつろな眼差しを赤紫のアイシャドーで隠し、綺麗なまま自分の過去の清算に挑んでいくのだ。
母もいっていたように、復讐のクライマックスの場面では、観客席から笑い声も聞こえてきたりした。
復讐の対象@ペク先生が救いようもない悪徳な奴なので、同情の余地がないのも一因だし、前2作に比べたら目を覆うような場面の残虐さをソフトに抑えているせいだろう。
この映画でイ・ヨンエの別の面が観られたと韓国の観客は納得したのだろうか?映画の前半 犯罪場面の再現だけでもファンには衝撃だったのだろうか。
綺麗な女優さんは綺麗さが武器だし、綺麗さが弱点でもあるはずだ。だからシャリーズ・セロンは何キロも太り、入れ歯をつけ@モンスターの主演をしたのだろう。誰もイ・ヨンエにそんなことは望まないし、する必要もないだろうが、ケーキ店の若い店員との場面も、結局その場面を写さずに終わってしまったのはちょっと残念だった。白いケーキに顔を埋めるシーンを見ながら、イ・ヨンエ自身によるグロテスクなシーンをもっと増やしても良かったのではないかと思う。私にとってはイ・ヨンエはまだまだ綺麗な女優さんのままだ。
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短い旅行中 CMでもイ・ヨンエの顔は何度も目にした。ホテルで受信できるHKBSではチャングムの総集編まで放送されていたので、俳優に何の興味もない母でさえ「雑誌の表紙にも出てるし人気があるのね。」と感心していた。
しかし「もっと綺麗な人もいると思うけど」と小声で辛口コメントを付け加えることも忘れていなかった。母にしてみたら、韓国を代表する女優さんだろうがなかろうが、そんな事は一つも関係ないらしい。
2005年韓国への旅