大統領を罷免された尹錫悦氏の道は険しい 朴槿恵元大統領と同じ道を辿る!
韓国語で罷免という言葉を覚えたのは韓国語を勉強し始めてからいくらも経たない時期だったと思う。ソン・スンホンが刑事役として出演しているドラマの中で、悪だくみにハマり罷免される場面があったのだ。香港で購入したソフトには漢字の字幕がついており、法廷に響き渡る『パミョン』という言葉に、罷免と字幕がついていた。印象的だったのでよく覚えている。日本のドラマなら『辞めさせられた』と言う場面で『罷免』という言葉が使われる為、その後も刑事ドラマや法廷ドラマで『パミョン(罷免)』という言葉はよく耳にしてきた。
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罷免という言葉を耳にするのは、ドラマの中だけかと思っていたら、前回から10年と経たないうちにもう一度、大統領の罷免という言葉を耳にするとは。
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韓国人の同僚は、「とにかく在職中から大統領の婦人問題でずっとごたごたしている印象だった。」と言っていた。与野党逆転の中、この問題の解決に忙殺され、何も仕事らしい仕事が出来なかった事が、「非常戒厳」に繋がっていったのだろう。最終的な責任は大統領にあるのだろうが、そんな風に追い込む事だけに注力していた野党の責任はどうなんだろうか・・とも思う。とにかく、6月の選挙に向けてパワーゲームはこれからさらにヒートアップするのだろう。
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写真は、去年の11月、短い韓国旅行の間に街中から見えた、南山タワー。あの時は4か月後にこんな事になっているとは思いもしなかった。