私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

オッペンハイマー

2024-03-31 18:57:25 | 映画鑑賞

原爆を開発するマンハッタン計画の化学者達のリーダーとなり、1945年7月のトリニティ実験を成功させ、原爆の父と呼ばれたオッペンハイマーの生涯を追う映画。

昨日のブログで『物理に詳しくない事と併せて、監督のクリストファー・ノーランの得意とする時間軸が入り組む展開にやや心配があり…』と、やや気弱な事を書き、YouTube等でいわゆる予習をした事を書いたが、時間軸が入り組む展開についての心配は、そんなにする必要はないと思う。

モノクロが過去、カラーが現在という固定概念を捨ててしまえば、入れ替わる時間軸についてそんなに拒否感を持つ事もないだろう。モノクロは他者目線、カラーが彼の視点。映画は原爆が開発される過程を描いてはいるが、映画そのものは原爆を開発したオッペンハイマーの視点から描かれたものであるからだ。

実験は苦手であるが理論に優れた才能を示し、更に芸術にも造詣が深い化学者であったオッペンハイマーが、どのようにマンハッタン計画への招聘を受け入れ、秘密主義の計画に不満を示す化学者達をまとめ上げたか。その後、出来上がった原子爆弾が自分の手元を離れて、世の中に与える影響の大きさに苦悩する様。そんな一人の優秀な化学者オッペンハイマーの歩んだ道がモノクロとカラー画面が何度も入れ替わりながら描かれる。

広島、長崎の惨状が描かれなかったのも、その時点で物事はもう彼のコントロール下になかったからだ。映画はあくまでも彼の視点から描かれているからだ。

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私の場合は、オッペンハイマーが活躍した時代は量子力学が飛躍的に発展した事(アインシュタインさえも過去の人だ)、エドワード・テラーが重水素を使って核融合反応を利用すればさらに強力な核兵器(水爆)が作れる事に固執したのか・・・等を見る前にちょっとだけでも予習した事が映画を楽しむ上で役に立った。

このちょっとした予習がなければ、ウランの核分裂反応を用いて核爆弾を作っている中で、(そうやって作り出した核爆弾を用いて)更に強大な核融合反応を作り出し、何倍も強力な水素爆弾を作り出すという事の意味を理解することが出来なかっただろう。

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米上院議員のマッカーシーが主導した赤狩りに端を発するいわゆる「オッペンハイマー事件」

私は、映画好きなので、「映画業界のどこに共産主義者が入っているか徹底的に調査する」とマッカーシーが赤狩りを主導したことでブラックリストが出来上がり、ハリウッドを分断した事は知ってはいたが、この赤狩りがアメリカ全体に吹き荒れた事はよくわかっていなかった。赤狩りは、下院非米活動委員会が主導したとの事。映画の中の執拗なやり取りを見ながら「非米活動」という単語が、何故か2024年の今も不穏な単語のように思えてくる。


オッペンハイマー

2024-03-30 20:01:05 | 映画鑑賞

明日、オッペンハイマーを見に行く予定なのだが、物理に詳しくない事と併せて、監督のクリストファー・ノーランの得意とする時間軸が入り組む展開にやや心配があり、事前にYouTube等を検索して見る。

普段はこんな事をした事はないのだが、やはり3時間超の上映時間が私にこんな行動をさせたのだろう。

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検索バーに「オッペンハイマー」と入力しただけで、これらのワードがヒット。

【予習動画】オッペンハイマーを観る前にこれを見ろ【ネタバレなし】


Brew Lounge 市ケ谷 (市ヶ谷・九段お昼時マップ36)

2024-03-29 22:21:01 | なんということはない日常

表通りから少し離れていても、お昼時には近隣の会社に勤めている女性で一杯になるこのお店は、美味しいイタリアンのランチが食べられるお店だ。

パスタはモチモチしており、ラザニアのソースはこってりして食べ応えがあり、ピザは薄めでパリっとしているタイプ。どれも美味しいのだが、私はハヤシライスが気に入っている。自家製醸造クラフトビールで煮込んだハヤシライスは風味があってとても美味しい。サラダも飲み物もついて1100円。その値段のとても嬉しい。

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勤務先の事務所が市ヶ谷に移ったのはコロナ禍真っただ中だったので、アルコールが楽しめる市ヶ谷近辺のお店は殆ど知らないまま今日まで来てしまった。

このお店は、自社醸造クラフトビールとイタリアンが楽しめるお店なのだが、私は残念な事にランチタイムにイタリアンしか楽しんだ事がない。ビール好きとしては痛恨の極み。。

入り口すぐには、クラフトビールタップもあり。(ランチタイムの際に遅めになってしまうと、この入り口すぐの食事にはちょっと狭いカウンターもランチを食べている人で一杯になる)

ハッピーアワーもあるようなので、一人カウンターでサクッとビールを飲んで家路につくという洒落た金曜日の夜を過ごしてみたい。

 


スパイノワール映画 無名

2024-03-28 22:01:59 | 香港(香港映画&中華明星)

コロナやハリウッドのストで制作本数が減ったせいか、最近の映画館ではリバイバル上映やリマスター版の上映が多くなっている。

映画好きとしては少し寂しい思いもあるが、古い作品を見るチャンスだと思うとそれも楽しかったりする。

ノワール映画の魅力をつきつめた〈フィルム・ノワール映画祭〉新宿K’s cinemaにて開催

犯罪映画やギャング映画が好きな私にとっては、楽しみで嬉しい映画祭だ。今年のGWウィークの目玉イベントにしたい。

そんなGWの時期にトニー・レオンが主演のスパイノワール映画@無名も公開される。

香港ノワールが大好きな私にとってはこの映画の公開もGWの大きなイベントだ。

 

トニー・レオン VS ワン・イーボー 映画『無名』予告編


涙の女王 第5,6話

2024-03-26 21:36:51 | 涙の女王 韓国ドラマ

ヒョヌの姉からのSOSを受けて、ヒョヌの父親の選挙応援に出向くヘイン。いわゆる片田舎のヒョヌの地元ではヘインは超有名人だ。ヘインも財閥という身分を最大限に利用し、皆と写真を撮り、支援者たちに出来る限りの愛想を振る舞う。

しかし体調が悪いのは隠せない。脳腫瘍から来る吹雪の中に舞い込んで周りが見えなくなるような症状が消える事はない。ヒョヌの離婚願望等知らないヘインは、全幅の信頼を彼に寄せるようになるのだ。そんな彼女の気持ちはもちろん伝わる。揺れる心を持て余すヒョヌ。

なんとしても病気を治すという信念の元、ビジネスパートナーとなりつつあるウンソンにも事情を隠して、新しい治療法を求めてドイツへの渡航を決行するヘイン。

企みがあってクイーンズグループに近づいたウンソンがヘインの様子をおかしく思わないはずもない。抜け目なく彼女の健康状態を確認することを指示。更にヘインの家に送り込んでいた自分の手先はホン家の秘書のグレイスだけでなくなんと他にもいたのだ。(送り込むメンバーが複数というのがなんとも用意周到。送り込まれたメンバー同士で仲間割れを起こさず庇いあえば、疑われる確率も減るというものだ。)

暢気にウンソンを兄のように慕い、彼と一緒にいつか一発逆転し姉ヘインの鼻を明かしてやろうとしているウンソンの妻も彼の手先だったのだ。
(ヒョヌが防犯カメラの画像修復を指示しているのを知ると、先回りて阻止するなど抜け目ないウンソン達)

ドイツに渡ったヘインのサポートをするヒョヌだが、彼らの留守にウンソン達の家探しが行われ、彼が隠した離婚届も見つけられ、更には盗聴器も仕掛けられてしまうのだ。

出来る弁護士のヒョヌでも、留守の間に悪意を持ってあれこれセッティングされてしまってはすぐの反撃は難しい。

へインにとっては、何よりも離婚関係の書面があった事が大打撃だ。四つ葉のクローバーだけではリカバリーは到底無理に決まっている。

 

 


ビニールハウス

2024-03-24 18:46:36 | 映画鑑賞

ビニールハウスの中で暮らしながらも、少年院から出てくる息子と一緒に暮らす事を夢見る女性。老夫婦の自宅に訪問介護士として毎日出勤し、時間があれば息子と暮らす家を下見する日々。ギリギリの生活でも息子と一緒に暮らすという夢はあったのだ。

しかし、そんな小さな夢を持っていた彼女の日常は、老夫婦の妻が入浴介護中に暴れた事からあっという間に歯車が狂い出す。息子と一緒に暮らしたいという思いから、亡くなった老夫婦の妻の替わりに自分の母親を老夫婦の家に住まわせ、世話をすることで事故を隠ぺいしようとする彼女。

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不慮の事故で亡くなってしまった老夫婦の妻を助けようと救急車を呼ぼうとするものの、そこに1本の電話がかかって来た事で事態は雪だるま式に悪い方向に流れていく。そもそも最初からギリギリの生活だったのだ。リカバリーできる余裕もない。余裕のなさ故、選ばざるを得なかった極端な選択がどんどん彼女を不幸な方向に進ませるのだ。

貧困になった事でこんな風にどんどん不幸が連続するのか、不幸になった事で貧困にならざるを得なかったのか。とにかく不幸が続き、救いを求めようとして参加する場所でも答えを得る事は出来ず、更にトラブルの種を手にする事になってしまう。

BGMも殆どなく、鮮やかな色も眩しい光も感じられない画面。救いのなさをどんな風に受け止めればいいのか。

 

 

 


泥棒に入られた話⑥指紋採取の話

2024-03-23 20:43:46 | なんということはない日常

泥棒に入られた話①

泥棒に入られた話②窓の話

泥棒に入られた話③結局格子を設置した話

泥棒に入られた話④床が軋んで気が付いた話

泥棒に入られた話⑤被害状況を説明した話

 

下足痕が見つかった事で、やって来た刑事さんや鑑識の方たちが足跡採取や指紋採取、現場検証が慌ただしく行われている間、私は「協力をお願いします」という言葉とともに、指紋を取られる事になった。(「いいですか?」という声掛けがあったので協力を拒む事も出来たのだろう。ただ、実際断るという雰囲気でもなかった・・・)

一番若い警察官の方は事務用のスタンプ台より2倍程大きい黒のスタンプ台を取り出し、「指先だけでなく、掌全体と小指から手首掛けての横側の部分も取ります」といい、薄めの紙を取り出して準備を始めた。一番若い警察官の人は、「綺麗に取れないと怒られちゃうな・・・」と小さな独り言をいいながら、私には「お母さん、綺麗に取るために私が上から押さえますからね」と言い、更に「指先も腹の部分だけでなく脇も回転させるように取りますからね」と私に説明するだけでなく、自分にも言い聞かせるようにしながら、慎重に1本ずつ指紋を取っていった。

一本取る度に「おお 大丈夫綺麗に取れた」と安堵の声と共に確認をしている。どうやら、綺麗に取れていないと後で相当注意されるらしい事がその様子からも分かった。私が変に指先や手に力を入れるとインクの付き具合にむらが出来てしまうため、それも阻止したい風だった。「私が上から押さえるので力を入れずに楽にしていてくださいね」と何度も念押しされた。全部終わった後に「これで大丈夫だ・・」と一仕事終えた風だった。

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被害状況を説明し、指紋を取られてしまうと、私がする事はもう何もない。指紋採取と携帯で検索し、掌全体の事は掌紋(しょうもん)、小指から手首掛けての横側の部分については側掌紋(そくしょうもん)と呼ぶことを確認しながら、鑑識の人達の作業が終わるのを待つしかない。鑑識の人達の仕事が終わるのを待つしかないのは、先発隊として家に来てくれた警察官の人達も一緒のようで、「これは厄介な事になった。前と違って書式が判り辛い・・・」などと書式が変わったばかりらしい警察内部の書類の書き方を確認しながら、鑑識の人達の様子を伺っているようだった。

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念のために「指紋採取や、泥棒の下足痕の採取が逮捕につながるのか?」と尋ねてみたが、警察官の人は「うーん」というだけで何も答えてくれなかった。下足痕の採取の紙に署名をした際にも鑑識の人に同じ質問をしてみたが、「同じ下足痕がどこかで出てくればそうなるでしょうね」と、世間話と同じようなレベルの熱量の話しか聞けなかった・・・分かってはいたが、犯人が特定されることはないと確認出来ただけだった。


宇治抹茶チーズケーキ

2024-03-22 22:10:34 | スターバックス 特化 フラペチーノ・・・

チーズケーキの濃厚さが口いっぱいに広がるのに、色は鮮やかな抹茶色。見た目の色と口当たりのギャップに驚くも、じっくり味わうと、チーズケーキの濃厚さの中にほんのりと抹茶の香りが漂う。

食べ応えはチーズケーキ寄りか。その濃厚さでスイーツとは思えない程の食べ応え。

「ちょっと小腹が空いたから」と思い、コーヒーと一緒にこのケーキを食べたのだが、私には小腹どころではなく、ちょっとした食事程度の満足感があった。

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スターバックスの㏋では、相性のよいコーヒーはスマトラと紹介されていたが、私は甘さと相性がいいイタリアンローストでもいいなと思う。


香港(2024年3月19日~3月23日)

2024-03-21 21:04:37 | なんということはない日常

3月19日 、香港の議会(立法会)はスパイ行為等を取り締まる国家安全条例案を2週間に満たない審議で可決。3月23日に条例が発効する予定。

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議会は3月8日に条例案に提出を受けて即日審議を開始、海外からの制裁や批判を回避するために、土日にも審議を行い、異例の速さで手続きを進める戦略を選択。

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国家安全法は「海外勢力との結託」が取り締まり対象だが、国家安全条例は「干渉」が対象で、海外の個人や組織が直接標的になるとの事で、外資の自由な経済活動はどうなるか先行きは不透明。

 


涙の女王 第3,4話

2024-03-20 19:20:01 | 涙の女王 韓国ドラマ

狩りの最中にイノシシに狙われた所を危機一髪でヒョヌに助けられるへイン。一族が所有している土地で狩りが出来る等、どれだけ裕福なのかと思ってしまう。ヒョヌが助けた事で大事には至らなかったものの、祖父に恨みを持つ長兄の仕業ではとなんとなく後味の悪いものあり。(韓国財閥が出てくるドラマでは、企業経営がらみのトラブルでトップが収監されるという展開が良くあるが、これもまさしくその関係のトラブルの一種。一族の結束が固いかと思ったら、結束の固さが仇になり、犯罪紛いのトラブルが起こるのも韓国ドラマではよく見る展開だ)

へインが実の母親から辛く当たられているのも、家族内のトラブルだと思うのだが、こんなところからもへインは家族に自分の病気の事を隠しているのだろう。

家族はトラブルの元でもあれば、一番の味方になるのが韓国ドラマの基本だが、私生活に踏み込み過ぎてトラブル発生というのも韓国ドラマにあり勝ちの展開。ヒョヌが離婚の事を家族に話したら、なんとヒョヌの姉夫婦がそれを阻止しようとへインに連絡を取った事で、へインの病気で一旦離婚計画を白紙にしたヒョヌの計画に思わぬ横やりが入ってしまうのだ。

しかし人の心は不思議なもので、病気と聞いて彼女のそばにいるうちに再び情が湧いてくるヒョヌ。そしてそんなヒョヌの様子を見て、気持ちに変化が現れるへイン。

そこにウンソンというへインの大学時代の元カレが姿を現すのだ。百貨店の仕事の為にウンソンの協力を仰ぐへインと、そんな二人の親しい様子に複雑な心情のヒョヌと、そのヒョヌの心情を離婚専門弁護士として冷静にしかし面白がって批評するキム弁護士。

しかし、このウンソンという人物。どうも一癖も二癖もありそうで、更に何か企んでいる様子。姉のへインをライバル視している弟が彼に近づいているようだが、適度にあしらいつつ、きっとこれと言う場面で彼を利用して自分の計画を遂行するつもりなのだろう。とにかくお金を持っている人は、恨まれて復讐の標的になるのがお決まりの展開だ。

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「自分は死なない」と、何とかして病を克服しようとするへインだが、なにもしなければ余命3か月なのだ。症状が消える事はない。

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韓国ドラマでは、山の中で人がイノシシに襲われる場面が多い。日本だったら熊だろうな・・と思うのだが、檀君神話がある韓国、そこはやっぱりイノシシなんだろう。

 


健康に配慮した飲酒に関するガイドライン

2024-03-19 21:51:29 | なんということはない日常

「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」を公表します

厚生労働省が発表したガイドラインをうっかりみてしまった。報道機関向けの公式な書面らしく、イラストもなく、ごくごく普通の印刷物である。

飲酒が趣味の一つである私にとっては、なかなか厳しい書面だ。

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とりあえず、自分のアルコール分解力をじっくり考え、自分にあった飲酒量を決めよう。コロナ禍を経て、外飲みの飲酒のチャンスは激減したこのタイミングは、私にとっては丁度いい機会かもしれない。

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そうはいっても、明日はお休み。これからアルコール5%を350ml摂取予定。


涙の女王 第1,2話

2024-03-18 21:33:19 | 涙の女王 韓国ドラマ

ソウル大の法学部卒業後、インターンとして勤務している百貨店で、自分と同じような立場にありながらも態度が大きい女性ヘインと出会うヒョヌ。
彼女が百貨店の経営者一族出身とも知らず、ヘインに近づいてしまったヒョヌは、いわゆる身分違いの恋を成就させるも、3年も経てば当初の勢いはどこかに行ってしまう。

百貨店の法務関係を担当するヒョヌだが、いわゆる入り婿状態で、ヘイン一族と一緒にいてはソウル大法学部出身のブランド等何の意味もないのだ。
「離婚だ」と決心して、同窓の仲間に弁護を頼んだのはよかったが、突然発覚するヘインの不治の病。
不仲な妻の突然の余命3ヶ月宣言に、「離婚は辞めよう」と方向転換、耐える期間は3か月だからと突然優しくなるヒョヌの態度を勘違いし、「優しくなった夫」を見直すヘイン。

タイトルの「涙の女王」の意味は分かったが、ドラマの導入部分は、無理に離婚の話をしなくて済むヒョヌが喜びを隠す様子がどこかコミカルで、涙とは無縁の展開。しかし、ヘインの病気は本物のようで、強がる態度の彼女が少しずつ不安も感じる姿と、ヒョヌを頼ろうとする姿が交錯。
そんな所に昔の彼がビジネスチャンスのキーパーソンとして突然登場するのだ。いわゆる定番の展開。


ゴジラ-1.0

2024-03-17 19:35:54 | 映画鑑賞

特攻隊員でありながらも虚偽の故障を申し出た男は、待機していた小笠原諸島の島の基地で怪獣に遭遇する。襲ってくるゴジラに零戦の砲弾を向ける事も出来ず、結果的に整備兵たちを見捨ててしまった男。

焼野原の東京に戻って来ても自分を迎えてくれる両親もおらず、戦争に対する自分の思いに区切りをつける事が出来ずにいる男。そんな中で、ビキニ環礁で行われた核実験の影響で巨大化したゴジラが日本に向かってくるのだ。

私の中では子どもの頃見たゴジラのイメージで止まってしまっているのだが、その記憶の中のビジュアルのイメージのまま、今の技術でより綺麗に、リアルにバージョンアップされている。

大きなゴジラが襲ってくるという緊迫感、スピード感、スケール感というより、自らが発する熱で自分も傷つくという、ゴジラのやや寂し気な雄たけびがやっぱり印象的だ。

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日本政府は混乱を恐れてゴジラの存在を国民に明かせず、駐留している連合軍はソ連軍を刺激してはと行動を起こさず、結局、民間の力を集めてゴジラを封じ込める作戦に出るしかないというストーリー。このストーリー展開には色々考えさせられる。

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先日のアカデミー賞で視覚効果賞に選ばれた「ゴジラ-1.0」は、子どもの頃に色々見たな・・・と私の中での記憶がそこで止まってしまっており、見に行くチャンスがあったものの今日まで見ないで来てしまった。

ただ作品賞を受賞した「オッペンハイマー」と「ゴジラ-1.0」を原爆というキーワード(あくまでもキーワードとして・・・原爆に対する視点は全く別だろうから、比較する事は出来ないだろう。)で色々考えるのも面白いのではないかと思った事で、今回IMAXシアターで鑑賞。