夜の街中でのカーチェイスの末、トンバン・ミンを逮捕するデレク達。しかし妹を殺された事で復讐心を消す事の出来ないデレクの心を見透かしたように「殺して見ろ」とデレクを挑発するトンバン・ミン。
グォンジュからの言葉を思い出し思いとどまるデレクは、取り調べ中のトンバン・ミンの様子が以前病院で取り調べをした状況と全く違う事に違和感を感じ、「これが本当のトンバン・ミンなのでは・・・」と、彼が多重人格を使い分けているのでは?と疑い出すのだ。
面会に来た祖父に「出してくれ」と訴えるトンバン・ミンだが、祖父の物言いは非常に素っ気ない。なんと愛する孫のはずだったのに、トンバン・ミンは彼の息子だったのだ。
「あの村は詐欺被害に遭ったり、生活に苦労していた人を集めた村でした。仕事も住むところも与えてくれていたけれど、実体は労働搾取され、自由のない場所だった。あの村長(トン・バンミンの祖父)は、女たちに何人も子どもを産ませて・・・・そんな中で頭もよかったのがトンバン・ミンだったんです。。。」トンバン・ミンに拉致された女性が明かす村の実態。
そしてトンバン・ミン自身も虐待された事で、心に傷を負い、自分でない別の人格を作る事で自分が傷つかないように防御していたらしいことが分かってくる。虐待が暴力性を抑えられない人格を作り出し、暴力を振るう自分は本当の自分でないと思い込む事で、罪悪感を感じないようにしていた彼・・・・
しかし、まだまだはっきりしない事が多いトンバン・ミンの多重人格の謎。
ゴールデンタイムチームは、シム刑事を囮にして、病院に移送されたトンバン・ミンが逃走するように仕向ける事で彼の更なる動きを見張ろうとするのだが、最終回を前にしてトンバン・ミンの暴走は止まらない。
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しかし一体どこで、あんなに性能の良い補聴器を手に入れたのか?グォンジュと会った事があるから彼女の行動の真似をしていたのか?
13話の内容を取り上げた記事