私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

キング・ザ・ランド 第15,16話

2023-08-08 21:25:22 | キング・ザ・ランド 韓国ドラマ

海外出張から帰国し、サランが地方のビジネスホテル的な場所に左遷されていることを知ったクォンは彼女を迎えに行くものの、彼女は「私はここに異動になったのだから」とソウルに戻る事になかなか首を縦に振らない。

彼女の勤務する地方の観光ホテルは、地元の人の冠婚葬祭に場所を貸したり、ビジネスマンが宿泊したりと、名前に観光とはついていても、観光ホテルであることが営業成績に結びついてはおらず。従業員は地元にもいい場所があると知っていてもそれをアピールする戦略が取れていない事を残念とは思っていても、それをなかなか形にはできなかったのだ。おまけにこの観光ホテルは常務管轄の流通部門に所属していることもあり、「買い手があるなら売ってしまった方がいい」という方向性になっていたのだ。(まぁ一番手っ取り早い方法か・・・)

そんな中、滞在型で体験型のリゾートホテルに舵を切る方向性を打ち出し、自分がホテルを購入するというアイデアを出すクォン。

サランも助けられるし、自分のアイデアも活かせる。紆余曲折あっても、ドラマ的には「サランがこのホテルでマネージャーをやって、顧客に満足してもらう滞在、体験型のホテルのサービスを行って、ホテルマンとしての夢もかなえてハッピーという展開なのか?」と思っていたのだが、私の考えた展開は一昔前のものだったようだ。

サランは「私が本当にやりたかった事を一から自分でやってみたい」とホテルを辞めて、自ら起業する道を選ぶのだ。そうか・・・その道の方がずっと自由だな・・・と思いながら、ラブコメの王道らしいゆったりとしたエンディングまでの微笑ましいエピソードのあれこれを楽しむ。

 


キング・ザ・ランド 第13,14話

2023-08-04 21:03:09 | キング・ザ・ランド 韓国ドラマ

いわゆる経営者一族のプライベートのサポートをすることが、社内で一番名誉のある仕事とされていることにも驚くが・・・その場で偶然にもクォンの結婚の件を聞く事になってしまったサラン。

彼女に経営陣の世話はさせられないと、いうことで与えられた仕事は、常務の息子の世話をすることなのだから、公私混同も甚だしい。その上、常務の息子は、母親に嫌われないようにすべく、あの歳で処世術を身に着けているのだ。
社会的に地位も名誉もある大人にはキチンとした態度を見せ、母親が下に見る立場の人には、自分もそのような態度をとる・・・・子どもが親を見て育つということはこういうことというのの典型だ。
しかし、ここでは臆せず常務の息子を叱るサラン。
クォンが彼女の心を許したのはこういう所なのだが、それは彼の甥にとっても同じことで、サランは常務の息子の心も鷲掴みだ。
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自分も同じような道を通ってきた父親は、「恋愛はいいが結婚は別」と前世代的な話で事を収めようとしており、クォンとは当然意見があわず。

しかし、そこは出来るビジネスマンとして乗り切ろうとするクォン。
姉である常務がビジネス界のトレンドである経費削減で財務状況を安定させようとする手法を取るのと反対に、ホテルのサービスを売る事で売り上げを伸ばそうとする。
ここでも、パーティと同様に現実VS夢で乗り切ろうとするのだ。

しかし常務はサランとクォンの盗撮写真を世間に公表することで、分かりやすくクォンの足をすくおうとする。父である会長が金で解決しようとするも、それ以上のお金を使って対抗。どこまでも執念深い。しかし、逆にそれが会長の逆鱗に触れて自分がホテルの事業から手を引く事になってしまう。

一見めでたしめでたしと言いたくなるが、会長は、サランを地方のビジネスホテル的な場所に左遷し、常務とは全く違う非常に現実的な方法でサランとクォンの関係を清算させようと画策。クォンが「簡単に認めて貰えるなんて思っていないから大丈夫」というサランの言葉を信じ、仕事に邁進している間に事は着々と進められるのだ。

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ラブコメの王道を歩むドラマ故、何があっても大丈夫という安心感はある。常務から美味しい話を聞かされたノ課長も結局は常務に寝返る事はなかった。常務以外に悪役が見つからないのもラブコメの王道スタイルだ。

最後の見どころはクォンがどんな風に夢と希望を語ってサランとの愛を貫くかだ。

 

 


キング・ザ・ランド 第11,12話

2023-07-24 21:38:13 | キング・ザ・ランド 韓国ドラマ

キングホテル創業100周年の記念行事を行うに際し、姉である常務が主導権を握ろうとするものの、弟であり本部長であるクォンが「自分が取りまとめる」と自ら名乗りを上げるのだ。

姉である常務は、今までの実績をベースにして、協力者への感謝とこの先も変わらぬ支援をという外向きの行事を考えるのだが、クォンは「ここまでこれたのは、働いてくれていた従業員の皆がいたから」と内なる功労者を称えようという全く別のスタンスを提案。

現実社会なら、駆け引きがありつつ、「こっちよりだけれども、相手にもちょっとだけ花を持たす」という結果に落ち着くのだと思うのだが、ドラマ故、すっかりクォン寄りの温かい会が開催され、感動の渦でパーティは成功するのだが、今後の事を考えて姉の常務が招待した政治家の顔に泥を塗る事になってしまう。

喧嘩をするならもう少し上手にとも思うのだが、仲の悪い姉弟故、徹底的にやりあうという事なんだろう。

確かに姉方式の「収益を上げる為に従業員に無理を強いる」というのは、今の世の中的にはどうかとも思うが、夢と希望を語るクォン方式が果たして上手くいくかも分からない。二人の父親も跡を継ぐにあたって、手放した夢があるのだ。息子にも「大人になれ」と思っているはずで、サランとの仲を大事にしたいクォンにとっては障害が多いはず。

友人たちにも付き合っている事を明かし、これから未来に向けて二人で一歩ずつ進んでいけるはずとサランは考えていたはずだが、クォンの父親が政略結婚を計画していることを知ってしまうのだ。

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本当に展開が王道だ。・・・ハラハラドキドキもいいが、ラブコメには安定感も大事だ。少し波風がたっても、最終的には絶対にハッピーエンドになるはずだ。

差し当たっての問題は、常務に寝返りを進められたノ課長の選ぶ道だろうか?

 


キング・ザ・ランド 第9,10話

2023-07-22 21:29:19 | キング・ザ・ランド 韓国ドラマ

告白はなくとも二人はすっかりお互いの気持ちを確かめ合って、恋愛が始まるという一番楽しい時期を過ごすクォンとサラン。職場は勿論、サランの友人二人にも黙っての、いわゆる秘密の恋愛だ。楽しさとスリルが合わさった状況を、ラブコメの定番ともいえる様々なシチュエーションで描くこのドラマ。びっくりする位にこの段階の楽しさをこれでもかと描いている。本当にラブコメの王道ドラマだ。エレベーターの中で、皆が気づかない職場の片隅で・・・もうとにかくラブコメの教科書かと思える位に尺をとってたっぷりと甘い展開を繰り広げる。

更に彼女を大事にすべく、彼女のおばあさんの元を訪ねるクォンに、全てを悟ったおばあさんはキチンと受け入れる態度を見せてくれるのだ。

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サランの友人二人が、インセンティブを得るべく職場での売り上げノルマを達成しても、事前に聞かされていた事がまったく行われていない事を知ると、自分の一存だけで報奨旅行を行うことを決めるクォン。こんな安易な展開でいいのかと思ってしまうが、そこはラブコメの王道らしく、報奨旅行も海外旅行。旅行先のタイの景色も食事も、ちょっとした情報番組より綺麗だし、豪華。なによりドラマ1回分が殆どタイ旅行一色なのだ。タイアップもあるに違いない・・・などと勝手な想像もしてしまうが、いろんな意味でやっぱり韓国ドラマは勢いがあるな・・・と感心してしまう。

そんな中で、ラブコメ王道のドラマらしく、どんどん仲を深めていくクォンとサラン。

 


キング・ザ・ランド 第7,8話

2023-07-20 20:51:09 | キング・ザ・ランド 韓国ドラマ

二人だけの思い出がどんどん積み上がり、クォンが直接告白していなくとも、サランもクォンの告白を聞いていなくても、ドラマの流れ的には「もうお互いになんとなく了解している状況」になっているではないか?
交際●日目のカウントはしていなくても、心の中では仮にカウントし始めているような状況の二人。

そんな中、クォンが一歩リードしている姉に追いつけ更には追い越せるような状況がやって来た。ライバルホテルに宿泊する予定だった中東の富豪(王族?)を、留学時のコネを生かして、自分たちのホテルに宿泊するように交渉をまとめたのだ。

ゲストの富豪とは「友達ではない」と言いながらも、その口調と態度は気の置けない友達のもの。(どうやらこのクォン・・・友人とのコミュニケーションは、ツンデレスタイルが基本らしい。)
そしてこの中東の富豪はサランが気に入ってしまい、間に挟まれたサランが右往左往するというラブコメらしい展開が続くのだ。

このラブコメらしい展開が続いている間は、ドラマ的には姉の嫌がらせも、姉弟間の後継者争い煽る父親の振舞いも小休止だ。どちらかというと、二人の仲に余裕を見せていたサランの方が自分でも知らないうちに嫉妬心を燃やしたりして、いつの間にか二人の仲は次の段階に進んでいるではないか・・・

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売り上げ至上主義に悩むサランの友人二人のエピソードや、今まで未経験だった普通の若者らしい生活にどんどんなじんでいくクォンのエピソードも微笑ましい。

仲良し3人組が歌い踊っていたのは、イ・ジョンヒョンの歌。
彼女は確かこの歌で紅白歌合戦にも出場していたはず。。。私にも懐かしい歌だ。

041231 李貞賢 - Heaven + Come On ○ NHK 第55回紅白歌合戰

 


キング・ザ・ランド 第5,6話

2023-07-16 19:23:29 | キング・ザ・ランド 韓国ドラマ

仕事や恋人との仲で悩み、雨の中一人涙するサランに傘を差しだすクォン。「二人が心を癒す場所が一緒」というラブコメらしい奇跡が、小学生レベルで恋に悩むクォンに助け舟を出すのだ。雨に濡れた彼女の為に準備した洋服が自分とのスポーツカジュアルペアルック。更に誕生日の彼女の為に自分のホテルのシェフにケーキをアレンジさせるという・・・恋愛経験値からは想像もつかないなかなかな行動の数々。

更に申し訳なく思った彼女の気持ちにちゃっかり乗っかり、パフォーマンスたっぷりの鉄板焼きも二人で楽しむという、なかなかの積極性。駆け引きが上手なのか、恋愛偏差値が低い故の大胆さなのか分からないが、サランの気持ちにグイグイ食い込もうとするクォン。

仕事の面では、後継者争いでしのぎを削る姉との関係もあり、自分の部下たちの勤務状況を万全な体制に出来ないというジレンマも抱えるクォン。

レストランの食材の為、生産者を丸抱えするという仕事にVIP対応の社員まで駆り出されるという事態の改革を行う事も出来ず、嵐の中でサランを山の中に送り込むという状況を阻止することも出来ないのだ。しかし、ここで権限もないのにヘリを出動させて彼女を助けに向かうという大胆な行動に出るクォン。

女性はこういう予想も出来ない展開に弱い。それが自分の為を思っての事ならなおさらだ。自分の祖母の突飛なお願いも聞き入れ、玉ねぎをむき、彼女と一緒に街を散策する。「気を遣うので二人だけで会うのは嫌です」と言っていたはずの彼女の気持ちをどんどん掴み、順調に二人だけの想い出を作っているではないか・・・・

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サランがクォンから貰ったスポーティーなカジュアルルックを見逃さず、彼女にお礼のプレゼントを売り込もうとする辺り、仲良し3人組のエピソードも楽しい

 


キング・ザ・ランド 第3,4話

2023-07-13 20:56:35 | キング・ザ・ランド 韓国ドラマ

本部長として風光明媚な済州島のホテルの庭から、インタビュー形式の生配信を行う事になるクォンとサランだが、クォンの異母兄弟であるクォンの姉のたくらみにより、質問は全て彼を捨てた生母を連想させる質問ばかり。お金の苦労はせずに育ったクォンだが、母が彼を置いて出て行ってしまった事に対して誰からも優しい言葉をかけて貰わなかったのだろう。あまりにも子供っぽい態度で席を外してしまったのだが、そこをカバーしてインタビューを最後までやり遂げたサランの機転の良さだけが目立つインタビュー番組が出来上がってしまう。更に翌日の撮影は、チャーターした船の故障からホテルに戻れず、離島の民宿で一泊することになってしまうのだ。

海が荒れて戻れず、着替えもない中、宿の主人たちの洋服を借り、上下柄物の民宿スタイルで地酒を飲みながら一晩過ごす・・・韓国ドラマで離島のエピソードが出るとなると、「帰れなくなって、二人で島の民宿に一泊する」とうい流れは、アレンジは色々あれど、お決まりの定番スタイル。このドラマの場合は、船長である息子が両親が経営する民宿の売り上げになればとわざと二人を民宿に送り込んだ事が判ってしまうのだ。そんな中、地に足のついた生活をしているサランの言葉に何かを感じたクォン。

そんな事もあり、性格が小学生とも言えるのクォンは、あっという間に笑顔の可愛らしいサランのとりこになってしまうのだが、それ故、益々怪しい行動を繰り返すようになってしまうのだ。

インタビューの一件で株を上げたサランはホテルのVIP部門に異動することになるのだが、短大卒の彼女の大抜擢を既存のメンバーは当然快く思わない。更にクォンが必要以上に彼女を慮る態度を取る為、彼女の立場が益々危ういものになることも彼は気づかないのだ。困ったものである。

 


キング・ザ・ランド 第1,2話

2023-07-11 21:09:06 | キング・ザ・ランド 韓国ドラマ

ホテル勤務を夢見るサランは、果敢にも財閥の経営するホテルのインターンを目指す。インターンでも4年制大学出身であることが必須という中で、得意の笑顔で1か月だけのインターンを勝ち取るのだ。若い労働力をインターンという制度で搾取し、インターンを何年続けても正社員になれない中で、短大出身の彼女は1か月のインターンでも驚く程の真面目さで仕事に取り組む。

そんな中、財閥の息子でありながらも、異母兄弟である姉に辛く当たられ家族になじめなかったク・ウォンとラブコメらしい勘違いの中で、最悪な出会いをするサラン。

その後、クォンは姉との後継者争いを避けて、何年も外国で過ごすも、満を持して帰国。その間に笑顔とガッツで正社員の地位を得たサランとラブコメらしい偶然の再会を果たすのだ。

最悪の再会に「これ以上、お互いに関わり合いは持つのはやめましょう!」となるのだが、そんな事ではストーリーは先に進まない。

気遣いが出来、笑顔を武器に優秀社員賞まで手にしているサランは、クォンの歓迎パーティにも社員代表で出席、更には今時の企業PRをSNSで情報発信するため、出来る写真代表としてクォンと一緒に風光明媚な済州島のホテルを舞台に生配信を行う事になるのだ。

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最悪の出会いをする財閥の後継者とごくごく普通の女性カップルが、企業PRを生配信する、御曹司の隣には彼のひねくれた性格をよく分かった友人兼秘書のような気のいいバディがいる・・これと似たようなシチュエーションがあるドラマを、ついこの間まで毎週火曜日の夜になんとなく見ていたではないか。御曹司が山田君で職場で一緒の女性が橋本さん!御曹司は血のつながらない母との関係に悩み、御曹司としての生きづらさを感じていたが、そこに明るい女性の橋本さんが表れる。彼は彼女の明るさを利用しようとし、彼女は彼のお金の力を家族の為に使おうとしたものの、そのうちお互いの本当の優しさに気づき・・・というドラマだった。まぁどちらのドラマもラブコメの王道を描いたドラマ故、似た点があるのは当然の事だろう。
音楽ならメロディに著作権はあってもコード進行やアレンジに著作権がないように、ドラマもキャスティングや舞台設定等のこだわりや、主人公たちの関係性等何に重きを置くか、それぞれこだわりがあるはず。韓国ドラマは日本のドラマより尺も長いから、サイドストーリーも色々楽しめるだろう。

リラックスして見られる楽しいドラマだ。

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少し前、芸能ニュースで、ドラマ制作にかける資金が減少してきているというニュースを見たが、私には製作費は潤沢にあるように思える。何しろ舞台となるホテルはサランの夢見た最高のホテルという設定。ホテル内のパーティ場面では、ドローンを使った映像がたっぷりと使われたりしているのだ。日本のドラマだったら、テーブルの上の銀食器がちょっと映っただけで終わりというような演出だと思うのだが・・・・