携帯の部品を作る工場でバイトをしていたヘミは、基盤を磨くために使用していたメタノールのせいで失明したのだ。
コスト削減のために、危険なメタノールを使い続けていた工場を告発したいミンギとジョンウンだが、この事件を追い続ければセンター閉鎖もあり得ると告げられたセンター長は調査することを拒む。
「センターは労働事故に苦しんでいる労働者のために存在するんだ。センターで勤務する僕たちのためにあるんじゃない。」というミンギとジョンウンは、変装をして工場に潜入することを試みる。
使われているメタノール溶液の成分を調査することが、工場を告発するには絶対条件だ。もちろんこの工場の実質上の所有者であるTLグループにはそれは大きな打撃だ。
潜入捜査で失明事故の原因がメタノール溶液であることが判明するも、視神経をやられてしまったヘミの視力は元に戻らない。(これも現実に遭った事故をモチーフにしているようで、実際に視神経をやられた若い女性は、事故の後もずっと病院に入院しており、時折両親の住む実家に一時帰宅するような状況なのだ・・・)
義理の父親であるTLグループの会長に送られた脅迫状に娘の髪の毛が同封されていたことで危険を感じるジョンウンは、センターのメンバー達に力を貸してもらうことを依頼。
TLグループとの関連から微妙な雰囲気になるものの、危険な状況だからと協力を約束するメンバー達。
TLグループに恨みのある元社員たちの中から容疑者を探そうとするセンターのメンバー達だが・・・・
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今更ながらだが、TLグループが全部の事故に関連しているのは、使用者はただ労働を搾取するのみという図式をはっきりさせるためだったと気づく。
(TLグループは、韓国の企業らしく直系の血縁関係を重視するようで、「一緒に暮らしたからといって家族として認めるわけじゃない。」と言い放ち、娘婿でさえも排除しようとするような場面もあり。これは、財閥を批判するものか?)