私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

ラブレター11話

2005-08-31 20:38:25 | 韓国字幕つきドラマ感想
アンドレアが残したウナ宛の手紙を自分が隠してしまったことをアンドレア本人に知られたからか、それともアンドレアが帰国したことでまたウナが自分のもとから又去ってしまうのを恐れたのか、不安にかられ、ウナにキスをするウジン。(ウジンの背に手を添えようともせず、指先に力を入れ、泣き出すのを我慢するキスシーンを見ることになるとは思わなかった。されるほうもするほうも辛いシーンだ。大体拒否されているがわかっていながら、気づかない振りをし、キスする寂しさがどんなものなのか・・・・。ウナだけでなくウジンも泣きたい気持ちで一杯だろう。アンドレア派の私もこのシーンではかなりウジンに同情する。)

揺れる心を隠しつつ、涙も流すことが出来ず、子どもを抱くことも出来ない心の病のまま、医師として治療を続けようとるするアンドレアを手伝うウナ。

ウナと連絡が取れないからと教会を訪ねたウジンに、シスターは何にも知らないとはいえ、「これはアンドレア神父が好きな人にあげたネックレスなんですよ。」などと不用意な一言を発してしまう。
以前ウナが身に着けていたネックレス対する、ウナとアンドレアの想いを再確認し、益々動揺をするウジン。

ウナは雨の中ウジンのもとをたずねて話をしようとするが、偶然ウジンが捨てずに取っておいたアンドレアのあの手紙を見つけてしまうのだ。
ウジン何故捨てずにガウンのポケットなんかに入れておいたのだ。


アンドレアは心の病のはずなのに、ウナへの視線がなぜあんなに暖かいのか。ウナも傷ついているのを隠しながら、「もう少し神父になるのを遅らせてこのままでいて」なんて泣かせることを言うし。
「私が死ぬのを見ても、心の病気だったらきっと悲しくないはず。だから心の病気が治らないといい。」
「ここで泣かないでどこで泣く」というシーンが延々と続くのだ。
アンドレアと軽口を叩き合うシーンでさえ、ウナの気持ちを考えたら・・・・
自転車に乗る二人の姿も、昔の幸せな頃が思い出されて見ているだけでもらい泣きだ。

ウナは両親も死に、自分も不治の病に罹り、そして愛するアンドレはは神父になるといい、本当に不幸のてんこ盛り人生なのに、何でこんなに強いのか。二人のウジンの前で涙もみせず、淡々と残りの人生を過ごそうとしているのだから。
アンドレア 早くウナの病気に気づいて、神父になるのを諦めてあげないと。神に仕えるより、自分の愛する人のために生きたほうが、何倍も神の意思に近いと思うのだが・・・

それにしてもアンドレアの神父姿が凛々しいのでびっくりである。ありえない偶然ばかりのドラマであるが、彼の神父姿の凛々しさでどれ程救われているか。

選挙戦

2005-08-30 20:50:33 | なんということはない日常
週末色々なニュースで散々選挙の話題を目にしたので、すっかり選挙戦も終盤のような気持ちになっていたが、実際の選挙戦の公示は今日なのだ。

でもこの報道合戦が激しい時期メディアと付き合っていかないと上手い選挙は出来ないだろう。
メディアに誉められすぎだと「じゃ別の政党に投票しよう」となるだろうし、メディアが危機と報道すれば「それじゃ この政党を応援しよう」となるだろうし。公正な選挙報道など本当はないのだと思う。メディアの方々はそれを踏まえたうえで、限りなく公正に近づこうとする報道姿勢を見せて欲しいと思う。そんな真摯な気持ちは見ていて伝わるものだ。

お昼を食べようと会社のそばを歩いていると@新党日本の選挙事務所が目に付いた。慌しい準備の様子が手に分かるような白いプレハブ作りの建物は、クーラーも付いていないようで大変暑そうだった。さらに入り口に一枚貼られた党首のポスターもちょっと暑苦しい感じで、爽やかとはいいがたかった。

クールビスを着て欲しい有名人に松岡修造が選ばれていたが、新党日本の党首田中康夫氏のにも是非クールビスを着て頑張って欲しいものだ。

六本木ヒルズ

2005-08-29 20:23:06 | なんということはない日常
今日は仕事の関係先との打ち合わせで、先方の事務所のある六本木ヒルズへ行った。総合受付では入館証を貰い、警備員の常駐するゲートをくぐりと、さすがライブドアだの楽天だのが入居しているオフィスビルだ。やっぱりキチンとしているのである。

先方は受付での挨拶もそこそこに、真正面に東京タワー、左手には国会議事堂、右手にはお台場のフジテレビが見えるガラス張りの応接室に私たちを通し、更に満面の笑みで応接スペースから見える外の景色を説明してくれた。
「天気がいいとですね、東京湾も綺麗にみえるし、茨城方面の山も綺麗に見えます。」

しかし打ち合わせの前にこんな挨拶を受けたせいだろうか。話し合いは終始先方のペースで進み、あっという間に終わってしまった。
ライブドラだの楽天だのでも、こんな会話が交わされているかどうかは定かではないが、東京の全景を見せ、相手を自分のペースに巻き込むというのはなかなかいい戦略だと思う。

都庁、サンシャインビル、文京区役所のシビックホール、住友三角ビルだの、高いと言われているビルを訪れるのが好きな私にとっては、かなり羨ましい職場環境だった。
しかし本当に職場があんな素晴らしい景色つきだったら、仕事にならないことは今から目に見えている。年に一度ぐらい訪問するぐらいが丁度いいかもしれない。


teiコンサート

2005-08-28 16:21:41 | 韓国ドラマ・映画
昨日は日帰りで大阪へ行ってきた。6年程前に仕事で1泊したことはあるが、プライベートでは初めて訪れたので、右も左も分からない。結局大阪在住のEさんに新大阪駅まで迎えに来てもらい、その後Sさんと合流し梅田にあるねぎ焼きのお店@やまもとに連れて行ってもらった。ねぎ焼き、お好み焼き、オムそばと関東人が考える大阪三大食べ物(私が勝手に考えただけだが、そんなに間違っていないはずだ。これにたこ焼きとイカ焼きが加われば足りないものはないだろう)をビールと一緒に食べることが出来てかなり満足した。
お好み焼きを食べるのは多分10年ぶりくらい(帰りの新幹線で考え、これは大袈裟だったことに気が付く。それでも多分7,8年ぶりだろう。)だとSさんに話すと「普段何食べているんですか?」と真剣に驚かれた。
関東に住んでいれば、特に珍しいことではないと思う。更に帰りの新幹線の中で食べようと新大阪で買った@柿の葉ずしの食べ方が分からず「これは葉っぱごと食べていいんですか?」などと質問し、店の人を苦笑させたりもしたが、食生活に関してはやっぱり色々違うことがあると思う。


食事の後、グランキューブ大阪で行われるteiの日本ファーストコンサートに一人足を運んだ。
去年の春 韓国へ行った際にファーストアルバムを購入してからすっかりファンになり、今回のコンサートに足を運ぶことになったのだ。ファーストアルバムのメイン曲「愛は香りを残して」は去ってしまった彼女を忘れられず、その痛みさえも僕たちが愛し合った足跡と切々と訴える歌だし、「サラウン ハナダ」と歌い上げる愛はひとつだは、苦しみながらも、僕のところへ来てくれてありがとうと別れた彼女に呼びかけるように歌うのだが、どちらの歌もも大丈夫といいながら全然立ち直っていないのだ。どちらかというと立ち直っていな自分に酔っているような歌い方なのだが、若いながらもバラードの皇太子という名にふさわしい堂々とした歌いっぷりと、ちょっと未練がましい歌詞が、爽やかなメロディとハスキーな声に流れるというアンバランスの妙を、2時間弱たっぷりと楽しんだ。日本ファンに向けて歌った@雪の華@I belive@オールインの主題歌@冬のソナタの主題歌などもファーストコンサートらしい演出だった。特にオールインの主題歌は会場からは手拍子が出るほどで、本家よりも余裕たっぷりの歌いっぷりだった。
持ち歌の「キョウレ(冬の愛)を歌い上げる箇所は自分でも自信のあったところだろう。

白のジャケットに黒のパンツ、黒のシャツにストライプ柄のパンツなどシックな感じの衣装もよかったし、所々コンサートの流れが途切れるところもあったが、MCの訳をスクリーンに映し出す演出や、自分で簡単な日本語訳を話すところなどは好感の持てる演出だったと思う。

食事中は、最近韓国のドラマ「頑張れクムスン」に出演しているカン・ジファンが好きになり、毎日ネットで視聴しているが、繋がらないというEさんの苦労話に頷きつつ(私も同じことは経験済みだからよくわかる)話が余りにも盛り上がってしまったので、何を一番の目的に大阪へ行ったのかもう少しで忘れそうになってしまったが、そんな私でも大満足のコンサートだったと言える。

涙 (著 乃南アサ)

2005-08-26 22:41:42 | なんということはない日常
台風11号による明け方の強い雨と風の音を聞きながら、乃南アサの小説@涙のクライマックスシーン、主人公萄子の婚約者奥田が宮古島台風の中、何故結婚間近の萄子を残して失踪しなければいけなかったのかを打ち明けるシーンを思い出した。

東京オリンピックに沸く東京を皮切りに、失踪した奥田を追い駆け日本全国を廻る
萄子。しかしそんな中でも萄子は最後までお嬢様然としたままだ。そして逃げる奥田にも、どうしてもう駄目だと思ったのか、何故誰にも助けを求めようとしなかったのかと釈然としないものをずっと感じてしまった。

奥田が何も萄子に告げずに去っていったのは、萄子を守ろうという気持ちとともに、彼女にはどこか世の中の理不尽なことを理解できない、そんな大人になりきれないところがあることを無意識のうちに判っていたのではないか。

正義感が強かったあまり理不尽な罠に落ちていく元刑事の男と、彼を理解しようと彼を探し回る女。
自分ではどうすることも出来ない力の前に、人生が変わってしまう二人を呆然と眺めながらも、しっくりしな気持ちが残ったのは主人公萄子が最後まで幼い雰囲気を残した態度だったせいだろうか。

これをドラマでやるとしたら誰が適役か考えてみたが、主人公萄子にはキム・ハヌルなどいいのではないかと思う。先日見終わった@ガラスの華の印象が強いせいかもしれないが、どこか他人を許そうとしない、冷たい印象を残す主人公萄子にぴったりのような気がする。
東京オリンピックの頃を舞台にしたこの小説は、日本では映像化することが難しいだろう。大胆に脚色して、韓国中を旅するメロドラマにしたら面白いような気がするが無責任な意見だろうか。

涙 下巻 新潮文庫 の 9-16

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台風11号

2005-08-25 20:49:05 | なんということはない日常
ゆっくりと東日本に向かっている台風のせいで、出勤の時から雨風が強く会社に着くまでに靴の中までびしょびしょになってしまった。

午後になり雨風がさらに強くなったので、無条件で早帰りできることになった。
台風のせいで早く帰ることになったのに、4時前に会社を出れるとはなんとも嬉しいものだった。地下鉄も空いているし、いつもの帰宅時間には席がないスターバックスにも座れる席がまだあるようだ。
一杯コーヒーでもと思わず立ち寄りそうになってしまったが、コーヒーを暢気に飲んでいる間に雨風が更に強くなったら、なんのために早帰りをしたのか分からなくなってしまう。スターバックスのコーヒーの香りに後ろ髪を引かれる思いで帰ってきた。

しかし外は凄い雨だったにも関わらず新宿のスターバックスの中は、かなりのお客さんがゆったりとコーヒーを飲んでいた。皆帰りの電車などは気にならないのだろうか?

私のように帰宅に1時間30分程かかり、電車が止まってしまったらどうしようもない所に住んでいる私にはかなり羨ましい光景だった。

ラブレター10話

2005-08-24 20:20:20 | 韓国字幕つきドラマ感想
ガラスの華の視聴日記が終わってしまい、ちょっと寂しいので、途中からで中途半端であるが韓国ドラマ@ラブレターの視聴日記もちょっと書いてみようかと思う。

ラブレターとは・・

ウナという一人の女性を愛したウジンとアンドレアという二人の男性の物語。
教会付属の施設で育ったウナとアンドレア。アンドレアは自らの出生を考え神父になる道を選ぼうとするが、アンドレアを愛するウナはその選択を受け入れることが出来ない。そしてそんな二人の前にウナを愛するもう一人の男性ウジンが登場するするという三角関係の話にアンドレア、ウジンの出生の秘密とウナの病気の話が絡んでくるという、韓国ドラマの王道を行くストーリー。

アンドレアは神父の道を諦め、ウナと人生を歩もうとするが、その決心を書いた手紙はウジンの手によって闇に葬られる。
何も知らぬアンドレはは心を病みながらも信仰の道に進もうとし、ウナはウジンと婚約直前までいくも、不治の病にかかっていることを知り、ウジンの前から姿を消すのだ。
そして簡単に何年か経ち、結局アンドレアもウナも韓国に帰国し、三人は再会することに・・・
ここまでが9話までのストーリーだ。

ウナは病気のことを隠して海外に旅立ったはずなのに、そしてウジンはそのことを許せなかったはずなのに、「こんな風に普通に付き合うなんて退屈だ」と言い合いながらも結局また付き合いだすウジンとウナ。
普通の幸せがいいとウナがしみじみいう場面で「今日風呂が休みだったというような ことを話していたい毎日」という@俵万智の短歌を思い出してしまった。
ウナの幸せを願う気持ちが伝わってくるけっこう痛い場面だ。ドラマティックなのもいいが本当はこんな静かな幸せがいいだよな~。しかしこれは韓国ドラマ、
そんな静かな幸せが続くわけもなく、アンドレアの帰国で揺れる心のウナとウジン。

ウジンのせいで、ウナが手紙を読んでいないことを知ってもウジンを罵倒するでもなく、無表情のまま受け入れるアンドレア。
涙も流さず笑おうともしないアンドレアの手を取り「私が癒してあげられたら・・・」と涙ぐむウナ。(手当てという言葉の重さを思い出させる場面だ)

アンドレアが、信仰の道とウナに対する気持ちの間で揺れているのがよく分かるので、見ていて本当に切なくなる。
更にウジンの気持ちをありがたくおもいつつ、でもアンドレアを思う気持ちに終止符が打てないウナの気持ちもいたいほど分かる。
スーツを買ってくれたり、ネックレスをくれたり、イチゴを買ってきてくれたりと
物欲にまみれた私などは、そんなウジンの心遣いも嬉しいが、ドラマの中ではやっぱり夢を見たいもの。何も買ってくれなくてもアンドレアと一緒にいたほうが幸せと思わせる気持ちが伝わってくるのがいいのだ。
偶然が重なる設定は毎度のことだが、こんな風に登場人物に同情できるかどうかが、ドラマを楽しむ鍵だろう。
ウジンには申し訳ないが、二人の行く末を気にしつつ、これからも毎週視聴することになりそうだ。

ちなみに、ウジンに肩入れできないのは、演じるチ・ジニの四角い顔がちょっと好みでないという非常に個人的な理由で、キャラクター以前の問題なのが、誠に申し訳ない。

1日分の野菜

2005-08-23 20:20:20 | なんということはない日常
疲れにはやっぱり「栄養ドリンク」だろうと思い、何日か続けて飲んだのだがどうもすっきりしない。
飲んだ直後はやる気満々になっても、あっという間に飲む前以上の疲れが襲ってきたりするのだ。恐らく栄養ドリンクは、身体の中に残った元気を全部使い切ってしまう力があるに違いない。これでは栄養補充ではなく、栄養排出だと力なく考えていた。
そんな教訓も踏まえ、ここ1週間程は野菜ジュースを毎日会社の自動販売機で購入し、飲むようにしてみた。老化防止にもいいと聞いてからは更にせっせと飲んでいることはいうまでもない。

今日も食堂で野菜ジュースを飲みながら「野菜汁 1日分の野菜 16種類の野菜」といかにも健康によさそうな単語ばかり印刷されたボトルを眺めていたのだが、一瞬「野菜汁」を「野菜汗」と読んでしまいあっけに取られてしまった。

身体の調子はよくなったが、まだまだ頭の疲れは取れていないのだろうか。
もう少しせっせと野菜ジュースを飲む必要がありそうだ。

1日分の野菜

ピンクリボン

2005-08-22 20:26:26 | なんということはない日常
マンモグラフィとは乳房専用のX線撮影のことで、立った状態で上と下から乳房をはさみ薄くした状態で撮影するのだという。

会社の検診で去年まで利用していた病院は触診のみの検査で希望者のみの受診だったので、面倒くさがって受診しなかったのだが、今年から病院を変えたことによって撮影が可能になったので、40歳以上の女性社員は全員受診することになったのだ。

今年も「面倒くさいから・・・」などと言って受診するのをやめようとしたのだが、「恥かしいからとか痛そうだからという理由で断るなら分かりますが、面倒くさいって・・・、断る理由になってないです。」などと諌められ、通常の健康診断にプラスする形で受診をした。

係りの女性は「少し痛いかもしれませんが」と何度も声をかけてくれたが、ちょっとした圧迫感こそ感じるが、私は一つも痛くなかった。声をかけてくれるのは嬉しいが痛くないので、さっさとやって欲しいなと思っていると、「痛みには非常に個人差があって、涙を流さんばかりの方もいらっしゃるんですよ」と私の心の中を見透かされたような言葉が返ってきた。

「痛そうだから」と躊躇している人がかなりいるようだが、時間もかからないし、私のように痛みをほとんど感じないケースもあるようだから、受診の機会があったら是非受けてもらいたいと思う。

マンモグラフィを受診したことで、エイボン「乳がんにさよなら」キャンペーンとして、ペ・ヨンジュン氏のサインが刻まれた寄付金付き口紅が10月1日より発売開始されるというニュースが報道されていたことを思い出した。

自分が受診する前は「面白いこと考えるな」位にしか思ってなかったのだが、(今もそんなに真剣に考えているとはいえないが)どんなことでも形にして行動するのは凄いなとちょっと感心してしまった。
1本1200円で12色発売されるのだという。献身のベージュと共感のブラウンでも購入してみようかなと思っている。


ペ・ヨンジュン、エイボン・プロダクツの寄付金付口紅「エイボン カラー プレミアム リップスティック(ピンクリボン)」に協力

ピンクリボン活動

ガラスの華 その後

2005-08-21 18:59:12 | 韓国字幕つきドラマ感想
「キム・ソンス演じるギテ目線で楽しめばよかった」とちょっと今でも後悔している韓国ドラマ@ガラスの華だが、更にその気持ちを強くする写真を見つけた。

ドラマで見た眉毛より更に2倍程太い眉毛ではないか?
モデル出身という説明が付いた写真を眺めながら「洋服より眉が目立ってしまってはモデル失格では・・」などと思ったが、同じく眉毛の濃いソン・スンホン(宋承憲)ファンからそんな指摘はされたくないだろう。

今日も相変わらず暑く、南向きの自室の温度はぐんぐん上昇し、お昼過ぎは温度計は39度を指していた。
もっと気の利いたことを書きたかったのだが、この暑さでこれ以上長い文章を考えることは無理のようだ。


霊(リョン)

2005-08-20 20:17:55 | 映画鑑賞
記憶を失くした女子大生ジウォンは兵役帰りの同級生ジュノだけには心を開いているのだが、記憶を失くした自分をリセットするために留学を決める。しかし時期を同じくして女子高時代の同級生が水のない場所で溺死するという事件が次々起こり、自分も何故か水に関わる夢を見るようになるという、キム・ハヌル主演のホラー映画。しかしホラー映画としてではなく、前半はある事件をきっかけに記憶を失くしてしまった彼女の自分探しの旅という見方をしても楽しめるかもしれない。

実際映画として骨太な作品にするなら、そういう風にしたほうが絶対見ごたえがあると思うのだが、この映画の目指すところは、そんなものではなくあくまでホラー映画だから、自分探しの旅だけでは終わらないのだ。

事件の謎が解けたと思いほっとしたのもつかの間、その後にやっぱり衝撃の事実が付いて回るのだ。

キム・ハヌルが時々思い出す、記憶の中の自分の残酷さに慄く場面は、若干わざとらしさが目立つ。記憶の中の自分はいつも口角をまげ、同級生を憎憎しげに見つめるばかりなのだが、やり過ぎの感が強い。記憶を失った現在も人を寄せ付けない冷たい雰囲気があるのだから、それと同じような感じでも良かったのではないか。
実際キム・ハヌルはコメディ作品でないと、人の話を聞かず我が道を進もうとする感じ(良い言い方をするなら意思が強いとでもいうのだろうか)があることに改めて気が付く。さっぱりした容姿故しつこい感じはしないが、案外冷たい表情を見せる時があるのだ。
そこをもっと生かした方がより恐さも増したと思う。

共演の映画初出演のリュウ・ジンはもう一ひねりあったら役柄だったら良かったのにと思う。ただのいい人で終わるのでは物足りないし、勿体無かったと思う。

*****

暑く何もやる気が起きない日にはぴったりの恐怖映画だった。
そうはいっても、恐さに慄くわけではなく、ちょっとわざとらしい効果音に苦笑したり、眼をむく演技を見せる俳優の苦労に思いをはせたりと、恐さを面白さに変換しての鑑賞故、王道の楽しみ方ではないかもしれない。でもそれもなかなか面白いのだ。

今日はこの映画のほかにシネマコリア2005で「黄山ヶ原」を見る。
主演のパク・チョンフンに対して、顔の大きい俳優という認識しかなく、どこがいいのだろうと思っていたのだが、この映画を見て随分印象が変わった。顔が大きいのは事実だし、好みもあるかもしれないが、魅せる演技をする人だということは分かった。顔だけで判断してはいけないということを改めて感じる。やはり動く姿を確認してから判断をしなければ。

霊 リョン


ガラスの華 20話

2005-08-18 21:39:13 | 韓国字幕つきドラマ感想
ジスは「結婚を決めるのは私たちよ」なんて強気の発言をしていたにも関わらず、結局ギテの言うとおりドンジュとの結婚を決める。
そんなジスに「今までギテからは貰うばかりだった。ギテのためにも幸せになろう」などとどこまでも人の良いドンジュ。

二人を見守るはずのギテは、何故か鏡に向かって告白をし(トップネ~トップネ~(おかげでおかげで・・・)を繰り返すギテ。しかし何に感謝をしているのか、今ひとつ理解に苦しむ)そして一人海に入っていくギテ。
ギテ?諦めたのではなかったのか?総てを許したのではなかったのか?
二人の幸せな姿を最後を見届けて、静かな気持ちで旅立つつもりではなかったのか。やっぱりジスに戻ってきて欲しかったのか?

そしてギテの分まで二人で幸せになろうというのかと思ったら、二人は何故か別々の道を歩むことに・・・・
何時の間に、そんな大事なことを決めたのか・・・・というかこの場合はギテのためにも、二人は幸せにならなくてはいけないのでは?たとえ辛くてもそれが二人の生きる道ではないのか。
結局ギテが望まない道は歩めないということか。

結局誰も幸せにならず、でもその辛い決断を見ても涙は出ず、なんとも不思議な感じで20話のドラマは無事終了。

これからこのドラマを観る人には、是非ギテ目線でドラマを楽しむことをお勧めしたい。そうすればこの消化不良が少しは軽くなるかもしれない。

******
韓国では何故か鏡張りのところが目に付く。特にトイレに鏡が多いのは気のせいだろうか?先日の旅行の際もトイレの個室に鏡があることが多く、母は「落ち着いて用も足せない・・・」と嘆いていた。

ギテには申し訳ないけれど、鏡に向かっての切ない告白を見ながらそんなことを思い出したりした、最終回だった。

F4

2005-08-17 21:04:32 | 香港(香港映画&中華明星)
韓流の次は華流がやってくると書いている記事を最近よく目にするようになった。
そんな華流の急先鋒ともいえるF4のメンバーの映画を最近3本まとめてみる機会があった。

ジェリー・イェンがアンディ・ラウ、サミー・チェンと共演した@マジック・キッチン。

ケン・チュウがジジ・リョンと共演した韓国映画@リメンバー・ミーのリメイク@スカイ・オブ・ラブ。

そしてヴァネス・ウーが韓国女優キム・ヒョンジュと共演した@スター・ランナー。

マジック・キッチンは監督がリー・チーガイとは思えない作品なので、非常に残念だった。
香港でプライベートレストランを経営する女性とアシスタントの若い青年との恋物語。上手くいきそうな二人の前に女性の昔の恋人が出現してという大変分かりやすい物語だ。
サミー・チェン演じる女性シェフがブリジット・ジョーンズのようになにをやっても上手くいかない女性なら、ジェリー・イェン演じる若いアシスタントが女性を慕う姿に若者らしい一途さが感じられたのかもしれないが、レストラン経営者としてそこそこ成功している女性なのだ。更に心が揺れる昔の恋人もそこそこ格好がいい。どうしようもない昔の彼だけれど忘れられないのという切なさもない。
なんとなく成功している女性が、なんとなく幸せでなく、なんとなく素敵な若い男性となんとなく素敵な昔の彼の間でどうしようと揺れ動く話なのだ。
「いいじゃないどっちもそこそこ素敵なんだから。好きな方選べば。」とそんな感想を持ってしまう雰囲気だけのラブコメディだ。
日本のテレビ番組「料理の鉄人」に出演するという設定が物語のクライマックスなのだが、、この番組の場面が非常に嘘っぽいく安っぽいので、笑ってしまった。

女性シェフの友人にニコラ・チャン、マギー・Q、ニコラ・チャンの恋人にマイケル・ウォン、女性シェフの仕事からインスピレーションを得る脚本家にアンソニー・ウォン、女性シェフを口説く実業家にウィリアム・ソーとカメオ出演も含めて顔ぶれは豪華なはずなのに、中途半端な雰囲気だけの映画になってしまっているのが残念だった。ジェリー・イェンのことももっと魅力的に描けただろうに、かすってしまっているだけなので、非常に残念だ。

@スカイ・オブ・ラブはオリジナルのリメンバー・ミーの生き写しかと思えるような作りが最初は気になった。
韓国版は、好きな人の香りをいつも感じながら生きていくと決心するキム・ハヌルの20年後の姿がキチンと描かれ、ユ・ジテ演じる青年が「元気そうでしたね」とキチンと伝える場面が描かれているが、中国バージョンの方は20年後の女性の後ろ姿しか写さない。肩を落とし覇気なく歩く姿は惨めな感じさえ残す。
自分の一言が一人の女性の一生を左右してしまったことに、慄く現在の青年。韓国の青年は無線機を壊そうとするも、人生はそんな風に流れていくもんだと諭されることによって思いとどまり、かたや中国の青年は空き地に無線機を投げ捨て振り返ろうともしないのだ。

しかしこんなにそっくりに作っていながらも、最後の5分の描き方で残す印象がこんなにも違うとは本当に面白い。
中国版のタイトルは@愛、断了線で韓国版のオリジナルタイトルは同感だ。
このタイトルからも最後の描き方に対する姿勢がなんとなく想像できる。
どちらが好きかは好みの問題だろう。

そして最後に@スター・ランナー。
実は見ている間はこれが一番面白かったのだ。
こんなに照れるでもなく正統派なアイドル映画を作られると、楽しんでみる以外他に仕方ないということもあるが。
しかし見ている間は一番面白かったのだが、いざ感想を書くとなると、何を書いていいのか本当に思いつかないのだ。
1時間30分楽しんだことは確かだが、それ以上は・・・しかし、しつこいようだが、見ている間は一番面白かったのだ。

3本比べるなら、映画として面白いのはやはり@スカイ・オブ・ラブだろうか。やはり題材が一番面白いのだ。日本ではラストをどんな風に描いているのだろうか。それも気になる。

通勤に使っている西武線では今F4列車なるものが走っており、今日はそれに乗って帰ってきた。やっぱり華流は華麗にやって来ているらしい。



誤読日記(斉藤美奈子著)

2005-08-16 21:02:46 | たまに読んだ本
韓国ドラマを見たり、映画を見たり、ビールを飲んだりしているせいだろうか。最近全然本を読んでいないことに気が付いた。これではいけないと薄っすら思っているところに、上手いタイミングで本屋さんでこの本を見つけてしまった。「人のふんどしで相撲を取るなんて」という言葉がどこからか聞こえてくるような気がしたが、聞こえないフリをして迷うことなく購入してしまった。

全175冊中読んだことがあるのが、「砂の器」「バカの壁」「声に出して読みたい日本語」「新ゴーマニズム宣言special」の4冊だけで、更にいうと砂の器は学生時代に読んだもので、新ゴーマニズム宣言は本屋で立ち読み中に馬鹿馬鹿しくなり、勿論購入もしなかったし、最後まで読むこともなかった。そんなものを入れても読破率僅か2.2%。人のふんどし云々などと言っている場合ではないのだ。

読みたいなと思ったのが魚住昭著の「野中広務 差別と権力」と「獄窓記」山本譲司と政治家関係の2冊だ。衆院解散、郵政民営化のこの時期無意識のうちにタイムリーな選択になったのかどうかは判らないが、せっかく読むのだったら読み応えのあるものを読みたいと思ったのかもしれない。

目次を見ながら「世界の中心で愛をさけぶ」「いま、会いにいきます」純愛小説の二大巨頭も読んでいないことに気が付いた。というか韓国ドラマをこれだけ観ていれば、今更この本を読む必要もないだろうけれど・・・

誤読日記

朝日新聞社

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8/15

2005-08-15 17:48:33 | なんということはない日常
8月15日になると必ず思い出すことがある。

高校三年生の日本史の授業で、平和記念公園の原爆慰霊碑の碑文「安らかに眠って下さい 過ちは 繰り返しませぬから」を読み上げた先生が「感傷的な文章でいつ誰が何をしたのかという事実を何も伝えていない。感傷的になるのもいいだろう。だけれど何時誰が何のために何をしたのか。それを伝えずに何を伝えるのか。」と言っていたこと。

中学1年生の夏休み、登校日が8月15日だったこと。
担任の先生は「僕が教師をやり続ける限り、夏休みの登校日は8月15日にし続ける」と言い、特攻隊でなくなった青年が残した詩を朗読したこと。

もう一つあったのを思い出した。

「今日は僕の敗戦記念日です」といいながら、数年前の8月15日に結婚届を提出に来た、営業部のHさんの後姿。
こんなことを書くのは不謹慎だろうか?。色々な考え方があるだろうけれど、私は8月15日は終戦記念日でなく、敗戦記念日として伝えていったほうがいいと思っているので、余計印象に残ったのだ。