私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

みんなの嘘 第13,14話

2023-07-06 20:55:13 | みんなの噓 韓国ドラマ

イン室長から度重なる圧力を受けるチーム長には選択肢などない。新しいチーム員を総動員して逃げるテシクを捕まえるしか道はないのだ。辛くても別の道を選択するチャンスは沢山あったのに、ことごとく先送りし、結局一番つらい道を歩く事になってしまったのだ。
やや不謹慎だが、これこそ「覆水盆に返らず」だとと思いながら、緊張感を持ちながら捕物帳を見ていたが、テシクの後輩がチーム長の家から着替えとして持ち出した靴から証拠が発見されて万事休すだ。もちろんイン室長も一緒に拘束だ。

JQ会長であるサンフンの父親は上層部に圧力をかけてイン室長を助けようとするもののさすがにハードルが高い。(会長の「そばには使える奴が必要だ」という言葉をこんな場面を見ながら思い出す・・・なんとも自分勝手な人生訓だが、この言葉を疑う事なく実践しここまでやって来たのだろう・・・)

イン室長はどんな質問にも不敵な笑みを浮かべるが、唯一具体的に否定したのはサンフンに関する事。会長もソヒの追及を若造の戯言的に聞き流していたが、犯人からの要求という言葉を聞き、顔を曇らせるのだ。

サンフンを監禁しているのは別にいると判断するテシクとソヒ。
更に監禁犯は、今度は法案を廃案にしろとソヒに依頼してくるのだ。
法案が廃案になれば打撃を受けるのはJQ。当初JQに優位に進めながら、今度はJQに反旗を翻す。このロジックで得をするのはただ一人、サンフンに強いライバル心を抱いていたヨンミンだ。そしてヨンミンの共犯が獣医だと気づくテシク達・・・・

会長に反旗を翻すヨンミンと、水質汚染の証拠を握る男性を召喚して法案撤廃を目指すソヒ。時間との闘いの中、同じようにサンフンの行方を探すテシク達。
しかし、残念な事に会長の方が何枚も上手なのだ。


みんなの嘘 第11,12話

2023-07-05 20:30:23 | みんなの噓 韓国ドラマ

テシクにデータを渡そうとしたホギュが殺され、テシクが犯人と目される事に・・・
テシクが倒れたホギュに駆け寄ったと同時にもう警察官がテシクを取り囲むのだ。仕組まれているとしか思えない手回しの速さだ。

テシクは逃げるものの、現場からはテシクの銃が発見されるのだ。目撃者と証拠があれば言い逃れは出来ないのだ・・・・

しかし、交通課に異動になったテシクの後輩は、テシクの「懲罰委員会の前に銃は返した」という言葉を証明すべく、テシクが銃を返却した前後の防犯カメラが行方不明になっていることを突き止める。警察内部で証拠隠滅が行われていればもうどうしようもない。しかし証拠隠滅はテシクが犯人でないという証拠でもあるのだ。

テシクはホギュの命を奪ったリストを印刷し、ソヒとともに重篤な病気にかかっている人達のリストであることを突き止める。JQグループから何故か支援を受け、治療を受けている人々。新産業の為にJQグループが土地取得に躍起になっている地区に住んでいる人々。健康被害の種類は様々であること。ソヒはとうとう汚染された水が原因であることを突き止める。
当然松州レミコンが怪しいと目星をつけるも、なんと汚染はもっと前から始まっていたのだ(汚染状況が年輪のように調べられるとは知らなかった・・・)JQグループが支援に動き、JQグループが土地取得に躍起になっていたのは、土地買い占めがお金になるからではなく、自分たちに原因がある汚染の事実を隠蔽したかったからなのだ。

汚染の事実がはっきりすると同時に、ホギュを殺め、更にはテシクを狙っていたのが彼らのチーム長だったことが分かる。賄賂を貰ってしまった事から同僚を見捨ててしまった彼。その彼の弱みを利用しようと彼に手を差し伸べたのがイン室長だったのだ。弱みを握られた彼は、イン室長から請われるまま、あらゆる隠ぺいに加担。異動するテシクを呼び戻してまで殺人事件の担当にしたのは、深追いされない為だったことが分かるのだが、逆にそれが自分の首を絞める事になったのだ。

隠ぺいすれば、更に隠ぺいしなければならない事象が発生し、それを隠ぺいすると更に別の事も・・・と出口のない袋小路に入り込む典型ではないか・・・


みんなの嘘 第9,10話

2023-07-03 20:53:37 | みんなの噓 韓国ドラマ

投身自殺した新聞社の女性とサンフンが連絡を取り合っていた事を知り、既に埋葬していた彼女の遺体を掘り起こし、再度検視を行う事を独りで決めるテシク。

病弱な母を思い、地方の派出所勤務を申請しているテシクとは状況が違うチーム長は、強く反対するものの、チーム長を飛び越して遺体を掘り起こしたテシク。チーム長も自分よりテシクの方が捜査能力が高い事は分かっているはず。ただ上層部から捜査を止めるように圧力がかかっている事がどんな事なのか分かっており、家族がいる彼は腹をくくる事は出来ないのだ。

ソヒと彼女の行動を洗い出すテシクは、サンフンと彼女が廃線になった駅で本を見ながら話し込んでいた事に興味を持つ。そのほかの書類も探し出す二人だが、手に入れたUSBをチェックしょうとPCに差し込んだもののイン室長はソヒのPCさえもリモートでチェックしており、秘密裏に行動することは殆ど不可能なのだ。もちろんリストは流出してはまずいもので、彼女のPCはクラッシュしてしまう。USBを届けるべく車を走らせる彼女を止めるには交通事故を装うしかない。なんという常套手段・・・


更にチームメンバー達はこっそりと捜査を続けようとするものの、テシク達のチームには監査チームの捜査が入る。投身自殺した女性が調べていた内容は全て新聞社でなかった事にされ、ソヒの父が所属していた政党の党首はソヒの父が亡くなった事で、一気に次期大統領候補と目される。大きなお金が動き、それを逃したくない大きな権力を手にした者たちにとって、一介の警察官など取るに足らないものなのだ。
チームは実質上解体となり、6か月の停職となったテシクだが、見張りの目をかいくぐりソヒとともに調査を継続しようとする。ソヒの記憶に残ったUSBのデータのリストに名前のあった人間を探そうとすると、幼いながら肺がんで命を落とした子どもの遺族にたどり着く。更にソヒは、自分の所属する政党の党首がなんとしても新事業の法案通過に執着していることとその条文の中に土地購入の企業はJQグループと定めている事に気づくのだ。

土地とお金と利権・・・これらを得るためになんとしても情報の流出をなんとしても防がねばならない人間が行うのは、情報を手に入れた人間がそれ以上声を上げられなくすることだ。
そのためには人を殺める事も躊躇している場合ではない。テシクに罪を着せ、まだ未来がある若者の命を奪う事も厭わないのだ。


みんなの嘘 第7,8話

2023-06-25 19:22:42 | みんなの噓 韓国ドラマ

イン室長が一番怪しいと思われていたのに、車でサンフンの入院している病院のそばまで行っていた事が判明した JQグループ新事業総括チーム長のヨンミンが急に捜査線上に浮上するのだ。

サンフンの足(!)が配達された時間帯はセミナーが行われていたというアリバイがあるものの、差し入れを買いに外に出たらしい事を誰も見ていない事が判る。更に彼の所に配送業者の制服を何者かが置いた事で更にヨンミン疑惑に信ぴょう性が生まれる。なによりその制服を燃やすという感情をコントロールできないような行動に出る事そのものがバリバリに怪しいのだ。
サンフンの部屋で、養護施設の前での幼いサンフンとヨンミンが一緒に映っている写真を見つけ、二人がどのように大きくなったのかを知るソヒ。会長の亡くなった息子にそっくりだったサンフンに向けられる愛情と自分との扱いの違いを感じながら育ったと思われるヨンミン。常に彼をサポートする立場にあり、自分が企画した新事業のトップにも突然サンフンが就任し、更にその事業を潰すような行動に出たサンフンに向けられた嫉妬を、妻のソヒは敏感に感じ取るのだ。
そしてそんな時に新聞社の芸能部門に届くサンフンの眼球。

手首、足首、そして眼球・・・いずれも生きたまま切断されたと思われる事に、翻弄されるテシク達刑事とソヒ。そんなソヒが今更のようにテシクに脅されていた事を告白した事で、関連がないと思われていた新聞記者の投身自殺が再びフォーカスされることになるのだ。

嫉妬心に燃えるヨンミンの心の内にも闇が見えるが、全ての場所に隠しカメラを設置し、全ての情報をコントロールしようとするイン室長もどこまでも怪しい。。。。

既に権力をある程度手にしている者達はその権力を失わないように行動し、自分が欲しい権力をまだ手にしていないと思っている者達は、嫉妬心を燃やしながら権力を手に入れようとしている。権力と利権に翻弄されている姿が非常に怖い。


みんなの嘘 第5,6話

2023-06-23 21:12:16 | みんなの噓 韓国ドラマ

サンフンが最後に一緒にいたのはイン室長ということが判り、彼を徹底的に調べる警察。

高校中退という学歴でありながらサンフンの父親の会社でいわゆる汚い仕事を一手に引き受けているイン室長。いわゆるやり手なのだ。やり手でなければ家に自宅で何台もの隠しカメラの映像をチェックし、何台もの携帯をチェックしているわけがない。

しかし、過去のない人間などいないのだ。彼が会社を設立し、金の迂回先にしている会社の社長に就任しているのは彼自身が縁を切ったと思われていた父親であることが分かる。サンフンの父親の運転手時代に、飲酒運転で人生を台無しにした彼の父親。
更にイン室長の母が入院していた精神科の病院が警察の捜査線上に上がってくるのだ。

「イン室長が精神病院にサンフンを送り込んだに違いない」と警察も目星をつけるも、なんと精神的に不安定な彼を病院に入院させたことは彼の父親も知っていたことだったのだ。

イン室長の父親の起こした事故で妻と息子を亡くした会長は、施設から亡くなった息子と同年代の少年を連れてきて息子として育てたのだ・・・(イン室長と会長の駆け引きもなんだか微妙だが、サンフンが簡単に後継者になろうとしなかった理由が見えてくる。)

何も知らないソヒは、「法案通過に尽力せよ」というミッションを通じてサンフンが戻って来ることを望むも、事が簡単に進むわけはない。
サンフはが会長の手て病院に閉じ込められ、更に病院から失踪までしているのだ。

失踪を手助けした男を警察が探し出したのを知ると、それをこっそりチェックしているのは勿論イン室長だ・・・・

とにかく怖い位やり手のイン室長・・・・


みんなの嘘 第3,4話

2023-06-22 20:53:58 | みんなの噓 韓国ドラマ

犯人からの連絡で、コンテナが並ぶ港に駆け付けたソヒが見つけたのは、計画がとん挫した事に怒り自殺未遂を起こした男性の遺体だった。警察は彼がまじめな社員でもなく、働きもせずに違法賭博に入れ込んでいたことを問題視。

彼の金づるは誰なのかを解明することがソヒの夫のサンフンの行方を繋がると信じ、捜査は続けられる。ソヒは亡き父の議席を守るために闘っているのではなく夫を助けたい一心で選挙活動に臨むのだが、行く先々で感じる父の真面目な仕事ぶりを感じる。彼女にとっては夫を探す旅でもありながら、亡き父の足跡を追いかける旅でもあるのだ。

亡くなった男性が豪遊出来ていたのは、なんと松州レミコン社長から金を貰っていたから。更に社長自身も通帳にお金もないのに次々と工場の周りの土地を購入していたことが分かる。新事業の計画地と思われる土地を次々と購入しているのだ。誰が見ても怪しいの一言だ。とにかく亡くなった男性に対しては、誰が見ても口封じで金が動いたとしか思えない。それはただの推測ではなく、その後本当の口封じが行われたのだ。

当然社長に殺しの容疑がかかるのだが、突然の敏腕弁護士の登場で社長は海外への高飛びを計画。そのお金の出どころは、社長を使って土地を手に入れようと動いたいたJQグループである事が判る。(しかし計画の全面に立つ企画チームのイン室長をJQの会長は信じていない様子。要するにインも結局は遣われているだけなのかもしれない・・・)高飛びしようとしたレミコン社長だが、サンフンの切断された足首が送られてきたことで話は急展開。
警察も次の口封じはレミコンの社長だと警戒するも、結局は彼も行方不明になってしまう。

辛くも国会議員の座に就く事が出来たソヒだが、彼女に課せられた仕事は「とにかく新産業の関する法案を通過させる」ということ。彼女は新産業について勉強をしようとするも、問題は法の内容ではなく、法が出来る事によって政治が大きく動く事だったのだ。
ソヒの父親は、法整備の裏にあったからくりを知り、自分を応援してくれた松州レミコンに自筆の手紙を書くものの、ソヒの手に渡ったその手紙は次期大統領を狙う党首によって焼き捨てられる。
何も知らなかったソヒも、法整備の裏にうごめく権力と金に目を向けるしかなくなるのだ。

どこの国でも大きな土地が動けばお金が絡む。お金が絡めば権力が絡む・・・・


みんなの嘘 第1,2話

2023-06-21 20:39:05 | みんなの噓 韓国ドラマ

ネットフリックスのAIが「あなたにお薦めのドラマです」と教えてくれた2019年に放送されたドラマ。サスペンス好きとしてはお薦めを無視するわけにもいかない。

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ソウルの捜査チームから交番勤務に異動が決まったテシクが最後の任務として担当したのは女性の墜落事故。
しかしその後の現役国会議員の交通事故死についても「とにかく報告書だけでも」とチーム長に泣きつかれ担当することになるのだが、この事故が普通の事故ではない。大きくカーブする道でブレーキ痕はなく、車からはドライブレコーダーが抜き去られている。
これが怪しくなくてなにが怪しいのか・・・という状況だ。
亡くなった彼が最後に通話しているのは末娘が結婚したJQグループの会長の一人息子のサンフン。しかし、サンフンは姿を消し、義理の父の葬儀にも出てこない。そして何も知らないを繰り返す末娘のソヒ。

現役国会議員が亡くなったということであれば、周りの人間の利権が動く事はどこの国でも一緒だ。学歴も普通、職業もカフェ経営と政治とはなんの関係のないソヒに遺族挨拶をさせる事の裏には、本人に関係ない所であれこれが話し合われているに決まっているのだが、その場にソヒの夫で行方不明の夫サンフンの切断された手首が送られてくれば、それはもう尋常ではない何かがあるという事・・・・

JQグループは手広く色々とやっているようなのだが、その中の一つの新しい事業が、大きな利権が動くらしい。(新規事業開発には大きな補助金や投資が発生するのは日本と一緒だ)ただ、どうやら義理の父である国会議員と婿であるソヒの夫サンフンはこの事業の見直しを図っていたらしい事が判る。サンフンを恨んでいたのはこの計画変更に怒り、自殺騒ぎを起こした男が関係していると警察は睨むのだが、どうも腑に落ちない点もある。
そんな中、妻の元には「夫を助けたいなら、国会議員になれ 誰にもいうな・・・言ったら夫の命はない」という差出人不明のメールが動画付きで送られてくるのだ・・・・
こうやって、政治とは関係ない世界で生きていた国会議員の末娘が、味方など誰もいないと思われる政界に進出する事になるのだ・・・

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何故「警察に助けを求めない?」と思うのだが、彼女は夫を助けたい一心なのだ。とにかく余裕がない。