私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

テロ、ライブ

2025-02-22 21:26:59 | 韓国ドラマ・映画

国民的ニュース番組を降ろされ、系列ラジオ局のパーソナリティとなった元人気キャスター。

午前中のラジオ番組で、リスナーと昨今の時事問題に関する電話のやり取りをする中、かかって来た一本の電話がこの元パーソナリティの人生を一変させる。

番組の趣旨にそぐわない不満をぶちまけるリスナーの話を打ち切り、ただのいたずら電話に対する対応をしたキャスターだが、電話を切る事なく爆弾爆破を予告する男の言葉通り、漢江にかかる大きな橋が爆破されるのだ。

自分の降板に不満の有った元キャスターは、警察への通報よりも犯人との単独インタビューを選び、ラジオ番組を生放送のテレビ番組に無理やり変更させる。混乱した中でも自分の要求を押し通し、報道と言いながらも、高視聴率を取る事で自分のキャスター復帰の足掛かりにしようとするのだ。それを分かっていながらも高視聴率のシナリオを描きつつ、彼に生放送を続けさせる会社の上層部。

電話の相手は、自分の不満を語りつつ、大統領の謝罪を元キャスターに求め、自分の要求が通らないとなると更なる爆発を予告するのだ。

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自分の降板に恨みを持つ元キャスターと、時代に虐げられているという恨みを語りづづける電話の向こうの男。畳みかけるように恨みを吐き出す男の真意を測りかねるも、爆破された橋は傾き、元キャスターにも爆破の恐怖がのしかかる。

時間の経過とともに、方向性は違っても二人の恨みと恨みがぶつかりあう。警察のテロ対策担当者や高視聴率しか頭にない会社の上層部などの存在とは関係なしに、二人の声のやり取りは続く。

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事件発生から事件収束までほぼ同じ時間で見せる映画を、電話の男の姿は見えず、その真意も今一つ見えない中で元キャスターを演じるハ・ジョンウが引っ張る。警察のテロ対策担当者を演じるチョン・ヘジンや、崩れていく橋の上でリポートする記者を演じるキム・ジソンが緊張感を感じさせて、孤軍奮闘するハ・ジョンウをサポートする。

俳優陣の熱演があっても、元キャスターと電話の男、二人の恨みという強いエネルギーが行きつく先が何とも空しい。

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この作品のリメイク、ショウタイムセブンが公開中ということもあり、ビデオで鑑賞。

 


焼味佬 (シュウメイロオ)(市ヶ谷・九段お昼時マップ47)

2025-02-21 21:17:14 | なんということはない日常

市ヶ谷駅5番出口目の前にあるお店。総武線の中から見える「明太子かねふく」の大きな赤い看板が目印のビルに入っている香港飲茶と広東料理のお店。

お店の前には『本格的な香港焼味(シュウメイ)』と書かれた大きな写真が飾られている。香港風ローストダック(港式焼鴨)、香港風チャーシュー(蜜汁叉焼)が食べられるお店だ。

職場から歩いて7,8分の所なのだが、ランチでも焼き物を食べられるという事なので、少し遅めのお昼にと向かう。

メニューの左上、ローストダックご飯を注文。

サッと出て来たローストダックご飯のローストダックはかなりパリパリ。独特の香りがする甘辛いタレの味でご飯が進む。香港の街角で何度も口にした味。舌で感じる香港の香りだ。

お客さんは中国系の人と日本人と半々程度の様子。

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食べている最中、「週末の予約を・・」と予約に立ち寄った人がいた。勿論お客さんとの会話は日本語なのだが、スタッフ同士での予約確認は標準中国語。『スーガレン(四人)ウーデン(5時)』と確認していたのだが、最後の『飲み放題』だけは何故か日本語だった。飲み放題にピッタリの単語はないんだろうか。

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次は海老ワンタンを香港麺で食べてみようと思う。

寒い時期なので、本当なら土鍋ご飯を食べてみたいのだが、土鍋ご飯は出てくるのに時間がかかりそうだ。ランチメニューでない料理を注文している人もいたので、通常メニューの食事を頼む事も可能だと思うのだが、それはもう少しお店に通って様子を見てからにしてみたい。


プレイヤー2 ~彼らの戦争~ 第8話

2025-02-20 20:22:45 | プレイヤー 2 ~彼らの戦争~ 韓国ドラマ

宗教団体という名の違法集金団体に神学者として潜入するカン・ハリ。
アメリカの有名神学校出身という完璧な偽キャリアを作り、初めての集会参加にも関わらず、電子マネーで高額の寄付金を支払ってインチキ教祖に強烈な印象を植え付けるカン・ハリ。

身分を偽りチームメンバーも信者として団体に侵入。勿論、ハリが着用するスーツの襟元には、ピンバッチという名の高性能隠しカメラも装着済みだ。
更に、教団内各所のカメラにも侵入済みという手回しの良さ。

自分にひれ伏す者には大きく出、自身は相手が詐欺師かどうか(裏があるがどうか)のみ見極める力があると、側近には大声でアピールするどうしようもない教祖だ。

カン・ハリのキャリアを聞くと(アメリカ出身で有名校とうい立派なキャリアにややひるみつつも)上手く話しを合わせる教祖。

そんな教祖に合わせて、カン・ハリの信徒に関する説教も、絶叫型のかなり演技かかったもの。そんな怪しい説教でいいのかと思うが、まぁ、騙す相手に合わせたレベルなのか・・・

教団№2はカン・ハリチームの動きを怪しむものの、ハリ達それを逆手にとって№2を失脚させる方法を選択。
日本からやって来た信者に危険が及ぶとなると(日本からの信者が出てくるあたり、もうどこの話か特定しているようにも思える。。。攻めた設定)、決定的な場面ではもう畳みかけるようにして、相手のやり込めようとするのだが、敵も百戦錬磨の強者だ。

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カン・ハリがアメリカから拠点を移した理由に「アメリカはサイビ多いから戻って来た」とあっさり言い放ち、その文言を聞くやいなや一気に警戒した教祖。ハリ達は揺さぶりつつ相手の懐に入る手法らしい。

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サイビは、似非、いんちきという意味。韓国人の同僚は、サイビというと、このような団体を称する際に必ず出てくる単語だと言っていた。

 


プレイヤー2 ~彼らの戦争~ 第7話

2025-02-19 20:00:42 | プレイヤー 2 ~彼らの戦争~ 韓国ドラマ

不動産詐欺で暴利をむさぼっているミョン先生をターゲットに動くカン・ハリ達だが、ミョン先生サイドは、逆にカン・ハリ達が被害者から金を巻き上げていると言い、カン・ハリ達を揺さぶるのだ。

グループ対グループの対決の中で混乱するのはやはり仲間割れ。特に詐欺師同士の騙しあいだ。
結束も揺らぐ。更に今回はハリが自分自身で仕込んだネタもあり、余計混乱するメンバー達。
今までは姿を見せずに動いていたミョン先生も、そんな様子を見てガードも緩み、今まで姿を見せていなかったにも関わらずに動きだすのだが、ハリは同じ詐欺師として心理戦を挑んていたのだ。

敵をだますにはまず味方からということで、自らネタを仕込み、自分は被害者たちそれぞれに協力を仰ぎ、自分が加害者になったかのように見せかけていたのだ。


彼らの後ろ盾である大統領からの次のミッションは宗教がらみ。日本人には、具体的などこかを思い浮かべるであろう内容だ。


不思議なのは、大統領が何故ここの教団を選んだのかという事。もっともらしい理由が語られていたが、どうもなにか裏にありそうな展開だ。大体一国の主が「悪は悪で対峙する」なんて、考えるだろうか。


セプテンバー5

2025-02-18 19:04:00 | 映画鑑賞

1972年9月5日のミュンヘン五輪テロ事件にアメリカABCテレビのスポーツ中継チームがどのように対峙したかが90分で描かれる。

夏の五輪がアメリカのビックスポーツ中継がない真夏に開催されるようになったオリンピック。昼夜逆転のオリンピックであってもアメリカは三大ネットワークと呼ばれるテレビ局それぞれが大規模なスタジオを構え、衛星中継枠を各局で分け合いながら放送しているようだ。事件の起きたイスラエル選手団の宿舎のすぐそばにスタジオを構えるABCも視聴率を確保すべく大所帯で中継に当たっているのが良くわかる。

銃声の音でいち早く異変に気付いた彼らは大きなカメラを移動させ生中継に備える。本国からの「報道局に任せろ」という指示を拒み、「現場から目の前で起こっている事を伝える」という彼らの瞬時の判断からも機動力のあるチームである事が伝わってくる。しかし平和の祭典である五輪最中に起きた襲撃事件故、全てが想定外と言ってもいい。犯人の呼び方から人の生命にかかわる瞬間をどのように扱うべきなのか。

生放送でパレスチナ武装組織をテロリストと呼べばそれは簡単に既成事実となってしまう。起きている事実を素早く伝えるのが報道の使命と言っても、観ている人々に起こっている事の全てを見せてしまう事がいいことなのかという逡巡。

生放送、生中継と言っても、スタジオの中では情報の裏どりと各映像の編集が同時並行で行われているのが良くわかる。一度流れてしまった映像、一度発した言葉は消す事は出来ない。スピード感のある映像からは、瞬時の判断と取捨選択の基準はなんなのか?という彼ら自問自答がグイグイ伝わってくる。

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当時、小学生だった私にとって、ミュンヘン五輪は記憶に残っている初めての夏のオリンピックだった。

幼かったので『男子バレーの金メダルとテロ事件』というキーワードを覚えているだけだったが、男子バレーの決勝戦を朝ごはんを食べながらラジオの生中継を聞いた事は今でも忘れない。日本ではそんな時代だったのに、あの当時からアメリカはあんなに大がかりなスタッフを現地に送り込んでいたのだ。


避粉ってなんだ

2025-02-17 20:19:20 | なんということはない日常

最近は花粉を避けて遠方に行く事を避粉という言葉を使って表すらしい。こういう時文字に意味がある漢字は便利だ。

避粉・・・ 花粉疎開・・・

日曜日の午前中、TBSラジオの『安住紳一郎の日曜天国』の一コーナーで「そんなに簡単にはいけないからと、プチ避粉地を一都六県で探してみよう」という番組調べが紹介されていた。花粉の観測機のデータと、気象予報士の見立てから3つの地域を選定したのだという。

三位は三方海に囲まれた銚子(花粉が松戸、館山の半分の量との事)、二位は標高が高く杉が育たない草津温泉(花粉が前橋の四分の一で高崎の三分の一)。ここまでは理由もそれなりに納得の内容だ。ただその後の一位は、『ランキングの一位は意外性も込めて』という枕詞付きで、東京都の小平市と紹介されていた。

過去10年程何故だか分からないが群を抜いて低いのが小平市という事だった。花粉が八王子、杉並の三分の一の量しか観測されていないらしい。

気象予報士業界界隈でも「小平の謎」と言われて不思議の一つらしく、敢えて理由を上げるならということで「玉川上水」の存在が紹介されていた。農地や雑木林が多い小平は市の面積の34%が緑地と紹介され(市民としては納得の数字だ)、舗装されている土地が少ないから花粉が舞い上がりにくいのかもしれないと説明されていたが、かなり苦しい説明だ。

結論「小平の謎の理由は分からない」との事。

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気象予報士業界界隈でも不思議らしくと、○○界隈という言葉が出てくる時点でなんとなくかなという話だとは思う。まぁ、市民としては、謎と言われても1位ならいいかと思ったりする。

今の玉川上水沿いは、雨が降っていない事もあり非常に埃っぽい。

 

 


白桃と桜わらびもち フラペチーノ

2025-02-16 18:16:45 | スターバックス 特化 フラペチーノ・・・

バレンタインデーが過ぎると急に春がやってくるのが毎年のスターバックスの常。

今年の春は白桃の香りと桜風味のわらびもちの優しさを感じる春のフラペチーノだ。

フルーツ系ゼリーの爽やかな感じと違って桜風味味のわらびもちはソフトであまり押しが強くないが、口なじみもよくくどい甘さもなく、すっきりと飲みやすい。

3月並みの暖かい日曜日の午後にピッタリのフラペチーノだった。

 

 


プレイヤー2 ~彼らの戦争~ 第6話

2025-02-15 21:18:44 | プレイヤー 2 ~彼らの戦争~ 韓国ドラマ

えげつない不動産詐欺で窮地に追い込まれる人々。

物件を探しに来た人達に近づき、言葉巧みにローンを組ませ、返済が出来なくなりどうしようも無くなった時点で被害者から物件を取り上げて、被害者に残るのはローンのみ・・・というからくり(これであっているのか?ぼーっとして見ていると分かったような分からないような仕組みだが、とにかくえげつない詐欺だということはよくわかった。)

これがカン・ハリ達の次なる救済案件だ。

陰に隠れているだろう大物ミョン先生なる人物に近づく為に、クァク検事と手を組む事にするカン・ハリ。

ミョン先生なる人物は全てを計画しているものの、手下を使うだけで自分は表に出てこず。まずはその手下に自分達は仲間だと信じ込ませなければならない。

怪しいと思われながらも近づき、相手の懐に入り込めたと思った所で、クァク検事が登場。色々芝居がかった設定をしたカン・ハリチームは全員クァク検事に捕まってしまうという流れ。

怪しいと思った相手だけが捕まり、自分達は捕まらないとなれば、自分達の身分がばれていない証拠。カン・ハリチームが怪しければ、自分達も捕まるはずだからだ。そんな風に相手を油断させ、再び近づけば、今度は信じるにたる奴らだと思うはずという流れらしいのだが、どうも今回のカン・ハリはメンバー達にも秘密にしているなにかがある様子。

カン・ハリがメンバーにも秘密にしている事があるのは、知り過ぎたらメンバー達が危ない何かがあるということなのか。

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カン・ハリを演じるスンホンが変装に使用しているかなり圧が強い黒縁フレームの眼鏡。見ている側としては「絶賛詐欺中ですね」と分かりやすい印だ。

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過去の辛い思い出をそれぞれが抱えているカン・ハリチーム。そんなチームに合流したチョン・スミンにも悲しい別れがあった事が分かってくる。

 

 

 


リケジョになる可能性が無くなったかもしれない日の出来事

2025-02-14 21:35:45 | なんということはない日常

2月11日が、国連が定めた『科学における女性と女児の国際デー』だったということを知り、小学校高学年の頃の出来事を思い出した。

小学校5年生頃の秋口だったと思う。担任の先生が「隣の小学校の先生が、毎週、土曜日の午後に理科の特別授業を毎週行っている。ついては、私達の学校からもその理科の授業に参加したい人を募る事になった。ついては、やってみたい人はあとで職員室に来るように」という話を帰りの会で皆に呼びかけていた。

小学校高学年にもなると、ピアノや習字、そろばん等の習い事が忙しく、土曜日の午後ずっと公園で遊ぶという近所の友達が段々減ってしまっていた。父親は土曜日も仕事だったし、母も私の昼食用の焼きそばの準備を終えると、又近所のパート先に戻っていったので、土曜日の午後は常に暇を持て余していた。新しく出来たばかりの学校故、図書館の本も少なく、借りられる本はもう全部借りてしまっており読む本もない。テレビばかり見ていても後で怒られるだけだ。私も習い事の一つでもしたかったが、「そろばんもお習字も学校の授業でやれば十分」という母は、なんとなく習い事をしたいという私の言葉を聞き流すだけだった。友人のようにピアノの一つでも習いたかったが、「ピアニストになるの?ならないでしょ?なら、習う必要はないよね」と、現実的な言葉で子供に二の句を継がせない手法を使われれば返す言葉などない。

そんな私にとって、土曜日の午後、他校に行き、理科の実験を行えるというイベントはとても魅力的だった。理科の実験に特別な興味はなかったが、学校の授業内での実験はビーカーだのアルコールランプだの5,6人の班に一つで、元気いっぱいの男子たちが主導で班の実験が行われる事が多く、「今日は実験を頑張った」という充実感を感じた事もなかった

隣の小学校の先生は、1年間の間、土曜日の午後に実験中心の理科の授業を行い、その特別授業の結果を報告するというミッションに挑んでいたらしく、上半期の終了後、10月から3月の下期の新しいメンバーを募っていたらしい。(50年近くも前の事だし小学生の理解力だ。詳細は違うかもしれない・・ただ、当時、私はそんな風に理解していた)


担任の女性の先生は、理科を好きとは思えない私が一人でやや前のめりに職員室にやってきたのでびっくりした風だった。ただ、「両親は忙しので隣の小学校に送ってはくれないが、場所も知っているので、一人で自転車で行けるから大丈夫です。えっ?雨が降ったら?合羽を着れば大丈夫。」と、午前の授業が終わったら、急いで家に帰り、昼ご飯を食べたら自転車で隣の小学校に一人で向かうと言う私の事を、先方の先生に早速報告すると言ってくれた。

どうやら、私以外に土曜の午後、理科の実験をするために隣の小学校に行くというミッションに手を挙げる人が居なかったらしいのだ。

「これで、退屈な土曜日の午後を楽しく過ごせる事が出来る」と私はちょっとワクワクしていた。授業ではないのでテストもないだろう。自分一人で特別なイベントに参加できる事をこっそり喜んでいたのだが、そんなワクワクは長くは続かなかった。

翌日、先生に職員室に呼び出されると、「せっかくやります。と言ってくれたのに、とっても申し訳ないんだけれど、先方の先生から女子生徒でなく男子生徒でと連絡があって・・・」と、先方から断られた事を伝えられたのだ。

「4月から9月の特別授業には隣の小学校の女子生徒が参加していたので、10月からの後半は男子生徒がいいということらしい」と先生は苦しい説明をしてくれた。

子ども心にも、私が傷つかないように先生が薄っすら嘘も交えて私に説明してくれているのが分かった。既に済んだ特別授業に本当に女子生徒が参加していたかどうかは分からない。
ただ、面接して私が気に入らなかったから断られた訳でもなく、ただ、私が女子生徒だったから断られただけなのだ。両親に申し込んだ事を話していなかった事も幸いだった。
母に知られれば「余計な事をしようとするから嫌な思いする事になるのよ」と、私が悪いわけでもないのに、小言を言われる事が確実だったからだ。

更に幸いだったのは、参加を希望したことをクラスでも誰にも話していなかったことだ。翌日、隣の班の男子生徒が「先生から隣の学校の理科の実験に参加したら?」と声を掛けられたと話しているのが聞こえてきた。私も暇だから参加してみようかな?という程度の軽い気持ちだったので、がっかりする気にもならなかった。そんなものだよね・・・と思い、楽しそうに話している男子生徒の言葉を遠くに聞いていた。

その後、誰にもこの話をすることなく、今日になってしまった。50年以上前の事でも鮮明に覚えている事を考えると、子ども心にもなんだかな・・・と思った出来事だったことには間違いない。

 

 

 

 


初めてはま寿司に行ってみる

2025-02-13 20:33:17 | なんということはない日常

自宅より歩いていける場所にあるものの、今まで行くチャンスがなかったはま寿司。

先週末、たまたま昼食が中途半端な時間になってしまい、「この時間ならきっと空いているに違いない」と買い物の足を少し伸ばしてはま寿司に行って見る。

入口に設置されている機械で席を選ぶと、番号が割り振られたカードが出てくる。

席につき、早速画面をタッチして注文する。お寿司でなく肉握りが気になる・・・

カウンター席故、周りの様子は殆ど把握できない。どうやらはま寿司は回転レーンでなく、注文した寿司が直接座席やって来るシステムらしい。

様子が分からず、一度にボタンをいくつも押し、目の前のレーンにいくつも皿が並んでしまう。

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軍艦巻きをいくつか頼んでみる。パクっと食べられるミニサイズだ。まぐろ三種盛りも程よいサイズ感。

肉握りも私には物珍しく、ローストビーフガーリックソースを注文。

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やや大袈裟だが、社会科見学的な感じで「はま寿司」を堪能する。ちょっとずつ色々食べるのが好きなので、ちょっと小ぶりなサイズが嬉しかった。

 


オク氏夫人伝 第15,16話

2025-02-12 21:12:53 | オク氏夫人伝 韓国ドラマ

結局、身分を偽っていた容疑で身柄を拘束されることになるテヨン。

何とか自分はオク・テヨンだと弁明する彼女だが、行方不明だったはずの父親が裁判の場に連れてこられたことで万事休すだ。
父親は寺で身を隠していたとの事だが、10年間も彼女への復讐だけを人生の目的に生きて来たあの両班の娘の勝ち誇ったような薄ら笑いに屈する事になってしまう彼女。

更に裁判では、彼女がスンフィの弁護の為に彼に会いに行っていた事が明かされてしまう。
その事により、スンフィと盟友マンソクは、彼女の夫に成りすます為に彼を殺害した容疑がかけられてしまうのだ。
夫婦ともども捉えられてしまう事になり、結局テヨンは10年の年月を経て、再びあのどうしようもない両班の娘の所有物となってしまうのだ。

そんな中、なんとか自由に動こうとするテヨンは、原因不明の伝染病にかかったと嘘をつき、患者たちが隔離されている施設行を決行。

謎の伝染病に原因を探る中、患者たちが痛み止めを飲んでいる事を突き止めるテヨンたち。パク・チュンギは微量の毒を薬に仕込み、徐々に身体が蝕まれるように細工していたのだ。施設用に食料、医薬品等を受け取ったふりをし、実際には使わなかった差額分を懐に入れて、裏金作りに励んでいるという二重の悪事。いわゆる製薬会社が自ら病気を生み出し、利益を生み出すカラクリで蓄財をするという流れを作り出していたのだ。

人にあるまじき行為を繰り替えずパク・チュンギの腹黒さに開いた口が塞がらない。テヨン憎しの両班の娘を妾にしなければ、逃げおおせたかもしれないが、結局は彼女をそばに置いた事で直接テヨンと対峙することになってしまった事が、回りまわって彼の足を引っ張る事になってしまう。

テヨンは自分の行いから周囲の者に助けられ、スンフィも本物のテヨンの夫に助けられる。
ちょっとニュアンスは違うかもしれないが、子どもの頃見ていた人形劇の主題歌「巡る 巡る 巡る因果は糸車 巡る 巡る 巡る世の中めぐり逢い」というフレーズを思い出す。結局自分の行いが自分に戻って来るのだ。

最後にテヨンを助ける事になるのは、亡くなったお嬢様が中国から持って帰ってきたアロエだった。これがいまどき良く言われる「綺麗に決まったふくせ助けられ、スンフィも本物のテヨンの夫に助けられる。

ちょっとニュアンスは違うかもしれないが、子どもの頃見ていた人形劇の主題歌「巡る 巡る 巡る因果は糸車 巡る 巡る 巡る世の中めぐり逢い」というフレーズを思い出す。結局自分の行いが自分に戻って来るのだ。

最後にテヨンを助ける事になるのは、亡くなったお嬢様が中国から持って帰ってきたアロエだった。全部が綺麗に繋がっていく。次々と起こる事件に素早い展開。そのスピード感と覚悟を決めて困難を乗り越える様子が何とも気持ちいいドラマだった。


ミスタードーナツ クールココロフランボワーズ『misdo meets PIERRE MARCOLINI』

2025-02-11 19:00:54 | なんということはない日常

今日、私が食べたクールココロフランボワーズは、『misdo meets PIERRE MARCOLINI』の第二弾の商品との事。

しっとりしたドーナツ生地に艶々としたフランボワーズ。この酸味たっぷりのソースとしっとりとしたドーナツ生地が口の中でとろける感じがたまらない。サンドされたビターチョコで食感の違いを楽しめチョコレート感も味わえる。

フランボワーズが見た目でも味でも全面に押し出されて、チョコレート感が少ないように感じるかもしれないが、そのあたりのバランスは絶妙だと思う。ちゃんとバレンタインの時期らしいチョコレート感も感じられる。

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どうやら4年前の今頃は、ピエールマルコリーニのデニッシュショコラ ヘーゼルナッツを楽しんでいたらしい。

このドーナツも今日のドーナツと同様に非対称なハート型だった。


バレンタインデーのチョコレート

2025-02-10 22:02:30 | なんということはない日常

新聞で見かけた『「義理チョコ」もはや過去』という記事。

正直、もはや過去というより、その事を話題にする事自体がもはや過去とも思えるのだが、誰にプレゼントを渡すか?プレゼントを渡す予定はあるか?という事を棒グラフと円グラフで説明している小さい記事だった。

誰にプレゼントを渡すか?という棒グラフでは、親に渡す人と職場の人が12.5%で同率だった。

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帰り道、コンビニで仏壇のお供え用にゴディバのチョコレートを買う。

記事を読んだ事で、もう少しで平成という昭和の終わり頃、デパートで購入したゴディバのチョコを持ち帰った時の両親の驚きを思い出したのだ。

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追記

個人的にはお中元、お歳暮のカジュアル版のような「感謝チョコ」が自分の今の生活パターンにあっていると思っている。お世話になっている人にちょっと凝ったパッケージでバレンタインの時期らしいチョコレートを日頃の感謝を込めて贈りたい。

 


リアル・ペイン~心の旅~

2025-02-09 19:43:26 | 映画鑑賞

多くの人が行き交う空港で久しぶり再会する二人の男性。ショパンのノクターン第2番変ホ長調Op.9-2が流れる中、ニューヨークに住むデヴィッドと彼の従兄ベンジーの旅が始まる。(その後もショパンの曲が二人の旅に静かに寄り添う)

子どもの頃、兄弟のように過ごした二人の久々の再会。ユダヤ系の二人は祖母が亡くなった事をきっかけに一緒にポーランドでの『第二次世界大戦 ツアー』に参加する事にしたのだ。

二人が愛した祖母の辿った道を確認する旅のメンバーは、イギリス人のガイド、アメリカ人の夫婦と一人で参加の中年女性そしてユダヤ教に改宗した男性。目的は同じでも、初対面同士の旅は緊張するものだ。

計画性もありキチンと物事をこなしたいデヴィッドは相手との距離感を図りつつトラブルを回避する理性的な行動をするも、ベンジーはどこでも誰にでも壁を作らず相手の懐に飛び込んでいく。見ようによっては無作法ともとれるその振舞。ワルシャワ・ゲットーの英雄記念碑、ワルシャワ蜂起記念碑と歴史遺産を次々と見学していく中、ある時は銅像の前で全員で写真を撮り、ある時は痛みを感じる為に来ているはずなのにと高級車両で移動する事を拒否して一般車両に移る。そしてどこか痛みを感じる事が少ないホロコースト・ツアーの在り方に疑問までも投げかける。

しかし非日常という旅の中、逆に壁を作らず、常識にとらわれず、自分の感情を素直に吐き出す彼を自然に受け入れる同行者たち。

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空港から始まった二人の旅は空港で別れる事で終わりになる。旅を無事に終わらせるというストレスから離れてすんなりと普段の日常に戻っていくようにも見えるデヴィッドと、自由に旅をしていたように見えたベンジーは、すっきりと旅を終わらせる事が出来ない。

二人が旅で感じたリアル・ペインがどんなものだったのか考えさせられるエンディング。

 

 

 


オク氏夫人伝 第13,14話

2025-02-08 21:06:41 | オク氏夫人伝 韓国ドラマ

自分は目立つことなく人を使い、金を集める事に執着するパク・チュンギの元に嫁ぐ事になったのは、かつてクドクを顎でつかっていた両班の娘。出世を願う父が娘を年の離れたパク・チュンギの妾として差し出したのだ。クドクを探し出して痛めつけるという事だけしか頭にない彼女は、パク・チュンギにもひるむことなくクドクの捜索を依頼。そして娘をパク・チュンギに差し出した父親は、パク・チュンギの手足となり詐欺をして金を作り出す事に余念がない。

田畑に植えれば儲かるという甘い言葉をつかった大規模な詐欺のせいで、テヨンの地元は壊滅状態になる。どうやらパク・チュンギは行く先々で手下に何らかの悪事をさせて金を儲けていたらしい。

ただ、娘を彼に嫁がせた事で調子に乗った父親のやり方は悪かった。地域のほぼ全員が詐欺にあった事で事が大きくなり過ぎたのだ。詐欺の原因に自分が関わっている事が分かると困るため、彼は妾になった両班の娘の「クドクを探し出して欲しい」という結婚に際してのたった一つの願いを聞き入れることもせず。

両班の娘が10年もの間恨みを忘れる事なく、クドクを探す事に執念を燃やし、テヨンの顔を忘れる事なく、村中に「テヨンは奴婢だった」と噂を流すのも恐ろしいが、テヨン達が偽の作物詐欺を解決した事を知ると、機を見てテヨンを亡き者にしようと乗り出すパク・チュンギの悪者ぶりが恐ろしい。

ドラマ的には、自分の出自がばれそうになっても逃げる事なく、自分にオク・テヨンという名前をくれたお嬢様の夢をかなえたいと住民の弁護を続けるテヨンと、自分の人生を終わらせ、別人になって献身的にそんなテヨンをサポートするスンフィの優しさ。そんな所が見どころなのだが、私は自分の欲の為に何人もの人間を踏みつけて来たパク・チュンギとその彼の妾になった両班の娘の執念が恐ろしくて仕方ない。