私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

教皇選挙

2025-03-20 19:21:58 | 映画鑑賞

世界に14億人の信者がいるカトリックのトップであるローマ教皇を選ぶ「コンクラーベ」

教皇の突然の逝去により世界中から駆け付けた100名程の枢機卿の互選により過半数を占めた枢機卿が新教皇となるコンクラーベを取り仕切る事になるローレンス枢機卿。

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ポスターには『これは選挙か、戦争か。』と書かれているが、映画は政治闘争そのものだ。人が集まり集団を作り、その集団の長を選ぶとなれば、そこに駆け引きがないはずがない。ローマ教皇庁の存在を維持し、カトリックを守るという目的は一緒であるはずなのに、そこにそれぞれの手法と権利欲が複雑に絡み合うのだ。

自身はコンクラーベを取り仕切る事に注力したいというローレンスも、「確信に固執することは危険だ。常に疑問を呈すべき」等と言う皆の前で発したその言葉の力などから、彼自身に票が入ることで選挙の行方を複雑にしてしまう。

立候補するのでなく互選という方法で選ぶというその手段も余計に物事を複雑にし、次第に浮き上がってくるのは、コンクラーベ前から行われて来た駆け引きや裏工作の実態。

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コンクラーベの為、外との接触を制限される枢機卿達の世話に当たるシスターを束ねるシスターアグネスを演じるイザベラ・ロッセリーニ。

その7分という出演時間でありながら助演女優賞にノミネートされた事が話題になったが、映画を観た人は誰もその出演時間が7分間だとは思わないだろう。枢機卿達が自分達を透明人間のように扱う事に「神は私たちに目と耳を与えた」と駆け引きと権力闘争にばかり気を取られ、周りが見えなくなっている枢機卿達に強烈な言葉を投げかける。自分の目で見、自分の耳で真実の声を聞く。これが映画の最後の驚きに繋がっていくようにも思える。

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コンクラーベを扱った映画は色々ある。

ローマ法王の休日

天使と悪魔

直接コンクラーベをを描いたのではないが2人のローマ教皇もローマ教皇庁を別の視点から見る事が出来る。

 


新・二代目檸檬堂 

2025-03-19 21:11:06 | なんということはない日常

コンビニの棚にフルリニューアルしたという「新・二代目檸檬堂」が沢山並んでいたので、今日の夜、金曜日の夜そして土曜日の夜用に3本購入。

まだ、購入しただけで飲んではいないのだが、しばらく前からスーパーの棚に並ばなくなり寂しく思っていたので、久しぶりの檸檬堂が嬉しい。嬉しくて飲む前から写真など撮り、気分を盛り上げている。

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私はビールはキリン派、レモンサワーはコカ・コーラの檸檬堂シリーズが好み。未来のレモンサワーが発売された時、檸檬堂の牙城を崩せるかどうか・・自分でもちょっと気になっていたのだが、結局、何よりもレモンの味の凝縮度合いが嬉しい檸檬堂の地位は揺らぐ事はなかった。

アルコールは究極の嗜好品。一旦好きになったビールやレモンサワーはよっぽどの事がない限り、味の好みが変わる事はないんだな・・と納得したりしていた。

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フルリニューアルは、そんなファンの気持ちも汲んで行われたのだろうと思う。美味しい気持ちが言葉に出来たら、またここで檸檬堂愛を語りたいと思う。

 


ジャガイモ研究所 第5,6話

2025-03-18 20:20:04 | ジャガイモ研究所 韓国ドラマ

研究所に送り込まれた理由を考えれば、ソ・ベクホがミギョンに退職勧奨(正確には解雇通告か・・・)も当然なのだが、各種行動がそれに即していないので、ミギョンでなくとも混乱することは必須。更にミギョンの元カレであるパク・ギセが彼女の退職が決まっているのに、合併プロジェクトチームの彼女を招聘した事から、関係者の心の中だけでなく、見た目も混乱の状況に。

ここで、全部の状況を把握している可能性が高いのが原理原則主義のソ・ベクホだけだという事に気づく。

各種策略に長けるパク・ギセは元カノであるミギョンの事を秘密にしていたとも思えるが、破局の際に社内で噂になっていたことを考えると当然ソ・ベクホもミギョンとパク・ギセの事は把握済みだろう。
それでも社内的にはパク・ギセの方が上長で更に先輩であることを考えると、何も知らないふりをしているのは、会社人としてある意味当然の行動。

ただ、彼の原理原則主義がミギョンの出現によって、グラグラしているのは確実で、そのせいであれこれ面白い事が起こっているのだ。

今後は、ソ・ベクホの心の揺らぎを面白がって追求しようとしているパク・ギセの元妻の行動からも目が離せない。
ラブコメドラマの定番展開を考えると、ソ・ベクホとミギョンの突破口の鍵は彼女が持っている可能性もかなり高いかもしれず。

原理原則主義のソ・ベクホと、心のままに生きるミギョン。全く違う二人の波長がなんだか合ってしまい、それを隠しきれないようになっていて、それに研究所メンバーが振り回されているが、研究所メンバーの温かい見守りが二人に幸せを運んでくるきっかけになることは確実だろう。

ジャガイモが結んだ縁がどんな風に実るのか・・・ポテチが好きな私は、彼らをポテチカップルと命名したい。


あいつは黒炎竜 第7,8話

2025-03-17 21:02:30 | あいつは黒炎竜 韓国ドラマ

自分の気持ちを言葉でなく態度で伝えるも、なんとマッコリのせいで自分の行動を一つも覚えていないという失態を犯すジュヨンとそんな彼の態度が許せないスジョン。定番の空回りなので、観ている方としてはドキドキハラハラはなく、とにかくかわいいとしかいいようがない。

出来る御曹司だが若くて経験がないので、なんとも可愛らしい勘違いが続くし、スジョンも受け入れ態勢万全なのに何も覚えていないジュヨンの態度に一人腹を立てるという分かり易い展開。

更に二人の悪縁を心配するシンウォンとハジン。この二人、人の心配をするより自分達の心配をした方がいいのに、びっくりするぐらい二人を心配するのもラブコメらしい寄り道だ。

結局はジュヨンが自分の行動を思い出し、更にはジュヨンが何か隠していると気づいた会長から彼を守る為のスジョンの行動が二人の間にあった壁を壊してくれるのだ。

秘密の多いジュヨンにスジョンの「私があなたの一番の秘密になる」という一言で壁が壊れてしまえば、もう怖いものはなにもなく、分かり易い『秘密の社内恋愛』の典型的な場面が続くのだが、なんと自分達の恋愛の敵は自分達の過去だっという事に気づく二人。

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とにかく、可愛らしい展開が続く。

 


電線の向こうに見える富士山

2025-03-17 20:36:16 | なんということはない日常

風が強かった1日。

寒い1日だったせいか、電線の向こうに見える富士山もいつもよりはっきり見える。

多摩モノレールからだと遮るものもないのできっともっと綺麗に見えるのだろうが、自宅そばからはこれが精一杯だ。


武蔵野食堂

2025-03-16 18:25:40 | なんということはない日常

田無駅から歩いてすぐ、住宅地のある路地にある落ち着いた雰囲気のイタリアンレストラン。

店内は開放感のあるゆったりしたテーブル配置。静かにでも楽しく話を出来る雰囲気のお店だった。20年ぶりにあった友人とお互いの近況から懐かしい話まで、会わなかった時間をゆっくり埋める事が出来た。

友人と二人だったのでランチ限定のパスタ・ピザランチコースを選び、海老とモッツァレラチーズのパスタと、究極のマルゲリータという名前の付いたお店のお薦めらしいマルゲリータを選んで、分け合いつつパスタとピザを堪能。パスタもピザもモッツァレラチーズがたっぷり入っており、モッツァレラチーズの美味しさを十二分に堪能。

デザートのティラミスもしっとりした甘さで美味しかった。

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隣のテーブルの方が食べていた、ピザの上にたっぷりとフライオニオンがのった「武蔵野食堂特性フライオニオンのピッツア」も見た目のインパクトも相まって美味しそうだった。

又、ゆっくり行きたいお店。


Flow

2025-03-15 20:35:17 | 映画鑑賞

森の中の大きな廃墟を寝床にしている黒猫。人の姿は見えないその森の中に大きな音を立てて水が流れ込んで来る。全てを飲み込み、生物のように流れる水を避け、流れて来た船に乗り込む一匹の黒猫。

猫は水が嫌いなはずなのにこの黒猫はそんな素振りは一つも見せない。水が穏やかに流れる間はひたひたと足元にやってくる水と戯れる様子を見せ、大きなうねりを見せて流れる水には流されながらもその流れに乗るようなしなやかさを見せ、流れてきた船に乗り込んだ後は船の上から水の流れを見つめる。

洪水を避ける為、流れてきた船に乗り込んだカピバラ、犬、キツネザル、そしてヘビクイワシ。最初はお互いの様子を探り、お互いにちょっかいを出しつつもそれぞれの種のスタンスで相手との距離を測る。そんな中でも水は時に大風と共に激しい様子を見せ、船に乗って大洪水から身を守ろうとする彼らも決して安全ではない。

動物たちの身体の動きのしなやかさが凄い。時に自分達に襲い掛かる水と正面から対峙するのではなく、しなやかに流れに乗り、危機を乗り越える。その動きから底知れぬパワーを感じ、次第に親しさを感じさせる姿にどこか穏やかなものも感じられる。

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猫好きとしては、黒猫が高い所からか細い声を出すシーンにジーンとする。子どもの頃、家で飼っていた子猫も、自分で階段を登ったのに降りられなくなってしまい、階段の上であんな風に切ない声で鳴いていた。

長編アニメ『Flow』本編映像


あいつは黒炎竜 第5,6話

2025-03-14 21:25:43 | あいつは黒炎竜 韓国ドラマ

出来る御曹司のジュヨンとして、何とか百貨店のリニューアルを成功させたい彼。御曹司を演じるチェ・ヒョヌクがあまりにも若いので仕事が出来るアピールが空回りするのではと心配になるが、ラブコメの空回りは恋する相手にだけ発動されるようで、御曹司と押し活というギャップにポイントがあるドラマでは仕事はきっちり出来る男という事をアピールすることがやっぱり大事だ。

こだわりの牛乳を百貨店で取り扱いたいとジュヨンとスジョン。週末を利用して地方の牧場にまで出かけ、オーナーと契約を締結したいと、仕事の出来る百貨店の企画担当者と運転手として姉についてきた弟という芝居までしてなんとかオーナーの懐に入り込もうとする。

契約を取りたいのでこんな風に押しかける場面は韓国ドラマでよく見かけるシーン。そしてうっかりマッコリを飲んでしまったため、車を運転できず一晩泊まる事になるという展開も定番だ。ただ、最後まで嘘をつき通す事をせず正直にオーナーに事情を打ち明け、あれこれ策を練る事なく正直路線で契約を結ぼうとする辺りに御曹司らしい余裕も感じられるが、マッコリを飲み過ぎてスジョンを勘違いさせてしまうあたり、恋する相手には空回りが続く。

定番のシーンを重ねながらも二人の可愛らしい空回りでストーリーを繋げていくには、チェ・ヒョヌクとムン・ガヨンの雰囲気が大事だ。

ちょっとだけ女性が年上という雰囲気を出しつつ、それでも「二人はなかなか息がぴったり」という微妙な雰囲気を出しつつ、そして、ラブコメらしく「あんな偶然あるわけないけれど、二人の様子が幸せそうだし、観ていて可愛らしいから許せる」というドラマ全体を包むふんわり感を感じさせる雰囲気づくり。

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ちょっとした勘違い行動も織り交ぜつつ自分から離れていきそうなスジョンの気持ちを掴むべくリカバリーを図るジュヨンだが、財閥の後継者という立場が公になることで、スジョンの気持ちだけでなく、なかなか自分を受け入れてくれない祖母の気持ちも掴まねばならないのだ。財閥の後継者であるジュヨンの挑戦はまだまだ続く。

こんな風な後継者として認められない財閥内の若者問題も、韓国ドラマで定番の乗り越えなければならない試練の一つ。


ジャガイモ研究所 第3,4話

2025-03-13 21:09:01 | ジャガイモ研究所 韓国ドラマ

何故か突然ソ・ベクホに対してロマンティックが止まらなくなり、突発的な行動を取るミギョンだが、狭い家の中では当然幼馴染の友人ワンジュにあれこれ突っ込まれるという、とっても典型的な展開に突入。

その上、ミギョンとベクホの関係も大人同士の分かり切った流れになるかと思ったら、「物事原則主義」を掲げるベクホだけに、「こうなったら付き合いましょう」とミギョンの想定を超えた行動に走る。

恐らく、自分の中の物差しを原則主義として今まで厳しい状況を乗り切ってきたのだろう。原則主義の人の辞書には「突発」という言葉がなかったものと思われる。

丁度いい具合にジャガイモ研究所で開かれたジャガイモ料理競技会でその腕を披露し、ミギョン達を喜ばせるソ・ベクホ。

経験豊富な彼はありとあらゆる事に精通し、何があっても逞しく生き残る姿を見せてくれるのだが、研究所の見直しをミッションとして掲げる彼が下したのは、ミギョンへの退職勧奨。

目に見える成果物を提示できなかった彼女に対して、再考はないと冷たい宣言。彼女の役割が数値化しにくいだけなのだが、これを認めることも彼にとっては原理原則に反する事なのだろう。

様子がおかしい事を研究所のメンバーに悟られるも、ミギョンが出来る事はなにもない。
ただ、ジャガイモ愛がある彼女が嵐の中、研究所に駆けつけるのを見、手助けを申し出るベクホ。彼の原理原則はどこに向かうのか・・・

自分をジャガイモ研究所に送り込んだ友人のパク・ギセの本性も彼の元妻から聞いて十二分に理解していると思われるベクホ。今後の彼の行動が気に係る。


春空ミルクコーヒーフラペチーノ

2025-03-12 21:07:27 | スターバックス 特化 フラペチーノ・・・

旅行でも最近は体験型が流行りとの事だが、とうとうフラペチーノにも体験型がやってきた。

最初は甘味あるミルクコーヒー味だ。上にのっているのはミルクムース、ストローで吸うとスーッと口の中に入って来るプルっとツルっとしたミルクプリン。このミルクプリンが優しい感じで美味しい。

そんな風に優しい味をある程度堪能した後は、ミルクプリンの中に隠れているストロベリーボールをストローで割り、中から溢れてきたストロベリーソースをミルクコーヒーに混ぜてストロベリーミルクコーヒーを楽しめるという、単なる味変とはまた違った味体験が出来るという新しい試み。

 

今までだったらミルクコーヒーとミルクプリンの組み合わせだけでも優しい味と大満足だったはず。それが途中から画期的な味変だと、喜んでストローでストロベリーボールを割ろうとしたのだが、割れない。

ミルクコーヒーやミルクプリンが冷たくてストロベリーボールが程よい柔らかにならないのでは?と思い、少し時間を置いてみたりしたのだが、それでもやっぱりボールは割れない。

スターバックスのロゴの下に赤いストロベリーボールが見えるが、紙のストローではガツンとボールを割る事が出来ないのだ。何度もごつごつボールを突いているうちに、硬い紙ストローがボールの上で折れそうになる雰囲気が伝わって来た。

私はだめだと思うと諦めも早い。早々にボールを割る事は辞め、カップの下に残ったボールを口に入れてストロベリーソースを口の中で楽しんで体験完了。

 


フィソン

2025-03-11 20:53:12 | 韓国ドラマ・映画

韓国の人気歌手フィソンさん、自宅で死亡 43歳

その歌声は本当に素敵だった。2007年の1月にさいたまスーパーアリーナで行われたK-POP Super Liveで歌を聞いた時も嬉しかったし、2008年2月のブログには、彼の歌う「傷ついてもいい」という歌に感動したのだろう。びっくりするような超訳まで載せているのを見ると、本当に何度も何度もCDを聴いていたのだろう。「傷ついてもいい」という歌のタイトルが何だか切ない。

 

****以下2008年2月のブログ******

『フィソンの第5集アルバムは秋から冬にかけて一番聴いたアルバムなのだが、その中の一曲のMTVが@ラスト・コーションだとは。

追加(フィソンの歌声は格好いい。私のへぼ訳のせいで、歌の男前度が下がってしまったら困るが、調子に乗って超訳)


少しだけ泣いた心 1日、2日 傷ついた心 風邪のような愛じゃなかったみたいだ
胸が暑く 記憶さえも熱く 消える日を切り取れば どれだけもっと耐えなければ

愛した日 覚えている日 恋しい日 ただぼーっと待つ日 禁じられているすべてのこと 分かっている 痛いことを 傷つくことを 涙だけが僕を待っていること
僕はどうせぶつかるだけしか他に道の無いことを 胸が壊れてもうれしい 悲しくてもうれしい 君なら僕は恋しささえもうれしい 涙もうれしい 傷もありがたい
君がくれたものだから

考えた日 心配した日 また憎んだ日 君のために眠れなかった日 もてあましたすべてのこと
分かっている 痛いことを 傷つくことを 涙だけが僕を待っていること
僕はどうせぶつかるだけしか他に道の無いことを 

僕にとって危険であればあるほど 愛はもっと甘く 僕は君を忘れることが出来ないみたいだ とても愛してるから 君だけだから 死んでも君だけだから 一歩でも君の元を離れたら 生きていけないから 傷ついてもいい 痛くてもいい このまま 僕は君を見つめながら 恋しく思いながら 君を待ちながら そうやって生きていくから・・・ 』

[2007.12.01] 휘성(Wheesung) - 다쳐도 좋아 Live [HD]


遠隔対応駅

2025-03-10 20:58:51 | なんということはない日常

通勤で毎日利用する駅に『重要なお知らせ』というポスターが貼られているのに気づいたのは2月の中頃だったと思う。朝は慌ただしく、帰りは一刻も早く家に戻りたいとの思いからポスターをゆっくり眺める事もなかったのだが、周りの人がポスターの写真を撮ったり、ポスターを熟読しているのを見て、私も携帯で写真を撮り、家でゆっくり眺めてみた。

『遠隔対応駅となります』という説明に「一応都内なのに、無人駅になるんだ・・・」と小さい驚きがじわじわと感じられた。

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ウィキペディア先生によると、私が利用している東大和市駅の2022年度の1日平均乗降人員は21,983人との事。朝夕と私が駅を利用する時間帯は沢山の人が乗り降りに利用していると思うのだが、駅の周りに特別大きな商業施設があるわけでもない。駅前の商業施設のビックボックスも店舗の出入りが多く、今も店舗が入らずに空いてしまっているスペースもある。通勤通学の利用が主なものとなると、駅員対応もそんなに頻度が高くないのだろう。

来るべきものが来たんだ・・・という事か。

とうとう都内も...西武鉄道、11駅を無人化 係員による遠隔対応へ 3月25日以降

 


あいつは黒炎竜 第3,4話

2025-03-09 19:45:00 | あいつは黒炎竜 韓国ドラマ

年月を経れば、お互いの黒歴史を塗り替えるような恋愛を同じ相手で出来るのか?という命題がこのドラマのキーポイントだとは分かっているが、私は、若くして百貨店の本部長職に就いた御曹司のジュヨンが、推し活で自分の精神状況を保っている状況と現実世界での状況をどんな風にうまくバランスを取り、乗り越えていくかという物語だと思って鑑賞中。

ムン・ガヨン演じる年上のスジョンが、上司であるジュヨンの趣味を否定する事なくニュートラルに受け入れ、彼と仕事をする事を前向きに受け入れる姿にも注目すべきだとはよくわかるが、二人のラブストーリーより、私は、御曹司のジュヨンが自分の推し活と自分の社会生活をどんな風にこの先コントロールしていくのかという御曹司の心の変化になんだかシンパシーを感じるのだ。

特に、この彼の場合は、両親の事故死に罪悪感を感じ、たった一人の祖母を悲しませてしまった事も乗り越えなければならないのだ。好きな事があるからこそ辛い状況も乗り越えられてきたのに、その好きな物が自分の好きな人達を辛い状況にしてしまっているというなんとも切ない状況。

そんな辛い情状況がありつつも、この御曹司が推し活と本部長職の間でひとり四苦八苦する様子も併せて詳細に密着。理解者だと思い始めたスジョンのたった一言で、プレゼントするつもりだった高額ワンピースを返せと言って見たり、隠し部屋の電気工事に彼女がやって来るととんでもなく狼狽。しかし、彼女の父親が怪我をすれば、御曹司らしい好待遇で彼女をサポート。

自分の趣味を否定しないスジョンににとてつもなく感謝しているのが、よくわかるが、すれ違いはラブコメの基本。彼女はニュートラルに彼の趣味を受け入れているだけで、そこになんの意図もないのだ。

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私も映画やドラマを観る事が大好きだし、その事を誰かと熱く語り合いたいという思いがあるが、実生活の中ではそんなチャンスも殆どないので、ここであれこれドラマの感想を書いたりしてすっきりしている。私はドラマの中のジュヨンのようにグッズやホンの収集に興味はないが、映画館が無くなってしまったり、配信ドラマが見られなくなったりしたら楽しみが無くなりかなりがっかりすると思う。だからジュヨンが自分の部屋がライブ会場仕様でなくなりあんなに狼狽する気持ちが凄く良くわかる。こだわりは生活に潤いをもたらしてくれるから。


あいつは黒炎竜 第1,2話

2025-03-08 20:49:23 | あいつは黒炎竜 韓国ドラマ

お互いの黒歴史を塗り替えるような恋愛を同じ相手で出来るのかという問題を軽やかに繰り出すラブコメ。

若者にありがちな可愛らしい自意識過剰もあり、オンラインゲームで知り合った相手の事をすべて受け入れるにはまだまだ幼かった二人。

時間が経ち、そんな二人が、たった一人の祖母の信頼を得られずオタク生活でなんとか精神のバランスを保ちつつ、御曹司の姿を維持するジュヨンと、仕事を失いたくないあまり、上司を次々と追い込む事になってしまう仕事人間のスジョンとして再会。当然二人はお互いの事を認識していないというラブコメのお約束のような設定だ。

御曹司故、今時の流行りのように推し活を全面に押し出せない苦悩がありつつも、ハラハラする推し活ライフを満喫するジュヨン。ただ、祖母の信頼を得る為に完璧な後継者を目指す中で、上司キラーのスジョンに無駄な警戒心を抱いてしまい、これがスジョンを無駄な混乱に追い込んでしまうのだ。

自分の無駄な警戒心の為に、逆にスジョンに推し活生活が簡単にばれてしまい、自分で自分の首を絞める事になってしまうジュヨン。ちょっとでも余裕をもってスジョンを観察したら、彼女が彼の推し活ライフになんの違和感も持っておらず、さほど興味を持っていない事がわかりそうなものなのだが、正しい後継者であることに妙にこだわるジュヨンは、スジョンに対して間違った警戒心を発動。

彼女をそばに置いて監視することで彼女が自分の真の姿をばらさないかを見張るという、誤った熱の入れ方で自分を更に追い込んでいくのだ。こだわり強めの推し活ライフ同様、御曹司ジュヨンの危機回避方法もこだわり強めだ。

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主人公の二人のキャラクターが非常に強めだが、完璧な悪者キャラは誰もいない様子。あいつは黒炎竜というやや物騒なタイトルだが、ストレスなく軽やかな気分で楽しめそうな雰囲気だ。チェ・ヒョヌクの本部長とは思えない若さに驚きつつも、御曹司らしい充実の推し活部屋がちょっとうらやましいい。

 


リボルバー

2025-03-07 21:14:54 | 映画鑑賞

始まりは警察内のちょっとした裏金作りだったのだろう。裏社会の悪さを見逃す事で裏金を貰っていた事がばれてしまい、その罪を一人で罪を被る事になった女性刑事。

服役後、見返りに金とマンションを手に入れられるはずだったのに、約束は反故にされる。金とマンションと失われた2年間の為に、リボルバーを手に見えない敵をあぶりだして復讐しようとする元女刑事。

ストーリーはシンプル。

ただ、リボルバーを持って復讐しようとする元女性刑事は、心の底からの復讐というより、2年前に手に入れる事の出来なかったマンションと金の存在に気がいっている様子。要するに復讐への強烈な思いも、2年前手に入れられなかったマンションへの思いも、どれもちょっと中途半端に思える。

幸い、出所した彼女の周りには本物の悪、悪かどうかも分からない怪しい輩、味方のふりをして簡単に裏切るどっちつかずの悪、隠れて姿を現さない悪等・・・悪い奴しかいない。この彼らに対する思いが彼女の復讐心に消えない火をつけるかと思ったら、それもちょっと不発な感じだ。

せっかく、彼女の周りの悪い奴らを、キム・ジョンス、シン・ドンホ、チョン・マンシク、イ・ジョンジェ、チョン・ジェヨンと錚々たるメンバーが揃って演じているのだが、それが彼女の復讐心と上手くリンクしていないといったらいいのか。

そんな中、チ・チャンウク演じる彼女を陥れる中での単純な登場人物かと思っていた謎の男が中盤から妙な存在感を発揮する。そしてイム・ジヨン演じる彼女を助けたいのか、彼女をただのカモと思っているのかはっきりしない女性も彼女の周りで思いのほか上手く立ち回り不思議な雰囲気を醸し出す。ただ、この二人の存在も彼女の復讐心と上手くリンクしているとは言い難い。

面白くなる要素は沢山あるのに、チョン・ドヨン演じる元刑事の復讐心が怖いほどには感じられないのだ。

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破られた約束、一つの目的と書かれた韓国バージョンのポスター。

このポスターにはチョン・ドヨン、チ・チャンウク、イム・ジヨンの3人の名前がクレジットされている。チョン・ドヨン演じる元刑事の復讐物語というより、この3人の人間模様というように考えた方が良い映画なんだろう。