いつか胸にバッチを付け、皆が平等で幸せな国を作ろうと語り合ったイ議員が事務所から身を投げた事にショックを受けるテジュン。
「事務所を出る際にテジュンが裏金を作ってくれたことに気づいたんだ・・・でもあの時は選挙の資金がどうしても足りずに・・・気づかなかったことにしてしまったんだ。」
だから、私は裏金について糾弾する資格などない・・・と告白するイ議員に「最後まで気づかないフリをすればいいじゃないですか!!・・・」と涙ながらに訴えるテジュンだが、「お前は私より強いじゃないか」と言うイ議員を止めることが出来なかった彼・・・
ソン議員は、「亡き人を悼む気持ちは一緒だ」と言い、彼の弔問を拒もうとするソニョンやイ議員事務所のメンバーの気持ちなど意に介さない。彼を目の前に食事にも手をつけられない事務所メンバーを尻目に「食べなければ力もでないだろう」と言い放ち、報道陣の前ではライバルを悼む姿を見せ、聴聞会での糾弾などまるでなかったかのように振舞うのだ。
ショックを受けるテジュンの横に寄り添うソニョンの姿を見て、彼女のコ補佐官は「カン議員と別れるんだ・・・」とテジュンを静かに諭すのだ。
補佐官と議員が付き合っていることが公になれば、ソニョンの再選には大打撃だ。テジュンもコ補佐官の言葉に従うしかない。彼に出来ることは自分の代わりに彼女の再選に尽力して欲しいとコ補佐官に頼むことだけだ。
亡くなったイ議員のためにも、ソン議員の法務長官就任を拒むべく、彼が海外の会社に投資して裏金を作ったことを明かそうとするソニョンたち。国会図書館に保存されている資料は破棄されてしまう恐れがある・・・
ソニョンはそれを阻止すべく、法務長官就任の前に記者会見を開くことでソン議員の反撃を避けようとするが、シングルマザーを助ける施設にいた女性の堕胎手術を手伝ったことを聞きつけたオ補佐官の方が上手だった。先に彼女のスキャンダルが報道されてしまう。
法に長けている彼女は堕胎手術を手伝ったことに違法性があることは百も承知だった。コ補佐官もソニョンが糾弾されることを心配し、少女を自宅に匿ってソニョンを守ろうとした。しかし、ソン議員の言葉を借りれば「法よりも怖いのは人の噂だ。」という罠にはまってしまったソニョン・・・
次の手はないと思われていたところに、テジュンを助けたいとインターン学生が図書館に保管されているソン議員のスピーチ映像を探しだすのだ。
これさえあれば、既に法務長官に就任してしまったソンの息の根を止められるはずだった。
しかし、テジュンはソニョンに「俺がどんな選択をしても最後まで信じて欲しい」と言い、国会図書館に保存されている原本を破棄させ、彼の元にコピーを差し出し、目の前でUSBを破壊すると、亡くなったイ議員の補欠選挙に出馬させて欲しいと彼の前で頭を下げるのだ・・・・
自分が香港の会社を使って裏金を作っていたことを表ざたにしたくないソン法務長官はテジュンの申し出を受け入れるものの、他の長老達(あの三一会メンバー・・・)は快く思わない。そもそのあの地盤を狙い、かないお金も労力も出していた者がいたのだ。彼を敵に回すことは長老達にも分が悪いもの。結局テジュンは、あの市場立ち退きをうまく解決することが出来なければ候補者になることが出来ないことがはっきりする。
「上に上りたかったら、全部捨てる覚悟で臨め」というソン法務長官の言葉を反芻し、後悔しても戻ることも出来なくなってしまったテジュンは、老人たちからの信頼も厚く、更にはテジュンがうまく解決してくれると信じているインターンを再び呼び寄せ、聴聞会を開くことにする。しかし、その聴聞会の最中に立ち退きの強制執行にかかるという禁じ手に出るのだ。法的にはなんの問題もない。問題を拗らせれば貰うことも危うかった補償金も貰うことが出来る。しかし結局のところ自分が候補者になるために仕組んだことだ。自分がルールを作る立場の人間になる、公平な世界を作るという理念の元にやったことは結局弱い人を踏みにじることでしかなかったのだ。チーフ秘書もそれを知っていたからインターン生の手伝いを止めたのだが、結局はインターン生は深く傷つく。
少女の命が危ないと堕胎手術を選ぶしかなかったソニョンだが、法改正前の勇み足を鋭く追及されることになる。少女の証言があれば世論の流れも変わるかもしれないが、自分の保身のために少女を傷つける事はしたくないソニョン。承諾していないテレビ番組に出ることが決まってしまった彼女は、コ補佐官が「場合によっては堕胎を認めることが女性を助けることになるという」という発言を同席議員がしていたことを見つけ出したことで世論の風向きを変えることに成功するのだが。。。。そのコ補佐官はそのあとすぐに車の中で遺体となって発見される。「自分は議員になれなかった。その変わりにカン議員を支える」と献身的にソニョンの隣で仕事をしていたコ補佐官。自殺する理由など一つもないはずだった。
何か変わったことがあるとするなら、自分の立候補のためにソン法務長官が失脚することを恐れ、裏金作りの証拠を表に出さないでくれとテジュンに頼まれたことだけだ・・・・
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テジュンは立候補宣言をし、インターン生はテジュンの仕打ちに深く傷つき、チーフ秘書は悩みながらもテジュンに仕え、そして裏切られたソニョンは次にどんな行動に出るのか・・・・
(私としては、コ補佐官を殺めたのはソン法務長官に見捨てられたくないオ補佐官と思うのだが。。。)後半戦は11月に放送との事。