シム刑事にナイフを振りかざし、逃げるトンバン・ミン。彼が向かうのは勿論祖父と名乗っていた父親の元だ。
ゴールデンタイムチームはトンバン・ミンの父親に騙されている人々を助けに向かう。グォンジュはその聴力から@神のお告げの声がトン・バンミンの父親の声だと気づき、助けが必要だった彼らを助けられなかった事を認め謝るも、洗脳された彼らを助けるのは当然困難を極める。しかし洗脳が解ければ、全てを奪われた彼らの怒りの炎はどこまでも燃え上がるのだ・・・洗脳に寄る搾取の罪深さは本当に悲惨だ。
父親に怒りを向けるトンバン・ミンの暴走も止まらない。彼がサーカスマンとなり、家族の団らんを憎むようになったのは、「家族の暖かさ」を知れば村人たちにかけた自分の洗脳が解けるかもしれないと恐れた父親の洗脳もあったのだ。トンバン・ミンも自分の父親に洗脳された被害者の一人でもあったのだが・・・
グォンジュは、自分が時々思い出す誰からか逃げいる幼い頃の記憶とトンバン・ミンが関係していることを思い出す。それはトンバン・ミンが幼少期に児童病院に入院していた記録があった事から更にはっきりしたものになる。自分も交通事故の後遺症を直すために同じ病院に入院していたのだ。しかしその病院のはっきりした記録は残っておらず、見つかったのは、ケース1、ケース2などと書かれたグォンジュの達の怪しい診療記録のみ・・・・
トンバン・ミンの確保も無事終わり、トンバン・ミンに対する復讐の心をコントロールすることが出来たデレク・・・・と警察としては無事事件解決。(勿論、「あなたが虐待され、そのせいで多重人格になり辛い人生を送った事は分かる。ただ、それと人を殺めるのは別の話だ。辛い思いを克服できなかったのは自分の弱さでもあることを認めるべきだ・・・と諭されるトンバン・ミン・・・)
そして最後に残ったのは、グォンジュとトンバン・ミンが子どもの頃過ごしたF児童病院の謎だ。
トンバン・ミンが身に着けていた補聴器のマークも病院と同じFの文字。。。。グォンジュが特殊な聴力を身に着けたのも、この病院を退院してからだったのだ。自分の聴力の謎を解くために一人廃墟の病院に向かうグォンジュ。
しかし、グォンジュを追いかけたデレクが誰もいない病院で見つけたのは、「謎を解いて戻ってくるから待っていて欲しい。」というメモと怪しい耳の形をしたタペストリー。ボイス2でゴールデンタイムチームを悩ませたサイコパスの再登場で、謎解きはボイス5に繋がることが明らかになって、ボイス4は終了・・・・
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