私の映画玉手箱(番外編)なんということは無い日常日記

なんということは無い日常の備忘録とあわせ、好きな映画、韓国ドラマ、そして
ソン・スンホンの事等を暢気に書いていく予定。

九家の書 第5,6話

2013-04-29 19:52:36 | 韓国ドラマ か行
親の仇でもあるあの悪代官(イ・ソンジェが演じているのだが、役名が上手く聞き取れない。悪代官かどうかも分からないが・・・)が送り込んだ刺客と闘うことになるガンチ。
これがまた何人もいるのだが、一人残して後はダミーというような魔術チックな刺客なのだ。訳も分からず刺客とやりあうことになるガンチを助けるヨウル。
武術にたけた彼女と二人戦うガンチだが、彼女に剣先が向くのを見ると思わず彼女をかばうのだ。
傷を押さえながら「なんでもない」というガンチの姿を見て、子供の頃ガンチの養父が営む旅館に泊まった際に犬に襲われた自分を助けてくれたあの男の子がガンチだったことに気付くのだ。

自分の代わりに犬にかまれてしまったあの少年、勇敢そうに見えながらも「クモが怖い」と言っていたあの少年。。。。これに運命を感じずに何に運命を感じればいいのか・・という展開だが、ガンチにとっては養父の娘の存在の方がまだまだ大事なのだ。自分に目をかけてもらっても「このまま(養父の)息子で過ごしたい!」というガンチ。
しかしそんな幸せは長く続かないのだ。悪代官のたくらみで濡れ衣を着せられた養父は、諍いの最中に命を落としてしまうのだ。衝撃を受けたガンチは法師のアドバイスを聞かずに腕を振り上げてしまう。
もちろん風はうなり、雷はなり・・・そしてガンチは悪代官たちによって養父に仕立て上げられてしまうのだ。
法師によって助けられたことでさらに誤解を生んでしまうが、今ここで出て行っても何も変わらないと、ガンチを引き留めようとする法師。
ここで大人しくしていれば実の両親のことを教えてやろうという法師に「いまさら自分のことを捨てた両親の事を知って何になる!」というガンチ。(いや 本当にもっともだ)
「自分にとっての家族は、今まで育ててくれた養父たち」と育ての家族たちを助けるために、養父の娘を助けるために山から出ていくガンチ。

しかし、ガンチの不思議な力の秘密が腕輪にあるのでは?と気づいた刺客たち。。。腕輪が粉々に砕け散ってしまったことで、なんと獣の力が呼びさまされてしまうのだ。

****
腕輪が飛び散ったと同時に目が光り、爪が伸び・・・こういう展開は、洋の東西を問わない昔話の定番ともいえるものだろう。
獣は狐がモチーフなんだろうか?狐というよりオオカミという感じだが・・・

男が愛する時 第8話

2013-04-29 19:27:58 | 韓国ドラマ あ行
店の中でミドがテサンと一緒に仲睦まじく過ごしている姿を見てショックを受けるジェヒ。
翌朝会社で会ったミドは「メールに気付いたのが遅かったから・・・」と言うだけだ。積極的な嘘ではないものの、ショックを隠せないジェヒ。
気が付いてみると会議の時でも会議が終わった後でもテサンはミドの事を見つめていることに気付くジェヒ。
「テサンは自分にとって運命の人。家族がいないテサンを実の兄のように思っている」という兄の言葉が心にひっかかるものの、テサンがいない場では、自分とミドがお似合いのカップルに見えているのだ。
(まぁ会社の誰も社長のテサンが新人女性と付き合っているとは思わないからだろう)
テサンが自分の会社にミドを入社させ、自分の横で彼女を大事にしようと思っているのとは別に、彼女が昔描いていた夢を思い出させる方法で彼女に近づこうとするジェヒ。
同世代ならではのアプローチだ。
しかしジェヒもなかなか頭がいい。テサンと直接対決を避けて彼女に近づこうとするのだから。
感謝の気持ちから始まったテサンへの想いとは全く別の思いがあったことを思い出し、やや揺れる気持ちのミド。


しかし、ジェヒ、何故彼女にピンク色の靴を送ろうと思ったんだろうか。靴をプレゼントしたら彼女がその靴を履いてどこかに行ってしまうと思わなかったのだろうか?
しかしそんなテサンもミドに靴をプレゼントしようとするのだから、これもまた不思議。
こちらは黒のサンダルタイプだ。ピンクの靴よりも大人っぽくおしゃれで、テサンが彼女にどんな風になって欲しいかを思わせるタイプだが、なんとサイズが合わないという、一番やってはいけない失態だ・・・・・
しかしそんな失態にもめげずに、桜の下でずっと一緒に居たいとプロポーズをするテサン・・・・・

ロマンティックじゃないか。

*****
元ボスの友人である企業ヤクザの嫌がらせに対して、目には目をの力技で対抗しようとするテサン。なんとテサンはあの友人がボスのお金を持ち逃げした証拠を押さえていたのだ。なかなかやるではないか。テサンの左腕はテサンの肝の据わった姿を好ましく思うが、ジェヒはそれに嫌悪感を感じている様子。しかしそういう世界で生きてきたのだ。ミドとジェヒの関係を知ったテサンが、どんな風な男に豹変するのか?今後はそれが楽しみだ。

藁の楯

2013-04-27 20:27:39 | 映画鑑賞
自首した凶悪犯を九州から東京まで護送することになったSP。
妻を亡くした男と、男性社会の警察で昇進するには大きな仕事をこなすのが一番効率がいいと淡々とした女性SPの二人組。
孫娘を惨殺された男が、有り余る財力にまかせて10億円という破格の懸賞金を凶悪犯の首にかけるのだ。

「何故こいつを護衛するのか?」
警察の存在意義を問う問題を心に抱えつつ警護するSPと反省のかけらも見られない凶悪犯。
凶悪犯の突き抜け方が半端ではないので、逆に吹っ切れてみることが出来る。同情の余地はないし、凶悪犯の心の闇を理解しようという気持ちさせも生まれないのだ。

俳優の演技には緊張感があるが、画面から感じられるのは勢い。俳優の緊張感を重厚なものにせずに、それを勢いに変換してエンターテイメントになっているのが凄い。

****
護送するのはとにかく法の裁きを受けさせるため。
そのシンプルなことだけのはずなのに。。。。
次々の起こる障害は、想定内の出来事だが、突き抜けた凶悪犯の勢いと自分を律するストイックなSPの立ち居振る舞いで飽きさせない展開だ。
GWの初日ということでほぼ満席。。。


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今日のスンホン ネイバー記事検索より・・・

2013-04-26 22:14:41 | 韓国ドラマ あ行
昨日のドラマで使われた桜の下のロケの話題



桜の木を愛でながらのプロポーズは、クラシックな展開が持ち味のこのドラマならでは・・・
クラシックな展開だけでなく、更にもっと劇的な展開が起こればいいのにと思う。


クラシックなだけでは物足りなくなっているのは、私だけだろうか。。。。




男が愛する時 第7話

2013-04-25 21:22:39 | 韓国ドラマ あ行
入社早々、社長であり恩人でもあるテサンの暴力映像がネットに流出というアクシデントに見舞われるジェヒだが、そこはスタンフォード大学出身の理知的な思考回路で「先方が先に手出ししたことによって、このような出来事になった」と理路整然と話をまとめるジェヒ。
ミドの前で格好いい姿を見せることになり、満足そうなジェヒではあるが、ミドの身につけているネックレスのペンダントヘッドがまさかテサンからのプレゼントだとは知るわけもない。
なんとしてもテサンを自分の男にしたいソンジュでさえ、ミドの指に指輪がないのを確認すると、さっそくテソンが持っているのと同じような指輪を自分で購入するのだ。
ジェヒがそんなことを思いつくわけなどあるはずがない。

更にテソンもミドのソフトなコントロールが利いたのか、テソンも交際を秘密にしようとするのだ。もちろん積極的に秘密にするわけではなく、折を見て報告するつもりらしいが。。。とにかく秘密は秘密。そしてミドもジェヒにクールな態度を見せるものの、なんの効果などあるわけもない。
ジェヒも「10回切って倒れない木はない。」と思っているに違いない。ミドも自分を好きだが、世話をしてくれている男性に遠慮しているだけと思っているのだ。ジェヒの思いにも一点の曇りもない。
こんな風にジェヒがショックを受けるようなおぜん立てはどんどん整っていく・・・

しかしソンジュの行動は大人の女とは思えないものだ。自分で好きな指輪を買うのとはわけが違う。こんなみじめなことはないと思うのだが、テソンのこととなれば、プライドなど問題にもならないのだろう。とにかくテソンが自分の男になればいいのだから・・・


ミドが指輪を身につけていてくれることで幸せを感じるテソン。
そして今までとは打って変わったかわいらしい態度でテソンに接するミド。
裏庭での密会(会社の密会というとあとは非常階段などが定番だろうか?)も楽しく、テソンが母を探すから金をくれと言ってきた親戚の叔父に声を荒げても、もう怖がることもないのだ。逆に彼をリラックスさせようと遊園地でのデートを提案したりするのだから。
会社帰りに遊園地なんて、会社員のデートの定番中の定番ではないか。
辛い物も苦手なら絶叫マシーンも苦手と、強面な普段の様子からは想像も出来ない一面もあるようだが、とにかく交際開始からいくらも経っていない二人にとっては楽しくて仕方がないらしい。

しかし、とうとうジェヒが二人の仲を知る時が来るのだ。それもドラマによくありがちな「ああ~見てしまった。。。」という設定。
覗き見というには、ジェヒが可哀そうすぎる設定だ。
この場合、はっきり言わずにいたミドがいけないのか。それともミドのやんわりとした拒否の裏側を疑ってみようともしなかったジェヒにもちょっとだけ落ち度があるのか。

可哀そうなのは、テソンも一緒だ。ミドのプチ小悪魔的な行動に惑わされる男二人。
そして土俵にも上げてもらえないにも関わらず、なんとか競技に参加しようと一生懸命なソンジュ。

クラシックな展開は面白いが、もう少し劇的な展開がないと、視聴率20%越えは夢のまた夢かもしれないし、一桁もそう遠くない未来にまたやってきてしまうかもしれない。

バイリンガル トリリンガル

2013-04-24 21:19:25 | なんということはない日常
16歳の少年、23カ国語をあやつる!その方法は?(マイナビウーマン) - goo ニュース


先日ベトナム人の奥様と一緒にベトナムで暮らしている知り合いと話す機会があった。
彼の娘さんはシンガポールにある寄宿制の予備校に1年ほど通った後、シンガポールで大学に通っているらしい。

「彼女の母国語は?」と私が訊ねると「まずは、ベトナム語、それから英語、そして中国語、それからシングリッシュ、最後に日本語。」だという。

シンガポールはある意味中華圏だから、三番目が中国語なんだろうか?と思ってたずねると「彼氏が中華系のマレー人だからなんだよ。この間の休みに一緒にベトナムにも来たんだけれれどね。。。」とやや苦笑いを浮かべながら教えてくれた。恋人から言葉を教わって、あっという間に上達したんだという。
四番目にわざわざ@シングリッシュを?とさらにたずねると、日本語、ベトナム語、英語が堪能な知人は「英語とシングリッシュは全然別物だから。」と言う。
最後の日本語も、一時は日本の公立高校入学を考えていた位だから、それなりに話せるはずだ。

「もうベトナムで暮らすつもりはないみたいだし。。。言葉は話せるに越したことはないから。。。親が子どもにしてやれることは、言葉を話せるようにしてあげる位しかないから。。。」という知人。

***
高校生の頃、英語の専門学校に行きたくて母親に前借をせがんだが(働いたら月謝を返すからとかなり真剣に頼んだのに・・・)「日本人なんだから英語なんて話せなくても困らない!」と却下されたことを懐かしく思い出した。あの時簡単に諦めたりせずに、お金のかからないNHKのラジオ講座を真剣にやっておけばよかったと思う。

十回切って倒れない木はない

2013-04-24 08:46:20 | ソン・スンホン(宋承憲)
昨日はドラマの記者会見があったようで、記事が沢山上がっていた。
自分に積極的な女性より、自分が好きな女性に誠心誠意を尽くすというスタイルは自分と一緒だと言うスンホン。
一辺丹心とは、真心の事らしいが、なんとなく、「十回切って倒れない木はない」という言葉を連想させる。

***
追記
私が朝読んだ記事は、新しい記事が沢山出ているせいで、もうどこに行ったか分からない。
とりあえず何かリンクしておこう・・・

記者会見の記事

シュガー・ラッシュ

2013-04-23 21:43:22 | 映画鑑賞
ゲームの世界の裏側のお話を楽しく描いた話。
ゲームセンターが閉店した後のキャラクターたちのリラックスタイムを見ていて思い出したのは、子供の頃書いた作文の事。

品物や場所を擬人化し、その物や場所の気持ちになって作文を書くという題材だったのだが、いかにそのものになりきるか、さらに何になるかというのがその作文の面白さのポイントだったような気がする。
この映画の楽しさも各キャラクターの擬人化の面白さにあると思う。
色々難しい事は考えず、そういうところを純粋に楽しんだらいいんじゃないかと思う。



シュガー・ラッシュ オリジナル・サウンドトラック
クリエーター情報なし
WALT DISNEY RECORDS

九家の書 第3,4話

2013-04-22 21:23:00 | 韓国ドラマ か行
ガンチを託された男の家は宿屋を営んでおり、立派な青年となったガンチはその宿屋の用心棒だ。
ガンチを託された主人はガンチの持つ力に気付きながらも、彼をキチンと育てれば何かいいことがあると思っているが、何かあるたびに風が吹き、そして不思議なことを起こすことができる彼の力を恐ろしく思い、幼い頃からガンチに辛く当たる主人の妻。
ガンチ本人は自分の力になど何の関心もなく、兄妹のように一緒に育った宿屋の主人の娘をいとしく思っているが、その娘は家族のために、両親のためにと親の決めた結婚の道を選ぶのだ。
育ての母が自分の事を疎ましく思っていることを知りながらも「俺が家族を守るから。。。」と何とか彼女の無理な結婚を辞めさせようとするのだ。
育ての親は家族とは思っていないのに、懸命に家族のために頑張ろうとするガンチ。しかしそれがさらに育ての母の癇に障ってしまうのだ。
育ての母が向けた刺客とやりあっている最中、偶然出逢ったのが女だてらに武術の腕が経つヨウル。

ガンチの不思議な力に興味を示すヨウルは、ガンチを宿屋の主人に託したガンチの父の友人の法師に偶然手相を見てもらったことで、彼が自分の運命の人らしいと気づいてしまうのだ。
「困難が待ち受けているから運命に逆らうべき」というようなアドバイスを受けたにも関わらず、ガンチに興味を持ち運命を受け入れるというチャレンジングな選択をしようとしているらしいヨウル。
自分の不思議な力などに興味もないようなガンチは、親の仇である男と宿屋のことでやりあうことになってしまうのだ。
親の仇、そして手に入れることのできなかった女の一人息子・・・お互いがどんな存在かを知らずにいても、因縁の対決であることには違いない。

****
時代劇ではあるが、主演の二人、スジとイ・スンギが二人並んだところも違和感なく、
映像が少しだけファンタジックなところが可愛らしい。

男が愛する時 第6話

2013-04-21 19:19:45 | 韓国ドラマ あ行
ジェヒと同じ会社で勤務することになりびっくりするミド。
自分だけでなくジェヒの事まで助けていたことにもっと驚き感動してもいいような気もするが、拳を上げるテサンの姿を見て、あの7年前の記憶がよみがえっていたミドの心情は複雑な様子。
複雑な気持ちはよくわかる。自分と全く違う世界で生きてきた男が自分に寄せる思いを100%理解する程彼女が大人だとは思えないし。。。。
いや、ヤクザのボスからテソンを守るためになんでもやるつもりの大人の女ソンジュも、テソンの気持ちを何とか自分に向けたいと、テソンの気持ちを手に入れるならなんでもやるつもりだ。大人の女なら諦めも肝心だと思うが、十分に大人の女である彼女もテソンの前では複雑な心情をコントロールできかねるらしい。
ヤクザのボスから「俺がお前にしがみつこうとしているように、お前もテソンの気持ちを自分に向けようと必死じゃないか。お前と俺とやっていることも同じだ。」と言われてもあきらめきれないソンジュ。
そして「友達よ。」というソンジュの言葉に甘え、ミドに送ろうとしているカップルリングを不用意にソンジュに見せてしまうテソン。何度も「友達だから。」と確認しているテソンにしてみたら、今更という気遣いなのかもしれないが、大人の男なら、もう少し女心についても学んでほしいものだ。

とりあえず今なんのしがらみもなく、ミドにアプローチしているジェヒも、もう少ししたらあんなに無邪気にミドに接することが出来なくなるだろう。その時どんな態度を見せるのか、ジェヒの態度が今後の四角関係を左右するに違いない。

休日、彼女が作ったことになっているお弁当を持ち、自分が幸せだった時を過ごした場所を案内するテサン。
「自分を知って欲しい」という気持ちはよくわかるが、ミドにしてみたらかなり重荷に違いない。
更に指輪まで準備しているのだ。決心のつかないミドが断るのもある意味当然。
(もしミドでなくても、ソフトに強引なその態度にやや戸惑うことだろう。)
暴力をふるった姿にショックを受けたと、何故あの日の事を謝らなかったのかと、テサンに対して逃げ場のない追求。本当であっても、もう少しテサンに言い訳のチャンスを与えてあげないと可哀そうではないか。ある程度、テサンの歩いてきた道を知っているのだから、その位してもいいんじゃないかと思うが・・・・
そしてそんなミドに「好きになろうと努力していることは知っていた。でももういいよ。面倒だ。別れよう」というテサン。
自分の歩いて来た過去は消せないと、あきらめたんだろうが、一人指輪をはめるテサン。
しかしミドも指輪をペンダントトップにしているではないか。最後の最後にこんな行動に出るとは・・・これでは、プチ魔性の女ではないか。

ライジング・ドラゴン

2013-04-20 20:39:50 | 映画鑑賞
中国から持ち出されてしまった秘宝を取り返すべく、ワールドワイドに活躍するお宝ハンターJCを演じるジャッキー・チェン。

純粋な気持ちから秘宝を中国に戻したいという話だけではなく、お宝と言えば切っても切れないのがお金の話。もちろんお金に絡んだ話も出てくるが、話は非常にシンプル。
全身にローラーを付けて道を滑走するシーンや、迷路で犬と戯れるシーンなどなどコミカルを全面に押し出したジャッキーの体当たりアクションの数々もまぁいつもの通り。
更に後半で見せる一対一のカンフーシーンもいつもの流れだ。
そういう意味で言えば、ごくごく普通のジャッキー映画だと思う。

しかし全身から弾んだような感じはあまりない。パリのシーンで、ジャッキーの隣でクォン・サンウが本当にちょっとした動きを見せていたが、元気な感じがあった。
比較してしまうと、ジャッキーの重ねてきた年齢を感じたりする。

島で行われるアクションシーン、火山のシーンなどなど非常にB級感満載だ。ジャッキーがB級なのでなく、特撮の処理がB級なのだが、以前ならジャッキーのコミカルなアクションのおかげで、こういう突っ込み感満載の場面も楽しく見られた。
しかしアクションシーンで感じる笑の要素がちょっと少なくなってきてしまったような気もする。
そういうところをカバー出来るパワーが感じられなかったのだ。
これもジャッキーの重ねてきた年齢と関係があることだろう。

「体を張った本格アクションからは今作限りで引退」というのは長年見続けてきた者にとってはさびしい限りだ。だからそれなりの感慨もあるが、超大作というのはちょっと言い過ぎだと思う。

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エンドロールを見ていると、茶水さんの名前が3人だった。確かに超大作。出演者も多ければ「チーム茶水」が必要だったかもしれない。

クォン・サンウも出演していたが、見せ場は少なめ。せっかくなんだからもう少し見せ場があってもよかったのにと思う。


そして友情出演のスーチー、ダニエル・ウー。二人が本編に出ていたら、私的には「超大作!」になったかもしれないのだが。。。



ポスタ- A4 パターンB ライジング・ドラゴン 光沢プリント
クリエーター情報なし
写真フォトスタンド APOLLO